fc2ブログ

ひと夏に一度は 【大丸食堂】

2023.08.05

 1週間前に書いているように、このところ早起きして自転車に乗っている。
記事には3~4日前からみたいに書いてあるので、今日まで少なくとも10日は続いていることになる。
目的は運動不足解消で、日中暑くて外に出られないから時間をずらしているわけだ(Instagram も参照ください)。

僕の働き方はコロナ禍の30年近く前からほぼテレワークで、ネット環境の整った現在では家から一歩も出ずに暮らそうと思えばできる引きこもりハイリスク群であり、常にケアを意識しておく必要がある。


20230805 daimarushokudo-26


こんな時間に活動するといろんな発見がある。

今日初めて新所沢街道を走ってみると、日中ひとけのない謎の施設に煌々と明かりが灯っていて、門の看板を見ると「東京多摩青果㈱」と、青果卸だったのね… みたいな。


20230805 daimarushokudo-25
04:30 東京多摩青果


青果卸の隣の日中もひとけがある… というかよく利用してなじみ感のある「東久留米卸売市場協同組合(卸売市場)」は、その時間(04:30)はまだ開いていない。


20230805 daimarushokudo-23
04:30 卸売市場


20230805 daimarushokudo-24
10:40 卸売市場


帰りに卸売市場の飲食店で朝ごはん食べようかとそのとき思ったんだが、あとで調べるとその時間(06:30帰宅予定)には開いていないらしい(営業時間は「大丸食堂」07:00~、「海鮮市場食堂」09:00~)


20230805 daimarushokudo-11


思い浮かんだからには市場メシ…!?
ということで、昼ごはんに再び市場へ。


20230805 daimarushokudo-13


昼ごはんといっても11時前。
少しでも気温の低いうちにということで💦


20230805 daimarushokudo-14


市場メシというか、思い出したら食べたくなったのがカツカレー。
ひと夏に一度は食べたい「大丸食堂」のカツカレー。


20230805 daimarushokudo-15


「市場のおばちゃん食堂」から改称して5年、いまだ旧店名の看板のまま営業を続けるなか、おばちゃんのおばちゃんによる… 的な旧店名コンセプトに着実に回帰しつつある「大丸食堂」。


20230805 daimarushokudo-16


コンセプトはどうあれ、料理のレベルは確実にアップしているはず。
なにしろずっと同じおばちゃんがやっているわけだから。


20230805 daimarushokudo-19

20230805 daimarushokudo-21


カツカレーについて一考(過去記事のコピペ)

メニュー表的にカレー部門最上位に位置していながら、路線的に高級化するにつれ出現率が低下する、カツカレー。
“路線的に高級”とは、ホテル、欧風、中村屋… みたいな?
そのありようが、なにかと下品でB級と映る、カツカレー。

👉 カツカレーは、ただのカレーより高額であり、ただのカレーより低級である。



20230805 daimarushokudo-20


[DATA]
大丸食堂
東京都東久留米市下里5-12-12 東久留米卸売市場
https://www.tokutoku-ichiba.or.jp/?page_id=885





[Today's recommendation]


https://youtu.be/hqqkGxZ1_8I



wachat230805.jpg



20230805 daimarushokudo-27
新店オープン。06:00~ とのことで、市場食堂でいちばん開店時間が早い👍


カツカレーから始まる夏💦 【大丸食堂】

2022.07.09

 カツカレーについて一考。
メニュー表的にカレー部門最上位に位置していながら、路線的に高級化するにつれ出現率が低下する、カツカレー。
“路線的に高級”とは、ホテル、欧風、中村屋… みたいな?
そのありようが、なにかと下品でB級と映る、カツカレー。

論旨👉 カツカレーは、ただのカレーより高額であり、ただのカレーより低級である。


20220709 daimaru-shokudo-11


ときに、暑いときに食べたくなる汗かきメニューとしてあんかけ焼きそばを真っ先に取り上げているが、その次くらいにランクされるのがカツカレー。
そのあたりが、下品。


20220709 daimaru-shokudo-27


カツカレーでまず思い浮かぶのが、東久留米卸売市場内にある「大丸食堂」。
そのあたりが、B級 ヾ(・ε・。)


20220709 daimaru-shokudo-12


ということで、「大丸食堂」へ。


20220709 daimaru-shokudo-1320220709 daimaru-shokudo-14


注文は、カツカレーとサバの西京焼定食。


20220709 daimaru-shokudo-16


旧「市場のおばちゃん食堂」から2018年6月に改称・リニューアルオープン。
以降、(コロナ第2波の2020年を除き)毎年この時期に、僕はこの店でカツカレーを食べているということを、あとでこのブログで知ったという(笑)。
2018年なんか日付も今回と同じ7月9日と、ブレないというか、もはや行事食というか。


20220709 daimaru-shokudo-15


夏にカレーが食べたくなる理由が過去記事に書いてあったので、参考までに以下に引用。

――夏にカレーが食べたくなる理由として、生薬でもあるスパイス類の健胃・食欲増進、整腸・消化促進作用や唐辛子カプサイシンによる発汗促進作用などの生理機能を、暑さに疲れた身体が求めるためとされる。
ならば正月にカレーを食べたくなるのはどういうわけか!? こちらは某食品メーカーの昭和時代のTVCMの影響が明白であり、一種のイベント食である。

実は学校行事や夏祭り、海水浴などカレーが強く印象づけられるシーンが多いのが夏休み。
正月同様、夏のカレーも刷り込みにより後天的に獲得された形質であるかもしれない。



20220709 daimaru-shokudo-21


タマネギをじっくり炒めて甘みを出したビーフカレー。
辛さは、ちょっと感じるくらい。


20220709 daimaru-shokudo-22


とんかつは厚みがありながら抵抗なくかみ切れる軟らかさが歯に心地よく、かみしめれば口の中にうま味が広がる。


20220709 daimaru-shokudo-23


サバの西京焼きとあるが、サバ塩焼きとサバみそ煮、サバ西京焼きを足して3で割ったような食べ物なのであった。
初めて対面する料理である。


20220709 daimaru-shokudo-24


脂ののったおいしいサバで、みそに漬け込まない手法? もありかなと思った次第。


20220709 daimaru-shokudo-25


夏への心構え、ととのいました👍


20220709 daimaru-shokudo-26


[DATA]
大丸食堂
東京都東久留米市下里5-12-12 東久留米卸売市場
https://www.tokutoku-ichiba.or.jp/?page_id=885





[Today's recommendation]

wachat220709.jpg




https://youtu.be/usNsCeOV4GM



20220709 daimaru-shokudo-28
次号予告


年の瀬のしつらえに… 【大丸食堂】

2021.12.16

 東久留米卸売市場へ年末年始のしつらえで… というにはまだちょっと早く、クリスマスのしつらえにソーセージ屋さんへ行く途中、昼ごはんに市場に立ち寄ったと。


20211216 daimarushokudo 1120211216 daimarushokudo 12


座って落ち着いて食べるとなると2店からの選択となるが、冷えきっている自転車の人としてはとにかくあったかいものが食べたい。
刺し身メインの「海鮮市場食堂」より定食のほかそば・うどんもある「大丸食堂」… というのは自然な流れであろう。


20211216 daimarushokudo 1320211216 daimarushokudo 14


市場だけに時間が早く、こちらの食堂も13:00ラストオーダーと書いてある。
時刻は12:28。
なんとかOKではあるが、せかされそうなビミョーな刻限… というやっちゃば感覚。


20211216 daimarushokudo 1520211216 daimarushokudo 16


注文は、チキン南蛮定食とエビ天蕎麦。


20211216 daimarushokudo 1720211216 daimarushokudo 18


なぜエビ天かというと、前々記事でエビ天食べられなかったのが引っかかっていたかも… ♪(* ̄ー ̄)v


20211216 daimarushokudo 1920211216 daimarushokudo 20


エビ天はしっかりサイズ感があってプリプリな揚げ具合。


20211216 daimarushokudo 3020211216 daimarushokudo 31


そばのゆで加減も適切で、もっちりグルテンフルではあるが、程よいコシが最後まで残り丁寧さが伝わる。


20211216 daimarushokudo 2220211216 daimarushokudo 23



チキン南蛮は甘酢あんかけの、まさにごはんがススム一皿
ざくっとした衣の食感がクセになる。


20211216 daimarushokudo 2420211216 daimarushokudo 25



客の年齢幅は大きく、チキンをひとくち大に切ってあるのが親切である。
健康な若者ならいざ知らず、歯に支障が出てくるお年ごろはかぶりつくのが難儀だ。


20211216 daimarushokudo 2620211216 daimarushokudo 27


お会計でカレンダーいただいて、昔の年の瀬っぽかった。
ぼちぼち「よいお年を♪」が飛び交うよ。


20211216 daimarushokudo 2820211216 daimarushokudo 29


[DATA]
大丸食堂
東京都東久留米市下里5-12-12 東久留米卸売市場
https://www.tokutoku-ichiba.or.jp/?page_id=885





[Today's recommendation]

wachat211216-1.jpg




https://youtu.be/a8FnmdNi-Xc



20211216 daimarushokudo 37


日本の夏、カレーの夏 【大丸食堂】

2021.07.29

 先週ぐらいから夏休みモードに入っているので、当然カレーが食べたい。
夏にカレーが食べたくなる理由として、生薬でもあるスパイス類の健胃・食欲増進、整腸・消化促進作用や唐辛子カプサイシンによる発汗促進作用などの生理機能を、暑さに疲れた身体が求めるためとされる。
ならば正月にカレーを食べたくなるのはどういうわけか!? こちらは某食品メーカーの昭和時代のTVCMの影響が明白であり、一種のイベント食である。

実は学校行事や夏祭り、海水浴などカレーが強く印象づけられるシーンが多いのが夏休み。
正月同様、夏のカレーも刷り込みにより後天的に獲得された形質であるかもしれない。


20210729 daimarushokudo-12


カレーといえばカツカレーというのが昭和のおっさん。
最近食べたカツカレーで印象に残っているのが「大丸食堂」。東久留米卸売市場内にある“やっちゃば食堂”である。


20210729 daimarushokudo-13


市場内には飲食店が3つ――水産卸「東京北魚」直営の「海鮮市場食堂」、のり・お茶・米の「のりの太丸」系の「大丸食堂」、去年12月にオープンした「中華そば 大和」とあり、ほかにも水産卸「柴源」「のりの太丸」の弁当販売、また駐車場には「となかい食堂」などキッチンカーも日替わりで出店し、ランチ選びに事欠かない。


20210729 daimarushokudo-14


ただし市場だけにどこも店じまいが早く、時間を合わせづらいという問題がある。
今日もキリのいいところまでと仕事を続けていたら11時半を回ってしまい、ちょっとアセった。12時半を過ぎたら営業しているかどうか保証の限りではない。


20210729 daimarushokudo-1520210729 daimarushokudo-16


市場だけに焼き魚定食を食べている人が多い(さばが人気のもよう)が、カツカレーを貫徹。


20210729 daimarushokudo-1720210729 daimarushokudo-18


もう1品は和風おろしハンバーグ定食と、図らずも洋食×洋食のオーダーに。というか、お子ちゃまランチな感じで、「みゆき食堂」の“ウインナーエッグ定食”を思い出して笑ってしまった。
ちなみにこの「大丸食堂」にはハムエッグ定食があるぞ。


20210729 daimarushokudo-1920210729 daimarushokudo-20


カツは厚みがあって注文から揚げるから時間がかかる。
当ブログの過去記事を見ると、食べたのは過去2回ともカツカレーで(そうだったかなぁ… s(・'・;)、お店のおばちゃんといつも同じやりとりをしているという。


20210729 daimarushokudo-21


炒めタマネギの甘みの強いビーフカレー。


20210729 daimarushokudo-25


とんかつは下田さん家の豚肉、ご飯は魚沼産コシヒカリを使用。
肉厚でジューシーなとんかつは食べ応えがあって、夏のカツカレー欲求を満たすのに十分!


20210729 daimarushokudo-22


ハンバーグはたっぷりのおろしにポン酢仕立てで、カレーとは対照的にさっぱり感がよい。
小ぶりながら厚みのあるハンバーグで、なかなかボリュームがある。
付け合わせにキャベツの千切りは珍しい気もするが、おろしに加えてヘルシー感が際立つ。


20210729 daimarushokudo-26


きんぴらごぼうに卵焼き、具の豊富な浅漬けがちょっとずつ付いてうれしい。
小鉢の冷やっこは和定食に欠かせないね… って、ハンバーグだけど脇役はしっかり和食で固めてある。


20210729 daimarushokudo-24


夏にカレーを食べたくなる理由として、機能性食品的リクツより楽しい思い出の訴える力のほうが大きいと、やっぱり思う。
カラダよりココロが喜ぶたべものだから。


20210729 daimarushokudo-23


[DATA]
大丸食堂
東京都東久留米市下里5-12-12 東久留米卸売市場
https://www.tokutoku-ichiba.or.jp/?page_id=885





[Today's recommendation]

wachat210729.jpg




https://youtu.be/wB28KkGUg2o



20210729 daimarushokudo-29
不安定な空模様が続く


灼熱のカツカレー 【大丸食堂】

2019.08.08

 昼ごはんはいつも店を決めずに出かけ、行き先でビビッときたお店に入る… といったら聞こえはいいが…。
そもそも“決めずに出かける”というより“出かけるまでに決めきれない”というほうが正しい。
要するに、家を出る前にお店選びは始まっている。漠たるままにフラッと出かけ、あてもなく灼熱の惑星をさまよう日々…。

ちなみに字ヅラ的に暑そうな惑星“火星”であるが、その平均表面温度はマイナス63℃。“涼し”と同義に用いられる夏の季語である(ウソです (*_ _)


190808 daimarushokudo-12


目的もなくフラフラするのが命に関わるくらいに危険なことはさすがに理解できるほどに暑いので、いくらなんでも昼ごはんのお店は決めてから出かけることにした。


190808 daimarushokudo-13


食べたいもの=カツカレー
カツカレー=… えーと「大丸食堂」


190808 daimarushokudo-15


東久留米卸売市場(得得市場)内の「大丸食堂」は、2018年6月に「市場のおばちゃん食堂」から改称した。


190808 daimarushokudo-16-2


しかし経営母体が変わったわけではないのでそのへんはユルく、看板はいまだにおばちゃん食堂、会計のレシートもおばちゃん食堂。
「おばちゃん食堂」と思って使い続けている常連客も一定数いるのではないかと…(笑)。


190808 daimarushokudo-31190808 daimarushokudo-32


「大丸食堂」は市場の隣ブース「のりの太丸」(東村山市富士見町)直営の食堂であり、“のりと米”に関してはいわば本職。
系列のおにぎり・弁当店の店名が「魚沼の庄」であるように、食堂で提供するお米もこだわりの魚沼コシヒカリである。


190808 daimarushokudo-17


「かつを揚げるのに15分くらいかかりますが?」と、前回と同じように聞かれる。
シロート感覚ではそれくらいは当たり前なのでわざわざ聞かれるほうが不思議に感じるが、やっちゃ場ノリではその15分がいかにもまだるっこしいのかもしれない。


190808 daimarushokudo-33


それだけに、このカツカレーは世間一般にあるものより、少しスペシャル感が高いのかもしれない。
ゆっくり食事ができるのは、市場の人にとって特別なシチュエーション。


190808 daimarushokudo-34


実際、揚げ時間がかかりそうな肉厚のとんかつ。
肉厚だが軟らかい。


190808 daimarushokudo-37


カレーは甘味とコクのあるビーフカレー。
ご飯は魚沼コシヒカリ。


190808 daimarushokudo-36


カツカレーとは…
灼熱の惑星を生き延びる活力を与えてくれるたべものである。


190808 daimarushokudo-11


[DATA]
大丸食堂
東京都東久留米市下里5-12-12 東久留米卸売市場
https://www.tokutoku-ichiba.or.jp/?page_id=885





[Today's recommendation]

wachat190808-22.jpg




https://youtu.be/UJbEgyhx1ng?si=jtFzqBGa79DAZMeH


人気の市場食堂、リニューアル 【大丸食堂】

2018.07.09

 この5年ほど、主な仕事は月の前半に集中してしまっているので、今週ぐらいがいちばん忙しくなりそう。週明け早々なんだか慌ただしい。
昼ごはんにさまよってるヒマはないので、珍しく出る前からお店を決めておいた。
近場で、なるべく日陰伝いに行けるということで、東久留米卸売市場(得得市場)内の食堂。


180709 daimarusyokudo-23


ところが午前中にこまごました仕事が次々に入ってタイミングがつかめず、家を出たのは12時半を大きく回ってから。
市場の食堂は朝早くから開いているが閉まるのも早い。
1時までもやっていなかったかもしれない、と焦って自転車こぎこぎ。


180709 daimarusyokudo-31


「市場のおばちゃん食堂」の看板の下に、遠くからでも目につく手書きの“営業中”の黄色い紙。


180709 daimarusyokudo-11


やれやれ… と、ちょっと気持ちの余裕が生まれ、向かいの駐輪場に止めてお店の外観写真を撮り、看板やメニュー写真などをもたもた撮影したのちお店に入り、中央の4人掛けテーブル席に座ってふと振り返ると、おばちゃんが“営業中”の立て看板を店内に撤収してる。
あ、危なかった…。
品書きに書いてある営業時間を見ると、ラストオーダー13:00と。


180709 daimarusyokudo-18


お店の看板は「市場のおばちゃん食堂」のままだが、こちらは6月に店名を「大丸食堂」に改称、リニューアルオープンしている。
その後何度か市場で買い物をしているので、それとなく様子をうかがっていたが、名前だけでなくメニュー内容も大きく変わった。
市場だけに新鮮な魚介がウリだった「おばちゃん食堂」に対し、「大丸食堂」はそば、うどん、カレー… と簡易で、より施設内食堂っぽくなった。


180709 daimarusyokudo-12


この食堂は、市場内の隣接するのり・茶・和菓子販売の「のりの太丸」の系列店。
食堂を縮小する形でやはり系列のおにぎり・弁当販売「魚沼の庄」が移転してきて1拠点3業態体制になったのが今年2月、そして今回の食堂リニューアルと、ここにきて出店戦略が大きな展開を見せている。


180709 daimarusyokudo-33


先日「魚沼の庄」で呼び込みをしていた会社上層部っぽい? 若めのおばちゃんが食堂の厨房を取り仕切っており(店長と呼ばれている)、トップダウンによるコーポレートガバナンスの強化といったニュアンスを感じなくもない。


180709 daimarusyokudo-34


注文は熟成とんかつのかつカレー750円。
「かつを揚げるのに15分くらいかかりますが、よろしいですか?」と店長のおばちゃん。
“肉厚のとんかつを使用しておりますので調理にお時間がかかります”と品書きにも書いてある。
ラストオーダーでちょっと悪いかなと思ったが、リニューアルでいちばん大きく変わったのがたぶんカレー導入であり、今日はそのために来たようなところもあるのでお願いする。


180709 daimarusyokudo-32


15分後――
カレーがやって来るのと同時におばちゃんが入ってきた。
「お弁当かなにかできるかしら?」と。
1時ラストオーダーでもう終わっちゃいました、というお店サイドの説明に明確に理解を示しつつも、お客のおばちゃん、独白なのか要求なのか、ずっと話し続けている。
お店のおばちゃん2名も、戸惑いの色を隠さずも親身に耳を傾ける。


180709 daimarusyokudo-35180709 daimarusyokudo-36


――近くの老人ホームの父親の面会に来て、昼ごはんを一緒に食べようと思ったが、90歳の父を連れ出すわけにもいかず弁当を買いに来た。以前も同じようなことがあったが、市場の店はどこも閉まっていて、この先のコンビニはそれはもう遠くて…
「でしたら、おかかのおにぎりくらいならお作りできますよ」と店長おばちゃん、決断を下す。
「それは助かるわ」とお客おばちゃん。
「おかか、残ってるよね?」と店長、年かさの店員おばちゃんに確認。
「そしたら、おかかと、梅と、しゃけと…」とお客おばちゃん、攻めどころを逃さない。


180709 daimarusyokudo-37
このように出てきた。普通逆向きだと思うが、そのへんまだ慣れていないもよう


えーと… かつカレー、おいしかったです(笑)。メニュー表の説明どおり。
――玉ねぎをじっくり炒めて、深みとコクを出したビーフカレー。ご飯は魚沼産コシヒカリを使用♪ 肉厚でジューシーな熟成とんかつとの相性ばっちり! プロのお味! 絶品かつカレーをぜひおたのしみください!


180709 daimarusyokudo-38


お客おばちゃんがケータイでご家族あたりに経緯を説明している。
「いま、おにぎり作ってもらってるから。ええ、そうなの。88歳を連れ出すわけにはいかないって言って、無理やりお願いして」
2歳、サバ読んでたらしい(笑)。

それにしても、効率優先の改革途上にあるとみていたこちらのお店、非マニュアル的で臨機応変な素晴らしい対応を見せていただいた。


180709 daimarusyokudo-22


[DATA]
大丸食堂
東京都東久留米市下里5-12-12 東久留米卸売市場
https://www.tokutoku-ichiba.or.jp/?page_id=885





[Today's recommendation]


https://youtu.be/CevxZvSJLk8



chat180709-22.jpg
◆ 猫写真はこちら



180709 daimarusyokudo-24180709 daimarusyokudo-25
ノカンゾウ(野火止用水 / 東村山市恩多町)


Latest Articles
禁断の… 【餃子の王将 秋津店】 Nov 30, 2023
日本橋グルメのいま 【日本橋 玉ゐ コレド室町店】 Nov 29, 2023
本日戌の日 【三原堂本店】 Nov 28, 2023
あらためてお参り 【水天宮】 Nov 27, 2023
勝負は紙一重 【国立競技場】 Nov 26, 2023
国立観戦の定番 【ホープ軒 千駄ヶ谷店】 Nov 25, 2023
イチョウ並木は今年も… 【明治神宮外苑】 Nov 24, 2023
何か常なる… 【菊富】 Nov 22, 2023
タンメン究極形 【うな瀧】 Nov 21, 2023
タンメンのエビデンス 【南京亭 新所沢店】 Nov 20, 2023
得難いしっぽり感 【きやり 神田明神前店】 Nov 19, 2023
将門印のお土産処 【神田明神文化交流館 EDOCCO】 Nov 18, 2023
Ranking
          
          
Category
Category-2