オーソドックス&完成度高い半チャンセット 【ラーメン喜楽】
2022.10.04
不定期にひっそり掲載している“街中華シリーズ”では、ラーメン・半チャーハンセットばかり食べている(「漢珍亭」「新雅」「はぐろや」「宝来」参照)。
だいたいが日替わり的サービスメニューなのでまったくの偶然だが、面白いことにこれらに(普通のラーメン+普通のチャーハン)の組み合わせが一つも含まれておらず、これを条件付き確率の公式 P(A∣B) = n(A∩B) / n(B) に当てはめて計算すると、その確率は…… えーと、相当低いことがわかる。(←ぜんぜんわかってない ヾ(・ω・o) ォィォィ)

ところで、いまいちばん気になっている中華屋さんが東久留米市下里の「喜楽」。
最近(2022年8月)隣にラーメン店ができ、行列ができたりして話題になっている。このブログにも何件か情報をいただいており、どんなものかとその動静が気になっていた。新店でなく「喜楽」の動静が。

たぶん2回しか入ったことないが、味も雰囲気もよく、ブログ記事にもさせてもらっているとなれば、一宿一飯の… じゃないが、義理人情が発動してしまうのが人間というもの。

ということで、“気になる街の中華屋さんに入ってみた…! シリーズ”番外編。

4人掛けテーブル×3、L字カウンター6席のこぢんまりしたお店。
12時5分前の入店で先客1組2名、後客2組3名。

以前食べたラーメン+半チャーハンのセットがおいしかったことを思い出し、冒頭の流れもあって、躊躇なくその“チャーハンセット”を注文。

過去記事にお寄せいただいた地元の方のコメントによれば、かなり歴史のあるお店で、いまのご主人は2代目にあたるそうだ。
きれいな店内で、(僕から見て)若いご夫婦で切り盛りされていて、街中華としては異質な印象だが、爽やかな接客など主観だが昔の喫茶店が思い出され、逆に懐かしい。

(普通のラーメン+普通のチャーハン)のチャーハンセット。

半チャーハンは強めのしっかりした味付け。
具はチャーシュー、卵、ナルト、ネギ。

ご飯の炒め具合も具材の火の通りも的確で、オーソドックスかつ完成度の高いチャーハン。

ラーメンは一見昔風だが、メンマが極太で、映え要素というかいまどきテイストが加味される。
このメンマの香りが鶏ガラベースのしょうゆスープに移ると、不思議と懐かしい味わいとなる。

かむほどに肉のうま味が広がるチャーシュー。
ツルッとしたストレート麺も濃いめのスープによく合う。

こういうのでいいんだよ。
いや、こういうのがいいんだよ。

[DATA]
ラーメン喜楽
東京都東久留米市下里5-9-10
[Today's recommendation]



https://youtu.be/98WtmW-lfeE


不定期にひっそり掲載している“街中華シリーズ”では、ラーメン・半チャーハンセットばかり食べている(「漢珍亭」「新雅」「はぐろや」「宝来」参照)。
だいたいが日替わり的サービスメニューなのでまったくの偶然だが、面白いことにこれらに(普通のラーメン+普通のチャーハン)の組み合わせが一つも含まれておらず、これを条件付き確率の公式 P(A∣B) = n(A∩B) / n(B) に当てはめて計算すると、その確率は…… えーと、相当低いことがわかる。(←ぜんぜんわかってない ヾ(・ω・o) ォィォィ)

ところで、いまいちばん気になっている中華屋さんが東久留米市下里の「喜楽」。
最近(2022年8月)隣にラーメン店ができ、行列ができたりして話題になっている。このブログにも何件か情報をいただいており、どんなものかとその動静が気になっていた。新店でなく「喜楽」の動静が。

たぶん2回しか入ったことないが、味も雰囲気もよく、ブログ記事にもさせてもらっているとなれば、一宿一飯の… じゃないが、義理人情が発動してしまうのが人間というもの。

ということで、“気になる街の中華屋さんに入ってみた…! シリーズ”番外編。

4人掛けテーブル×3、L字カウンター6席のこぢんまりしたお店。
12時5分前の入店で先客1組2名、後客2組3名。

以前食べたラーメン+半チャーハンのセットがおいしかったことを思い出し、冒頭の流れもあって、躊躇なくその“チャーハンセット”を注文。

過去記事にお寄せいただいた地元の方のコメントによれば、かなり歴史のあるお店で、いまのご主人は2代目にあたるそうだ。
きれいな店内で、(僕から見て)若いご夫婦で切り盛りされていて、街中華としては異質な印象だが、爽やかな接客など主観だが昔の喫茶店が思い出され、逆に懐かしい。

(普通のラーメン+普通のチャーハン)のチャーハンセット。

半チャーハンは強めのしっかりした味付け。
具はチャーシュー、卵、ナルト、ネギ。

ご飯の炒め具合も具材の火の通りも的確で、オーソドックスかつ完成度の高いチャーハン。

ラーメンは一見昔風だが、メンマが極太で、映え要素というかいまどきテイストが加味される。
このメンマの香りが鶏ガラベースのしょうゆスープに移ると、不思議と懐かしい味わいとなる。

かむほどに肉のうま味が広がるチャーシュー。
ツルッとしたストレート麺も濃いめのスープによく合う。

こういうのでいいんだよ。
いや、こういうのがいいんだよ。

[DATA]
ラーメン喜楽
東京都東久留米市下里5-9-10
[Today's recommendation]



https://youtu.be/98WtmW-lfeE


いまごろ秋冬メンコレ…? 【ラーメン喜楽】
2020.02.06
すっかり忘れていたが、ウインターシーズンには“熱々麺シリーズ”というものをやっていたんだった(たとえば、このへんやこのへんをご参照ください)。
なぜ忘れていたかというと、そりゃもうこの記録的暖冬。熱々麺といわれてもねぇ… σ( ̄、 ̄=) ンー
――気象庁によると、1月の平均気温は、東日本(関東甲信、北陸、東海)で2.7度、西日本(近畿以西)で2.8度も平年を上回り、1月としては最も高温となった。(朝日新聞デジタル 2020/02/04)
いや、「翠蘭」の五目つゆそばとか「のぶちゃん」の麻婆ラーメンとか、単発で食べてはいるけど、シリーズとして発信することにはまったく思い至らなかったわけで。

なぜいま思い出したかというと、この寒さ。数年に一度の大寒波という。
こういう振り子の振れ幅の大きい現象も含めて、気候変動という。

本日の晩ごはん担当としては鍋物以外に考えられず、下里の食品スーパー「オザム」で材料を買って帰ろうと考えたとき、いろいろひっくるめて思い出されたわけである。

オザム駐車場入り口横に位置する「ラーメン喜楽」は、前報に記したとおり、(市場内を除いて)このあたりで唯一残る飲食店である。

その店名の付いた看板メニュー“喜楽そば”が気になっていた。
根拠は忘れたが、喜楽そばはたしか熱々麺の三要件“カラミ・トロミ・ギトギト”のどれかを満たすメニューだったはず。

前報の写真と比べていただければわかるように、庇テントがリニューアルされている。
以前は店名すら不明という状態だった。

そのことをブログに書いてまもなくリニューアルされたものだから、「あ… こんなこと書かれてる。チキショー!」って新調したんじゃないかとビクビクしながら眺めていたのだ。もちろん偶然だろうけど(そのへんの胸の内はコメントのやりとりからお察しいただければ…)。

さて、喜楽そば。
透明なスープにたっぷり野菜のあんかけ。いわばタンメンのかき玉あんかけ仕立てという代物。
かき玉あんかけは濁らず固まらず、きれいな仕上がり。

キャベツ、モヤシ、タマネギ、ニラ、ニンジンに、豚のバラ肉。
野菜の自然な甘味を生かした優しい塩味で、体も心もほっかほかに。
こちらはけっこう長くやられていて、いまの店主が2代目らしいということを、やはり前報に寄せられたコメントで知った。
店内はピカピカにきれいで、接客も明るく気持ちいい。
ちょっと目立たない存在だが、実は高感度抜群な良店であることを再認識。

[DATA]
ラーメン喜楽
東京都東久留米市下里5-9-10
[Today's recommendation]



https://youtu.be/8N-qO3sPMjc


この日、東京都心で初氷を観測。1919年の統計開始以来、最も遅い記録となった
すっかり忘れていたが、ウインターシーズンには“熱々麺シリーズ”というものをやっていたんだった(たとえば、このへんやこのへんをご参照ください)。
なぜ忘れていたかというと、そりゃもうこの記録的暖冬。熱々麺といわれてもねぇ… σ( ̄、 ̄=) ンー
――気象庁によると、1月の平均気温は、東日本(関東甲信、北陸、東海)で2.7度、西日本(近畿以西)で2.8度も平年を上回り、1月としては最も高温となった。(朝日新聞デジタル 2020/02/04)
いや、「翠蘭」の五目つゆそばとか「のぶちゃん」の麻婆ラーメンとか、単発で食べてはいるけど、シリーズとして発信することにはまったく思い至らなかったわけで。

なぜいま思い出したかというと、この寒さ。数年に一度の大寒波という。
こういう振り子の振れ幅の大きい現象も含めて、気候変動という。

本日の晩ごはん担当としては鍋物以外に考えられず、下里の食品スーパー「オザム」で材料を買って帰ろうと考えたとき、いろいろひっくるめて思い出されたわけである。

オザム駐車場入り口横に位置する「ラーメン喜楽」は、前報に記したとおり、(市場内を除いて)このあたりで唯一残る飲食店である。

その店名の付いた看板メニュー“喜楽そば”が気になっていた。
根拠は忘れたが、喜楽そばはたしか熱々麺の三要件“カラミ・トロミ・ギトギト”のどれかを満たすメニューだったはず。

前報の写真と比べていただければわかるように、庇テントがリニューアルされている。
以前は店名すら不明という状態だった。

そのことをブログに書いてまもなくリニューアルされたものだから、「あ… こんなこと書かれてる。チキショー!」って新調したんじゃないかとビクビクしながら眺めていたのだ。もちろん偶然だろうけど(そのへんの胸の内はコメントのやりとりからお察しいただければ…)。

さて、喜楽そば。
透明なスープにたっぷり野菜のあんかけ。いわばタンメンのかき玉あんかけ仕立てという代物。
かき玉あんかけは濁らず固まらず、きれいな仕上がり。

キャベツ、モヤシ、タマネギ、ニラ、ニンジンに、豚のバラ肉。
野菜の自然な甘味を生かした優しい塩味で、体も心もほっかほかに。
![]() | ![]() |
こちらはけっこう長くやられていて、いまの店主が2代目らしいということを、やはり前報に寄せられたコメントで知った。
店内はピカピカにきれいで、接客も明るく気持ちいい。
ちょっと目立たない存在だが、実は高感度抜群な良店であることを再認識。

[DATA]
ラーメン喜楽
東京都東久留米市下里5-9-10
[Today's recommendation]



https://youtu.be/8N-qO3sPMjc


この日、東京都心で初氷を観測。1919年の統計開始以来、最も遅い記録となった
「喜楽」という名の中華屋さん 【ラーメン喜楽】
2018.05.14
東久留米市下里4丁目の団地(久留米西住宅)周辺は、この10年ちょっとでずいぶん変わった。
ちょっと調べてみると――
・2006年5月 しんやま親水広場完成
・2012年6月 都市計画道路3.4.11号線 多摩北部医療センター西までの区間が開通
・2014年6月 東久留米卸売市場(得得市場)リニューアルオープン
・2015年4月 ケーズデンキ東久留米店オープン
・2017年4月 しんみやまえ親水こみち開通

このように親水公園や量販店ができても、飲食店にとって追い風とはならない。
新所沢街道の恩多町一丁目(洋食「ジャスミン」の交差点)から西団地入口(「松屋」の交差点)までの間で残っているお店は、市場内の飲食店を除けば「ラーメン喜楽」1店のみ。

2000年オープンの「スーパーオザム下里店」駐車場に立ちはだかるような位置。
こちらは看板がなく暖簾も花柄だったりするから、外観は何のお店かわからない。よく通る道で、ずっと中華屋だと認識していたが、いざ入るとなるとさすがに不安に。
ガラス戸に張ってあるメニュー表にて指差呼称。
「麺類・飯類・定食、ヨシ!」

以前隣にあった「ラーメンショップ」と少し西にあった“九州ラーメン”と称する店には1回ずつ入ったことがあるが、こちらは今回が初めて。
店内がすごくきれいで驚いた。
ご夫婦かな、お店の人も思っていたよりずいぶん若い。それに、とても感じがいい。
初めて入る街の中華屋さんでは基本料理をなるべく多く試したいので、まずセットメニューを探す。ありました、3種類。
で、やっぱりチャーハンセット(ラーメン+半チャーハン)かな…。

「喜楽」といえば渋谷のラーメン屋が有名だが、中華・ラーメン屋に限らず飲食店としてはよく目にする名前。某サイトで検索したところ、東京都で喜楽と付く店は中華店40軒、ラーメン店11軒(重複あり)。
僕の行動圏だけでも、先日入った所沢の「喜楽」のほか、清瀬、東小金井、上石神井、吉祥寺… とある。渋谷の喜楽が好きな店だったので、この名前の印象はよい。

ところがこのお店、店内にも店名が見当たらない。
実は外の庇テントに「KIRAKU 喜楽」の文字がかすかに読み取れるが、これは自然に色あせたのではなく意図的に消したように見えなくもない。いまの店は、喜楽閉店後居抜きで入った別の店という可能性も…。

まず半チャーハン。半にしてはかなり多め。具も高密度。塩気の強いしっかりした味付け。
ラーメンも同様に、味濃い目。
メンマが特徴的で、すごく太い。軟らかく、味付けも中国酒のような上品な香りが付いている。

お勘定のとき、店名聞いちゃいました(笑)。記事にするときに間違ってたらまずいし。
「きらくです。喜ぶに楽しいで」とおねえさん。
お店の人に店名を聞いたのは、東大和ハミングロードの餃子屋(実際、名前はなかった)以来。

あとでメニュー写真を見たら、トップメニューが“喜楽そば”であることに気づいた。
でもそれだけじゃ確信が持てないぐらい、謎の隠密行動的営業である。

[DATA]
ラーメン喜楽
東京都東久留米市下里5-9-10
[Today's recommendation]

https://www.youtube.com/watch?v=GzZWSrr5wFI


東久留米市下里4丁目の団地(久留米西住宅)周辺は、この10年ちょっとでずいぶん変わった。
ちょっと調べてみると――
・2006年5月 しんやま親水広場完成
・2012年6月 都市計画道路3.4.11号線 多摩北部医療センター西までの区間が開通
・2014年6月 東久留米卸売市場(得得市場)リニューアルオープン
・2015年4月 ケーズデンキ東久留米店オープン
・2017年4月 しんみやまえ親水こみち開通

このように親水公園や量販店ができても、飲食店にとって追い風とはならない。
新所沢街道の恩多町一丁目(洋食「ジャスミン」の交差点)から西団地入口(「松屋」の交差点)までの間で残っているお店は、市場内の飲食店を除けば「ラーメン喜楽」1店のみ。

2000年オープンの「スーパーオザム下里店」駐車場に立ちはだかるような位置。
こちらは看板がなく暖簾も花柄だったりするから、外観は何のお店かわからない。よく通る道で、ずっと中華屋だと認識していたが、いざ入るとなるとさすがに不安に。
ガラス戸に張ってあるメニュー表にて指差呼称。
「麺類・飯類・定食、ヨシ!」

以前隣にあった「ラーメンショップ」と少し西にあった“九州ラーメン”と称する店には1回ずつ入ったことがあるが、こちらは今回が初めて。
店内がすごくきれいで驚いた。
ご夫婦かな、お店の人も思っていたよりずいぶん若い。それに、とても感じがいい。
初めて入る街の中華屋さんでは基本料理をなるべく多く試したいので、まずセットメニューを探す。ありました、3種類。
で、やっぱりチャーハンセット(ラーメン+半チャーハン)かな…。

「喜楽」といえば渋谷のラーメン屋が有名だが、中華・ラーメン屋に限らず飲食店としてはよく目にする名前。某サイトで検索したところ、東京都で喜楽と付く店は中華店40軒、ラーメン店11軒(重複あり)。
僕の行動圏だけでも、先日入った所沢の「喜楽」のほか、清瀬、東小金井、上石神井、吉祥寺… とある。渋谷の喜楽が好きな店だったので、この名前の印象はよい。

ところがこのお店、店内にも店名が見当たらない。
実は外の庇テントに「KIRAKU 喜楽」の文字がかすかに読み取れるが、これは自然に色あせたのではなく意図的に消したように見えなくもない。いまの店は、喜楽閉店後居抜きで入った別の店という可能性も…。

まず半チャーハン。半にしてはかなり多め。具も高密度。塩気の強いしっかりした味付け。
ラーメンも同様に、味濃い目。
メンマが特徴的で、すごく太い。軟らかく、味付けも中国酒のような上品な香りが付いている。

お勘定のとき、店名聞いちゃいました(笑)。記事にするときに間違ってたらまずいし。
「きらくです。喜ぶに楽しいで」とおねえさん。
お店の人に店名を聞いたのは、東大和ハミングロードの餃子屋(実際、名前はなかった)以来。

あとでメニュー写真を見たら、トップメニューが“喜楽そば”であることに気づいた。
でもそれだけじゃ確信が持てないぐらい、謎の隠密行動的営業である。

[DATA]
ラーメン喜楽
東京都東久留米市下里5-9-10
[Today's recommendation]

https://www.youtube.com/watch?v=GzZWSrr5wFI

