このお店、懐かしい 【さくらい】
2018.05.08
青春探訪シリーズ(あったか? そんなの…)は、吉祥寺のラーメン屋「さくらい」。
このブログのテーマは… というと大げさだが、ワタクシは懐かし系のたべもの屋をめぐるのが好きで、せっかくだからとこのブログを始めたわけだが、厳密にいうとこれまで取り上げてきたお店のほとんどは自分にとって懐かしくない。
どういうことか。
現在の主な活動エリアである北多摩北部、すなわち西武線沿線に、若いころほとんど縁がなかった。当然、飲食をしたこともない。
なので、お店そのものに思い出があるわけではなく、「こういうお店、懐かしい」なのであって、「このお店、懐かしい」ではない。

せっかくならば、「このお店、懐かしい」もときどき尋ねてみたいと思った。
西武線に縁がなかったとしても、中央線や新宿区方面に行けば、そういうお店が残っているはず。
ということで、吉祥寺の「さくらい」。

1980年代前半に吉祥寺に住んでおり、このお店にはときどき入っていた。
そのころは何の変哲もない地味な存在だったが、いつの間にか人気店のようで、いまはいつも混んでいて順番待ちが出ていることもあって、なかなか入ろうという気になれない。
今回、実に35年ぶりぐらいの入店である。

吉祥寺のファミリープラザの地下。古い人には“三浦屋地下”といったほうが通りがいい。
同じフロアのとんかつ「美とん」、中華料理「翠蘭」も昔からある。
イケてる街・吉祥寺にあって、時が止まった空間である。

2時10分前の入店で、お客さんは4人。全員が年配女性単独客である。
このフロアはどの店もそう。人気店といっても、いまどきのラーメン屋とは似て非なるもの。時が止まってる。

店員は厨房に3人の男性… というか、おじいさん、フロアにおねえさん… といっても、僕ら世代か…? やはり、昔の陣容のまんま推移してきた感がある。
それしか食べたことがない味噌ラーメン800円を注文。

記憶によれば、東京に出てきたばかりのころ、田舎でよく食べていたものと近い味わいのみそラーメンに出会い、“訛り懐かし停車場の…”的目的で通っていたのがこちら。
はたして35年ぶりの感動の再会やいかに。

……なんも思い出せない(笑)。
こんなんだったかなぁ…。

炒め野菜ののる昔のタイプのみそラーメン。野菜はモヤシ、ニンジン、青菜かニラ(クタッとなってて判別しづらい)だが、ほぼモヤシといってよい。コーンのトッピング。あ、豚肉の切れっぱし発見。
コスパ、けっこうよろしくない。

思い出探訪代〇〇円と考えれば納得できる… と、それ通用するの、オレだけか。おねえさんのスマイルも、0円じゃないかもしれない。
でもそれでいいと思った。
モノの値段なんて主観的なもの。
「このラーメン、懐かしい」とはならなかったが、「こういうラーメン、懐かしい」。

思い出せなかったのは問題だ。“青春探訪シリーズ”、早くも暗雲立ち込める。
吉祥寺で考えれば、あとは「Funky」と「SOMETIME」と「闇太郎」(笑)くらいかなぁ。
でも次回は中野か高田馬場を検討中なのである。

[DATA]
さくらい
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-9-10 ファミリープラザビルB1
[Today's recommendation]

https://youtu.be/eNot47WRBFk


青春探訪シリーズ(あったか? そんなの…)は、吉祥寺のラーメン屋「さくらい」。
このブログのテーマは… というと大げさだが、ワタクシは懐かし系のたべもの屋をめぐるのが好きで、せっかくだからとこのブログを始めたわけだが、厳密にいうとこれまで取り上げてきたお店のほとんどは自分にとって懐かしくない。
どういうことか。
現在の主な活動エリアである北多摩北部、すなわち西武線沿線に、若いころほとんど縁がなかった。当然、飲食をしたこともない。
なので、お店そのものに思い出があるわけではなく、「こういうお店、懐かしい」なのであって、「このお店、懐かしい」ではない。

せっかくならば、「このお店、懐かしい」もときどき尋ねてみたいと思った。
西武線に縁がなかったとしても、中央線や新宿区方面に行けば、そういうお店が残っているはず。
ということで、吉祥寺の「さくらい」。

1980年代前半に吉祥寺に住んでおり、このお店にはときどき入っていた。
そのころは何の変哲もない地味な存在だったが、いつの間にか人気店のようで、いまはいつも混んでいて順番待ちが出ていることもあって、なかなか入ろうという気になれない。
今回、実に35年ぶりぐらいの入店である。

吉祥寺のファミリープラザの地下。古い人には“三浦屋地下”といったほうが通りがいい。
同じフロアのとんかつ「美とん」、中華料理「翠蘭」も昔からある。
イケてる街・吉祥寺にあって、時が止まった空間である。

2時10分前の入店で、お客さんは4人。全員が年配女性単独客である。
このフロアはどの店もそう。人気店といっても、いまどきのラーメン屋とは似て非なるもの。時が止まってる。

店員は厨房に3人の男性… というか、おじいさん、フロアにおねえさん… といっても、僕ら世代か…? やはり、昔の陣容のまんま推移してきた感がある。
それしか食べたことがない味噌ラーメン800円を注文。

記憶によれば、東京に出てきたばかりのころ、田舎でよく食べていたものと近い味わいのみそラーメンに出会い、“訛り懐かし停車場の…”的目的で通っていたのがこちら。
はたして35年ぶりの感動の再会やいかに。

……なんも思い出せない(笑)。
こんなんだったかなぁ…。

炒め野菜ののる昔のタイプのみそラーメン。野菜はモヤシ、ニンジン、青菜かニラ(クタッとなってて判別しづらい)だが、ほぼモヤシといってよい。コーンのトッピング。あ、豚肉の切れっぱし発見。
コスパ、けっこうよろしくない。

思い出探訪代〇〇円と考えれば納得できる… と、それ通用するの、オレだけか。おねえさんのスマイルも、0円じゃないかもしれない。
でもそれでいいと思った。
モノの値段なんて主観的なもの。
「このラーメン、懐かしい」とはならなかったが、「こういうラーメン、懐かしい」。

思い出せなかったのは問題だ。“青春探訪シリーズ”、早くも暗雲立ち込める。
吉祥寺で考えれば、あとは「Funky」と「SOMETIME」と「闇太郎」(笑)くらいかなぁ。
でも次回は中野か高田馬場を検討中なのである。

[DATA]
さくらい
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-9-10 ファミリープラザビルB1
[Today's recommendation]

https://youtu.be/eNot47WRBFk

