早くも暑さ対策!? 汗かき料理を求めて 【あQ】
2018.05.05
今年のGW、関東は天候に恵まれた。恵まれすぎな部分もあった。暑いのである。
気象庁は4月23日、“長期間の高温に関する関東甲信地方気象情報”を発表している。
――関東甲信地方では、3月上旬から気温の高い状態が続いています。この状態は、今後2週間程度は続く見込みです。農作物の管理等に注意してください。

暑くなるとあんかけ焼きそばが食べたくなる。
これは若いころの経験に基づいて後天的に備わっていった部分もありそうだが、人は暑いときほど汗をかく食べ物を欲するとは、よくいわれること。汗が蒸発するときの気化熱により体内の熱を逃がして体温を下げる、と。
あんかけ焼きそばの特性そのものである餡、すなわち“トロミ”は、発汗を促す3大要素の一つとされる(たぶん)。

清瀬の「東蓬」に続くGW中2回目のあんかけ焼きそばは、花小金井の本格中国料理店「あQ」で。
注文は、海鮮あんかけ焼きそば+餃子3個セット980円。
もう1品、やはり発汗3大要素の一つ“カラミ”を担う坦々刀削麺980円。

実は“冷やし中華はじめました”を探していた。汗かきの真逆(笑)。
本当は冒頭部分、“熱くなると冷やし中華が…”のはずだったんだが…。

「あQ」は2012年オープン。中国出身のご夫婦が経営されている。
僕の関心は主に年季の入った和式の街中華に向かうので、こういうお店は、存在自体は認識していても具体的候補に上がることは少ない。

冷やし中華は味より見た目… ということで、もし始めていたら“映えそうな”こちらに来てみたら、冷し中華はやっていないが刀削麺などの写真がおいしそう… と。
店内は、入ってすぐがメインのホールで、中央の通路部分を経て奥にテーブル3席のスペース。
けっこうにぎわっていて、奥の席に案内される。

この“せいぶ通り商店街“は昔はにぎわっていたらしいが、いまは閑散としていてお店もずいぶん減ったようだ。
このお店は人気店の印象があるが、年配客が多いというあたりは和式街中華とそれほど変わらない。一応、嘉悦大学の通学路だと思うので、平日はちょっとは違った雰囲気なんだろうか…。

海鮮あんかけ焼きそばは、海鮮ごろごろという感じではないが、野菜たっぷりでバランスがよい。
この薄い茶色いものは何だろう…? この値段でアワビってことはないよな…。

中太の揚げ麺は、あんを吸ってモチモチの歯応えになある
餃子はコシのあるタイプの皮で、きめ細かな具は野菜中心、ニンニクも効いてどこか懐かしテイスト。

坦々刀削麺は白ゴマのクリーミーなスープに、辛みそやラー油。
トッピングはチンゲン菜と白髪ネギ。

辛さは4段階。
注文のとき辛さを聞かれ「どれくらい辛いですか?」と聞いたら、おねえさん「うーん、けっこう辛い」と。
僕は辛いのは平気なので、普段の行動パターンなら3本を選んでいたと思うが、おねえさんの表情に何とはなしに警戒心が働き、「じゃあ2つで」とオーダーしてあった。
それでもかなーり辛いのだ。

麺は刀削麺としても太めだろうか。これまで食べた刀削麺の中でも特にしっかりした歯応えで、一方ビロビロ部分はスープとの絡みがよい。
辛うまなスープはあとを引いて、飲み干す勢いであった。
汗、だらだら。
高そうなイメージがあったが、そうでもなく、メニューのバリエーションも豊富。
青椒肉絲あんかけ焼きそば、麻婆豆腐あんかけ焼きそばと、焼きそば好きにはたまらないラインアップも。
味、雰囲気、接客のいずれもポイントが高い良店だと思う。

[DATA]
あQ
東京都小平市花小金井南町1-12-12
[Today's recommendation]

https://youtu.be/TnAgc1kgvLc


今年のGW、関東は天候に恵まれた。恵まれすぎな部分もあった。暑いのである。
気象庁は4月23日、“長期間の高温に関する関東甲信地方気象情報”を発表している。
――関東甲信地方では、3月上旬から気温の高い状態が続いています。この状態は、今後2週間程度は続く見込みです。農作物の管理等に注意してください。

暑くなるとあんかけ焼きそばが食べたくなる。
これは若いころの経験に基づいて後天的に備わっていった部分もありそうだが、人は暑いときほど汗をかく食べ物を欲するとは、よくいわれること。汗が蒸発するときの気化熱により体内の熱を逃がして体温を下げる、と。
あんかけ焼きそばの特性そのものである餡、すなわち“トロミ”は、発汗を促す3大要素の一つとされる(たぶん)。

清瀬の「東蓬」に続くGW中2回目のあんかけ焼きそばは、花小金井の本格中国料理店「あQ」で。
注文は、海鮮あんかけ焼きそば+餃子3個セット980円。
もう1品、やはり発汗3大要素の一つ“カラミ”を担う坦々刀削麺980円。

実は“冷やし中華はじめました”を探していた。汗かきの真逆(笑)。
本当は冒頭部分、“熱くなると冷やし中華が…”のはずだったんだが…。

「あQ」は2012年オープン。中国出身のご夫婦が経営されている。
僕の関心は主に年季の入った和式の街中華に向かうので、こういうお店は、存在自体は認識していても具体的候補に上がることは少ない。

冷やし中華は味より見た目… ということで、もし始めていたら“映えそうな”こちらに来てみたら、冷し中華はやっていないが刀削麺などの写真がおいしそう… と。
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店内は、入ってすぐがメインのホールで、中央の通路部分を経て奥にテーブル3席のスペース。
けっこうにぎわっていて、奥の席に案内される。

この“せいぶ通り商店街“は昔はにぎわっていたらしいが、いまは閑散としていてお店もずいぶん減ったようだ。
このお店は人気店の印象があるが、年配客が多いというあたりは和式街中華とそれほど変わらない。一応、嘉悦大学の通学路だと思うので、平日はちょっとは違った雰囲気なんだろうか…。

海鮮あんかけ焼きそばは、海鮮ごろごろという感じではないが、野菜たっぷりでバランスがよい。
この薄い茶色いものは何だろう…? この値段でアワビってことはないよな…。

中太の揚げ麺は、あんを吸ってモチモチの歯応えになある
餃子はコシのあるタイプの皮で、きめ細かな具は野菜中心、ニンニクも効いてどこか懐かしテイスト。

坦々刀削麺は白ゴマのクリーミーなスープに、辛みそやラー油。
トッピングはチンゲン菜と白髪ネギ。

辛さは4段階。
注文のとき辛さを聞かれ「どれくらい辛いですか?」と聞いたら、おねえさん「うーん、けっこう辛い」と。
僕は辛いのは平気なので、普段の行動パターンなら3本を選んでいたと思うが、おねえさんの表情に何とはなしに警戒心が働き、「じゃあ2つで」とオーダーしてあった。
それでもかなーり辛いのだ。

麺は刀削麺としても太めだろうか。これまで食べた刀削麺の中でも特にしっかりした歯応えで、一方ビロビロ部分はスープとの絡みがよい。
辛うまなスープはあとを引いて、飲み干す勢いであった。
汗、だらだら。
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高そうなイメージがあったが、そうでもなく、メニューのバリエーションも豊富。
青椒肉絲あんかけ焼きそば、麻婆豆腐あんかけ焼きそばと、焼きそば好きにはたまらないラインアップも。
味、雰囲気、接客のいずれもポイントが高い良店だと思う。

[DATA]
あQ
東京都小平市花小金井南町1-12-12
[Today's recommendation]

https://youtu.be/TnAgc1kgvLc

