新茶まつりは、苗木か家系か 【伝家】
2018.05.01
西武新宿線航空公園駅の東口駅前広場で“ところざわ新茶まつり”が行われていた。
当地は静岡、宇治と並んで日本三銘茶とされる狭山茶の産地である。

狭山茶はわれわれの子ども時代にその名が全国に知れ渡ったが、例の歌にある東村山の名産というわけでもなく、主産地は入間、所沢、狭山といった埼玉県南西部の狭山丘陵。

「市民の方々に本市の特産品でありブランドである「狭山茶」について理解を深めていただくとともに、より親しんでいただく」(所沢市HP)ことが“第22回ところざわ新茶まつり”の開催目的である。
ちなみに明日(5月2日)は八十八夜。
一応、説明してみたが、実は新茶まつりというものが行われていることを知らずにここに来ている。
「茶の苗木の無料配布をやってるから行くように」との指令に従ったら、そういうことだった、と。
相方は去年ぐらいからチャの栽培に興味を示している。
お茶としての用途はもちろんだが、茶葉そのものを食する健康食としての注目度が高まっている。庭に一本あれば、たしかにありがたい。
今年3月に上安松の「JAいるま野 まつい農産物直売所」で買い物をしたときに、相方はこの無料配布の情報をキャッチしていたらしい。
急ぎの仕事を終わらせて9時半。自転車で向かって、現地10時10分。
苗木の無料配布は整理券を配っており、炎天下ともいえる条件で並ばずに済んで助かった。1回目配布は先着100人とのことで、僕は51番。
で、お昼ごはん。
所沢市民でもないのにタダでチャの苗木をいただいた以上、何かしら市内で消費しないと申し訳ない、というのが一つ。
あと、このあたりに、以前ちょくちょく入っていたラーメン屋があったなと…。
そうなると、このラーメン屋は強い。中毒性が強いとされる横浜家系である。
思い浮かんだら、どうしてもそこ「伝家」のラーメンが食べたくなった。

ただ、一つ問題が。いただいたチャの苗木、根がむき出しなのである。
こういうのは農家の方が準備しているはずだからきっと大丈夫だろうとは思うのだが、この炎天下、ぐずぐず持ち歩いていたらさすがにダメージを与えそう。
場合によっては、苗木より家系を優先した人物として語り継がれることになる。
お店の開店時間しだいということ。
行ってみると、11時開店とある。
10分ほど待てばいいので、OKサイン。たぶん大丈夫、と自分に言い聞かせる。

公園内の日陰で(笑)時間をつぶして、戻ってみると、先客が2人。相変わらず人気は高いようだ。

券売機でらーめん650円をポチッとな。カウンターのいちばん奥の席に座って店長さんに食券を渡すと「半ライスお付けしますか?」と。最近大食いなので、迷わずお願いしてしまうのであった。

「伝家」が開店したころ、このあたりに家系ラーメンはなかった。広範に見ても、せいぜい吉祥寺の「武蔵家」「洞くつ家」、武蔵境の「大山家」があったかどうかというぐらいの時代だったと思う。

たぶん10年ぶりよりもっと空いているが、トッピングの印象は変わらない。
ウズラの味玉、海苔、多めのホウレンソウ、少なめのネギ、チャーシュー。

味は以前より濃くなったような気がする。久しぶりに入るラーメン屋はどこもそう感じるので、そういう流れにあるのか、あるいは自分の味覚が高齢モードに切り替わったか。

店内かなり暗いので、すべてピンぼけになってしまった…
それにしても、家系スープに浸したギトギト海苔が異常にご飯に合うというのは、いつの時代も変わらない真実。

帰宅してすぐチャの木を庭に植え、ニュースを見ようとテレビをつけると、関東ローカル枠でさっきの新茶まつりのニュースが流れている。2時間で編集の早業。
これ、じっくり見たら映ってるんじゃないかな、オレ(笑)。

[DATA]
伝家
埼玉県所沢市西新井町20-10
https://www.facebook.com/伝家-所沢店-146067968764559/
http://dens.biz/denya/index.html
[Today's recommendation]

https://youtu.be/wGFCBAcipSU


西武新宿線航空公園駅の東口駅前広場で“ところざわ新茶まつり”が行われていた。
当地は静岡、宇治と並んで日本三銘茶とされる狭山茶の産地である。

狭山茶はわれわれの子ども時代にその名が全国に知れ渡ったが、例の歌にある東村山の名産というわけでもなく、主産地は入間、所沢、狭山といった埼玉県南西部の狭山丘陵。

「市民の方々に本市の特産品でありブランドである「狭山茶」について理解を深めていただくとともに、より親しんでいただく」(所沢市HP)ことが“第22回ところざわ新茶まつり”の開催目的である。
ちなみに明日(5月2日)は八十八夜。
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一応、説明してみたが、実は新茶まつりというものが行われていることを知らずにここに来ている。
「茶の苗木の無料配布をやってるから行くように」との指令に従ったら、そういうことだった、と。
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相方は去年ぐらいからチャの栽培に興味を示している。
お茶としての用途はもちろんだが、茶葉そのものを食する健康食としての注目度が高まっている。庭に一本あれば、たしかにありがたい。
今年3月に上安松の「JAいるま野 まつい農産物直売所」で買い物をしたときに、相方はこの無料配布の情報をキャッチしていたらしい。
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急ぎの仕事を終わらせて9時半。自転車で向かって、現地10時10分。
苗木の無料配布は整理券を配っており、炎天下ともいえる条件で並ばずに済んで助かった。1回目配布は先着100人とのことで、僕は51番。
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で、お昼ごはん。
所沢市民でもないのにタダでチャの苗木をいただいた以上、何かしら市内で消費しないと申し訳ない、というのが一つ。
あと、このあたりに、以前ちょくちょく入っていたラーメン屋があったなと…。
そうなると、このラーメン屋は強い。中毒性が強いとされる横浜家系である。
思い浮かんだら、どうしてもそこ「伝家」のラーメンが食べたくなった。

ただ、一つ問題が。いただいたチャの苗木、根がむき出しなのである。
こういうのは農家の方が準備しているはずだからきっと大丈夫だろうとは思うのだが、この炎天下、ぐずぐず持ち歩いていたらさすがにダメージを与えそう。
場合によっては、苗木より家系を優先した人物として語り継がれることになる。
お店の開店時間しだいということ。
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行ってみると、11時開店とある。
10分ほど待てばいいので、OKサイン。たぶん大丈夫、と自分に言い聞かせる。

公園内の日陰で(笑)時間をつぶして、戻ってみると、先客が2人。相変わらず人気は高いようだ。

券売機でらーめん650円をポチッとな。カウンターのいちばん奥の席に座って店長さんに食券を渡すと「半ライスお付けしますか?」と。最近大食いなので、迷わずお願いしてしまうのであった。

「伝家」が開店したころ、このあたりに家系ラーメンはなかった。広範に見ても、せいぜい吉祥寺の「武蔵家」「洞くつ家」、武蔵境の「大山家」があったかどうかというぐらいの時代だったと思う。

たぶん10年ぶりよりもっと空いているが、トッピングの印象は変わらない。
ウズラの味玉、海苔、多めのホウレンソウ、少なめのネギ、チャーシュー。

味は以前より濃くなったような気がする。久しぶりに入るラーメン屋はどこもそう感じるので、そういう流れにあるのか、あるいは自分の味覚が高齢モードに切り替わったか。

店内かなり暗いので、すべてピンぼけになってしまった…
それにしても、家系スープに浸したギトギト海苔が異常にご飯に合うというのは、いつの時代も変わらない真実。

帰宅してすぐチャの木を庭に植え、ニュースを見ようとテレビをつけると、関東ローカル枠でさっきの新茶まつりのニュースが流れている。2時間で編集の早業。
これ、じっくり見たら映ってるんじゃないかな、オレ(笑)。

[DATA]
伝家
埼玉県所沢市西新井町20-10

http://dens.biz/denya/index.html
[Today's recommendation]

https://youtu.be/wGFCBAcipSU

