隠れ家的居心地よい街中華 【中華 東蓬】
2018.04.28
前記事のつづき――
「得得市場」のあと、八坂の商店街を歩きながら昼ごはんに何を食べたいか尋ねると、「五目焼きそば」と相方。
気候的にそうだという。
このあたりで五目焼きそばのおいしそうなお店は… と考えていると、
「明日の朝のパン買いに清瀬の『あいらんど』行こうか」
と言う。
“五目焼きそば_清瀬”で脳内検索。
清瀬の特に南口の商店街周辺には入ったことのない中華屋がいくつもあるので、新規開拓という意味ではちょうどいい機会かも。

清瀬駅南口、ふれあい通りの南側区画の中ほど。中華料理店としては、左の路地に入ると「さわべ」、右に入ると「龍華」と「東蓬」。
「さわべ」はいつでも入れそうな気がするので、右のどちらかにしようと角を曲がると、真新しいラーメンののぼりが立っている。どうやら「龍華」が閉店して、そのあとに新しいラーメン屋が入ったもよう。

調べてみると、新店「中華そば 一魂」は4月15日オープン。もともとここは、長くラーメン「どさん子」が営業していた場所。新しい個人経営のお店にはがんばっていただきたいと思う。
しかし今日はラーメンではなく五目焼きそばの日なので、お店は必然的に「東蓬」に決まる。

東蓬は袋小路の奥。
外観はきわめて殺風景で、のぼりとスタンド看板がなかったら何の店かわからない。
ただでさえ隠れ家的立地にあってなお隠微的営業方針と映らなくもない。

それで店内、意外といったら失礼だが、非常にきれいにしてある。
お店の人も、別に隠微的でもなんでもなく、普通に気さくに接してくれる。

カウンター8席に4人掛けテーブル1つ。
カウンターに2人連れの先客がいるのでテーブル席に座らせてもらう。

注文は、1つは予定どおり五目カタヤキ、もう1つでちょっと迷う。

壁のホワイトボードに、“日替わりランチサービス 朝鮮焼定食”とある。
レギュラーのメニュー表に朝鮮風焼肉定食というものがあるのでそれのことと思われるが、“朝鮮焼”と略すことでより強く訴えかける響きとなるところが不思議だ。サービスだけにレギュラーより100円安いし。
ということで、もう1品も決定。

五目焼きそばとか、あんかけ焼きそばとか、ときには五目あんかけ焼きそばとも呼ばれ、このお店では五目カタヤキと称するたべもの、基本のスタイルはだいたい一緒で、麺にバリエーションがある。
太さの違い、蒸し/ゆでの違い、炒め/揚げの違い。
こちらのカタヤキ、麺は中太の揚げ麺。

具は、キャベツ、ニンジン、ピーマン、タマネギ、キクラゲ、シイタケ、タケノコ、豚肉、ハム、ウズラの卵の10種。

味付けはごま油風味の塩味で甘さ控えめ。汁を吸って揚げ麺がいい感じにモチモチになっていく。
途中、酢を垂らして味の変化を楽しむ。

朝鮮焼は、キムチ風味しょうが焼き的という、まあ予想どおりのたべもの。
豚肉にタマネギ、ニラと、予想より野菜の種類は少なかった。
甘酸っぱ辛いキムチ味の焼き肉に、これでもかと漬物もまたキムチ。ご飯が進む進む(笑)。

昔ながらの街中華という性質に、立地的に隠れ家的要素が加わって、非常に居心地がよろしい。
こういうお店にも、たとえ近所に新しいラーメン屋さんができたとしても、やっぱりがんばっていただきたいと思うのだ。

[DATA]
中華 東蓬(トーホー)
東京都清瀬市松山1-17-2
[Today's recommendation]

https://www.youtube.com/watch?v=4PtPIEW3Dhs


前記事のつづき――
「得得市場」のあと、八坂の商店街を歩きながら昼ごはんに何を食べたいか尋ねると、「五目焼きそば」と相方。
気候的にそうだという。
このあたりで五目焼きそばのおいしそうなお店は… と考えていると、
「明日の朝のパン買いに清瀬の『あいらんど』行こうか」
と言う。
“五目焼きそば_清瀬”で脳内検索。
清瀬の特に南口の商店街周辺には入ったことのない中華屋がいくつもあるので、新規開拓という意味ではちょうどいい機会かも。

清瀬駅南口、ふれあい通りの南側区画の中ほど。中華料理店としては、左の路地に入ると「さわべ」、右に入ると「龍華」と「東蓬」。
「さわべ」はいつでも入れそうな気がするので、右のどちらかにしようと角を曲がると、真新しいラーメンののぼりが立っている。どうやら「龍華」が閉店して、そのあとに新しいラーメン屋が入ったもよう。

調べてみると、新店「中華そば 一魂」は4月15日オープン。もともとここは、長くラーメン「どさん子」が営業していた場所。新しい個人経営のお店にはがんばっていただきたいと思う。
しかし今日はラーメンではなく五目焼きそばの日なので、お店は必然的に「東蓬」に決まる。

東蓬は袋小路の奥。
外観はきわめて殺風景で、のぼりとスタンド看板がなかったら何の店かわからない。
ただでさえ隠れ家的立地にあってなお隠微的営業方針と映らなくもない。

それで店内、意外といったら失礼だが、非常にきれいにしてある。
お店の人も、別に隠微的でもなんでもなく、普通に気さくに接してくれる。

カウンター8席に4人掛けテーブル1つ。
カウンターに2人連れの先客がいるのでテーブル席に座らせてもらう。

注文は、1つは予定どおり五目カタヤキ、もう1つでちょっと迷う。

壁のホワイトボードに、“日替わりランチサービス 朝鮮焼定食”とある。
レギュラーのメニュー表に朝鮮風焼肉定食というものがあるのでそれのことと思われるが、“朝鮮焼”と略すことでより強く訴えかける響きとなるところが不思議だ。サービスだけにレギュラーより100円安いし。
ということで、もう1品も決定。

五目焼きそばとか、あんかけ焼きそばとか、ときには五目あんかけ焼きそばとも呼ばれ、このお店では五目カタヤキと称するたべもの、基本のスタイルはだいたい一緒で、麺にバリエーションがある。
太さの違い、蒸し/ゆでの違い、炒め/揚げの違い。
こちらのカタヤキ、麺は中太の揚げ麺。

具は、キャベツ、ニンジン、ピーマン、タマネギ、キクラゲ、シイタケ、タケノコ、豚肉、ハム、ウズラの卵の10種。

味付けはごま油風味の塩味で甘さ控えめ。汁を吸って揚げ麺がいい感じにモチモチになっていく。
途中、酢を垂らして味の変化を楽しむ。

朝鮮焼は、キムチ風味しょうが焼き的という、まあ予想どおりのたべもの。
豚肉にタマネギ、ニラと、予想より野菜の種類は少なかった。
甘酸っぱ辛いキムチ味の焼き肉に、これでもかと漬物もまたキムチ。ご飯が進む進む(笑)。

昔ながらの街中華という性質に、立地的に隠れ家的要素が加わって、非常に居心地がよろしい。
こういうお店にも、たとえ近所に新しいラーメン屋さんができたとしても、やっぱりがんばっていただきたいと思うのだ。

[DATA]
中華 東蓬(トーホー)
東京都清瀬市松山1-17-2
[Today's recommendation]

https://www.youtube.com/watch?v=4PtPIEW3Dhs

