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小皿・小鉢のおもてなし 【日光】

2017.04.13

 清瀬のとんかつの名店「枡壱」の様子を見に行ったのだが、「二月をもちまして閉店させていただきます」との張り紙。長く休んでいたから嫌な予感はしていたが、こう事実を突き付けられるとさすがにショックを受ける。お気に入りの店としては、最近では小平の「丸徳」に続いての悲報となった。

ショックを受けても腹は減るもので…。復活していたら枡壱に入ろうと思っていたので気持ちはとんかつ寄りだ。
次に「みゆき食堂」に向かうも、こちらもシャッター。日曜定休だと思っていたんだが、あとで調べたら日・月・木と休みだった。
それならば、と前から気になっていた「日光」へ。


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ここは店先に定食メニューが見やすく掲示されていて、前を通るたびに「むむっ」となっていた。650円均一なのである。サイコロステーキとかロースかつとかも650円。この立地でその値段はすごい。
店内は、右手にL字形カウンター、左が広めの座敷になっている。店構えからして何となく和風のユニフォームの店員さんをイメージしていたのだが、カウンターの中の男性はTシャツの重ね着にデニムのパンツといたってラフな格好だ。和食店というより喫茶店のマスター風である。

壁の調理師免許証は栃木県知事発行のものだから、店名は郷里からとったのだ。名義人は昭和2年生まれ、今年90歳の方である。まだ厨房に立つことはあるんだろうか。ないだろうな。
こちらのマスターは息子さんか? この方、ぱっと見より、見れば見るほど若く思えてくる。僕と同じくらい、ひょっとしたら年下かもしれない。


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サイコロステーキ定食650円。僕はステーキというものを進んで食べることはほぼないので、せっかくだからこれにした。
で、下のビジュアルなのであった。メインのプレート、ご飯とみそ汁のほかに小皿・小鉢の数がなんと7個。想像をはるかに超える実物に、「むむむむっ」となった。これで650円なのである。
サイコロステーキの横にカニクリームコロッケ。ほかに、やっこ、サラダ、舞茸てんぷら、厚焼き玉子、煮豆、おしんこ、そしてお菓子(栗しぐれ)。しつこいようだが650円。

メインのステーキはとりあえずおいといて、舞茸のてんぷらがおいしい。コレステロールゼロの油使用とある。マスターがいま目の前で揚げてくれたものだ。ほかに奥の厨房で姿の見えない人が調理していたようだ。
ご飯は雑穀米と、こちらも健康志向。おかわり自由。これだけおかずがあるんだからついご飯が進み、おかわりをしてしまった。このところずっと食いすぎのループから抜け出せていない。

品数をそろえるのは、見た目よくしつらえることでおいしく食べてもらおうという気持ちの表れだろう。しかし食材数が増えるほど原価率も上がるだろうし、客はあまり気にかけないことだがこれだけ食器を使えば洗い物の手間だって増える。考えてみれば大変なことなのだ。
この定食を出し続けるのは、よほどおもてなしの心を強くもっていなければできることじゃない。


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[DATA]
日光
東京都清瀬市松山1-22-8



                                        

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中里緑地のカタクリは見ごろをちょっと過ぎていた


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