レトロモダンな酒場にて 【浪曼房】
2018.03.15
東海地方在住の友人NWKさん… 正確にいうと、東海地方在住だが東京での仕事が多いため八王子に部屋を借りておきながらいろいろあって仕方なしに東海地方に拠点を置いている友人のNWKさんが、久々に東京に出てきたので一緒に飲みにいく。
お店はNWKさんの都合で新宿の「浪曼房」。
新宿に都合があるわけではなく、お店に都合がある。

浪曼房は竹馬グループの居酒屋。
椎名誠ファンの方なら“太田トクヤの店”といったほうが通りがいい。椎名氏のエッセイによく出てくる「池林房」や「陶玄房」の系列店である(運営会社:株式会社 竹馬[代表取締役:太田篤哉])。

「池林房」と「陶玄房」は昔よく使った。30年近く前に新宿の会社に勤めていて、夜帰れないことが多かったので、会社から近く朝方までやっているこの2店にはずいぶんお世話になった。
ほかに現在移転準備中の「梟門」にも一度入ったことがあるが、意外なことに「浪曼房」はたぶん初めて。
アンティーク調のランプが灯る階段を下りる。
店内も昭和レトロな雰囲気が漂い、ステンドグラスランプの柔らかな光が重厚な無垢材を照らす。

6時10分でほとんど客はおらず、細長いテーブル(これも一枚板?)の端に向かい合うような形で案内される。
「混み合ってきたら〇〇」と男性店員。
僕は聞き取れなかったが、つまり時間制限があるとのこと。

とりあえずエビス。
アテの選定にものすごく迷う。けっこう高いのである。

で、とりあえず合鴨ロース粕漬700円、ほたるいか沖漬450円、真鯛昆布〆1000円、たらの芽天ぷら700円を発注。

1986年オープン。
店内はかなりの広さで、“竹馬グループ全店の中で一番の広さを誇る”とHPに書いてある。
客層はほかの店よりだいぶ若めな気がするが、自分が他店も10年くらいは使っていないことから生じるギャップかもしれない。

こういうのは昔話を楽しむ場だ。
現在話はあまり楽しくない。
絶対それはやめようと思って来ているのに、どうしても子どもの話になる。
いいかげんな時代に若者だったわれわれに比べていまの子はかわいそう、と常々思ってはいるが…。

それでもとりとめもなく昔話は進む。
思い出話の参考写真:千畳敷(2002.08)、埼玉スタジアムCMR×SAU(2002.06.06、NWK氏撮影)
21時すぎ、店員さんにタイムアップを告げられる。
いつの間にか、かなり混み合っている。

僕らは後ろがだらだらになる傾向があるので、こういう強制執行はむしろありがたい。
それでも30分くらいおまけしてくれたみたいだ。
(つづく)

[DATA]
浪曼房(ろまんぼう)
東京都新宿区新宿3-35-3 君嶋ビルB1
http://www.chirinbou.com/index.html
[Today's recommendation]

https://youtu.be/jElpErva5WY
https://youtu.be/zBFvHDdh7oo


東海地方在住の友人NWKさん… 正確にいうと、東海地方在住だが東京での仕事が多いため八王子に部屋を借りておきながらいろいろあって仕方なしに東海地方に拠点を置いている友人のNWKさんが、久々に東京に出てきたので一緒に飲みにいく。
お店はNWKさんの都合で新宿の「浪曼房」。
新宿に都合があるわけではなく、お店に都合がある。

浪曼房は竹馬グループの居酒屋。
椎名誠ファンの方なら“太田トクヤの店”といったほうが通りがいい。椎名氏のエッセイによく出てくる「池林房」や「陶玄房」の系列店である(運営会社:株式会社 竹馬[代表取締役:太田篤哉])。

「池林房」と「陶玄房」は昔よく使った。30年近く前に新宿の会社に勤めていて、夜帰れないことが多かったので、会社から近く朝方までやっているこの2店にはずいぶんお世話になった。
ほかに現在移転準備中の「梟門」にも一度入ったことがあるが、意外なことに「浪曼房」はたぶん初めて。
アンティーク調のランプが灯る階段を下りる。
店内も昭和レトロな雰囲気が漂い、ステンドグラスランプの柔らかな光が重厚な無垢材を照らす。

6時10分でほとんど客はおらず、細長いテーブル(これも一枚板?)の端に向かい合うような形で案内される。
「混み合ってきたら〇〇」と男性店員。
僕は聞き取れなかったが、つまり時間制限があるとのこと。

とりあえずエビス。
アテの選定にものすごく迷う。けっこう高いのである。

で、とりあえず合鴨ロース粕漬700円、ほたるいか沖漬450円、真鯛昆布〆1000円、たらの芽天ぷら700円を発注。

1986年オープン。
店内はかなりの広さで、“竹馬グループ全店の中で一番の広さを誇る”とHPに書いてある。
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客層はほかの店よりだいぶ若めな気がするが、自分が他店も10年くらいは使っていないことから生じるギャップかもしれない。

こういうのは昔話を楽しむ場だ。
現在話はあまり楽しくない。
絶対それはやめようと思って来ているのに、どうしても子どもの話になる。
いいかげんな時代に若者だったわれわれに比べていまの子はかわいそう、と常々思ってはいるが…。

それでもとりとめもなく昔話は進む。
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21時すぎ、店員さんにタイムアップを告げられる。
いつの間にか、かなり混み合っている。

僕らは後ろがだらだらになる傾向があるので、こういう強制執行はむしろありがたい。
それでも30分くらいおまけしてくれたみたいだ。
(つづく)

[DATA]
浪曼房(ろまんぼう)
東京都新宿区新宿3-35-3 君嶋ビルB1
http://www.chirinbou.com/index.html
[Today's recommendation]

https://youtu.be/jElpErva5WY
https://youtu.be/zBFvHDdh7oo

