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煮干し香る安心の一杯 【黒潮屋】

2018.02.08

 新青梅街道の山崎製パン武蔵野工場西のT字路(柳窪交差点)を下里方面に北上する新山通りは、団地の間を突っ切るようなルートだから基本的に古くさく活気がない。
入居者の高齢化が進む団地周辺は飲食店にとって好立地とは思えないが、ここに評判のラーメン屋さんがある。


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久留米西団地の真ん前の「黒潮屋」は2004年開店。
そういうタイミングのラーメンブームでの出店で、同時期、このように立地条件に恵まれずフェイドアウトしていったお店が少なくないなか、この店は長く頑張っている。
何か秘訣があるに違いない、と潜入してみる。

というか、本当を言えばシゴト忙しくてもういっぱいいっぱい。近場で済まそうと…。


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ここは開店当初に入ったことがある。味やなんか、まったく覚えていない。
でもそのころはまだ新進気鋭のラーメン屋に関心があったという証拠物件である。
味は覚えていないけど、お店そのものに悪いイメージはない。


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カウンターのみの店内。


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こちらはつけ麺が人気だが、僕はつけ麺はほとんど食べない。
10年くらい前、元祖つけ麺的存在の「中野大勝軒」でつけ麺を食べた。若いころ中野近くに住んでいてよく食べていたのだが、そのときはまったくダメで、以後つけ麺というものを食べなくなった。
年齢的なものだと思うが、濃すぎるつゆをまとった麺を受け付けないのである。

ということで、本日の注文はラーメン680円。


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店内のいろんな掲示物を見ていたら、「当店は前金制となっております」とある。失礼しました、とお支払い。
1時半すぎでお客さんが2人。僕のあとにも単独客が2人。この立地でそれはすごいことだと思う。
自分以外のお客は常連とみられ、店主は注文と同時に支払いを求めている。
僕のようなほぼ一見客への気配りは細やかとみた。


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店名から連想されるようにラーメンスープは魚介系。といっても、強烈に匂うのではなく、ほのかな煮干しの風味があとからくる感じ。
チャーシューが特徴的で、しっかり歯応えがありそうな見た目だが、ほろっと崩れる。
味玉、メンマ、ノリ、薬味のネギ、カイワレというのもいいバランスだと思う。


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とはいえ、特別主張が強いわけでもなく、特徴がないといえなくもない。
これで長く安定的に営業してきたというのは不思議といえば不思議。
たぶん、ラーメン1杯食べただけではその秘訣はわからない。
あとで調べたら、ここは塩ラーメンが人気のようだ。それに、やはりつけ麺という自分と無縁の要素が絡む。


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店主のキャラクターがよい。いわば友だちキャラの安心感。
人のよさがにじみ出ているようで、しっかり者っぽい奥さんともども接客がソフト&フレンドリー。
誰もが応援したくなるに違いない。


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[DATA]
黒潮屋
東京都東久留米市下里3-17-12





[Today's recommendation]


https://youtu.be/RsG37JcEQNw



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