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5回驚かされた謎のたべもの屋 【レストラン サムライ】

2018.02.07

 初めてのお店に入るときは、どういう場合でも多少の緊張感を伴う。僕はそういうのに弱いので、1人で初めてのお店に入るときは、多少どころか相当緊張する。
にもかかわらずそれを続けているのは、知らない店では何かしら思いがけない事柄に出くわすから。大げさにいえば冒険心が満たされる。


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青梅街道との交差点に近い府中街道沿いのマクドナルドの裏に「サムライ」という食べ物屋さんがある。


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居酒屋のようであり、ランチ営業もやっていそうで、でも小窓から弁当を受け取っている人を見かけたことがあるので弁当屋っぽくもある。
やや謎めいた存在であるが、まあちょっとしたイートインコーナーのある弁当屋さん… くらいに考えていた。


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自転車で通りかかって入ってみる気になったのは、ドアの横に掛けてある“今日のランチ カツカレー 680えん”というプレートが妙に気になったから。


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普通の民家のようなドアに“レストラン入口”と、なんか大仰なことが書いてある。
その上の看板には“ステーキ・ハンバーグ・とんかつ・サラダ…”と、意外にも洋食メニュー。
おそるおそるドアを開ける。


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驚くことに、ちゃんとしたお店である。しかもけっこう広い空間。
しかしつくりは純和風で、居酒屋的。
今度は洋食要素が見当たらない。


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これはあとでお店のHPで調べた情報だが、「レストラン サムライ」は“昔ながらの洋食屋さん”をうたっている。
営業時間は11:00~14:00。テイクアウト(11:30~14:30)は要予約。夜(16:00~23:00 LO)は「居酒屋 侍」として営業。
ランチ営業の洋食屋であり、弁当販売も行い、居酒屋でもあるということ。

しかし謎はそれだけではなかった。


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店内はカウンター4席、6人掛けテーブル1卓、奥が上がりになっていて4人テーブル×4。カウンターの中はちょっとした作業スペースで、調理場は奥まっていて小窓から透かし見える程度。
先客はなく、カウンターの右端に着く。
調理場から出てきた柔らかい雰囲気のおねえさんに「カツカレー」と告げる。


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いろいろ驚かされることが多いんだが、壁一面に備え付けの棚には銘柄さまざまにたくさんの焼酎ボトルが並んでいて、それが全部キープ用の札付き。
誰がこんなところで飲むんだ? 駅からは遠いし、企業らしい企業があるわけでもない。
しかし予約席のプレートの用意もあり、確実にニーズはあるようなのだ。


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「ランチのサラダです」
おねえさんからカウンター越しに皿を受け取る。
「えっ!?」
ぜ、前菜…??


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大きめの皿の中央にキャベツ、水菜、パプリカなどの野菜サラダ、その周りに3品、きれいに盛り付けてある。
不意に洋食屋要素全開。というか、680円ランチのサラダにはとても見えない。
ちなみに前菜は、ポテトサラダ、ハムとワカメと大根漬けのあえ物、チキンのチーズ挟み揚げ。


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続いてカツカレー。
カレー自体これといった特徴はないが、昔ながらの洋食といわれればそんな感じはする。ゴロッとしたジャガイモが1片。
カツはチキンで小さめだが、ほかに揚げ物いろいろ。カレーがかかっていてわかりにくいが、これは天ぷらではないか?
ナス、カボチャ、サツマイモ。
おもしろいことに、素揚げ野菜をのせるいまどきの野菜カレーのニュアンスが出ている… ような気がする。


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調理場のほうからずっと鼻歌のようなものが聞こえている。
創造性に富む料理の製作者はどんな人かと小窓の向こうを見てみると、けっこうオトシのおじさんだ。
なんと、きっちりネクタイ締めてる。
ところが、頭にはバンダナ…。


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食べ終わって席を立とうとすると、
「お時間ありましたらおコーヒー召し上がっていってください」
とおねえさん。
驚きのサービス&コスパである。


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とどめは外壁の看板。
2階にパーティー・会議・法事用のホールとある。さらに、アクセサリー(指輪サイズ直し、チェーン切れ、パール糸替えなど)、ファッション(新作・リサイクル・小物)の案内も。

エキセントリックないでたちのおじさんと、謎めいたほほ笑みをたたえたおねえさんは、いったいナニモノなのでしょう?


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[DATA]
レストラン サムライ
東京都小平市小川町2-2056
http://www.bibasamurai.com/index.html#gaiyou





[Today's recommendation]


https://youtu.be/3-qwqrQXsXQ



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