ハナコNo.1ランチ! 【焼とり 船ちゃん】

2018.05.19

 前々回の記事に書いた“ハナコ北口3大街中華”とは、「しまむら」「栄信軒」「錦乃」
それぞれに個性的で、うまいことすみ分けているように見えなくもないが、それにしてもごく狭いブロック(小平市花小金井1丁目12)内に3軒も残っているのは相当珍しいと思う。しかも3軒ともわりと繁盛してる。


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左から、「しまむら」「栄信軒」「錦乃」


どれも貴重な存在だが、それらを差しおいて、この2~3年に食べた花小金井駅周辺のランチで最も感銘を受けたお店が、同じ花小金井1丁目12にある。
意表を突いて、焼き鳥屋。


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夕刻早くから店頭で焼き始める焼き鳥の煙と匂いで存在感ある「船ちゃん」だが、ランチサービスに気づいたのは1年ちょっと前。


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炭火焼き鳥の店なので焼き魚とか炉端焼き的なランチを期待したが、入ってみるとそういうわけでもなく、一般的な居酒屋料理と家庭料理の間のような内容。
しかしそのレベルが違っていた。“上級おふくろの味”とでもいうような。


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どうにも気になって3大街中華の冷やし中華がふっ飛んじゃったメニューが、えびかつ定食。
エビフライとは違うのか…? というのと、いや、普通にエビフライですよ、といわれた場合680円設定ってどういうことよ… という、どっちにしろこの目で確かめない限り気になって夜も眠れないという字ヅラを目にしてしまったわけだ。


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僕らが入る前に勤め人風が出てきて、去年に入ったとき客層がビジネス街みたいで驚いたことを思い出した。
しかし本日、お客さんは昼飲み地元民的2人組のみ。まだ中年なりたてぐらいの年代で、飲み方に品がない。っていうか、昼間っからやかましい。
こうなると、昼飲み同席はじいさんのほうが、声量がないだけまだましかもなぁ…。


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注文は、えびかつ定食680円と本マグロぶつ定食880円。
ランチはご飯、みそ汁おかわり自由。

こちらはお母さんのような年配の方が調理全般、娘さんのような方が接客その他というオペレーション。
おねえさんは給仕の合間に夜の焼き鳥の串刺しもするし、とにかく働き者女性の店である。


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「お漬物と小鉢でーす」とおねえさん。
漬物はあぶった的たくあん漬け、小鉢はキャベツとウィンナーの炒め蒸し的な…。
一見何の変哲もないが、たぶんこれまで食べたことのないものが出てくる。


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で、謎のえびかつ。
これは、むき身エビをつないでフライにする、要するにファストフードのエビバーガーのエビパテだ。
バーガー各社のエビ率を調べる記事を偶然発見した。こちらのえびかつ、メジャーが束になってかかってもかなわないかも(笑)。

カツは3つ。各、エビ6~7個。
全部で大ぶりぷりぷりエビは20個前後にもなる。
ラッキョウのタルタルソースというのもユニーク。


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続いて本マグロぶつ。
「これ、生じゃない?」
という相方の声を聞きつけて、
「生です!」
とおねえさん、ドヤ顔。


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去年、同じものを頼んだとき、マグロ切れたからとタイを補充してくれたんだが、「いや、マグロ全然足りなくないじゃん」というのがそのときの僕の印象。
しかし正式なマグロぶつの量、そんなもんじゃありませんでした。
しかも、写真でおわかりかと思うが、中トロ率高し!


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おねえさんが何度も「おかわり大丈夫ですか?」と聞いてくる。
横から相方が僕の茶わんにご飯を移すので、量的にはデフォでも多すぎるくらいなのでおかわりはお断わりするが、ご飯が終わった時点で刺し身がだいぶ残った。


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壁のメニューでずっと気になっているのが、たぶん夜のメニューの焼とりチャーハン。
おそらくネギまの焼き鳥をばらしてチャーハンの具にする感じなんだろうけど、炭火の焼き鳥でそれをやったら、絶対おいしい。
ハナコで飲むことがあったら真っ先に選ぶお店に違いない。


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[DATA]
焼とり 船ちゃん
東京都小平市花小金井1-12-10



[Today's recommendation]

CHOPIN 24 PRELUDES OP28
Frédéric François Chopin
『Barcarola, etc.』
Martha Argerich(Pf)

https://www.youtube.com/watch?v=8KGVWU_uhP4



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◆ 猫写真はこちら


飲み屋ランチの底力 【焼とり 船ちゃん】

2017.04.21

 一昨日に続いて妻が午後休みだったので花小金井で落ち合ってランチに。
ここの路地はよく通るから夕方ひときわ活気のある焼き鳥屋さんの存在は知っていたが、ランチ営業していることに気づいたのはごく最近のこと。以来、すごーく気になってた。
表のホワイトボードにランチ4種類が掲示されている。期待していた炭火焼きのようなメニューはなく、その点はちょっと残念。


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店内は、右手にずらっと2人掛けテーブルが並び、右手が壁を向いたカウンター。
調理担当はお母さんで、サポートする女性2人は娘さんか。その3人で回している。家族経営的なルーズさはみられるが、それが全然マイナスではなくむしろまったりと落ち着く。ホール係のおねえさんのクールながら細やかな気配りがいい感じだ。

マグロブツ定食780円(僕)とあじフライ定食680円(妻)に。
けっこうお客さんが入っており、意外に背広率が高い。神田や新橋あたりの飲み屋のランチの風景と、似てるといえば似てるかもしれない。量より味、が期待できるパターンでもある。


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漬け物、小鉢、みそ汁… と少しずつ運ばれてくるのだが、ここまでの3品を見た時点ですでに「これは当たり」と確信しました。
続いて、あじフライと一緒にひじきと鶏の炊き込みご飯。これが“今日のご飯”とのこと。
「お刺し身には白いご飯のほうがいいですか?」と聞かれ、そのようにお願いする。
お刺し身を運んできたお母さんが、「マグロブツ終わっちゃったからタイも入れときました」と、むしろうれしいサービス。というか、マグロ全然少なくないんですけど(笑)。タイも分厚いのがゴロゴロ。


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マグロはいろいろな部位が入っていて味の変化が楽しめる。それにタイが加わるのだからぜいたくである。
あじフライは3枚もあるので1枚手伝った。僕はあじフライはあまり好きじゃないが、これはおいしい。鮮度がよいとこんなにも違う。揚げ油も軽い感じ。
炊き込みご飯、アサリのみそ汁、白菜漬け、ジャガイモの煮っころがしと、みな経験値の高さを思い知らされるような奥深い味わいだ。長く作り続けていないとこの味は出ないと思う。

おねえさんにみそ汁とご飯のおかわりを勧められたが、あじフライと炊き込みご飯を手伝ったから十分満腹で満足であった。
食後の缶飲料のサービスまでついているのだが、緑茶が先日のやぐらと同じ銘柄だったので笑ってしまった。小平市的ブームか何か?

家庭料理の延長という組み立てだが、そう安直にくくれないような質の高さを感じる。継続は力なり、なのだと思う。


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[DATA]
焼とり 船ちゃん
東京都小平市花小金井1-12-10


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