貴重な年代物のひな飾り 【ゲストハウス吾野宿 & カフェレストラン】
2023.03.05
引き続き吾野宿散策中。
ちょうど「飯能ひな飾り展 吾野宿」(3/5~12)の初日にあたり、「高山家(鱗や)」「大河原家(こくや)」と古民家の貴重な年代物のおひな様を拝見し、3軒目の展示会場「大河原家(問屋)」。

古民家が続く吾野宿でも特に目を引く立派な門構えの建物である。
しかし、それ以上に圧倒されるのが、軒先から門の中まで所狭しと並ぶバイク。
こちら「大河原家(問屋)」は「ゲストハウス吾野宿 & カフェレストラン」として営業しており、バイクツーリングの聖地? 的スポットのようなのだ。

おそるおそる遠巻きに様子をうかがっていると、当主とおぼしき男性が門の中から「どうぞお入りください」とにこやかに声をかけてくださった。

埼玉県の景観重要建造物に指定されており、門は明治時代に江戸の武家屋敷の長屋門を移築したものだそうだ。
「山中を大八車で引いてきたそうです」とご主人。
「ご主人は何代目で?」
「23代目に当たります」
「うわっ!! w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!」

指定の理由となった外観の特徴は、平入り切妻で日本瓦葺きの屋根、けやき一枚板の門扉、雲形のひさし持ち送りなど。
展示されているひな飾りは3飾り。
年代物の“御殿飾り”“変わり雛”と時代の新しい七段飾りだ。

明治・大正時代に人気を集めていたという御殿飾り。平安時代における京都の寝殿を模しているそう

いまは時事の有名人を模す“変わり雛”だが、昔はおとぎ話などが題材に使われたらしい。舌切り雀や、能の演目として知られる翁、高砂など

「新しいものはプラスチック製で、型をとっているから顔がみな同じ。でも扱いは楽です。塗りが剝がれたりしないから」

もう一式、外に乱雑に積み上げられているものが。
「これは処分しようと思ってるんです」
「処分というと、供養とか?」
「まあ、建て前上は(笑)」
「えー、それはもったいないです!」と相方。

屋内のつるし雛や古道具など一通り拝見し、お暇しようとしたが、処分される人形たちのもとを離れようとしない相方。
ほかの見学者に説明中のご主人がこっちの様子に気づき、「よろしかったら差し上げますよ」と。
「そう言っていただくのを待っていたんです(笑)」
一式持って帰りたい衝動に駆られたが、そこは節度を持って旅の思い出に1人1個。
高杯とお椀を頂戴する。
「大河原家(問屋)」のひな飾りは3月12日(日)まで通しで開催されている。
(つづく)

[DATA]
ゲストハウス吾野宿 & カフェレストラン
埼玉県飯能市坂石町分213
https://aganojuku.jimdofree.com/%E3%82%B2%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E5%90%BE%E9%87%8E%E5%AE%BF-%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3/
[Today's recommendation]

https://youtu.be/dH3GSrCmzC8




次号予告
引き続き吾野宿散策中。
ちょうど「飯能ひな飾り展 吾野宿」(3/5~12)の初日にあたり、「高山家(鱗や)」「大河原家(こくや)」と古民家の貴重な年代物のおひな様を拝見し、3軒目の展示会場「大河原家(問屋)」。

古民家が続く吾野宿でも特に目を引く立派な門構えの建物である。
しかし、それ以上に圧倒されるのが、軒先から門の中まで所狭しと並ぶバイク。
こちら「大河原家(問屋)」は「ゲストハウス吾野宿 & カフェレストラン」として営業しており、バイクツーリングの聖地? 的スポットのようなのだ。

おそるおそる遠巻きに様子をうかがっていると、当主とおぼしき男性が門の中から「どうぞお入りください」とにこやかに声をかけてくださった。

埼玉県の景観重要建造物に指定されており、門は明治時代に江戸の武家屋敷の長屋門を移築したものだそうだ。
「山中を大八車で引いてきたそうです」とご主人。
「ご主人は何代目で?」
「23代目に当たります」
「うわっ!! w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!」

指定の理由となった外観の特徴は、平入り切妻で日本瓦葺きの屋根、けやき一枚板の門扉、雲形のひさし持ち送りなど。
展示されているひな飾りは3飾り。
年代物の“御殿飾り”“変わり雛”と時代の新しい七段飾りだ。

明治・大正時代に人気を集めていたという御殿飾り。平安時代における京都の寝殿を模しているそう

いまは時事の有名人を模す“変わり雛”だが、昔はおとぎ話などが題材に使われたらしい。舌切り雀や、能の演目として知られる翁、高砂など

「新しいものはプラスチック製で、型をとっているから顔がみな同じ。でも扱いは楽です。塗りが剝がれたりしないから」

もう一式、外に乱雑に積み上げられているものが。
「これは処分しようと思ってるんです」
「処分というと、供養とか?」
「まあ、建て前上は(笑)」
「えー、それはもったいないです!」と相方。

屋内のつるし雛や古道具など一通り拝見し、お暇しようとしたが、処分される人形たちのもとを離れようとしない相方。
ほかの見学者に説明中のご主人がこっちの様子に気づき、「よろしかったら差し上げますよ」と。
「そう言っていただくのを待っていたんです(笑)」
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一式持って帰りたい衝動に駆られたが、そこは節度を持って旅の思い出に1人1個。
高杯とお椀を頂戴する。
「大河原家(問屋)」のひな飾りは3月12日(日)まで通しで開催されている。
(つづく)

[DATA]
ゲストハウス吾野宿 & カフェレストラン
埼玉県飯能市坂石町分213

[Today's recommendation]

https://youtu.be/dH3GSrCmzC8




次号予告
こんなコミュニティ、いいね! 【喫茶庵 うたたね】
2022.11.24
富士見町の陶器&喫茶「うたたね」から食事会の案内のはがきが届いた。
…という前報と同じ書き出しだが、その前報から、なんと4年も空いてしまってる。
実は2020年5月にも一度うかがっているが、コロナ第1波といういちばんピリピリしていた時期でお店も開けていなかったので、記事にはせず店名を伏せたインスタ投稿にとどめている。
いずれにしろ、不義理な私どもを見放すことなくお誘いくださいまして、うたたねさん、本当にありがとうございます。

以前も新年の食事会の案内をいただきながら都合がつかなかったというのもあり、万難を排して馳せ参じる。

電話を入れたとき希望の日時は埋まっていて2時の予約になったが、昼食には遅いかと来てみると店内の賑わいが外からもうかがえるような状況である。

先客が出るのを待つようなタイミングで店内に入る。
小棚に置かれている茶道具や香炉、徳利などは、もちろん売り物。
飾るのが上手な方がいらしてやってくださる… とおっしゃっていたが、たしかにこのお店はオーナーさん一人というよりいろんな人が関わって自然とつくり上げてこられた場所のように感じられる。

手書きのお品書き、いいなぁ。
どんなにしゃれたデジタルフォントより人の手で書かれた文字のほうがいいってことを忘れてた。

まず、大きな塗りの半月盆に大皿が載って運ばれてきた。
続いてとろろそばと箸休めにキャベツの浅漬け。

大皿の揚げ物もあったかいうちにだが、そばが出てきたということは、食べるほうもいよいよさくさくいかなければ。

続いて、小どんぶりにご飯。
七福ご飯と銘打ってあるが、「うちでは肉ごはんといって、よく母が作ってくれたんです」と店主さん。
干しシイタケやニンジン、ゴボウ、ひき肉、しらたきなどが入った、なかなか手のかかったものだと思う。

さらに、お吸い物といって出てきたお椀は、そうめんがたくさん入っていて… と、全体にボリュームがすごいのであった。

大皿の揚げ物(海老と大葉の春巻き、車麩 リンゴ)はからりとした仕上がりで、ころ合いで揚げていただいたようだ。
リンゴを揚げるというレシピはどこかのお店で食べておいしかったからだそう。

デザートは2品も。
なめらかなプリンに香ばしいカラメルソースを目の前でかけてくれるという演出。
おしるこは、軟らかく炊かれた小豆には素朴で平たいお団子が2~3切れ入っていて、もうおなかいっぱい。

手づくりの料理でもてなしたいというお店の思いがあふれたひととき。

[DATA]
喫茶庵 うたたね
東京都東村山市富士見町5-5-47
[Today's recommendation]

https://youtu.be/SmY6eqVxn1s




富士見町の陶器&喫茶「うたたね」から食事会の案内のはがきが届いた。
…という前報と同じ書き出しだが、その前報から、なんと4年も空いてしまってる。
実は2020年5月にも一度うかがっているが、コロナ第1波といういちばんピリピリしていた時期でお店も開けていなかったので、記事にはせず店名を伏せたインスタ投稿にとどめている。
いずれにしろ、不義理な私どもを見放すことなくお誘いくださいまして、うたたねさん、本当にありがとうございます。

以前も新年の食事会の案内をいただきながら都合がつかなかったというのもあり、万難を排して馳せ参じる。

電話を入れたとき希望の日時は埋まっていて2時の予約になったが、昼食には遅いかと来てみると店内の賑わいが外からもうかがえるような状況である。

先客が出るのを待つようなタイミングで店内に入る。
小棚に置かれている茶道具や香炉、徳利などは、もちろん売り物。
飾るのが上手な方がいらしてやってくださる… とおっしゃっていたが、たしかにこのお店はオーナーさん一人というよりいろんな人が関わって自然とつくり上げてこられた場所のように感じられる。

手書きのお品書き、いいなぁ。
どんなにしゃれたデジタルフォントより人の手で書かれた文字のほうがいいってことを忘れてた。

まず、大きな塗りの半月盆に大皿が載って運ばれてきた。
続いてとろろそばと箸休めにキャベツの浅漬け。

大皿の揚げ物もあったかいうちにだが、そばが出てきたということは、食べるほうもいよいよさくさくいかなければ。

続いて、小どんぶりにご飯。
七福ご飯と銘打ってあるが、「うちでは肉ごはんといって、よく母が作ってくれたんです」と店主さん。
干しシイタケやニンジン、ゴボウ、ひき肉、しらたきなどが入った、なかなか手のかかったものだと思う。

さらに、お吸い物といって出てきたお椀は、そうめんがたくさん入っていて… と、全体にボリュームがすごいのであった。

大皿の揚げ物(海老と大葉の春巻き、車麩 リンゴ)はからりとした仕上がりで、ころ合いで揚げていただいたようだ。
リンゴを揚げるというレシピはどこかのお店で食べておいしかったからだそう。

デザートは2品も。
なめらかなプリンに香ばしいカラメルソースを目の前でかけてくれるという演出。
おしるこは、軟らかく炊かれた小豆には素朴で平たいお団子が2~3切れ入っていて、もうおなかいっぱい。

手づくりの料理でもてなしたいというお店の思いがあふれたひととき。

[DATA]
喫茶庵 うたたね
東京都東村山市富士見町5-5-47
[Today's recommendation]

https://youtu.be/SmY6eqVxn1s




地元の特権! 【森のキッチン】
2022.11.16
いつもの月ならぼちぼちヒマな時期に入っているはずだが、絶好調に忙しくなってしまった。
このままズルズル年末まで続きそうで怖い。
でも仕事来なくなったらもっと怖いわけで… Σ( ̄ε ̄;lll)
昨日が視神経脊髄炎スペクトラム障害という話で、今日はロジャー・ペンローズとかそのへんの内容。
朝から4時ごろまでぶっ続けに仕事して、気分転換に自転車で一周。

そういえば「ポールスタア」の直営カフェ「森のキッチン」は5時までやってるなぁ。コロッケでも買って帰ろう… と寄ってみる。

東村山駅東口さくら通りのソースメーカー「ポールスタア」が2019年11月にオープンさせた直営カフェ&惣菜店「さくら茶屋」は今年6月、「森のキッチン」と改称しリニューアルオープン。

閉店間際で、残っているのはコロッケとメンチカツと大学いものみ。

コロッケ(森キチジャンボコロッケ180円)とメンチカツ(森キチジャンボメンチカツ200円)を買う。

どちらも“New arrival”とあるが、コロッケは「さくら茶屋」オープン当初からメイン商品として売られており、改良を加え再登場という感じかな。
メンチは初めて食べるが、がっつりタマネギの効いたメンチらしいメンチ。

◆ ◆ ◆
ところで、再び仕事の話で恐縮だが、先週金曜日の内容がポールスタア(笑)。
昨日今日との乖離がはなはだしく、どういう仕事…? と思われるかもしれないが、もちろんすべて違う会社の仕事だ。
金曜日の仕事の返信メールの文面――ポールスタアは近所で、黒焼きそば食べたくなったのであとで買いに行きます。直営カフェでは2時を過ぎると半額になるんです。

(以下の写真は11/14撮影)
金曜日は行けなかったが、月曜に黒焼きそばを買いに。
上述のように今週に入って絶好調に忙しくなり、いちばん簡単に昼めしを済ませられる方法がそれだった。

それにしても、東村山黒焼きそばはソース焼きそばの高付加価値品であり、それが1パック300円というのも直売店ならではの採算度外視設定だと思うが、さらに半額!

半額セールに気づいたのは半月ほど前で、そのときも買っている。
「2時でもう半額なんですか?」と、驚いて聞いてみた。
「ええ、皆さんに食べていただきたいので」
地元の特権、これからも使わせてもらいます c( ̄▽ ̄)

[DATA]
森のキッチン
東京都東村山市久米川町3-28-2
https://pole-star.tokyo/
https://www.facebook.com/polestar1977
https://www.youtube.com/channel/UCamgSrTDtuJ8ewsUxfHcdCQ
[Today's recommendation]



https://youtu.be/4DPCHufDWJQ
いつもの月ならぼちぼちヒマな時期に入っているはずだが、絶好調に忙しくなってしまった。
このままズルズル年末まで続きそうで怖い。
でも仕事来なくなったらもっと怖いわけで… Σ( ̄ε ̄;lll)
昨日が視神経脊髄炎スペクトラム障害という話で、今日はロジャー・ペンローズとかそのへんの内容。
朝から4時ごろまでぶっ続けに仕事して、気分転換に自転車で一周。

そういえば「ポールスタア」の直営カフェ「森のキッチン」は5時までやってるなぁ。コロッケでも買って帰ろう… と寄ってみる。

東村山駅東口さくら通りのソースメーカー「ポールスタア」が2019年11月にオープンさせた直営カフェ&惣菜店「さくら茶屋」は今年6月、「森のキッチン」と改称しリニューアルオープン。

閉店間際で、残っているのはコロッケとメンチカツと大学いものみ。

コロッケ(森キチジャンボコロッケ180円)とメンチカツ(森キチジャンボメンチカツ200円)を買う。

どちらも“New arrival”とあるが、コロッケは「さくら茶屋」オープン当初からメイン商品として売られており、改良を加え再登場という感じかな。
メンチは初めて食べるが、がっつりタマネギの効いたメンチらしいメンチ。

◆ ◆ ◆
ところで、再び仕事の話で恐縮だが、先週金曜日の内容がポールスタア(笑)。
昨日今日との乖離がはなはだしく、どういう仕事…? と思われるかもしれないが、もちろんすべて違う会社の仕事だ。
金曜日の仕事の返信メールの文面――ポールスタアは近所で、黒焼きそば食べたくなったのであとで買いに行きます。直営カフェでは2時を過ぎると半額になるんです。

(以下の写真は11/14撮影)
金曜日は行けなかったが、月曜に黒焼きそばを買いに。
上述のように今週に入って絶好調に忙しくなり、いちばん簡単に昼めしを済ませられる方法がそれだった。

それにしても、東村山黒焼きそばはソース焼きそばの高付加価値品であり、それが1パック300円というのも直売店ならではの採算度外視設定だと思うが、さらに半額!

半額セールに気づいたのは半月ほど前で、そのときも買っている。
「2時でもう半額なんですか?」と、驚いて聞いてみた。
「ええ、皆さんに食べていただきたいので」
地元の特権、これからも使わせてもらいます c( ̄▽ ̄)

[DATA]
森のキッチン
東京都東村山市久米川町3-28-2



[Today's recommendation]



https://youtu.be/4DPCHufDWJQ
ちゃちゃっと! 【森のキッチン】
2022.10.06
本題と関係ない前振りでアレだが…。
加齢に伴う脳の記憶容量低下は不可避であり、空きメモリーは有効に使いたいもので、余計な情報を入れないよう意識して生きている。たとえばブラウザのホームページをニュース情報の一切ないGoogle(https://www.google.com/)に設定することで受動的情報をシャットアウトするといったような。
車に乗るときはいつもAFN(在日米軍向けラジオ放送)。
日本語が使われず、基本、音楽垂れ流しスタイルで、BGM以上にはならないから。
ところがこのAFN、決まった曲を長期間ヘビーローテーションする傾向があり、たまにしか乗らない車で必ず聞かされる曲というのが何曲もあって、それらは音楽としては知っているが誰の何という曲かわからない… という宙ぶらりんな存在になっていく。
なかにはお気に入りの曲というのも出てきて、そうなったとき情報遮断生活は裏目で、曲が気に入っても曲名もアーティストもわからなければ探しようがなく、悶々とするしかないのだ。
最近、悶々としながらBillboard年間チャートなどYouTube動画のローラー作戦で根性で探り当てた曲が↓↓
https://youtu.be/qod03PVTLqk
アーティスト名を見てぶったまげた。
Elton John, …
なんと、苦労して見つけた曲は、このビッグアーティストの有名曲のサンプリングコラージュであったらしい。
いやー、世の中、知らないことっていっぱいあるものですね!
情報遮断以前に ( ̄_ ̄;∂) ムム…

話変わって雨の木曜日。
コーヒー豆を切らしそうなので雨のやみ間に「デポー東村山」に買いに行き、ついでに「森のキッチン」で昼ごはんを調達。

「森のキッチン」はソースメーカー「ポールスタア」直営のカフェで、今年6月「さくら茶屋」から名称を改めリスタート。
たまたまその直後に伺っており、そのあたりの経緯は過去記事を参照いただければと思う。

ちゃちゃっと買えて便利な存在で、いちいち記事にしないがその後もときどき利用している。

順番で外で待っているうちにまた雨が降ってきたので、時間のかかりそうな弁当ではなく作り置きの黒焼きそばを買う。
それでは少なそうなので、コロッケ1個を追加。

「明日は休みなのでこちら半額になっておりますが、いかがですか?」と、店員さんが指さす冷蔵ケースにはキャロットラペ、パンナコッタ、杏仁豆腐… と並ぶ。
パンナコッタ追加。

ちょうど正午を回り、雨のさくら通りに人だかりができていった。

黒焼きそば、コロッケ、パンナコッタ、締めて580円と、オトクな買い物。

いちおう説明すると、黒焼きそばとはポールスタアの「東村山黒焼そばソース」を使った焼きそばで、東村山市内のたくさんのお店で提供されているご当地グルメ。
この焼きそばパック、いわば本家本元。

めんどくさいので、コロッケを焼きそばにオン。
コロッケがでかく、バランス感がおかしい(笑)。
コロッケにはもちろん、常備のポールスタア中農ソースを、ドボドボと。
スパイシーなソース味のあとにパンナコッタ、意外に合う。

[DATA]
森のキッチン
東京都東村山市久米川町3-28-2
https://pole-star.tokyo/
https://www.facebook.com/polestar1977
https://www.youtube.com/channel/UCamgSrTDtuJ8ewsUxfHcdCQ
[Today's recommendation]



https://youtu.be/L4BMVbNAAU8
本題と関係ない前振りでアレだが…。
加齢に伴う脳の記憶容量低下は不可避であり、空きメモリーは有効に使いたいもので、余計な情報を入れないよう意識して生きている。たとえばブラウザのホームページをニュース情報の一切ないGoogle(https://www.google.com/)に設定することで受動的情報をシャットアウトするといったような。
車に乗るときはいつもAFN(在日米軍向けラジオ放送)。
日本語が使われず、基本、音楽垂れ流しスタイルで、BGM以上にはならないから。
ところがこのAFN、決まった曲を長期間ヘビーローテーションする傾向があり、たまにしか乗らない車で必ず聞かされる曲というのが何曲もあって、それらは音楽としては知っているが誰の何という曲かわからない… という宙ぶらりんな存在になっていく。
なかにはお気に入りの曲というのも出てきて、そうなったとき情報遮断生活は裏目で、曲が気に入っても曲名もアーティストもわからなければ探しようがなく、悶々とするしかないのだ。
最近、悶々としながらBillboard年間チャートなどYouTube動画のローラー作戦で根性で探り当てた曲が↓↓
https://youtu.be/qod03PVTLqk
アーティスト名を見てぶったまげた。
Elton John, …
なんと、苦労して見つけた曲は、このビッグアーティストの有名曲のサンプリングコラージュであったらしい。
いやー、世の中、知らないことっていっぱいあるものですね!
情報遮断以前に ( ̄_ ̄;∂) ムム…

話変わって雨の木曜日。
コーヒー豆を切らしそうなので雨のやみ間に「デポー東村山」に買いに行き、ついでに「森のキッチン」で昼ごはんを調達。

「森のキッチン」はソースメーカー「ポールスタア」直営のカフェで、今年6月「さくら茶屋」から名称を改めリスタート。
たまたまその直後に伺っており、そのあたりの経緯は過去記事を参照いただければと思う。

ちゃちゃっと買えて便利な存在で、いちいち記事にしないがその後もときどき利用している。

順番で外で待っているうちにまた雨が降ってきたので、時間のかかりそうな弁当ではなく作り置きの黒焼きそばを買う。
![]() | ![]() |
それでは少なそうなので、コロッケ1個を追加。

「明日は休みなのでこちら半額になっておりますが、いかがですか?」と、店員さんが指さす冷蔵ケースにはキャロットラペ、パンナコッタ、杏仁豆腐… と並ぶ。
パンナコッタ追加。

ちょうど正午を回り、雨のさくら通りに人だかりができていった。

黒焼きそば、コロッケ、パンナコッタ、締めて580円と、オトクな買い物。

いちおう説明すると、黒焼きそばとはポールスタアの「東村山黒焼そばソース」を使った焼きそばで、東村山市内のたくさんのお店で提供されているご当地グルメ。
この焼きそばパック、いわば本家本元。

めんどくさいので、コロッケを焼きそばにオン。
コロッケがでかく、バランス感がおかしい(笑)。
コロッケにはもちろん、常備のポールスタア中農ソースを、ドボドボと。
スパイシーなソース味のあとにパンナコッタ、意外に合う。

[DATA]
森のキッチン
東京都東村山市久米川町3-28-2



[Today's recommendation]



https://youtu.be/L4BMVbNAAU8
田園地帯の古民家カフェ 【繭久里カフェ】
2022.08.07
前記事冒頭からの続きで、古民家リノベ「繭久里カフェ」へ。

県道370号を「モラージュ菖蒲」から花崎駅へ向かう途中で西に入ったあたりに位置する。
今回は加須の街なかでうどんを食べたあとなので、県道149号から東へと誘導される。
どっちから向かうにしろ、このあたりは広大な田園地帯を延々と走らされる。

こんなところにカフェ…?
と思わずにはいられないが、ただのカフェではなく古民家リノベ。
物販も充実しているらしい。

これだけの広さの田んぼがあれば昔は庄屋の1軒2軒あって当然であろうし、そういう住宅がいまに残されていても不思議はないのである。

店内には自然食品がそろえてある。なじみの商品もあったりして親近感が湧く。
そういえば豆板醤を切らしていたことを思い出した。
麻婆豆腐や炒め物には欠かせないので、ここで買えたのはラッキー。

地元の農家の野菜もたくさんあって、当たり前だけどどれも新鮮でいきいきしてる。スーパーではこうはいかない。
袋いっぱいに入った小さめのナスを、ぬか漬け用に買う。

加工食品にも惹かれるが、石けん2個にする。
こう毎日暑くては、とにかくシャワー・風呂で使えるものがいいとかなんとか。

レジでお金を払おうとしたらお茶のメニューが目に入ったので、カモミールシトラスをテイクアウト。
真夏日に熱いお茶ってどうよ… と思ったが、レモングラス? レモンバーム? の風味が爽やかで、カモミールのリラックス効果もあってかとてもおいしくいただける。

田んぼの真ん中の古民家カフェ、駐車場に止まる車のナンバーも、近場から遠方までさまざま。
いろいろなイベントも行われているようで、カフェに収まらず食を通しての暮らし方の提案などもしているもよう。
これから先、楽しみな、田んぼの真ん中のお店。。。

[DATA]
繭久里カフェ
埼玉県加須市油井ケ島1393-1
https://cucuricafe.favy.jp/
https://www.facebook.com/cucuricafe/
https://twitter.com/cucuricafetime
https://www.instagram.com/cucuricafe/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/IThER3z-cG0
前記事冒頭からの続きで、古民家リノベ「繭久里カフェ」へ。

県道370号を「モラージュ菖蒲」から花崎駅へ向かう途中で西に入ったあたりに位置する。
今回は加須の街なかでうどんを食べたあとなので、県道149号から東へと誘導される。
どっちから向かうにしろ、このあたりは広大な田園地帯を延々と走らされる。

こんなところにカフェ…?
と思わずにはいられないが、ただのカフェではなく古民家リノベ。
物販も充実しているらしい。

これだけの広さの田んぼがあれば昔は庄屋の1軒2軒あって当然であろうし、そういう住宅がいまに残されていても不思議はないのである。

店内には自然食品がそろえてある。なじみの商品もあったりして親近感が湧く。
そういえば豆板醤を切らしていたことを思い出した。
麻婆豆腐や炒め物には欠かせないので、ここで買えたのはラッキー。

地元の農家の野菜もたくさんあって、当たり前だけどどれも新鮮でいきいきしてる。スーパーではこうはいかない。
袋いっぱいに入った小さめのナスを、ぬか漬け用に買う。

加工食品にも惹かれるが、石けん2個にする。
こう毎日暑くては、とにかくシャワー・風呂で使えるものがいいとかなんとか。

レジでお金を払おうとしたらお茶のメニューが目に入ったので、カモミールシトラスをテイクアウト。
真夏日に熱いお茶ってどうよ… と思ったが、レモングラス? レモンバーム? の風味が爽やかで、カモミールのリラックス効果もあってかとてもおいしくいただける。

田んぼの真ん中の古民家カフェ、駐車場に止まる車のナンバーも、近場から遠方までさまざま。
いろいろなイベントも行われているようで、カフェに収まらず食を通しての暮らし方の提案などもしているもよう。
これから先、楽しみな、田んぼの真ん中のお店。。。

[DATA]
繭久里カフェ
埼玉県加須市油井ケ島1393-1




[Today's recommendation]



https://youtu.be/IThER3z-cG0
80’sファンシーな 【迷夢】
2022.07.31
前記事の湖畔商店会中ほどに、いかにも昭和という趣ある店構えの食堂があり、反射的にスマホを構えると、通りの植え込みの掃除をしている女性の視線を感じた。
小柄な年配のご婦人で、その様子から食堂の店主であると察せられた。
「(撮影)いいですか?」と礼儀上、断りを入れる。
「珍しいようで、皆さん撮ってます(笑)」と、屈託ない返答。
「でもずいぶんきれいにされてますね」
「ありがとうございます」
ちょっとしたやりとりだがとても感じのいい方で、昼ごはんはここで食べようと決めたのだった。
(以上、次号予告)

時刻はちょうど10時
さすがに昼ごはんには早いので公園の外まで散策して、駅のほうまで行こうと思ったが、暑すぎて断念。商店街に戻ってきて10時半。
ほんの30分だが炎天下を歩き、体が水分を欲している。

商店街には軽食・喫茶メニューの充実しているお店が数店ある。
“軽食・喫茶”という字ヅラがすでに昭和だが、メニューもクリームソーダ、レモンスカッシュ、アイスコーヒー… と、レトロ感いっぱい。

商店街の端っこにあるデザートショップ「Meimu(迷夢)」。
80年代的ファンシーな外観と純喫茶風ネーミングセンスに、胸がキュンとうずくのです(-。- ) キュン…

いちおう店内にも席はあるが、窓口販売が基本のようで、店先にパラソルテーブルなどが並べられている。

かき氷のイチゴミルクを1つ。

店内だと各人注文しなければならず、あまり間食をしない僕らには多かったりする。
デザート系はこういうところで1つ買ってシェアするくらいがちょうどいい。

日なたはさすがに暑いが、都会と違って木陰だとずいぶん涼しい。

ときおり湖面を渡って吹いてくる風が心地よい。
甘ったるい練乳の香りがナツカシイ。
(さらにつづく)

[DATA]
迷夢(Meimu)
神奈川県相模原市緑区与瀬392
[Today's recommendation]



https://youtu.be/Cc1QzIWWIrc
前記事の湖畔商店会中ほどに、いかにも昭和という趣ある店構えの食堂があり、反射的にスマホを構えると、通りの植え込みの掃除をしている女性の視線を感じた。
小柄な年配のご婦人で、その様子から食堂の店主であると察せられた。
「(撮影)いいですか?」と礼儀上、断りを入れる。
「珍しいようで、皆さん撮ってます(笑)」と、屈託ない返答。
「でもずいぶんきれいにされてますね」
「ありがとうございます」
ちょっとしたやりとりだがとても感じのいい方で、昼ごはんはここで食べようと決めたのだった。
(以上、次号予告)

時刻はちょうど10時
さすがに昼ごはんには早いので公園の外まで散策して、駅のほうまで行こうと思ったが、暑すぎて断念。商店街に戻ってきて10時半。
ほんの30分だが炎天下を歩き、体が水分を欲している。

商店街には軽食・喫茶メニューの充実しているお店が数店ある。
“軽食・喫茶”という字ヅラがすでに昭和だが、メニューもクリームソーダ、レモンスカッシュ、アイスコーヒー… と、レトロ感いっぱい。

商店街の端っこにあるデザートショップ「Meimu(迷夢)」。
80年代的ファンシーな外観と純喫茶風ネーミングセンスに、胸がキュンとうずくのです(-。- ) キュン…

いちおう店内にも席はあるが、窓口販売が基本のようで、店先にパラソルテーブルなどが並べられている。

かき氷のイチゴミルクを1つ。

店内だと各人注文しなければならず、あまり間食をしない僕らには多かったりする。
デザート系はこういうところで1つ買ってシェアするくらいがちょうどいい。

日なたはさすがに暑いが、都会と違って木陰だとずいぶん涼しい。

ときおり湖面を渡って吹いてくる風が心地よい。
甘ったるい練乳の香りがナツカシイ。
(さらにつづく)

[DATA]
迷夢(Meimu)
神奈川県相模原市緑区与瀬392
[Today's recommendation]



https://youtu.be/Cc1QzIWWIrc
リニューアルオープン! さくら茶屋改め… 【森のキッチン】
2022.07.01
この週末は家の事情で買い弁が続くかもしれないので、組み立てを考えてみた。
といっても、3日全体で料理の傾向や栄養バランスに配慮して… といったオオゴトでなく、いくつか候補が浮かんだ中に“今日しか使えないカード”があり、まず今日はそこに決まり! というだけのことなんだが。
そのカードというのが「さくら茶屋」。
久米川町のソースメーカー「ポールスタア」敷地内の直営カフェで、会社の就業規則に従い(たぶん)、土日祝日は休みなのである。

開店時間の11時――
お店の外観に、どこか違和感。
スタッフがバタバタしていて近寄り難い雰囲気。
遠巻きに中をうかがうと、サンプルが並べられていたショーケースが空っぽだったり、POP関係がなくなっていたり…。
どうなっているのかと戸惑っていると、気づいた男性スタッフが「いらっしゃいませ」と声をかけてくれた。

注文するとき、メニュー変わったな… くらいにしか感じなかったが、待っている間、品書きや置き看板をぼんやり眺めていて、ようやく気づいた。
「名前、変わりました?」
「そうなんです!」と先の男性スタッフ。「今週月曜日から『さくら茶屋』改め『森のキッチン』として営業してます」
最初に感じた違和感の正体はそれだった。
そもそも看板が変わっていたのである (・Θ・;)
あらためて、こちら「さくら茶屋」改め「森のキッチン」。
店名が変わっただけでなくメニューも一新され、たとえば以前から扱っているカレーでもレシピをかなり変えてあるそうだ。

簡単にいうと、ポールスタアのソース類を使うことを前提とした以前のレシピから、経験を積んだシェフの考案による本格的な料理への変更。
買ったのはスパイスカレーとルーロー飯。
ライスの量を180g、200g、220gから選べ、どっちも220gに。
パクチーをのせるか聞かれ、どっちも“On”で。

スパイスカレーは軟らかく煮込まれたチキンごろごろタイプ。
それほど辛くないが、スパイスの香りが刺激的かつ爽やか。パクチーもよく合う。
深いコクがあり、おいしいカレーだ。

ルーロー飯は豚角煮ごろごろ系で、オイスターソースがベースの甘辛味に中華系スパイスを利かせてある。
五香粉というかスターアニスの香りが食欲をそそる。
これまたパクチーがいい仕事♪

量を3段階で選べるきめ細かいサービスはうれしい。
…が、大食でもない自分でも“大”で普通においしくいただけたので、ガッツリ対応も必要かも。

杏仁豆腐やパンナコッタ、ブルーシールアイスクリームなどデザート系も充実。
Facebookには“東村山にいながら世界の料理を”と。
イートインコーナーも再開に向けて調整中とのことで、今後の展開が楽しみ。

[DATA]
森のキッチン
東京都東村山市久米川町3-28-2
https://pole-star.tokyo/
https://www.facebook.com/polestar1977
https://www.youtube.com/channel/UCamgSrTDtuJ8ewsUxfHcdCQ
[Today's recommendation]



https://youtu.be/5ZDsCJ4rGD4


この週末は家の事情で買い弁が続くかもしれないので、組み立てを考えてみた。
といっても、3日全体で料理の傾向や栄養バランスに配慮して… といったオオゴトでなく、いくつか候補が浮かんだ中に“今日しか使えないカード”があり、まず今日はそこに決まり! というだけのことなんだが。
そのカードというのが「さくら茶屋」。
久米川町のソースメーカー「ポールスタア」敷地内の直営カフェで、会社の就業規則に従い(たぶん)、土日祝日は休みなのである。

開店時間の11時――
お店の外観に、どこか違和感。
スタッフがバタバタしていて近寄り難い雰囲気。
遠巻きに中をうかがうと、サンプルが並べられていたショーケースが空っぽだったり、POP関係がなくなっていたり…。
どうなっているのかと戸惑っていると、気づいた男性スタッフが「いらっしゃいませ」と声をかけてくれた。

注文するとき、メニュー変わったな… くらいにしか感じなかったが、待っている間、品書きや置き看板をぼんやり眺めていて、ようやく気づいた。
「名前、変わりました?」
「そうなんです!」と先の男性スタッフ。「今週月曜日から『さくら茶屋』改め『森のキッチン』として営業してます」
最初に感じた違和感の正体はそれだった。
そもそも看板が変わっていたのである (・Θ・;)
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あらためて、こちら「さくら茶屋」改め「森のキッチン」。
店名が変わっただけでなくメニューも一新され、たとえば以前から扱っているカレーでもレシピをかなり変えてあるそうだ。

簡単にいうと、ポールスタアのソース類を使うことを前提とした以前のレシピから、経験を積んだシェフの考案による本格的な料理への変更。
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買ったのはスパイスカレーとルーロー飯。
ライスの量を180g、200g、220gから選べ、どっちも220gに。
パクチーをのせるか聞かれ、どっちも“On”で。

スパイスカレーは軟らかく煮込まれたチキンごろごろタイプ。
それほど辛くないが、スパイスの香りが刺激的かつ爽やか。パクチーもよく合う。
深いコクがあり、おいしいカレーだ。

ルーロー飯は豚角煮ごろごろ系で、オイスターソースがベースの甘辛味に中華系スパイスを利かせてある。
五香粉というかスターアニスの香りが食欲をそそる。
これまたパクチーがいい仕事♪

量を3段階で選べるきめ細かいサービスはうれしい。
…が、大食でもない自分でも“大”で普通においしくいただけたので、ガッツリ対応も必要かも。

杏仁豆腐やパンナコッタ、ブルーシールアイスクリームなどデザート系も充実。
Facebookには“東村山にいながら世界の料理を”と。
イートインコーナーも再開に向けて調整中とのことで、今後の展開が楽しみ。

[DATA]
森のキッチン
東京都東村山市久米川町3-28-2



[Today's recommendation]



https://youtu.be/5ZDsCJ4rGD4


街角の古きよき… 【喫茶アン】
2022.06.23
前記事の続きで、大泉学園駅近くで昼ごはん編。
なじみのない街とは思っていないんだが、このブログにほとんど登場しない大泉エリア。これまで取り上げたお店は、もしかして立ち食いそば「松本」だけかも。

前記事の「牧野記念庭園」をInstagramにアップするとき、“場所を追加”機能で“9.7km先”と出て、そんなないやろ!? とGoogleマップで測ってみると、直線距離でちゃんとそれくらい。自分の感覚とは倍ほどかけ離れているのである。
数字で見れば、なるほど自転車移動の人間にとってなじみとは言い難い距離感で、飲食機会が多くないのもナットク。

なので飲食店事情に明るいわけではないという前提で、事前にいくつか調べてきた。
それらを見て回った中で、いちばん惹かれたのが「喫茶アン」。
昭和レトロな喫茶店である。

駅の階段を下りて、徒歩30秒ほど?
再開発の激しい駅前一等地で、生き残ったというか、取り残されたというか。
そんなビルの2階。

階段がいまの建築基準ではありえないくらい急勾配で、これは年配者には無理だろうと思いつつ入ってみれば、お客は年配者ばかりなのであった ( ̄ω ̄;) エート…

客入りは半分くらいな感じだが、空いている席のほとんどに“予約席”の札が。
そんなに予約が入るとも思えず、これはつまり常連さん対応…?

注文は、まずランチサービスからビーフカレー。
飲み物はホットコーヒー。
もう一品はミックスサンド(5種類から2つ選ぶ→ハムと野菜)とホットティ。

内観的には、いまどきあまり見ないフェイクレザーのソファのまわりに、ポトスが繁茂。
この感じ、かなり昭和です c( ̄▽ ̄)

まずランチのサラダ。
シンプルなフレンチドレッシングがよい。

カレーは欧風というの? 昔の喫茶店カレーの王道的な…?
甘めでコクに深みがある。

具はほぼビーフのみだが、比較的ごろごろ?
全体のボリュームも少なくない。

サンドイッチはなかなか出てこず、ホール係のおねえさんが「もう少しお待ちください」と何度も気にかけてくれた。
ポトスの向こうに垣間見える厨房では、いままさに一生懸命作ってる気配が…。

昭和感のあるサンドイッチ。
実は人気のようで何度もオーダーが通っていたのを聞いた。それで遅くなったのかもしれない。
こういうのでいいんだよ、こういうので。

いま思い出しつつこれを書いていて、初めて入った店の気がしない。
どこかで時空のつなぎ替えが起きているようだ。

[DATA]
喫茶アン
東京都練馬区東大泉1-30-3
https://www.instagram.com/un_ooizumi/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/gfiqW1WaGbw


大泉といえば…?
前記事の続きで、大泉学園駅近くで昼ごはん編。
なじみのない街とは思っていないんだが、このブログにほとんど登場しない大泉エリア。これまで取り上げたお店は、もしかして立ち食いそば「松本」だけかも。

前記事の「牧野記念庭園」をInstagramにアップするとき、“場所を追加”機能で“9.7km先”と出て、そんなないやろ!? とGoogleマップで測ってみると、直線距離でちゃんとそれくらい。自分の感覚とは倍ほどかけ離れているのである。
数字で見れば、なるほど自転車移動の人間にとってなじみとは言い難い距離感で、飲食機会が多くないのもナットク。

なので飲食店事情に明るいわけではないという前提で、事前にいくつか調べてきた。
それらを見て回った中で、いちばん惹かれたのが「喫茶アン」。
昭和レトロな喫茶店である。

駅の階段を下りて、徒歩30秒ほど?
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再開発の激しい駅前一等地で、生き残ったというか、取り残されたというか。
そんなビルの2階。

階段がいまの建築基準ではありえないくらい急勾配で、これは年配者には無理だろうと思いつつ入ってみれば、お客は年配者ばかりなのであった ( ̄ω ̄;) エート…

客入りは半分くらいな感じだが、空いている席のほとんどに“予約席”の札が。
そんなに予約が入るとも思えず、これはつまり常連さん対応…?

注文は、まずランチサービスからビーフカレー。
飲み物はホットコーヒー。
もう一品はミックスサンド(5種類から2つ選ぶ→ハムと野菜)とホットティ。

内観的には、いまどきあまり見ないフェイクレザーのソファのまわりに、ポトスが繁茂。
この感じ、かなり昭和です c( ̄▽ ̄)

まずランチのサラダ。
シンプルなフレンチドレッシングがよい。

カレーは欧風というの? 昔の喫茶店カレーの王道的な…?
甘めでコクに深みがある。

具はほぼビーフのみだが、比較的ごろごろ?
全体のボリュームも少なくない。

サンドイッチはなかなか出てこず、ホール係のおねえさんが「もう少しお待ちください」と何度も気にかけてくれた。
ポトスの向こうに垣間見える厨房では、いままさに一生懸命作ってる気配が…。

昭和感のあるサンドイッチ。
実は人気のようで何度もオーダーが通っていたのを聞いた。それで遅くなったのかもしれない。
こういうのでいいんだよ、こういうので。

いま思い出しつつこれを書いていて、初めて入った店の気がしない。
どこかで時空のつなぎ替えが起きているようだ。

[DATA]
喫茶アン
東京都練馬区東大泉1-30-3

[Today's recommendation]



https://youtu.be/gfiqW1WaGbw


大泉といえば…?
趣ある洋館カフェ 【武蔵野茶房 江戸東京たてもの園店】
2022.04.09
小金井公園「江戸東京たてもの園」編第3弾。
センター~東ゾーンを回って「たべもの処 蔵」で昼ごはんを食べたあと、残る西ゾーンへ。

このゾーンにも10棟ほど復元建築があるが割愛させていただく。
編集に疲れたというか実生活がチョー忙しいというか…。

デ・ラランデ邸という洋館がカフェとして使われており、田無の「武蔵野茶房」により運用されている。
洋館カフェというのも惹かれるものが。

――この住宅は、元は平屋建ての洋館でしたが、1910年(明治43)年ころ、ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデにより3階建てとして大規模に増築されました。その後、何回か所有者が変わりましたが、1956年(昭和31)から、三島海雲氏がこの住宅に住んでいました。1999年(平成11)まで新宿区信濃町に建っていました。(HPより)

ちょうど午後のお茶の時間でもあり、待つ人多数。
名前を記入するが順番まで30分以上ありそうだ。

待合室
というか、ロビー風の待合室の席が空くまで30分ほどかかったという (・Θ・;)

ドイツ風の洋館でありながら、丸窓や天井近くの浮き彫りになった壁面などはどこか日本を感じさせるものがある。

テラス席が空いたので案内される(記入欄に店内/テラスどちらでも可としてあった)。
席でメニューを渡され、注文を決めたら店内のレジまで行って申告・先払いというシステム。
建物自体が展示の一つなので、おそらくカフェ利用以外に見学のみの出入りも自由で、先払いでないと収拾がつかなくなるものと思われる。
実際、レジも店内もシッチャカメッチャカ… s(・'・;)

黒みつきなこソフトクリームと葡萄果汁を注文。

きなこを練り込んだ(?)ソフトクリーム。
上からもきなこと黒みつがかかっていて和のテイストをたっぷり味わう。

それぞれの盆にはさりげなく一輪の花が添えられ、古きよき時代の空気を感じる。

シャンデリアや暖炉を眺めながら室内で過ごすのもいいかもしれないが、この天気に外で味わえたのも幸運だ。

「江戸東京たてもの園」について、前々記事に書いているように園外はよく通るので建物群自体は見慣れている。
見慣れていて、外にいて何とも思っていなかったのが、足を踏み入れればどっぷりハマるのが不思議。
この過空世界の住人になるのに、飲み食いするのも重要な要素だと思う。
ガツガツ食ったあげくうまいのまずいの言ってると豚にされるかもしれないが。

[DATA]
武蔵野茶房 江戸東京たてもの園店
東京都小金井市桜町3-7-1 江戸東京たてもの園 デ・ラランデ邸
https://musashinosabo.com/
https://www.tatemonoen.jp/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/Wslm1ZL9EI8
小金井公園「江戸東京たてもの園」編第3弾。
センター~東ゾーンを回って「たべもの処 蔵」で昼ごはんを食べたあと、残る西ゾーンへ。

このゾーンにも10棟ほど復元建築があるが割愛させていただく。
編集に疲れたというか実生活がチョー忙しいというか…。

デ・ラランデ邸という洋館がカフェとして使われており、田無の「武蔵野茶房」により運用されている。
洋館カフェというのも惹かれるものが。

――この住宅は、元は平屋建ての洋館でしたが、1910年(明治43)年ころ、ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデにより3階建てとして大規模に増築されました。その後、何回か所有者が変わりましたが、1956年(昭和31)から、三島海雲氏がこの住宅に住んでいました。1999年(平成11)まで新宿区信濃町に建っていました。(HPより)

ちょうど午後のお茶の時間でもあり、待つ人多数。
名前を記入するが順番まで30分以上ありそうだ。

待合室
というか、ロビー風の待合室の席が空くまで30分ほどかかったという (・Θ・;)

ドイツ風の洋館でありながら、丸窓や天井近くの浮き彫りになった壁面などはどこか日本を感じさせるものがある。

テラス席が空いたので案内される(記入欄に店内/テラスどちらでも可としてあった)。
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席でメニューを渡され、注文を決めたら店内のレジまで行って申告・先払いというシステム。
建物自体が展示の一つなので、おそらくカフェ利用以外に見学のみの出入りも自由で、先払いでないと収拾がつかなくなるものと思われる。
実際、レジも店内もシッチャカメッチャカ… s(・'・;)

黒みつきなこソフトクリームと葡萄果汁を注文。

きなこを練り込んだ(?)ソフトクリーム。
上からもきなこと黒みつがかかっていて和のテイストをたっぷり味わう。

それぞれの盆にはさりげなく一輪の花が添えられ、古きよき時代の空気を感じる。

シャンデリアや暖炉を眺めながら室内で過ごすのもいいかもしれないが、この天気に外で味わえたのも幸運だ。

「江戸東京たてもの園」について、前々記事に書いているように園外はよく通るので建物群自体は見慣れている。
見慣れていて、外にいて何とも思っていなかったのが、足を踏み入れればどっぷりハマるのが不思議。
この過空世界の住人になるのに、飲み食いするのも重要な要素だと思う。
ガツガツ食ったあげくうまいのまずいの言ってると豚にされるかもしれないが。

[DATA]
武蔵野茶房 江戸東京たてもの園店
東京都小金井市桜町3-7-1 江戸東京たてもの園 デ・ラランデ邸


[Today's recommendation]



https://youtu.be/Wslm1ZL9EI8
団地商店街に昭和っぽい喫茶店 【カフェ エトランゼ】
2022.03.20
昨日、自転車で動いていて思ったんだが、ものすごく車が多い。多すぎてドライバーがピリピリしてる。3連休のどこかで車で出かけようかというのもあったが、それは良案ではないなぁと思ったと。
お彼岸は春も秋も必ずそうなるんだが、なんでだろう…?
ということで、自転車で武蔵村山の野山北公園に。ここはカタクリの群生地として有名で、先週出かけた同じくカタクリ自生地の清瀬中里緑地ではほぼ咲いていなかったが、1週間たってどうだろうということで。

カタクリはちらほらと
途中、相方が具合悪くする。マスクしたまま自転車に長距離乗って酸欠みたいになったようなのだ。
僕もよく急坂を上ったあとに息ができない感覚になることがあるが、つくづくマスク生活というやつは…。
そうなると寒さもこたえるわけで、一昨日の雨と昨日の雷の吹き返しの冷たい北風が身に染みる。
帰るしかない状況。途中、風を遮られる場所でひと休みしたい。
カフェ等があればよいのだが、ここ武蔵村山にそういうものは…。
ありました。
村山団地近く、団地西通りとT字で交わる学園通りに、こじゃれた感じのカフェ発見!

が、その時点で開いているかどうか微妙な様子。
おそるおそる扉を開けて伺ったお店のおばさまの反応も微妙…。

「あ、まだやってないんですね」
「いえいえ、大丈夫ですよ」
ということで入店したが、座ってテーブルのメニュー表を見ると11:30~ とある。
だいぶ早めに入れてくださったみたいで、こっちは弱っていただけに大感謝。
最初食事も考えていたが、開店前でさすがにそこまでは… ということで、カフェオレ(ホット)とブレンド(ミニスイーツ付き)を注文。

カフェオレには泡立てたミルクがたっぷりのっていて、軽く振られたシナモンシュガーの香りがいい感じ。
マグカップが大きくサービス満点だ。

カフェオレにはチョコレート、ブレンドコーヒーに小さなケーキが付く。

店のつくりは新しくきれいなのに、どことなく昔の懐かしい雰囲気がある。
「何年くらいになるんですか?」とつい聞いてみる。
「10年くらい… ですかね」と返ってきた。

昭和世代の喫茶店に対する思いの凝縮したようなお店。
自分がお店を始めるとしたら、やはりこういう形になるのかもしれないと思った。
われわれは帰路の体力を回復したのであった。

[DATA]
カフェ エトランゼ
東京都武蔵村山市学園3-5-4
[Today's recommendation]



https://youtu.be/o6ntsbQm63s


昨日、自転車で動いていて思ったんだが、ものすごく車が多い。多すぎてドライバーがピリピリしてる。3連休のどこかで車で出かけようかというのもあったが、それは良案ではないなぁと思ったと。
お彼岸は春も秋も必ずそうなるんだが、なんでだろう…?
ということで、自転車で武蔵村山の野山北公園に。ここはカタクリの群生地として有名で、先週出かけた同じくカタクリ自生地の清瀬中里緑地ではほぼ咲いていなかったが、1週間たってどうだろうということで。

カタクリはちらほらと
途中、相方が具合悪くする。マスクしたまま自転車に長距離乗って酸欠みたいになったようなのだ。
僕もよく急坂を上ったあとに息ができない感覚になることがあるが、つくづくマスク生活というやつは…。
そうなると寒さもこたえるわけで、一昨日の雨と昨日の雷の吹き返しの冷たい北風が身に染みる。
帰るしかない状況。途中、風を遮られる場所でひと休みしたい。
カフェ等があればよいのだが、ここ武蔵村山にそういうものは…。
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ありました。
村山団地近く、団地西通りとT字で交わる学園通りに、こじゃれた感じのカフェ発見!

が、その時点で開いているかどうか微妙な様子。
おそるおそる扉を開けて伺ったお店のおばさまの反応も微妙…。

「あ、まだやってないんですね」
「いえいえ、大丈夫ですよ」
ということで入店したが、座ってテーブルのメニュー表を見ると11:30~ とある。
だいぶ早めに入れてくださったみたいで、こっちは弱っていただけに大感謝。
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最初食事も考えていたが、開店前でさすがにそこまでは… ということで、カフェオレ(ホット)とブレンド(ミニスイーツ付き)を注文。
![]() | ![]() |

カフェオレには泡立てたミルクがたっぷりのっていて、軽く振られたシナモンシュガーの香りがいい感じ。
マグカップが大きくサービス満点だ。

カフェオレにはチョコレート、ブレンドコーヒーに小さなケーキが付く。

店のつくりは新しくきれいなのに、どことなく昔の懐かしい雰囲気がある。
「何年くらいになるんですか?」とつい聞いてみる。
「10年くらい… ですかね」と返ってきた。

昭和世代の喫茶店に対する思いの凝縮したようなお店。
自分がお店を始めるとしたら、やはりこういう形になるのかもしれないと思った。
われわれは帰路の体力を回復したのであった。

[DATA]
カフェ エトランゼ
東京都武蔵村山市学園3-5-4
[Today's recommendation]



https://youtu.be/o6ntsbQm63s

