老舗甘味処にてタンメンを食す 【伊勢屋(西早稲田)】
2017.06.17
事情あって新宿若松町まで自転車で行った。所要2時間半。どんな事情だ(笑)。
妻と次女と落ち合って用事を済ませ、帰りは電車なので(だからどんな事情だ(笑))高田馬場まで歩くことにして、途中昼ごはんの店を探す。
馬場口交差点の近く、老舗甘味処にして知る人ぞ知る中華の名店「伊勢屋」へ。

ここは以前から気になる存在だったが、そもそもこのあたりに来ること自体多くないのでなかなか機会がなく、去年の暮れに穴八幡で一陽来復の御守を買った帰りにようやく入ることができた。
タンメンと焼そばを食べ、とても満足した。
そういえば学生時代に団子を買って甘泉園のあたりまでぶらぶら歩き食いをした。もろ昭和のころの話。
店内は満席で順番待ち1組という盛況ぶり。
入ってすぐの席の男女が食べ終わっていて、まもなくそこに入れそうなのだが、常連らしくお店のおねえさんとずっとおしゃべりしてる。しかもおねえさんのほうが積極的で、なかなか会話を終わらせようとしない。お店サイドが客の回転を滞らせている。
わしらは直接的不利益を被っているはずなんだが、そののんびりした接客に、なぜかほのぼのとした気持ちにさせられる。

タンメン700円(私)、焼そば600円(妻)、もやしそば700円(次女)。
客層は年齢幅が広く、というか下と上への偏りがみられ、10代、20代、30代が抜け落ちている感じ。小さい子ども連れが3組もいる。1人で来ているおばあさんが帰ったと思ったら、入れ違いに違うおばあさんが入ってきた。なんだかご近所の憩いの場のような雰囲気なのだ。
家族経営のようで、かわりばんこにレジを受け持つ2人のおねえさんは似ているような気がする。ホール係の主力のおばちゃんは、名字で呼ばれているからパートっぽい。
去年来たときは大女将がいて、近所の年寄りとよもやま話をしていた。誰それが死んだとか、誰それが死んだとか、誰それが……。
今日は見ないなと思っていたら、奥から「できたてのホッカホカ」とか言いながらおいなりさんの番重を抱えて登場。レジのところにドンと置いて、キャッシュトレーを吹っ飛ばす(笑)。
この方は背中は曲がっているが足取りはかなりしっかりしている。洗い物もてきぱきこなす。
まだまだ引退はなさそうだ。

タンメン

もやしそば
タンメンともやしそばの違いは、まずキャベツとモヤシの比率が逆。タンメンが7:3だとしたら、もやしそばは3:7。
あともやしそばにはネギが入る。ほかの具は、ニンジン、ニラ、キクラゲ、豚肉、ナルト。

焼そば
焼そばは、野菜類はたぶんタンメンと同じで肉は入っていない。
提供されたその場で紅ショウガをのせるかどうか聞かれる。

タンメンは炒めた具に中華鍋の鉄けが移って香ばしく、食欲をそそる。麺は中細やや縮れで、かん水くさい昔懐かしのタイプ。子どものころから食べているような食べ物だから心底ほっとする。
途中で妻の焼そばとチェンジ。こちらも縁日の焼きそばのようなレトロな味わい。

量はどれもけっこう多い。
ちなみに隣の席の焼めしとチキンライス、ちらっと見えただけだが量がものすごい。
窓口に和菓子を買う客がひっきりなしに訪れるから、なかなかレジに立つタイミングが図れない。店内で食事をした人も多くは和菓子を買って帰るようなので、うちもそれに倣う。
生き生きと働く女性たちに元気をもらいに行くお店だ。

[DATA]
伊勢屋
東京都新宿区西早稲田2-18-20
和菓子屋さんですから…
伊勢屋/東京都新宿区西早稲田2-18-20
豆だいふく130円、水まんじゅう(こしあん、つぶあん)140円
[Today's recommendation]



https://youtu.be/JURip9xV2L4
事情あって新宿若松町まで自転車で行った。所要2時間半。どんな事情だ(笑)。
妻と次女と落ち合って用事を済ませ、帰りは電車なので(だからどんな事情だ(笑))高田馬場まで歩くことにして、途中昼ごはんの店を探す。
馬場口交差点の近く、老舗甘味処にして知る人ぞ知る中華の名店「伊勢屋」へ。

ここは以前から気になる存在だったが、そもそもこのあたりに来ること自体多くないのでなかなか機会がなく、去年の暮れに穴八幡で一陽来復の御守を買った帰りにようやく入ることができた。
タンメンと焼そばを食べ、とても満足した。
そういえば学生時代に団子を買って甘泉園のあたりまでぶらぶら歩き食いをした。もろ昭和のころの話。
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店内は満席で順番待ち1組という盛況ぶり。
入ってすぐの席の男女が食べ終わっていて、まもなくそこに入れそうなのだが、常連らしくお店のおねえさんとずっとおしゃべりしてる。しかもおねえさんのほうが積極的で、なかなか会話を終わらせようとしない。お店サイドが客の回転を滞らせている。
わしらは直接的不利益を被っているはずなんだが、そののんびりした接客に、なぜかほのぼのとした気持ちにさせられる。

タンメン700円(私)、焼そば600円(妻)、もやしそば700円(次女)。
客層は年齢幅が広く、というか下と上への偏りがみられ、10代、20代、30代が抜け落ちている感じ。小さい子ども連れが3組もいる。1人で来ているおばあさんが帰ったと思ったら、入れ違いに違うおばあさんが入ってきた。なんだかご近所の憩いの場のような雰囲気なのだ。
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家族経営のようで、かわりばんこにレジを受け持つ2人のおねえさんは似ているような気がする。ホール係の主力のおばちゃんは、名字で呼ばれているからパートっぽい。
去年来たときは大女将がいて、近所の年寄りとよもやま話をしていた。誰それが死んだとか、誰それが死んだとか、誰それが……。
今日は見ないなと思っていたら、奥から「できたてのホッカホカ」とか言いながらおいなりさんの番重を抱えて登場。レジのところにドンと置いて、キャッシュトレーを吹っ飛ばす(笑)。
この方は背中は曲がっているが足取りはかなりしっかりしている。洗い物もてきぱきこなす。
まだまだ引退はなさそうだ。

タンメン

もやしそば
タンメンともやしそばの違いは、まずキャベツとモヤシの比率が逆。タンメンが7:3だとしたら、もやしそばは3:7。
あともやしそばにはネギが入る。ほかの具は、ニンジン、ニラ、キクラゲ、豚肉、ナルト。

焼そば
焼そばは、野菜類はたぶんタンメンと同じで肉は入っていない。
提供されたその場で紅ショウガをのせるかどうか聞かれる。

タンメンは炒めた具に中華鍋の鉄けが移って香ばしく、食欲をそそる。麺は中細やや縮れで、かん水くさい昔懐かしのタイプ。子どものころから食べているような食べ物だから心底ほっとする。
途中で妻の焼そばとチェンジ。こちらも縁日の焼きそばのようなレトロな味わい。

量はどれもけっこう多い。
ちなみに隣の席の焼めしとチキンライス、ちらっと見えただけだが量がものすごい。
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窓口に和菓子を買う客がひっきりなしに訪れるから、なかなかレジに立つタイミングが図れない。店内で食事をした人も多くは和菓子を買って帰るようなので、うちもそれに倣う。
生き生きと働く女性たちに元気をもらいに行くお店だ。

[DATA]
伊勢屋
東京都新宿区西早稲田2-18-20

伊勢屋/東京都新宿区西早稲田2-18-20
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[Today's recommendation]



https://youtu.be/JURip9xV2L4