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鬼子母神名物は、東京屈指の名店 【おせんだんご】

2023.01.03

 前記事の続きで、だんご屋さんに大黒さま… もとい、大黒堂にだんご売り場が――

まさに絵に描いたような門前の茶屋である。
茶屋好きを自認する者としてこれを素通りできようか(いやできない)。


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簡単に説明すると、“雑司が谷七福神”の大黒天を祀る鬼子母神 大黒堂ではおだんごが売られている。その名も「おせんだんご」。
つまりこのお堂、「大黒堂」と「おせんだんご」の二枚看板と考えればわかりやすい。


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栞によると、かつて雑司が谷鬼子母神境内には多数の茶屋・料理屋が立ち並んでおり、いつしかそれらは姿を消したが、一軒の茶屋で売られていたおだんごの復活を望む声が多々聞かれ、それに応える形で大黒堂に店を構えたのが「おせんだんご」。
“おせん”は、鬼子母神に千人の子どもがいたことにあやかったもので、たくさんの子宝に恵まれるようにという願いが込められているとのこと。


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その栞の名義に目を奪われる。
根岸芋坂の「羽二重団子」といえば、向島の「言問団子」、上野の「鶯だんご」(新鶯亭)と並ぶ“東京三大団子”。
鬼子母神のHPには、“株式会社羽二重団子 澤野修一社長のご尽力によりおせん団子が復活”とある。


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思いがけない名店との出会い。
これも七福神のご利益か。


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というか、7年前に確実にこの大黒堂にお参りしているはずだが、茶屋の記憶がない。
そのときの七福神の回り順は今回とは逆に鬼子母神をしょっぱなとしていたため慌ただしくて目に入らなかったか、あるいは「おせんだんご」営業日以外だったか。
営業日は、ネット情報ではだいたい土日祝日および縁日の8・18・28日となっているが、上の栞には“毎週月火定休日”と書いてあるので要確認。


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おせん団子(焼き団子・あん団子各1本)を一つ頼む。
これで1セットだが、お茶を2つ付けてくれた。


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平たいフォルムは、名高い羽二重団子そのもの。
甘さ控えめのこしあんと甘くない生じょうゆの組み合わせがよい。
ただし、「羽二重団子」が一串4つ刺しなのに対し「おせんだんご」は5つ刺しとお得感がある。

――小粒の五つ刺しのおだんごは、安産子育てと子孫繁栄を祈願する意味をこめております。


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「羽二重団子」は1819(文政2)年創業。
前記事でも触れている雑司が谷ゆかりの夏目漱石など文化人に愛されていたことでも知られる。
日暮里の本店のイートインメニューには漱石セット(焼き1本・漱石もなか1個)をはじめ、(正岡)子規セット(焼き1本・あん3本)、(岡倉)天心セット(焼き2本・冷酒グラス)などが。
うぅ… 行ってみたい!


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――「行きませう。上野にしますか。芋坂へ行って團子を食いましょうか。先生あすこの團子を食ったことがありますか。奥さん一辺行って食って御覧。柔らかくて安いです。酒も飲ませます。」と例によって秩序のない駄辯を揮っているうちに主人はもう帽子を被って沓脱へ下りる。
吾輩は又少々休養を要する。主人と多々良君が上野公園でどんな真似をして、芋坂で團子を幾皿食ったかその辺の逸事は探偵の必要もなし、又尾行する勇気もないからずっと略してその間休養せんければ成らん。

(夏目漱石『吾輩は猫である』より)


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[DATA]
おせんだんご
東京都豊島区雑司が谷3-15-20 鬼子母神堂 大黒堂
https://www.kishimojin.jp/guide/moreinfo/other06.html





[Today's recommendation]


https://youtu.be/KKdOGSi4bKo



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吾輩と三毛子



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次号予告


門前の茶屋を求めて 【騎崎屋】

2022.12.11

 前記事の続きで、昼ごはんをどうするか。
「妻沼聖天山 歓喜院」のガイドさんをつかまえて聞いてみた。

「このあたりで昼ごはん食べるとしたら?」
「うーん…。遠くにだったらあるけどねぇ」と、年配のガイドさん。

えっ? さっきこのあたりを少し歩いて、いろいろあると思ったけど。
そういうお店の中でどれがお勧めか、というつもりで聞いてみたんだが…。


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そういう経験はよくある。
向こうにしてみれば、都会の若い人(←わしら(笑))はデズニーだかデニーズだかいうハイカラな店に入るものだという決め付け、またはこの土地には古くさい店しかないと思われたくないという虚栄心みたいなものがある。
そういう目で見られているとすれば、不本意でもあるし、永遠にかみ合いそうにないという寂しさも。

結局、自力で探すしかない。


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歓喜院の仁王門を出ると左右に飲食店がある。
かたや、うなぎ~ こなた、うどん~


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うなぎ~


心と財布の準備ができていないので、西方、うどん~


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前記事1枚目の写真の反対のアングルで、向こうが駐車場

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参道に平行に通る茶屋街の“上座”の位置

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実盛公うどんの幟

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趣ある和風建築

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…というお休み処「騎崎屋」


「騎崎屋」は、食事メニュー的にはうどん屋だが、食べログの口コミの多くは甘味… というか、ほぼかき氷。
まあ、絵にかいたような門前の茶屋である。


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いちばん好きな形の街とお店屋さんの在りようであり、こういうものを求めて旅していると言っても過言ではない。


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店内のつくりも趣いっぱい。
酔っぱらった町人役が中村梅雀にクダまいてるシーンが思い浮かぶようだ。


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注文は、イチオシっぽい実盛公うどんと、もう1品は天ぷらうどん。
それと茶屋的メニューとして外せない、みそおでん。


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うどんは細めで、うどんとひやむぎの中間くらい。
コシがなさそうで、かむとギリギリのところで抵抗する。
ツルッとのど越しのやさしいおいしいうどん。


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天ぷらはネギとサクラエビのかき揚げで、武蔵野というか関東平野の典型的なうどんのスタイル。


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実盛公とは、歓喜院を開創したとされる斎藤別当実盛のこと。


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実盛が“源平合戦で白髪を染めて戦いに赴いた逸話にちなんで”とある。
黒髪に見立てたノリの上に、(白髪に見立てた?)妻沼特産ヤマトイモの千切りをのせてある。


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斎藤別当実盛公像


いろいろ勉強になります <(_ _*)>


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元は酒屋さん(酒販)で、いまの参道の幅いっぱいを占める大店だったそうだが、昭和・戦後・平成(と言ったかな…)と、参道の整備が行われるたびに後退。
「こんな小さいお店になってしまったんです」とお店のおかあさん。


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そんな大きい酒屋の商売が成り立つほど栄えた土地なのか… と往時に思いを馳せる。

(つづく)


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右奥は歓喜院仁王門と本殿


[DATA]
騎崎屋
埼玉県熊谷市妻沼1513





[Today's recommendation]


https://youtu.be/FIph0Qstfn4



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次号予告


地域の歴史と食文化に触れる旅 【かねつき堂】

2022.10.30

 自分は物事を深く考えないところがあって、最前より隣でつぶやかれている謎の文言も特段気に留めることもなかったが、いよいよ次のイベントという段となっては、さすがに問題に正対せざるを得ない。

「鐘つき堂でゼリーフライ」とは、いったい…?

ゼリーフライなるものが揚げた(fried)ゼリー(jelly)ではないらしいことは街歩きマップ等を流し見てうっすら気付いていたが、それと鐘つき堂がどう関わってくるのか。

「山本の奈良漬」で買い物をしたあと“浮き城の径”を抜け忍城へ。
お堀の脇を通って信号を渡った先は、忍東照宮の森で通りと隔てられた静かな住宅街。
少し進むと案内看板。


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その先の角を曲がると……
うん、お店だ。


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行田名物ゼリーフライを売っている「かねつき堂」というお店… って、なんかそんな気はしたけどね ヾ(・ω・o) ォィォィ


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入り口右手にある鐘楼が店名の由来。


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――1988年の忍城の改築により、かつての忍城の姿が再現されました。その際に鐘楼を譲り受け、お店の敷地内に移築し休憩所としています。鐘はレプリカを造る為に鐘楼から外され、現在は行田市の郷土博物館に安置されています。お店HPより)


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たしかに郷土博物館には鐘が展示されていた。
あれとこれとで1セットと考えれば、こちら忍城観光には外せないお店といえよう。


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屋内席のほかに、わりと広いオープンな飲食スペースがあり、鐘楼にもベンチとテーブルが備え付けられている。


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店内に“ゼリーフライとは?”という額縁が掛けられている。


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――赤ちゃんの離乳食から歯のないお年寄りの食に至るまで幅広く親しまれています。豆腐のおからにジャガイモ、ニンジン、長ネギを細かくきざんだものを混ぜ、植物油で揚げ、特製ソースにくぐらせたとってもヘルシーでおいしい食べ物です。形が小判型=銭型(ぜにがた)をしているところから「ぜに」がなまってゼリーフライと呼ばれるようになったとか…。昭和初期ごろから行田の庶民のおやつとして愛されてきました。

うん、わかりやすい(笑)。
つまりは卯の花コロッケ的な?


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ゼリーフライのほかに焼きそばなども持ち帰りできるというので、晩ごはん用に買って帰ることに。
買ったのはゼリーフライ(1人前2個)と、焼きそば、ふらい焼きそば卵入り。


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“ふらい”については店内に張ってあった『サライ』の記事を参照ください。


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ゼリーフライは具がほぼ当たらないほど細かくきざんであり、思ったより繊細な食べ応え。ソースもくどくなく、1個ペロッと食べられる。
おかずというよりおやつっぽいが、ビールにはよく合うのだ。


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焼きそばとふらい焼きそばは大小あり、どっちを買ったのかわからなくなってしまったが、すごく多かったとだけ書いておこう。


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ふらい焼きそばは、ふらいで焼きそばを包んだもので、ふらいの生地にネギが練り込んである。
埼玉といえばネギ。
「うん。埼玉の味」と、埼玉出身の相方が満足げ。


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食べ物を通して土地の風土や歴史、風習に触れることができた行田の旅。

おしまい。


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[DATA]
かねつき堂
埼玉県行田市本丸13-13
http://gyoda.html.xdomain.jp/kanetsukido/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/1DgdIFmV0j4


昭和要素の詰まった新宿銘菓 【時屋 新宿小田急ハルク店】

2022.10.27

 前記事の続きで、せっかく新宿に来ているのでお土産を買って帰ることに。
新宿名物といえばOだんごとH万頭だが、自宅用には大げさそうでもあり、込み入った事情を抱えていそうでもあり…。
で、思い出したのが、どら焼き。


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西新宿の路面店のショーケースに飾られた巨大どら焼きのサンプルは「神楽坂飯店」の一升炒飯にも匹敵するインパクトもので、初台あたりの女子大生の間でやたら人気だったとか、なんだとか。
帰省するときに東京土産として買っていったらウケるだろうな… と考えたことはあるが、実際に買ったことはない。


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「時屋 新宿小田急ハルク店」。
つまり、単独の路面店に見えなくもないが、この一角は小田急ハルクの建物の一部なのである。


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保谷駅前の和菓子&定食「いさわ」のご主人に、先代が小田急ハルクに出店していたという話を聞かされたことを思い出した。
まさにこの中の1店だったんじゃないだろうか?


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「いさわ」店主いわく(( )内は筆者補足)。

昭和時代、(クレイジー・キャッツがしばしば歌の題材としたように)キャバレー通いがはやった。
かような御仁はお店のおねーちゃんへお土産を持っていく。
キャバレーといえば歌舞伎町。
(超高層ビルビジネス街と歌舞伎町の間に位置する)当地では、甘いものがよく売れた。

「時屋」の特大どら焼きも、あるいは… ( ̄ω ̄;)


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1948年創業。
それ以前は時計屋だったそうだ。
それで「時屋」。


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なんと、店頭に食事メニューが出ている。しかも和風だ。
これは気になる。


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栗中どら焼きと、比較対照に小どら焼きを、1個ずつ買う。

中でもかなり大きい。
その半分でも、僕にはまだ大きい(笑)。


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それにしても、昭和時代のお気楽サラリーマンと比べ自分はなんて健全なんだ… と思いましたね σ( ̄、 ̄=)ンー


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[DATA]
時屋 新宿小田急ハルク店
東京都新宿区西新宿1-5-1 新宿西口ハルク1F
http://www.tokiya.co.jp/index.html





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/jN8sV0CPXr8


https://youtu.be/8w-6uPw0TZY



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門前で、お約束的そば&おでん 【さくらや】

2022.10.23

 前記事の続きで、大山阿夫利神社下社へお参りしたあと、頂上の本社へ登拝するための「登拝門」(登山口)の前で思案するわしら。
登るべきか登らざるべきか…


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うん。無理 ヾノ・ω・。) ムリムリ

回れ右して拝殿前を足早に通り過ぎ、鳥居をくぐって階段を下り…
と、眼下に心惹かれる光景が…。


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…というのもいかにもしらじらしい、さっきケーブル駅から神社までの間にも目にしている3軒続きの売店。
もっというと、昔来たときにも入っているこちらのお店。
大好きな“門前の茶屋”である。


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ケーブルカーで阿夫利神社まで来た人の下社で参拝後にとるべき行動は主に2つ。
登拝門から本社をめざすか、売店横から山腹の見晴台に向かうか(見晴台経由で本社というルートもある)
前回は幼児連れだったので見晴台までだったが、今回どうするかというと、運動不足の高齢者予備軍2人ということで、やっぱり見晴台… というのが、前記事末尾の意思決定過程である。


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朝が早く、50kmほど車を運転しているので、小腹がすいている。
見晴台に向かう前に、ちょっと食べておきたい。


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3軒のうち左2軒を使っているのが「さくらや」。
前に大山に来たとき、見晴台から帰ってきてひと休みしたのがたぶんこちら。


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前記事に動画を張った落語「大山詣り」の枕で、
――これから陽気もお暑くなります。暑いときにはなるべく涼しいところで過ごしたいと、これはまあ人情です。

と三遊亭圓生が語っているように、それはまさに猛暑の年。
茶屋で涼みながら、「下界には戻りたくないね」と話したものだ。


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小腹を満たすつもりが、こういうところでは必ず食べたくなる山菜そばにあらがえず ( ̄- ̄;)ンー
もう1品は、おでん一皿5品。


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まずおでん。
こんにゃく3串、ちくわ2串。


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僕は煮物のこんにゃくの調理法には相当なこだわりがあるんだが、これほど味の染みたこんにゃくを食べるのは初めて。
辛子ではなく一味で食べるおでんというのも、かなりイイが…
「ビ、ビール… ヽ(´д`)ノ ハァハァ…


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前にも書いたかもしれないが、山菜そばを食べたシチュエーションといえば御岳山、八島ヶ原湿原、千畳敷… と、非日常感が強い。
僕の中ではそういう(ハレの)食べ物ということになっている。


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さて、小腹も満たされたことだし、“軽く”見晴台まで行ってみようか。
って、これが実際には……

(つづく)


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[DATA]
さくらや
神奈川県伊勢原市大山阿夫利神社下社12
https://www.facebook.com/%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E5%8E%9F%E5%A4%A7%E5%B1%B1%E8%8C%B6%E5%B1%8B%E5%87%A6-%E3%81%95%E3%81%8F%E3%82%89%E3%82%84-1589037717982387/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/qpCrermGkAY



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“ルーメソ”とは?


川越名物? “門前〇〇そば” 【小峰商店】

2022.10.18

 前記事の続きで三芳野神社をあとにして… というか、前記事の写真にも写り込んでいる「小峰商店」。
裏参道的なすぐ後ろという位置どりの“門前の駄菓子屋さん”である。
こちらでは川越名物 太麺焼きそばが食べられる。


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三芳野神社の末社 大黒社(県指定文化財)と、その背後の小峰商店

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右後ろにチラッと写っているのが「川越城本丸御殿」

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90度位置を変えると、こんな感じで、右に「川越城本丸御殿」

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門前(鳥居前)であり、城前でもある


川越の太焼きそばといえば「まことや」が有名だが、そういうことを最近まで知らず、Instagramのコメントで教えていただき実際に食べて記事にしたのがちょうど1年前。

その際にちょっと調べて引っかかっていたのが、こちら「小峰商店」。
「まことや」同様、焼きそばが食べられる“門前の茶屋”的存在である。


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お店フロアは駄菓子屋と食堂が半々というL字形のつくり。


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食堂メニューは焼きそばのみ。並もり300円、大もり450円、特盛600円。
窓口で「大もり」と申告。前払い制。


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品書きに“具材は麺とキャベツのみ!”と書いてあるところが潔い。


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これは、“太麺をソースで味わう”という食べ物のようだ。
実際、太麺は、かみしめるほど味わいが増す。


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パッと見それほど多く見えないので大もりで正解… と思ったが、ほぼほぼ麺でなかなか食べでがある。
ただし、後半単調になるので、紅しょうが切望。


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ショウガない💦ので卓上の七味を振ってみたが、これがよく合う!


隣の天神様にあやかって“とおりゃんせ焼きそば”とかいう売り出しで、受験縁起物としてブレークしないだろうか…。
“苦(具)もなく受かります”なんてね(笑)。


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創業1934年とのこと。
個人的には高校時代に部活のあと必ず寄っていた校門前のパン屋さんが思い出される。
人それぞれにいろんな場面が思い浮かぶんじゃないだろうか。
そんな、昔懐かしい駄菓子屋さん。


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[DATA]
小峰商店
埼玉県川越市郭町2-25-11





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/p4v5IdTCvsQ



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平日の川越は人出もまばら


時が止まったかと… 【2号売店 おぐま】

2022.10.09

 前号までのあらすじ☛ ……腹が、減った……

大宮公園内の売店(兼 食堂)をひと通り見て回り、昼ごはんをどこで食べるかということになると、前々から情報がよく上がっているのは1号売店である。
実際、1号・2号まわりは氷川神社に近いこともあって往来も多く、呼び込みの声が飛び交って活気があった。


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「岡田売店(1号売店)」(左)と「おぐま売店(2号売店)」(右)


ということで1号「岡田売店」に戻ってみたが、店内にはオレンジ色の人たちがたまってる気配。
これはちょっと… ( ̄_ ̄;∂)…

実は氷川神社に着いたしょっぱなからオレンジのいでたちの人をやたら見かけていて、何かのボランティア? ぐらいに特に気にかけていなかったが、参拝のあと白鳥池の向こうにサッカースタジアムのような建造物を目にして、はたと気がついた。
アルディージャか…!

大宮公園内には「NACK5スタジアム」があり、日曜日だけにこのあとサッカーの試合が行われるものと推測される。
昔、埼玉スタジアムで赤い人たちに囲まれて嫌な思いをしたことがあり、そういう人たちにはなるべく近寄りたくないというか…。


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1号売店をパスして隣の2号「おぐま売店」へ。


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フライドポテトやフランクフルト、焼きそばのホットショーケース後ろに配置しているおとうさんを中心に家族経営なのかな?
皆さん元気よく愛想もよい。


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同じタイプの上野公園「東照宮第一売店」でも感じたことだが、昔はすれっからしな印象だったこういうお店の接客が、いまは心地よく感じる。
お店側が変わったのか、時代との乖離の裏返しでこっちがそっちに近づいたのか。


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この手のお店の“三種の神器”といえばカレー・ラーメン・焼きそばだが、意外なことに品書きにカレーが見当たらないので、迷うことなくラーメンと焼きそば。
まぁ上のリンク先の上野公園と同じ注文で、芸がないといえば芸がない (;^_^A


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店頭で焼きそばのパックを買い、その場でラーメンを注文し支払いを済ませて入店… といったシステム。


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店内は意外に広く、余計うらぶれ感が漂い、こういうのすごく好きだ。

“店内スマホ禁止”とあちこち張ってあるので聞いてみたところ、「ポケモン等で居座る人がいるから」とのことで、撮影などは全然OKでした。


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厨房方面では焼きそばパックがじゃんじゃん作られているので、よく売れるんだろうな。


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ラーメンも、こういうのでいいんだよ、こういうので。


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値段のわりに具材が多く、そのあたりにもサービス精神を感じる一杯のラーメン。


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しつこいようだが、世の中、うまいのまずいのだけではないのだ。


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[DATA]
2号売店 おぐま
埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4-219 大宮公園内





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/bxL1ql21Xks



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大宮公園白鳥池


手づくり感いっぱいな埼玉銘菓 【高橋売店】

2022.09.25

 前記事の続きで、「吉見百穴」の中央通路という岩肌を上り、左側の林の中のつづら折りを下りてきた。
そこに売店があって“五家宝”の看板が掛かっている。

五家宝というお菓子を、たまに食べたくなる。
どういうときかというと、昭和感漂うさびれた観光地で土産物屋などをのぞいているようなとき… って、まんまやないかーい! ヾ(・ω・o)


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「五家宝って古河だよね?」
「違うよ、埼玉だよ」と、埼玉出身の相方。
「それもそうだけど、古河もだよね?」
「知らない」

茨城県古河市名物“五家宝と鮒の甘露煮”… と覚えていた。実家が古河に近い相方にそう教わったと思っていたんだが。


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“五家宝_古河”でググッてみた。
――古河ブランド 御家寳(ごかぼう):古河城主に命名され諸大名や旅人にも愛された伝統の菓子。(古河市観光協会「こがナビ」
用字は違うが、れっきとした伝統菓子である。

次に“五家宝”単独で。
――五家宝(ごかぼう)とは、埼玉県で生産・販売されている和菓子の一つである。Wikipedia
やっぱり基本、埼玉銘菓ということのようだ。

ということで、埼玉県吉見町で五家宝を買ってみることに。


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吉見百穴内の土産品店&軽食堂「高橋売店」。


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五家宝といえばシンプルなきな粉風味しか思い浮かばないが、こちらは味のバラエティが豊富で面白い。


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1本から好みの組み合わせで買えるそうだ。
きなこ、チョコ、抹茶、ゆず、クランベリー… の“本日の全種”6本パックを購入。


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ついでに、吉見町といえば… という“日本一川幅おかき”(七味唐辛子味)も買う。
もちろん鴻巣-吉見間の荒川の川幅2537メートルで日本一… にちなんだもの。


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こちらの五家宝、味のバラエティのほかにもちょっと変わったところがあって、水あめの配合割合が少ないためバインドが弱く手にとると崩れやすい。
そのため、食感も五家宝独特のネチッではなく、サクッと軽い。


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説明書きに“熟練の職人が機械を使用せずに一本一本丁寧に木板で仕上げています”とあったが、まさにそんな感じで、手づくり感いっぱい。
口当たりが軽いので、スナック感覚でいくらでも食べられそうだ。


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吉見町もいろいろ面白かったなぁ… とか言いながら、翌朝のコーヒーのおともに五家宝をいただくのであった。

(吉見町編おしまい)


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[DATA]
高橋売店
埼玉県比企郡吉見町大字北吉見329





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/dNfXPgSN5v8



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吉見百穴資料展示館にて


そうだ 茶屋、行こう。 【厄除けだんご どびんや】

2022.09.25

 前記事の続きで、「吉見観音」からの帰りに仁王門をくぐると、向こうから“歩け歩け”の大軍団がやって来るのが見えた。
ちょうど参道で擦れ違うタイミングだったからよかったものの、少し時間がずれていたら境内でかち合い、過密状態必至で、思うように写真も撮れなかっただろう。

…と安堵したが、大移動民族の生態がわれわれのこの先の行動に大きな影響を及ぼすことになろうとは、このときは知る由もない。


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ともかく、参道のおだんご屋「厄除けだんご どびんや」でひと休み。


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いわゆる“門前の茶屋”が好きで、「Go To 茶屋」または「そうだ 茶屋、行こう。」キャンペーンと称し、ときどきこのブログで取り上げている。(各記事はページ☛右サイドの「Category」>「甘味処・茶屋」よりご覧ください)


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右の売店では、だんごや飲み物のほか農産物や土産物も売っている

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左がイートインコーナーになっていて、うどんも食べられる

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前記事にも“参道のだんご屋に惹かれ”と書いているように、門前の茶屋はおでかけ先の選定理由としてポイント高い。
茶屋が好きな理由は物見遊山という非日常と結び付いているからであって、うまいのまずいの言ってるわけではないのであしからず。


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厄除けだんごは6種類。
“白焼き”というのが通っぽい。
――おうどんに入れて食べるのもおすすめです。

それ、いいかも ( ̄▽ ̄)δ


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しょうゆとゆずみそを1本ずつ買う。


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こわれ麩と手やきせんべいも1袋ずつ。


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――毎年6月18日の御開帳の日は、一年の感謝を祈り、おだんごを食べる特別なご縁日となっております(朝観音)

前記事にも引用しているが、6月18日は参道に出店が立ち並び、深夜2時ごろから早朝にかけてたいへんな賑わいとなるそうだ。

いまどきそんな非日常的“ハレの場”、めったに体験できないと思う。
一度見てみたいものだが、いろいろハードルが高そうでもある。


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さて、このあともう1カ所回ることにしている。
吉見町といえば、知る人ぞ知る…。

(つづく)


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[DATA]
厄除けだんご どびんや
埼玉県比企郡吉見町御所434





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/Bz8iEJeh26E



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次号予告


昭和そのままなたこやき屋さん 【たこやき高橋】

2022.09.16

 お祝い事の買い物に立川の「成城石井」へ。
そういえば立川って最近あまり来ていない気がするが… と調べてみると、このブログで今年取り上げた立川市のお店は、いまのところ2店のみ。
別に立川を避けているつもりはないので自分でも意外な感じがするが、あるいはコロナ初期にデパートが閉まっているというありえない現実を目の当たりにした“恐怖体験”が潜在意識に働きかけているのかもしれない。


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実際、気になるが行けていないお店が立川近辺でたまっている。
せっかくだからこの機会にそんなお店に寄ってみることに。


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たちかわ競輪場の裏手にポツンとたたずむ「たこやき高橋」。
周りに何もない住宅街で、店自体も暖簾が掛からなければ判別不能という隠れ家飲食店だ。


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あるとき自転車で通りかかって、「こんなところにお店が…!?」と衝撃を受け、以来ずっと気になる存在だった。


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気になりつつも地元密着的にハードルが高そうで踏み込むことができずにいたが、半年ほど前に愛読するブログに詳細なルポが掲載され、想像以上にいいお店で、しかも入りにくそうではないな… となったのである。


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カウンターのみ6~7席の小さいお店。
ほかに入り口すぐのところにテイクアウト客用? にいすを3脚ほど備えてあり、そこにデンと構えお相撲を鑑賞されていたご主人が、「いらっしゃい!」と。


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たこやき1パック(15個入り)とやきそば2パックを注文。
厨房のおかみさんがおもむろにたこやきに取りかかり、ご主人も厨房に入り、こちらはやきそば担当のもよう。


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聞けばお店はご主人のお母さんが始められたとのこと。
創業は、76歳のご主人が「中学のときだったかなぁ…」というからすごい。「暖簾だけは長いんです(笑)」と。


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はじめ近くの二中(立川第二中学校)の生徒相手だったが、やがてその子たちが成長して子を連れ孫を連れ… とつながっていっているそうだ。子ども相手の駄菓子屋感覚というのが、いかにも昭和的である。
最近はSNS等の広がりで遠方からのお客も増えているとか。


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持ち帰りパックはラップをかぶせた上から新聞紙で厳重にくるみ、保温性抜群。
1時間後、家に着いてもまだホカホカしてた。
さすがに形はひしゃげてしまっているが、ふわっふわの口福食感なたこやき ( ̄▽ ̄)δ


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実はこのたこやき、ちょっと変わっていて、具にタクアンが使われている。
意外に違和感がなくこれはアリかな… と思ってちょっと調べてみると、タクアンを使った“遠州焼き”なるお好み焼きが浜松方面に実在した。
それとこちらの関連は不明だが、粉もんB級グルメの世界、奥が深いというかフトコロが深いというか。


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こちらのたこやきにはもう一つヒミツがあって、実はタコではなく○○を使っている。
(正解は上記リンク先でご確認ください)


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やきそばも具がキャベツ、モヤシというシンプルな内容。
素朴で素直においしい。

♯こういうのでいいんだよこういうので


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[DATA]
たこやき高橋
東京都立川市曙町3-36-7





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/4OUnedMCCW0



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今日の買い物


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