七福神巡りから老舗とんかつへ 【とんかつ武蔵野】
2018.01.03
江戸時代に盛んに行われたといわれる七福神巡りがいまブームだ。
たとえば東京都内でもさまざまなウォーキングコースが設定され、初詣の一つの形として定着しつつある。
ちなみに七福神とは、恵比寿、大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老人、布袋尊。
七福神巡りは、この七柱の神が祭られた寺社を巡るというもの。
うちでも数年前に日本橋七福神を巡って以来、ほぼ毎年違うコースを歩いている。
これまで巡ったのは、日本橋、東久留米、武蔵野吉祥、新宿山手、雑司ヶ谷、谷中。
今年は去年の谷中七福神と背中合わせのようなコース設定になっている下谷七福神に。

スタート地点を地下鉄日比谷線の三ノ輪駅に設定。うちからだと日比谷線はアクセスがよくないので、山手線の日暮里駅から三ノ輪まで歩く。
その日暮里~三ノ輪間にはほとんど人けがなく、七福神の七の字もない。
それにものすごく寒い。よろめくほどの北寄りの強風が吹きつけている。
少々不安がよぎるスタートとなった。
駅をめざしたのは、コース案内のチラシが置いてあるだろうという読みから。つまり下調べをしていない。僕らはいつも行き当たりばったり。
でも考えてみたら1カ所お寺さんを探り当てればそこにチラシがあるはずだ。
ということでネットで調べ(七福神巡りガイドのサイト、いっぱいあります)、最寄りの寿永寺を探す。
国際通り東の裏道に入って、ようやくそれっぽい人の流れができてきた。

11時30分、布袋尊の寿永寺から下谷七福神巡りをスタート。
布袋尊:清廉度量の神
寿永寺/東京都台東区三ノ輪1-22-15
きく恵比寿:敬愛富財の神
飛不動尊正宝院/東京都台東区竜泉3-11-11
朝日弁財天:芸道富有の神
弁天院/東京都台東区竜泉1-15-9
毘沙門天:勇気授福の神
法昌寺/東京都台東区下谷2-10-6
三面大黒天:有福蓄財の神
英信寺/東京都台東区下谷2-5-14
福禄寿:人望福徳の神
入谷鬼子母神/東京都台東区下谷1-12-16
寿老人:延命長寿の神
元三島神社/東京都台東区根岸1-7-11
以上、全部回り終えて13時ちょうど。1時間半という軽めのコースだ。
アップダウンの多い山の手の入谷コースと違って、こちらは下町のフラットな地形。歩きやすいが物足りなくもある。
でも江戸を感じさせる家並みは、街歩き好きには魅力いっぱい。

腹が、減った…。
ゴール地点は山手線鶯谷駅付近。まったく土地勘がないのでものすごいホテル街に迷い込みつつもなんとか上野の街に出る。上野なら3が日でも開いている店が多そうという判断から。
しかしアメ横に入ったのが失敗で、たしかに開いている店は多いが人出もすごい。
人並みにはじき出されるように中央通りを越えると、ぱったり混雑が収まった。

裏道にいい感じのとんかつ屋さんを発見。

入り口に“ランチメニューは1月4日から”との掲示があって、本日のメニューを見ると1300円から。
寒いし、腹減ったし、正月だし…。
ま、いーか。

階段を上り、トンカツ屋感ゼロのスナックの入り口のようなドアを開ける。
1時45分にして順番待ち1組。なかなかの人気店のようだ。
「とんかつ武蔵野」は、ホームページによると1948年創業。知らずに入ったが、ものすごい老舗。
昨年9月に同じビルの1階から2階に移転したとのこと。テーブルのみ32席。

注文は、ロースかつ定食1300円と、かきフライ(3粒)定食1300円。

ホールの店員さんは、お店のおばちゃん的なおばちゃん1名と、バイトのように見える若い女性2名。
ドタバタ感があって、全然老舗っぽっくない。

店員教育というかマニュアルが定まっておらず、それぞれ個々の能力の範囲において対応している感じ。昔の飲食店はみんなそんな感じだったから、個人的にこういうのは悪印象とはならない。

雰囲気的にボリュームは期待していなかったが、ロースかつは大きめで分厚い。
カキフライも2口でも食べられない、というくらいにデカい。
デカいだけでなく、味が濃い。カキも豚肉も。

ナメコの赤だし、ご飯もおいしい。
味・量とも満足度は高く、1300円も高くない、と思った。

[DATA]
とんかつ武蔵野
東京都台東区上野2-8-1
https://tonkatsu-musashino.tokyo/
[Today's recommendation]

https://youtu.be/T-AEJ-fIEu4


風邪がよくなってきて暴れるニャゴ
江戸時代に盛んに行われたといわれる七福神巡りがいまブームだ。
たとえば東京都内でもさまざまなウォーキングコースが設定され、初詣の一つの形として定着しつつある。
ちなみに七福神とは、恵比寿、大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老人、布袋尊。
七福神巡りは、この七柱の神が祭られた寺社を巡るというもの。
うちでも数年前に日本橋七福神を巡って以来、ほぼ毎年違うコースを歩いている。
これまで巡ったのは、日本橋、東久留米、武蔵野吉祥、新宿山手、雑司ヶ谷、谷中。
今年は去年の谷中七福神と背中合わせのようなコース設定になっている下谷七福神に。

スタート地点を地下鉄日比谷線の三ノ輪駅に設定。うちからだと日比谷線はアクセスがよくないので、山手線の日暮里駅から三ノ輪まで歩く。
その日暮里~三ノ輪間にはほとんど人けがなく、七福神の七の字もない。
それにものすごく寒い。よろめくほどの北寄りの強風が吹きつけている。
少々不安がよぎるスタートとなった。
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駅をめざしたのは、コース案内のチラシが置いてあるだろうという読みから。つまり下調べをしていない。僕らはいつも行き当たりばったり。
でも考えてみたら1カ所お寺さんを探り当てればそこにチラシがあるはずだ。
ということでネットで調べ(七福神巡りガイドのサイト、いっぱいあります)、最寄りの寿永寺を探す。
国際通り東の裏道に入って、ようやくそれっぽい人の流れができてきた。

11時30分、布袋尊の寿永寺から下谷七福神巡りをスタート。
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寿永寺/東京都台東区三ノ輪1-22-15
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飛不動尊正宝院/東京都台東区竜泉3-11-11
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弁天院/東京都台東区竜泉1-15-9
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法昌寺/東京都台東区下谷2-10-6
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英信寺/東京都台東区下谷2-5-14
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入谷鬼子母神/東京都台東区下谷1-12-16
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元三島神社/東京都台東区根岸1-7-11
以上、全部回り終えて13時ちょうど。1時間半という軽めのコースだ。
アップダウンの多い山の手の入谷コースと違って、こちらは下町のフラットな地形。歩きやすいが物足りなくもある。
でも江戸を感じさせる家並みは、街歩き好きには魅力いっぱい。

腹が、減った…。
ゴール地点は山手線鶯谷駅付近。まったく土地勘がないのでものすごいホテル街に迷い込みつつもなんとか上野の街に出る。上野なら3が日でも開いている店が多そうという判断から。
しかしアメ横に入ったのが失敗で、たしかに開いている店は多いが人出もすごい。
人並みにはじき出されるように中央通りを越えると、ぱったり混雑が収まった。

裏道にいい感じのとんかつ屋さんを発見。

入り口に“ランチメニューは1月4日から”との掲示があって、本日のメニューを見ると1300円から。
寒いし、腹減ったし、正月だし…。
ま、いーか。

階段を上り、トンカツ屋感ゼロのスナックの入り口のようなドアを開ける。
1時45分にして順番待ち1組。なかなかの人気店のようだ。
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「とんかつ武蔵野」は、ホームページによると1948年創業。知らずに入ったが、ものすごい老舗。
昨年9月に同じビルの1階から2階に移転したとのこと。テーブルのみ32席。

注文は、ロースかつ定食1300円と、かきフライ(3粒)定食1300円。

ホールの店員さんは、お店のおばちゃん的なおばちゃん1名と、バイトのように見える若い女性2名。
ドタバタ感があって、全然老舗っぽっくない。

店員教育というかマニュアルが定まっておらず、それぞれ個々の能力の範囲において対応している感じ。昔の飲食店はみんなそんな感じだったから、個人的にこういうのは悪印象とはならない。

雰囲気的にボリュームは期待していなかったが、ロースかつは大きめで分厚い。
カキフライも2口でも食べられない、というくらいにデカい。
デカいだけでなく、味が濃い。カキも豚肉も。

ナメコの赤だし、ご飯もおいしい。
味・量とも満足度は高く、1300円も高くない、と思った。

[DATA]
とんかつ武蔵野
東京都台東区上野2-8-1
https://tonkatsu-musashino.tokyo/
[Today's recommendation]

https://youtu.be/T-AEJ-fIEu4


風邪がよくなってきて暴れるニャゴ