会っちゃった! ○○に会っちゃったー!! な一日 【浜富】
2017.12.17
駅の階段がきつくて、しばらくまともに歩いていないことに気づき、今日も引き続き散歩。どちらかというと散歩メインで、その途中でお昼ごはんというスケジュール設定に。って、気持ちの持ちようだけど。
家を出たのが10時ごろ。
秋津の街の西側の商店街から新秋津駅前ロータリーに出て、パン屋「サントアン」の前の道に入る。秋津神社を右に折れて割烹「浜富」のほうに抜けるコースだが、ふと気が向いて神社裏の斜面をまたぐ陸橋を下った。
この先には「淵の森」が広がる。

淵の森――
東村山市と所沢市の堺にある約4800平方mの緑地。アニメーション・映画監督の宮崎駿氏が散策に訪れ、『となりのトトロ』のアイデアを練ったという。
1996 年、「安松橋付近の貴重な緑地を保全する連絡協議会」(現「淵の森の会」、会長:宮崎駿)結成、宮崎監督の寄付金などで森が公有地化され開発から守られる。
例年、会長参加のもと淵の森の会による下草刈りが行われ、その様子が報道されるのでご存知の方も多いと思う。
西武池袋線の橋梁横の歩行者橋から上流側に、柳瀬川と左岸の保護林を望むことができる。
橋脚に張ってあるアユの放流事業の記事に目を通す。
「ここには監督の名前はないな…」
と振り返ると、出合い頭に当の本人と目が合った。
「え…!?」
あまりに不意の出来事に、固まったまま散歩途中のその人を凝視してしまった。
こっちの表情がおもしろかったのか、相手は軽く会釈してくれた。
世界的映画監督(左)と草壁サツキさん・メイさん(右)
大トトロのごとく悠然と橋の階段を上る後ろ姿をボーゼンと見送っていると、
「マンガの人だよ」と居合わせた老人。
「で… ですよね?」
「そりゃそうだ。だって家、すぐそこだもん」
てっきり三鷹とか小金井とか、あっちのほうに住んでるものと思ってた。
最近いろんなことに出くわすが、とびきりのサプライズ。
犬も歩けばイイコトあるなぁ。
そのまま上安松の、駅から直線距離でそれほど離れていないにもかかわらずオソロシク昭和な(トトロな)風景が広がる細道を抜けて、上安松地蔵尊の交差点から上って秋津の街に戻った。

昼食は「浜富」に。
この通りには似たような割烹が2軒あるが、浜富は人通りの少ない立地のほう。
店頭に惣菜のパックとランチの看板。

店内はかなり広く、きれいである。通路の右に5席ほどのカウンター、左がぐるりとL字形に座敷になっている。2階も客席のもよう。
先客はなく、「奥にどうぞ」と仲居さんに正面の座敷席に案内される。
注文は、かす漬定食900円と刺身定食(マグロ・鯛)900円。

座敷の向こう側には10人程度の宴席の準備が整っている。それ以外にわれわれの席ともう1卓、いずれも天然銘木の分厚い一枚板テーブルだ。
BGMはご当地演歌的な夕時の気配を漂わせる有線チャンネル。

定食は予想外に盛りだくさんな一汁四菜。
まず一汁がたいへん気に入ったのだが、つみれ汁かと思ったらすいとんである。白菜をメインに人参、椎茸などの入ったしょうゆ味の素朴な味わいで、魚主菜に合わせる汁物としてバランスがよいと思う。

副菜、副々菜はマグロの角煮とワカメ・ユズの酢の物で、これも量をケチってない。
香の物は大根のつぼ漬け。

刺し身はマグロ3切れ・鯛4~5切れと少なめだが、モノがよい。
ゴロッとした角切りのマグロは赤身2と中トロ1で、赤身の濃厚さからは本マグロかインドマグロを思わせる。

かす漬けはアコウダイの半身。ほどよい漬け加減でプリっと身が締まり、いい塩梅。
ご飯の茶わんはツレのと僕のとでサイズが違う。
「おかわりしてください」と言われたが、十分な量だ。汁はすいとんだし。

このランチはたいへんお値打ちだと思う。それで客が入っていないのはまったくナゾ。
秋津-新秋津乗り換えルートからちょっと外れるだけなんだが?
もっとも、このお店は宴席や会食の団体客主体なのか、店員さんは皆さん、余裕の表情である。

[DATA]
浜富
東京都東村山市秋津町5-13-1
[Today's recommendation]

https://youtu.be/ZTe503ezYLI


◆ 猫写真はこちら ◆
UFO!?

帰りにケーヨーデイツー跡地に入ったコープ秋津町店でお米を購入。
駐車場に日清UFO無料試食会のキッチンカーが止まっていて、寒風吹きすさぶなかバイトちゃんの声掛けもむなしく誰も立ち止まろうとしないので、かわいそうで1食いただいた。僕らと親子連れが呼び水となって、そのあと一気に盛況に。
2~3口分のUFOを食べ、欲求不満の客でコープではカップ焼きそばが売れたはずだが、銘柄がすべてUFOであるかは保証の限りではない。
駅の階段がきつくて、しばらくまともに歩いていないことに気づき、今日も引き続き散歩。どちらかというと散歩メインで、その途中でお昼ごはんというスケジュール設定に。って、気持ちの持ちようだけど。
家を出たのが10時ごろ。
秋津の街の西側の商店街から新秋津駅前ロータリーに出て、パン屋「サントアン」の前の道に入る。秋津神社を右に折れて割烹「浜富」のほうに抜けるコースだが、ふと気が向いて神社裏の斜面をまたぐ陸橋を下った。
この先には「淵の森」が広がる。

淵の森――
東村山市と所沢市の堺にある約4800平方mの緑地。アニメーション・映画監督の宮崎駿氏が散策に訪れ、『となりのトトロ』のアイデアを練ったという。
1996 年、「安松橋付近の貴重な緑地を保全する連絡協議会」(現「淵の森の会」、会長:宮崎駿)結成、宮崎監督の寄付金などで森が公有地化され開発から守られる。
例年、会長参加のもと淵の森の会による下草刈りが行われ、その様子が報道されるのでご存知の方も多いと思う。
![]() | ![]() |
西武池袋線の橋梁横の歩行者橋から上流側に、柳瀬川と左岸の保護林を望むことができる。
橋脚に張ってあるアユの放流事業の記事に目を通す。
「ここには監督の名前はないな…」
と振り返ると、出合い頭に当の本人と目が合った。
「え…!?」
あまりに不意の出来事に、固まったまま散歩途中のその人を凝視してしまった。
こっちの表情がおもしろかったのか、相手は軽く会釈してくれた。
![]() | ![]() |
大トトロのごとく悠然と橋の階段を上る後ろ姿をボーゼンと見送っていると、
「マンガの人だよ」と居合わせた老人。
「で… ですよね?」
「そりゃそうだ。だって家、すぐそこだもん」
てっきり三鷹とか小金井とか、あっちのほうに住んでるものと思ってた。
最近いろんなことに出くわすが、とびきりのサプライズ。
犬も歩けばイイコトあるなぁ。
![]() | ![]() | ![]() |
そのまま上安松の、駅から直線距離でそれほど離れていないにもかかわらずオソロシク昭和な(トトロな)風景が広がる細道を抜けて、上安松地蔵尊の交差点から上って秋津の街に戻った。

昼食は「浜富」に。
この通りには似たような割烹が2軒あるが、浜富は人通りの少ない立地のほう。
店頭に惣菜のパックとランチの看板。

店内はかなり広く、きれいである。通路の右に5席ほどのカウンター、左がぐるりとL字形に座敷になっている。2階も客席のもよう。
先客はなく、「奥にどうぞ」と仲居さんに正面の座敷席に案内される。
![]() | ![]() |
注文は、かす漬定食900円と刺身定食(マグロ・鯛)900円。

座敷の向こう側には10人程度の宴席の準備が整っている。それ以外にわれわれの席ともう1卓、いずれも天然銘木の分厚い一枚板テーブルだ。
BGMはご当地演歌的な夕時の気配を漂わせる有線チャンネル。

定食は予想外に盛りだくさんな一汁四菜。
まず一汁がたいへん気に入ったのだが、つみれ汁かと思ったらすいとんである。白菜をメインに人参、椎茸などの入ったしょうゆ味の素朴な味わいで、魚主菜に合わせる汁物としてバランスがよいと思う。

副菜、副々菜はマグロの角煮とワカメ・ユズの酢の物で、これも量をケチってない。
香の物は大根のつぼ漬け。

刺し身はマグロ3切れ・鯛4~5切れと少なめだが、モノがよい。
ゴロッとした角切りのマグロは赤身2と中トロ1で、赤身の濃厚さからは本マグロかインドマグロを思わせる。

かす漬けはアコウダイの半身。ほどよい漬け加減でプリっと身が締まり、いい塩梅。
ご飯の茶わんはツレのと僕のとでサイズが違う。
「おかわりしてください」と言われたが、十分な量だ。汁はすいとんだし。

このランチはたいへんお値打ちだと思う。それで客が入っていないのはまったくナゾ。
秋津-新秋津乗り換えルートからちょっと外れるだけなんだが?
もっとも、このお店は宴席や会食の団体客主体なのか、店員さんは皆さん、余裕の表情である。

[DATA]
浜富
東京都東村山市秋津町5-13-1
[Today's recommendation]

https://youtu.be/ZTe503ezYLI


◆ 猫写真はこちら ◆


帰りにケーヨーデイツー跡地に入ったコープ秋津町店でお米を購入。
駐車場に日清UFO無料試食会のキッチンカーが止まっていて、寒風吹きすさぶなかバイトちゃんの声掛けもむなしく誰も立ち止まろうとしないので、かわいそうで1食いただいた。僕らと親子連れが呼び水となって、そのあと一気に盛況に。
2~3口分のUFOを食べ、欲求不満の客でコープではカップ焼きそばが売れたはずだが、銘柄がすべてUFOであるかは保証の限りではない。
![]() | ![]() |