老舗割烹のこだわりランチ 【志乃】
2017.12.02
僕は1年中ジーパンで過ごしている。自転車に乗るのもジーパンなので、擦り切れてお尻に穴が開く。寿命が短いので、高いジーパンは買えない。ここ5年ぐらいはユニクロのジーパンしかはいていない。

東久留米のクルネのユニクロにジーパンを買いに行って、そのままお昼ごはんに。

イトーヨーカドー東久留米店前の通りの北の突き当たりにある日本料理店「志乃」。

40年以上の歴史とのことで、敷居が高そうな店構えだが、通りかかるといつもリーズナブルなランチサービスの案内がある。
本日は、A.生姜焼、B.ホッケ一夜干し、C.アジフライの3種。いずれも税別800円。

店内は明るく清潔感にあふれている。
外観から、暗くすすぼけた炉端焼き店のようなものを想像していたが、全然違っていた。ネタケースのある天然杉のカウンターまわりの雰囲気はすし屋に近い。

右手がカウンターとテーブル2卓、左が何部屋かに分かれた広い座敷スペース。
カウンターの中に社長の板さんが立ち、ホール係は若女将のような女性の方。

テーブル席は埋まっていて、大八車の二輪屋台のようなおもしろい席を勧められる。
これは囲炉裏を囲んだ小さなカウンターテーブルになっていて、夜は焼き物に使われているのかもしれない。
鋳物の火消し壷と五徳に現役感がある。

奥の厨房から出てきた息子さん? の取締役 板さんと消し壷の話になった。
実はまったく同じものがうちにある。
秋津の駅前にいつも出ている骨董屋をのぞいていて目に留まった。値段が付いていないので、店番の人のよさそうなおじさんに「200円ぐらい?」と聞いてみた。「いいよ、それで。持ってっちゃって」と、おじさん。帰ってよく見ると、ふたの裏にちっちゃいシールが貼ってあって、¥2000と書いてある。
「無知なるゆえのもうけものですね」と取締役。

注文はA(僕)とC(妻)。10分ほどで同時に提供。
「ご飯、少なかったらおかわりしてくださいね」と若女将。
見ると、少ないどころか大盛りレベルのどんぶり飯である。

ハッ…! と隣のツレのお盆を見る。普通サイズのご飯茶わん。ちなみに目の前のカウンターのおじいさんもツレと同じサイズの茶わんである。
客によってご飯の量を変える細やかな心遣いがありがたい。

ボリュームたっぷりの豚ロースの生姜焼は、しょっぱめのシンプルな味付け。目玉焼き付き。
アジフライも分厚くふっくらのものがごろごろと4個も。
みそ汁(大根、人参、大根の葉、豆腐)に小鉢(納豆)、お新香と、バランスのよいお膳だ。

メインの皿の付け合わせ野菜にこだわりを感じる。
地場のもの中心とのことで、キャベツにタマネギ、ルッコラ、エンダイブ、からし菜? のミックスである。
800円のランチになかなかこれだけの手間はかけられない。

食べ終わってごちそうさまをしたカウンターのおじいさんが板さんに「ホッケもみそ汁も薄味でいいね」と。両人、しばし塩分談義。
みそ汁は薄味というより余計なものが入っていない感じ。調理法も食材へのこだわり同様に意識の高さが感じられる。それでこのお値段。
期待以上のお値打ちランチである。

[DATA]
志乃
東京都東久留米市本町2-5-2
[Today's recommendation]

https://youtu.be/ZzQk1Zq0eq8


◆ 猫写真はこちら ◆

コサギ、ダイサギ(落合川)


リンゴ箱 0円×3/マルハタ青果(東村山市青葉町)
僕は1年中ジーパンで過ごしている。自転車に乗るのもジーパンなので、擦り切れてお尻に穴が開く。寿命が短いので、高いジーパンは買えない。ここ5年ぐらいはユニクロのジーパンしかはいていない。

東久留米のクルネのユニクロにジーパンを買いに行って、そのままお昼ごはんに。

イトーヨーカドー東久留米店前の通りの北の突き当たりにある日本料理店「志乃」。

40年以上の歴史とのことで、敷居が高そうな店構えだが、通りかかるといつもリーズナブルなランチサービスの案内がある。
本日は、A.生姜焼、B.ホッケ一夜干し、C.アジフライの3種。いずれも税別800円。

店内は明るく清潔感にあふれている。
外観から、暗くすすぼけた炉端焼き店のようなものを想像していたが、全然違っていた。ネタケースのある天然杉のカウンターまわりの雰囲気はすし屋に近い。

右手がカウンターとテーブル2卓、左が何部屋かに分かれた広い座敷スペース。
カウンターの中に社長の板さんが立ち、ホール係は若女将のような女性の方。

テーブル席は埋まっていて、大八車の二輪屋台のようなおもしろい席を勧められる。
これは囲炉裏を囲んだ小さなカウンターテーブルになっていて、夜は焼き物に使われているのかもしれない。
鋳物の火消し壷と五徳に現役感がある。

奥の厨房から出てきた息子さん? の取締役 板さんと消し壷の話になった。
実はまったく同じものがうちにある。
秋津の駅前にいつも出ている骨董屋をのぞいていて目に留まった。値段が付いていないので、店番の人のよさそうなおじさんに「200円ぐらい?」と聞いてみた。「いいよ、それで。持ってっちゃって」と、おじさん。帰ってよく見ると、ふたの裏にちっちゃいシールが貼ってあって、¥2000と書いてある。
「無知なるゆえのもうけものですね」と取締役。

注文はA(僕)とC(妻)。10分ほどで同時に提供。
「ご飯、少なかったらおかわりしてくださいね」と若女将。
見ると、少ないどころか大盛りレベルのどんぶり飯である。

ハッ…! と隣のツレのお盆を見る。普通サイズのご飯茶わん。ちなみに目の前のカウンターのおじいさんもツレと同じサイズの茶わんである。
客によってご飯の量を変える細やかな心遣いがありがたい。

ボリュームたっぷりの豚ロースの生姜焼は、しょっぱめのシンプルな味付け。目玉焼き付き。
アジフライも分厚くふっくらのものがごろごろと4個も。
みそ汁(大根、人参、大根の葉、豆腐)に小鉢(納豆)、お新香と、バランスのよいお膳だ。

メインの皿の付け合わせ野菜にこだわりを感じる。
地場のもの中心とのことで、キャベツにタマネギ、ルッコラ、エンダイブ、からし菜? のミックスである。
800円のランチになかなかこれだけの手間はかけられない。

食べ終わってごちそうさまをしたカウンターのおじいさんが板さんに「ホッケもみそ汁も薄味でいいね」と。両人、しばし塩分談義。
みそ汁は薄味というより余計なものが入っていない感じ。調理法も食材へのこだわり同様に意識の高さが感じられる。それでこのお値段。
期待以上のお値打ちランチである。

[DATA]
志乃
東京都東久留米市本町2-5-2
[Today's recommendation]

https://youtu.be/ZzQk1Zq0eq8


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リンゴ箱 0円×3/マルハタ青果(東村山市青葉町)