ナットクの五目チャーハン 【太幸苑】
2017.10.31
週末から昨日にかけて難しい仕事をやっつけて、今日は通常の下旬らしくヒマになった。1件ボリューム軽めの仕事が予想され、それが何時に来るかによって行動が大きく左右される。相手は9時半スタートの会社だが、担当者が定時に出勤するとは限らないから、ひたすら“待ち”になることも考えられる。
その仕事は9時33分に送られてきて、1時間足らずで完了。今日は伸び伸び行動できる。
とりあえず立川のららぽーとに買い物に行くことにする。

買い物というのは風呂で使うヘチマたわしで、以前は西友で買っていたが扱いがなくなって、いろいろ探してららぽの東急ハンズで見つけていた。
ららぽーとは久しぶりだが、3階まで上がると閑散としている。平日の昼前とはいえ、大丈夫なのか? がらんとしたハンズでヘチマ2個購入。
せっかくだから1階フードコートを見て回る。このあたりは人でいっぱい。
ひときわにぎわっているように見える中華バイキング「九龍點心」の行列に並ぶ… ことはしない。
わざわざ立川まで出てきて、僕なりの“せっかくの機会”の使い方は、ららぽでランチというのとはちょっと違う。

めざすは直線距離にして800m南、自転車ルートだとその倍ぐらいにはなるけど、立川通りの競輪場西交差点角にあるマンション裏側の中華料理「太幸苑」。
同じ建物の表通り側にも中華屋があって紛らわしい。人気のカレー店「シギリヤ」もこのマンションに入る。

店に入って面食らったんだが、客席はほぼ座敷になっている。座卓が6、テーブルは1卓のみ、厨房に面したカウンター席が4つ。
先客は座敷に若い男性1人、テーブルに酔っ払い2人。
僕はカウンターのいちばん奥に座る。

店主らしき男性のほかは女性4人と、ハレム制で運営されているもよう。1人若めの女性(といっても僕と同年代)のほかはだいたい70超えな感じ。
壁にいっぱい飾ってあるサイン色紙は競輪選手のものらしく、絶対1人も知らない。
ほかにずらっと品書きが張り出されているが、定食や一品料理、コース料理ぐらいしか見当たらず、きょろきょろしているとホール係の若いおねえさんがメニューブックを持ってきてくれた。
麺飯は意外に品数が少なく、意外に値が張る。ちょっと迷ったが、五目チャーハン840円に。
その時点で出されていないのはおそらく僕のチャーハンだけだと思うが、そのわりにみんな忙しそうだ。
チャーハンに取りかかっているご主人の周りで、おばちゃん3人がせわしなく動き回っている。口のほうもにぎやか。

この店には老舗の風格のようなものが漂っている。
どのあたりに漂っているかというと、ご主人の背中の曲線や中華鍋を振るときの構え、おばちゃんたちのメークのあたり、深いというか濃いというか。歴史の積み重ねというか、塗り重ねというか。

チャーハンにはスープのほかにサラダが付く。このスパゲティサラダが家庭的ながら卵ペーストにパセリのトッピングと、ひと手間かけてある。
チャーハンの具は、チャーシュー、卵、干しシイタケ、ネギ… まで確認できるが、五目のはずが4品? まあ、“五目”とは「五つの品目。また、種々のものの混合していること」と広辞苑にあるように、必ずしも5品とは限らず、実際五目中華なども5品以上という店がほとんど。でも少ないというのは珍しいかも。

ただ、よく見るとチャーシューは白っぽいのと黒っぽいのが半々な感じ。食感も違うような? チャーシューを部位の異なる2種類使って、五目なのかもしれない。
そのチャーシューの食感が、むにむに、くにゅくにゅと気持ちいい。量もかなり多い。
シイタケ入りのチャーハンはあまり好みではないが、ここのは処理の仕方やサイズが適切なためかまったく違和感がない。
サラダのおいしさも含めて全体に満足度は高く、840円でも割高感はない。

スープが上品でおいしく、次は麺類が食べたくなるというパターン。
しかしラーメン630円は微妙な価格設定だな…。

[DATA]
太幸苑
東京都立川市高松町2-25-1
[Today's recommendation]

https://youtu.be/4aeETEoNfOg


◆ 猫写真はこちら ◆
週末から昨日にかけて難しい仕事をやっつけて、今日は通常の下旬らしくヒマになった。1件ボリューム軽めの仕事が予想され、それが何時に来るかによって行動が大きく左右される。相手は9時半スタートの会社だが、担当者が定時に出勤するとは限らないから、ひたすら“待ち”になることも考えられる。
その仕事は9時33分に送られてきて、1時間足らずで完了。今日は伸び伸び行動できる。
とりあえず立川のららぽーとに買い物に行くことにする。

買い物というのは風呂で使うヘチマたわしで、以前は西友で買っていたが扱いがなくなって、いろいろ探してららぽの東急ハンズで見つけていた。
ららぽーとは久しぶりだが、3階まで上がると閑散としている。平日の昼前とはいえ、大丈夫なのか? がらんとしたハンズでヘチマ2個購入。
せっかくだから1階フードコートを見て回る。このあたりは人でいっぱい。
ひときわにぎわっているように見える中華バイキング「九龍點心」の行列に並ぶ… ことはしない。
わざわざ立川まで出てきて、僕なりの“せっかくの機会”の使い方は、ららぽでランチというのとはちょっと違う。

めざすは直線距離にして800m南、自転車ルートだとその倍ぐらいにはなるけど、立川通りの競輪場西交差点角にあるマンション裏側の中華料理「太幸苑」。
同じ建物の表通り側にも中華屋があって紛らわしい。人気のカレー店「シギリヤ」もこのマンションに入る。

店に入って面食らったんだが、客席はほぼ座敷になっている。座卓が6、テーブルは1卓のみ、厨房に面したカウンター席が4つ。
先客は座敷に若い男性1人、テーブルに酔っ払い2人。
僕はカウンターのいちばん奥に座る。

店主らしき男性のほかは女性4人と、ハレム制で運営されているもよう。1人若めの女性(といっても僕と同年代)のほかはだいたい70超えな感じ。
壁にいっぱい飾ってあるサイン色紙は競輪選手のものらしく、絶対1人も知らない。
ほかにずらっと品書きが張り出されているが、定食や一品料理、コース料理ぐらいしか見当たらず、きょろきょろしているとホール係の若いおねえさんがメニューブックを持ってきてくれた。
麺飯は意外に品数が少なく、意外に値が張る。ちょっと迷ったが、五目チャーハン840円に。
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その時点で出されていないのはおそらく僕のチャーハンだけだと思うが、そのわりにみんな忙しそうだ。
チャーハンに取りかかっているご主人の周りで、おばちゃん3人がせわしなく動き回っている。口のほうもにぎやか。

この店には老舗の風格のようなものが漂っている。
どのあたりに漂っているかというと、ご主人の背中の曲線や中華鍋を振るときの構え、おばちゃんたちのメークのあたり、深いというか濃いというか。歴史の積み重ねというか、塗り重ねというか。

チャーハンにはスープのほかにサラダが付く。このスパゲティサラダが家庭的ながら卵ペーストにパセリのトッピングと、ひと手間かけてある。
チャーハンの具は、チャーシュー、卵、干しシイタケ、ネギ… まで確認できるが、五目のはずが4品? まあ、“五目”とは「五つの品目。また、種々のものの混合していること」と広辞苑にあるように、必ずしも5品とは限らず、実際五目中華なども5品以上という店がほとんど。でも少ないというのは珍しいかも。

ただ、よく見るとチャーシューは白っぽいのと黒っぽいのが半々な感じ。食感も違うような? チャーシューを部位の異なる2種類使って、五目なのかもしれない。
そのチャーシューの食感が、むにむに、くにゅくにゅと気持ちいい。量もかなり多い。
シイタケ入りのチャーハンはあまり好みではないが、ここのは処理の仕方やサイズが適切なためかまったく違和感がない。
サラダのおいしさも含めて全体に満足度は高く、840円でも割高感はない。

スープが上品でおいしく、次は麺類が食べたくなるというパターン。
しかしラーメン630円は微妙な価格設定だな…。

[DATA]
太幸苑
東京都立川市高松町2-25-1
[Today's recommendation]

https://youtu.be/4aeETEoNfOg


◆ 猫写真はこちら ◆