年の初めに 【寿蘭】
2018.01.01
あけましておめでとうございます。
元日、目が覚めたら風邪ひきの猫が布団に入っていないので心配したが、隣の布団の中でくしゃみする音が聞こえる。
「お父さん、酔っ払って爆睡して、入りたがってるの気づいてもらえないから、私のお布団に入った」と妻。
昨夜のことはまったく覚えていない。
気を取り直して、おせちをいただく。
うちのおせちは、かまぼこ類以外はほぼ手作り。子どもが生まれたときにはそうなっていた覚えがあるので、25年以上は続いている。
僕は煮しめ担当。もちろん自己流だが、一応ちゃんと作る。かつお節を大量に削るところから始める。

お屠蘇→日本酒とやっているうちに子どもたちが起きてきて、お雑煮となる。
これもかつお節を削るところから。
猫が騒ぐ。
初詣は毎年なりゆき任せ。
一応今年の目的地は、よく猫の又三郎が寝ている東村山 萩山町の萩山神社と決めて歩き始める。
途中、大岱稲荷神社、萩山八幡神社も参る。
問題の昼ごはん。
このあたりで元日に開いているお店はほとんどない。
エリアでいちばん飲食店が多く、いざとなったら最後のとりでのアテもある久米川駅方面に向かう。

八坂駅からショッピングプロムナード八坂に入り、そのまま真っすぐ久米川駅前ロータリーまで。
開いていたのは「シャモア」と「不二家」だけ。ケーキ屋さんは正月もやってるんだ。
結局、最後のとりでの中華料理店「寿蘭」へ。去年と同じことになった。

西友久米川店7階の寿蘭は、“富士山が見える中華レストラン”。
元日に入るのにぴったりの超穴場物件である(「富士山を眺めながら」参照)。

僕らが入った時点(13:27)ではけっこうすいていて、なんかもったいない。

窓際の席に座ると、店員さんがすぐに西日よけにロールカーテンを下ろしてくれる。
景色が隠れる。
たしかに西日はきつかったが、こっちは半ば富士山目当てだからなぁ…。

下の隙間からのぞき込むと、富士山は半分雲に隠れている。
このへんはまだ穏やかだが、あっちは北西の季節風が吹き始めているような雲のかかり方。

注文は、餃子・ラーメンセット850円、海老炒飯880円。
餃子、海老とおめでた関係で攻めてみました。

そのうちじわじわお客さんが入ってきて、ホールはまあまあいっぱいになった。
それで気になるのが煙。2カ月前に入ったときも両サイドが喫煙者で大変だったのを思い出した。

ラーメンスープは鶏ガラに干しエビのような風味が加わる。
非常に懐かしい味。どう懐かしいかというと、僕が「エースコックのワンタンメンだっけ?」と聞くと、ツレが「日清カップヌードルじゃない?」と返すような懐かしさ。
餃子はけっこう具がみっしりで肉率高め。ニンニクも効いている。

炒飯は忘れられていて、僕が食べ終わってから来た。
スープがタプタプ。
「忘れちゃったからサービスじゃない(笑)」とツレ。
ところが、肝心の炒飯のほうはすごく少ない。

もしサービスだったならこっちを増量してほしかったなぁ。近くの中華店「笑顔」はそうしてくれたなぁ…。
まあしかし、プリプリ海老が4つ。新春らしい華やかな色合いなのでよしとしよう。

富士の姿も半身。
“めでたさも 中くらいなり…”な年のスタートかな…。

[DATA]
寿蘭
東京都東村山市栄町2-3-4
[Today's recommendation]

https://youtu.be/3Uo0JAUWijM


あけましておめでとうございます。
元日、目が覚めたら風邪ひきの猫が布団に入っていないので心配したが、隣の布団の中でくしゃみする音が聞こえる。
「お父さん、酔っ払って爆睡して、入りたがってるの気づいてもらえないから、私のお布団に入った」と妻。
昨夜のことはまったく覚えていない。
気を取り直して、おせちをいただく。
うちのおせちは、かまぼこ類以外はほぼ手作り。子どもが生まれたときにはそうなっていた覚えがあるので、25年以上は続いている。
僕は煮しめ担当。もちろん自己流だが、一応ちゃんと作る。かつお節を大量に削るところから始める。

お屠蘇→日本酒とやっているうちに子どもたちが起きてきて、お雑煮となる。
これもかつお節を削るところから。
猫が騒ぐ。
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初詣は毎年なりゆき任せ。
一応今年の目的地は、よく猫の又三郎が寝ている東村山 萩山町の萩山神社と決めて歩き始める。
途中、大岱稲荷神社、萩山八幡神社も参る。
![]() | ![]() | ![]() |
問題の昼ごはん。
このあたりで元日に開いているお店はほとんどない。
エリアでいちばん飲食店が多く、いざとなったら最後のとりでのアテもある久米川駅方面に向かう。

八坂駅からショッピングプロムナード八坂に入り、そのまま真っすぐ久米川駅前ロータリーまで。
開いていたのは「シャモア」と「不二家」だけ。ケーキ屋さんは正月もやってるんだ。
結局、最後のとりでの中華料理店「寿蘭」へ。去年と同じことになった。

西友久米川店7階の寿蘭は、“富士山が見える中華レストラン”。
元日に入るのにぴったりの超穴場物件である(「富士山を眺めながら」参照)。

僕らが入った時点(13:27)ではけっこうすいていて、なんかもったいない。

窓際の席に座ると、店員さんがすぐに西日よけにロールカーテンを下ろしてくれる。
景色が隠れる。
たしかに西日はきつかったが、こっちは半ば富士山目当てだからなぁ…。

下の隙間からのぞき込むと、富士山は半分雲に隠れている。
このへんはまだ穏やかだが、あっちは北西の季節風が吹き始めているような雲のかかり方。

注文は、餃子・ラーメンセット850円、海老炒飯880円。
餃子、海老とおめでた関係で攻めてみました。

そのうちじわじわお客さんが入ってきて、ホールはまあまあいっぱいになった。
それで気になるのが煙。2カ月前に入ったときも両サイドが喫煙者で大変だったのを思い出した。

ラーメンスープは鶏ガラに干しエビのような風味が加わる。
非常に懐かしい味。どう懐かしいかというと、僕が「エースコックのワンタンメンだっけ?」と聞くと、ツレが「日清カップヌードルじゃない?」と返すような懐かしさ。
餃子はけっこう具がみっしりで肉率高め。ニンニクも効いている。

炒飯は忘れられていて、僕が食べ終わってから来た。
スープがタプタプ。
「忘れちゃったからサービスじゃない(笑)」とツレ。
ところが、肝心の炒飯のほうはすごく少ない。

もしサービスだったならこっちを増量してほしかったなぁ。近くの中華店「笑顔」はそうしてくれたなぁ…。
まあしかし、プリプリ海老が4つ。新春らしい華やかな色合いなのでよしとしよう。

富士の姿も半身。
“めでたさも 中くらいなり…”な年のスタートかな…。

[DATA]
寿蘭
東京都東村山市栄町2-3-4
[Today's recommendation]

https://youtu.be/3Uo0JAUWijM


富士山を眺めながら 【寿蘭】
2017.10.30
台風22号から変わった温帯低気圧が三陸沖で発達して西高東低の冬型気圧配置となり、東京でも木枯らし1号が吹いた。
季節は一気に冬に近づき、寒いのは苦手だが、空気が澄んで見晴らしはよくなる。
せっかくの木枯らし1号だから眺めのいいレストランでランチを、と考えた。

2017年10月30日撮影
このあたりで眺めがいいとなると、先日入った東村山駅直結サンパルネ3階の 「イルソーレ」 もそうだと思うが、昔からあって眺めのよさをうたっているのが西友久米川店7階の中華料理店「寿蘭」。

1階エレベーター乗り口前の看板にあるように、“富士山が見える中華レストラン”がこちらの売りだ。

7階でエレベーターを降りると、なんかガラーンとした雰囲気。
正面がお店の入り口だが、人けがない。

サンプルケースとかを見ていると、「いらっしゃいませー」「どーぞー」と、声はすれども姿は… と、ケース越しのずっと向こうに店員さんが2~3人。
厨房前の所定の位置に控えているといったたたずまい。
中に進むと、そこそこお客さんが。そのほとんどが窓際に陣取っているから入り口付近には人けがないのだ。
窓際で1つだけ空いている4人掛けテーブル席に着く。
広い店内は一昔前の、高級というか本格というか、そういう中華料理店のつくりである。BGMは古筝・二胡・竹笛的チャイニーズミュージック。

店内中央の大テーブルを囲むように2人掛け・4人掛けテーブルが多数。
窓から離れた奥のスペースには、各テーブルをアコーディオンカーテンで仕切って個室化できる円卓が3つ。
入り口の右手は喫茶コーナーで、こちらもレトロチックでいい雰囲気だ。

さて、両隣との関係上、窓に背を向けて座ってしまったが、振り返るとしっかり富士山が見える。
これはどういうことかというと、両隣の高齢女性(どちらも単独客)が2人とも内向きに座っているから、僕が外向きに座ると面と向かう形になって非常に気まずい。そういうのは苦手なので、絶好の眺めをふいにしてしまったということ。

せっかくこういう席に座っていながら景色に背を向けるというのは実にもったいないと思うんだが、世の中そういう人は多い。冬に埼京線や多摩都市モノレールの車内で富士山が見えたと大騒ぎしているのは僕ぐらいだったりする。
まあ、振り向けば見えるので、それでよしとしよう。
注文は餃子・ラーメンセット850円。

ラーメンは鶏ガラベースのオーソドックスな味。
中華的かというと、魚介系の乾物臭を感じるのでちょっと違う。けっこうオイリーだがあっさり。塩気は強いが過剰なうま味はない。と、非常に好みの味だ。メンマの味付けがしみじみ懐かしい。

餃子はあんが緩めだが大きめなので食べではある。肉と野菜のバランスのよいおいしい餃子だと思う。

ちょっと早いが耳寄り情報。
寿蘭は年中無休。つまり元日も営業している。
中国では正月(春節)に縁起がよい食べ物とされる餃子が食されるというのは有名な話だ。
この店では元日に富士山を眺めながら餃子をいただくというとてもおめでたい体験を味わうことができる(体験者談)。

2017年1月1日撮影
[DATA]
寿蘭
東京都東村山市栄町2-3-4
[Today's recommendation]

https://youtu.be/L6-uJLteKek


◆ 猫写真はこちら ◆
台風22号から変わった温帯低気圧が三陸沖で発達して西高東低の冬型気圧配置となり、東京でも木枯らし1号が吹いた。
季節は一気に冬に近づき、寒いのは苦手だが、空気が澄んで見晴らしはよくなる。
せっかくの木枯らし1号だから眺めのいいレストランでランチを、と考えた。

2017年10月30日撮影
このあたりで眺めがいいとなると、先日入った東村山駅直結サンパルネ3階の 「イルソーレ」 もそうだと思うが、昔からあって眺めのよさをうたっているのが西友久米川店7階の中華料理店「寿蘭」。

1階エレベーター乗り口前の看板にあるように、“富士山が見える中華レストラン”がこちらの売りだ。

7階でエレベーターを降りると、なんかガラーンとした雰囲気。
正面がお店の入り口だが、人けがない。

サンプルケースとかを見ていると、「いらっしゃいませー」「どーぞー」と、声はすれども姿は… と、ケース越しのずっと向こうに店員さんが2~3人。
厨房前の所定の位置に控えているといったたたずまい。
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中に進むと、そこそこお客さんが。そのほとんどが窓際に陣取っているから入り口付近には人けがないのだ。
窓際で1つだけ空いている4人掛けテーブル席に着く。
![]() | ![]() |
広い店内は一昔前の、高級というか本格というか、そういう中華料理店のつくりである。BGMは古筝・二胡・竹笛的チャイニーズミュージック。

店内中央の大テーブルを囲むように2人掛け・4人掛けテーブルが多数。
窓から離れた奥のスペースには、各テーブルをアコーディオンカーテンで仕切って個室化できる円卓が3つ。
入り口の右手は喫茶コーナーで、こちらもレトロチックでいい雰囲気だ。

さて、両隣との関係上、窓に背を向けて座ってしまったが、振り返るとしっかり富士山が見える。
これはどういうことかというと、両隣の高齢女性(どちらも単独客)が2人とも内向きに座っているから、僕が外向きに座ると面と向かう形になって非常に気まずい。そういうのは苦手なので、絶好の眺めをふいにしてしまったということ。

せっかくこういう席に座っていながら景色に背を向けるというのは実にもったいないと思うんだが、世の中そういう人は多い。冬に埼京線や多摩都市モノレールの車内で富士山が見えたと大騒ぎしているのは僕ぐらいだったりする。
まあ、振り向けば見えるので、それでよしとしよう。
![]() | ![]() |
注文は餃子・ラーメンセット850円。

ラーメンは鶏ガラベースのオーソドックスな味。
中華的かというと、魚介系の乾物臭を感じるのでちょっと違う。けっこうオイリーだがあっさり。塩気は強いが過剰なうま味はない。と、非常に好みの味だ。メンマの味付けがしみじみ懐かしい。

餃子はあんが緩めだが大きめなので食べではある。肉と野菜のバランスのよいおいしい餃子だと思う。

ちょっと早いが耳寄り情報。
寿蘭は年中無休。つまり元日も営業している。
中国では正月(春節)に縁起がよい食べ物とされる餃子が食されるというのは有名な話だ。
この店では元日に富士山を眺めながら餃子をいただくというとてもおめでたい体験を味わうことができる(体験者談)。

2017年1月1日撮影
[DATA]
寿蘭
東京都東村山市栄町2-3-4
[Today's recommendation]

https://youtu.be/L6-uJLteKek


◆ 猫写真はこちら ◆