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突発的にレトロ麺酒場 【麺酒場 なすび】

2017.09.27

 昼ごはんにやや遠くまで出て、ふとスマホを見たら仕事のメールが入っていた。こんなときの対処法として、いちばんタイムロスが少ない、すなわちダメージを小さく済ませる方法は、現在地に最も近い店で昼ごはんを食べてしまうこと。――そのようなことを先週の木曜日(21日)に書いている(たみ家 参照)。

そのときは苦し紛れの判断だったが、考えてみると、それは道理や理屈にかなったきわめて合理的な行動だと理解することができる。これをうまくルール化できれば、非合理極まりない自分の行動パターンを少しは正すことができるのではないか。
わかりやすく言うと、優柔不断でなかなか入る店を決められないから、一定ルールで強制的に決めちゃう。


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本日、さっそく新ルール適用の機会がめぐってきた。新青梅街道と小金井街道の交差点で信号待ちの間、スマホを見ると急ぎの仕事のメールが入っていて、これで昼ごはんの店は強制的に決まってしまった。さて、ここからいちばん近い飲食店は…?

というのはウソで…。
いや、そのメールが入ったのは事実で、先週とまったく同じパターンだからその後の行動もそうなった。
でもルール化というのは後付けの思い付き。立て続けにうまくいったので、これを続けていったら面白いんじゃないかと。


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で、あらためて本日。そのとき花小金井四丁目交差点で思い浮かんだ店というのが「麺酒場 なすび」。
存在自体はずいぶん前から知っていたが、これまで入ってみようと思ったことはまったくなかった。仕事にせきたてられてという条件と先週の経験がそろわなければ、こんなことには絶対なっていなかったはず。


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“麺酒場”となっているように、この店はラーメンと居酒屋の2本柱の業態である。
表に掛かっている水原弘のハイアースと由美かおるのアース渦巻きのホーロー看板を見てピンとくる人も多いと思うが、コンセプト的にはそっち方面。有名どころでいえば国分寺のうどん/そば「甚五郎」の路線である。
店内はポスターや看板などレトロな掲示物や小道具でいっぱい。中央には小さな囲炉裏があって、自在鉤に鉄鍋という徹底ぶりだ。
僕の中での位置づけはラーメン屋だったが、入ってみると居酒屋色のほうを強く感じる。

先客はないが、入って右のテーブルには食べ終わった食器、灰皿には吸い殻と、空気中にきつめのタバコ臭。「お好きな席へ」と言われ、片づいていないテーブルの横の席に。
この4人掛け2卓と向かい側に8人掛け、奥は右がカウンターで左が掘りごたつ式ボックス席×2。
お店の人は60代くらいの男女。


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時間の余裕はないのではじめからラーメン類単品のつもりだが、せっかくだからと“イチオシ”あるいは“ならでは”を探ろうとする。メニュー表中ほどの肉なすらあめん850円が気になる。店名が「なすび」だけに。
「これはどんなのですか?」と、お水を持ってきたおばちゃんに聞いてみる。
「しょうゆラーメンにナスとチャーシュー肉を炒めたものがのってるんです」との返事。
「じゃ、それお願いします」


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壁にはプロボクサー金子繁治の1955年のノンタイトル10回戦のポスター。対戦相手はのちの世界王者フラッシュ・エロルデ。こういうのは貴重だったりするのかな、と、そういうのに疎い自分はただぼんやり眺めている。
その横には中島誠之助の広告ポスター。これも骨董のたぐいか?
とかやってるうちに肉なすらあめん到着。


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ぱっと見、ナスとほかにも黒いもの(キクラゲとノリ)が目につくが、肉の気配は感じない。麺は中太平打ちの縮れ、つるつるしているがもちもち感はなく、ときどき出会うタイプの麺だが、どこだったかな? 調布の「たから家」とか新宿の「満来」とか…。スープはしょうゆというわりに濁りが強い。ベースがこういうスープなのか、炒めた具をのせて濁ったのか?
少し食べると、下のほうからチャーシューが出てきた。角切りがごろごろと。実はこれがかなりの量で、麺が終わってもまだ底のほうにごろごろしている。
チャーシュー自体はおいしいが、スープがかなり濃いうえにチャーシューごろごろだから、個人的には後半、味付けが過剰に感じられるかな。

こういう店の選び方もちょっとしたゲーム感覚で面白いかも。もちろんそのような縛り中でも厳選しているつもりではある。


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[DATA]
麺酒場 なすび
東京都小平市花小金井4-39-9



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