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450円の滋味 【寳来屋】

2021.08.17

 美住町の中華料理店「寳来屋」はランチ営業が15時まで(LO 14:45)と遅いので、忙しかったりして昼ごはんを食べ損ないそうになったとき重宝する。


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今日、13時と珍しく早めに行ったところ、いっぱいで入れなかった。自転車で時間をつぶして13時半に戻ったが、またまた満席。
間が悪い日のようで諦めて自転車を出そうとしていると、食べ終わって出てきた女の人が「入れますよ」と声をかけてくれた。「ありがとうございます」と、なんとか入店。


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「タンメン」と申告して席に着く。


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ちょうど店内全体を見渡せる位置だったから気づいたんだが、隣の席の3人(小さい子ども連れの若いお母さん)を除き、すべて単独客である。
テーブル席が全部で6つで、都合8人しか客が入っていない(うち2人は幼児)。


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1時半で満席というとさも景気よさげに聞こえるが、現実はそんな数字。
相席なんてもってのほかという時代で、テーブルの数と同じ組数しか客を入れられないのだ。
それもコロナ禍における飲食店の苦境の一側面であろう。

とか、ひと事のように書いているが…。


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タンメン450円。
4人掛けテーブル席で450円なので、席当たり112.5円。おそろしく単価の低い客である。
こちらは申し訳ないレベルに安いお店で、いつもなら餃子を付けるところ、今日はこのあと歯医者なのでニラやニンニクはちょっと…。


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僕以外の単独客4人中3人までは麺類+チャーハンというオーダーだ。
普段なら「それじゃ食いすぎだろ!」とツッコんでるところ、逆に反省させられてる。


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熱々で野菜の滋味の染み出たスープが沁みる。

で、本日の教訓。
歯医者の前に「寳来屋」に入ってはいけない。


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[DATA]
寳来屋
東京都東村山市美住町1-6-31





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/HL_WvOly7mY



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庭のハスにみる超撥水性表面


ベスト・オブ… 【寳来屋】

2021.05.25

 Instagramの投稿テクニックに、テーマを決めて統一感を出す、というのがある。どんなアカウントかひと目でわかるためフォロワーが増えるという。

ラーメンにテーマを絞ったアカウントは多いが、プロフィール画面の統一感を出すため撮影アングルをすべて同じにしているものをよく見かける。もしかしたらラーメンのタイプも統一しているかもしれない。ビジュアルにある種の類型を見ることができる。

澄んだスープ、整った麺線、赤みの残るチャーシュー、トッピングに水菜とたまねぎ…。


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※イメージ写真


普通のラーメンのことを書こうとして、いや待て、いまどきの普通は僕の考える普通とは違うんじゃないの…? と考察した結果が、それ。

そういうんじゃなく、もっとこう、なんというか、ごくフツーの…。


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「寳来屋」のラーメンはいちばん好きな普通のラーメンである。
これまで食べた普通のラーメンの中で5本の指に入るくらいおいしいと思っている。
ベスト・オブ・フツー。


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と書いておきながら、実は「寳来屋」のラーメンを食べたことがない。
ワンタンメンやチャーシューメンをよく食べていて、味の基本はラーメンも一緒であろうという類推で語っている。
それではさすがにまずかろうということで、ラーメンを食べてみることに。


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ラーメンを食べたことのない原因はその価格にある。
350円と頼むのが申し訳ないレベルで、ついワンタンメンやチャーシューメン、チャーシューワンタンメン… と、盛っていくことになる。


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単品では申し訳ないので餃子を追加。
ラーメンと餃子で650円。
申し訳なさの度合いが増した気がしないでもない ( ̄  ̄;)


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ワントレーでの提供。
650円とは思えないワントレー。


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うっすら透けて見える緑がかった餡からもわかるように、野菜の甘味・香りが引き立つ餃子。
サイズ感もあって満足度高し。


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ラーメンは、個々のパーツはほどほどでもしょうゆダレと鶏油の品のある香りで全体に高いレベルにまとめられている… みたいな。
チャーシューなんてどうってことないけど、ならば低温調理チャーシューに置き換えればもっとおいしくなるかというと、そういうものでもないし。


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普通の中の普通。

ここでいう普通とは、自然体、飾り気のないさま。
あざといの対義語かな。


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[DATA]
寳来屋
東京都東村山市美住町1-6-31





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/krNNMFpA1wY



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東大和市向原の「双葉」。Google Mapsで“閉業”となっているお店の復活劇


野菜を摂ろう👍 【寳来屋】

2020.10.13

 慢性的に体のあちこちに調子の悪いところが出ていて、トシのせいもあるが、ビタミンが足りてないのではないかということになった。特に深刻な手指の皮膚科症状でググッてみると、ビタミンA不足かも。
たしかに積極的に野菜を食べようとは思わないしなぁ… (〃 ̄ω ̄〃ゞ

ということで、家ではニンジンスムージーなどが出てきたりしているが、外食でもなるべく野菜を多くとれるようなメニューにするよう心がけようと。
普段ならラーメンのところタンメンにするとか。


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うすうすお気づきのことと思うが、ヤサイ(ほぼモヤシ)マシマシでビタミン摂った気になっているのが男子という生き物。緑豆モヤシにβカロテンはほとんど含まれません。
その代わり、麺350gがもれなくついてくる。

サイドメニューで野菜をとろうと考えたとき、真っ先に思い付くのがサラダではなくギョーザだったりする(わしだけ…?)
ギョーザの皮は、やっぱり粉もんである。

男子が野菜をとろうとするとなぜかカロリー摂取量が跳ね上がるというナゾ。


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「寳来屋」のカタヤキソバというものがずっと気になっていた。


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揚げた麺に肉野菜炒めのあんかけという焼きそばで、SNSの投稿写真を見ると具材の構成がこの店で僕がいちばんよく食べているタンメンと同じっぽい。
このところインスタに「寳来屋」の投稿が多いなぁ… と思っているうちに、とうとうカタヤキソバのうまそうな写真が上がった。
辛抱たまらずお店へ。


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このお店はときどき法外にボリューミーな品があり、カタヤキソバもその一つという調べはついていたが、厨房から配膳台のトレーに載せられた実物を見たときは本気でビビった。初見は位置関係的に真横からというアングルで、まざまざとその標高が見て取れるのであった ( ̄□ ̄;)ハッ…!?


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あんの中身はモヤシ、キャベツ、コマツナ、ニンジン、豚肉で、味付けはシンプルな塩味。タンメンもそうだが、少ない具材でこれだけの味に仕上げるのはすごいなと思う。
しかしながら、やはり野菜とカロリー(麺量)は正比例関係にあるわけで…。


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途中練りカラシ→酢の投入で味の変化をつけるのが定石か…。
麺がだんだん汁気を吸って、バキバキだった食感がムニムニに変わるころが特においしい。


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このあっさり塩味を生かすのがセットの中華スープで、生きるというか生かされるというか、あ、次はラーメン食べたい…! となるループ。
ラーメン350円、ワンタンメン450円、チャーシューメン550円、チャーシューワンタンメン650円…。全部食べても2000円… って、そんな人いないか ヾ(ーー )


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盛り付けの美しい餃子。


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品書きに“野菜たっぷり”と書いてあるあたりが、たぶんカロリーを忘れさせるアレなんだな…。
でもやっぱり、野菜の甘味がおいしい餃子👍


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[DATA]
寳来屋
東京都東村山市美住町1-6-31





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https://youtu.be/Xy4bFpaGnII


なんと、チャーシューメンが…!? ――1CLふたたび 【寳来屋】

2019.10.28

 1CL(ワンコインランチ)シリーズをやっているとき、中華料理店「寳来屋」の記事に次のように書いている。

――ワンコインのチャーシューメンとなるとさすがにアピール度が違ってくるので、10月になっても同じ価格だった場合、補足・追記ということでぜひ取り上げたいと思う。


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少し説明しておくと、8~9月に掲載した1CLシリーズでは、企業努力に敬意を払う意味を込め外税までを対象とし、ワンコイン+税、すなわち支払総額540円以内のメニューを紹介させていただいた。
「寳来屋」のチャーシューメンは9月時点で550円と惜しくも10円超過していたが、10月になってもこの価格のままなら税率改正に伴い自動的に1CL圏内入りすることになる、と。


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――10月
結論から言うと、「寳来屋」さんのお値段、びた一文変わってませんでした ♪(o ̄∇ ̄)/

ここは有言実行、記事にしなければなるまい。
(どうでもいいけど↖↖この言葉、あまり好きじゃない。男は黙ってサッポロビール。ニッポン男児なら不言実行やろ)


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10月に入り、表の窓に張ってある短冊で値上げしていないことを確認してはあったが、短冊は7枚のみでチャーシューメンの掲示はない。
やはり入ってみないことには状況はわからない。


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10月末、頃合いを見て入店。
なんと、各テーブルに備えてあるメニュー表が新しくなっている。こないだまで小型の卓上メニュースタンドだったのが、シート型A4横ラミネートに変わっているじゃありませんか Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン

――というドキドキシーンもあったが、上述のとおり全品価格据え置き。
なぜこのタイミングで、値上げしてもいないのにメニューを作り直したのかはナゾ。


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チャーシューメンは、チャーシューが4枚。
モモ肉かな、脂の少ない部位で、けっこう厚みがある。どれくらい厚いかというと、容易にはかみ切れないくらい。硬いともいう(笑)。
それでも、かむほどに味わい深いおいしさが楽しめるこういう昔っぽいチャーシューも、僕は好き。


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いつもながら高貴ともいえる香り高いスープ。
メンマ、ナルト、ノリ、ネギと、トッピングにも不足を感じさせない。


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信じられないかもしれないが、前回の消費税率引き上げ(2014年4月)のタイミングでは一部メニューで値上げしている。
値上げしてこれなのである。タンメンなんか、以前は400円だった。
この間の原材料費の高騰など経営環境の悪化を考えれば、今回は全面的な値上げも避けられないのでは… と考えていたが…。

ただただ、ありがとう <(_ _*)> アリガトウ


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寳来屋
東京都東村山市美住町1-6-31





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https://youtu.be/ZULWxRiCKj0


うまい、安い、ガッツリ! ―1CLシリーズ⑭【寳来屋】

2019.09.10

 すでに忘れられているかもしれないが、1CL(ワンコインランチ)シリーズはまだまだ続きます (。-_-。)

ロイヤリティ マーケティングが先月発表した“第36回 Ponta消費意識調査 2019年8月”によると、消費税増税で見直したい費用の上位3位は「外食費」「食費」「日用品費」。
そんな国民意識を背景に費用をかけない外食ライフを提案しようというのがこのシリーズの企画意図であるが(←うそつけ ヾ(ーー ) ォィ! 、まあ、いちおう展望としては増税前の9月いっぱい、断続的ではあっても続けていきたい。


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ラーメン1杯700~800円も珍しくない昨今、タンメンもワンタンメンもモヤシソバもワンコイン… どころか上記3品目すべて450円という、すご味すら感じさせるメニュー表を掲げる中華料理店「寳来屋」。


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過去の記事を見返してみると直近が今年1月で、すっかり忘れていたが、いまと同じようなことをやっている。

――コスパ重視ということで真っ先に思い浮かぶのが、八坂の中華料理店「寳来屋」。ラーメン(350円)、ワンタンメン / タンメン / モヤシソバ / チャーハン / カレーライス / 玉子丼(以上450円)、ねぎメン / みそラーメン / ソース焼きそば(以上500円)と、ワンコインメニューが充実の10品。

困っているとき、このお店には都度都度お世話になっているということ。


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注文はワンタンメン。
タンメンやモヤシソバ、チャーハンはほかにも候補があるが、ワンタンメンのワンコインはいまのところ思い付かないので。


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お、おしい… と思ったのが、チャーシューメン550円。
ルールとして本体500円+税まではOKとしているので、540円まではセーフなんだが…。
ワンコインのチャーシューメンとなるとさすがにアピール度が違ってくるので、10月になっても同じ価格だった場合、補足・追記ということでぜひ取り上げたいと思う。


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ワンタンメンは、安いだけでなくすごくおいしい。


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昔懐かしい味わいながら、スープの風味や温度、加水の少ない麺のタイプ、具材の味付け… と、一つ一つの要素が高いレベルにある。大げさでなくスープの香りには恍惚となる。
中華そば系ラーメンとして、個人的にこちらは間違いなく市内ベスト3に入る(あと2つは「笑顔」の昔風ラーメンと「味六」の中華そば)


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忘れてならないのが、(この価格設定にして)こちらはガッツリ系ということ。
特にどんぶり系は軒並みすごいことになっており、そういう特集を組む際は必ずや取り上げさせていただきたいという、考えてみればすごいお店である。


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寳来屋
東京都東村山市美住町1-6-31





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https://youtu.be/8LhCd1W2V0Q



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さいたま市浦和区方面に出現したラピュタ


正月明け、節約モードに 【寳来屋】

2019.01.09

 気づいたら苦境に陥っていた。
仕事がクソ忙しいのである。

僕の場合、月単位の仕事がメインで、それが月の前半に集中するので正月休みの影響は避けられないが、今年は休みが長かったため例年以上に高集積している。
加えてイレギュラーでまとまった仕事が押し寄せている。めったにないことだが、断らざるを得ないほど。

もう一つ困っているのが、フトコロ具合。
これもカレンダーの影響だが、長い休みの間、遠出はしていないが出かける機会は増える。
それなりに電車賃はかかるし、食事代も通常よりかさむ。


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ということで、当分の間、
①時間がないのでブログの更新が滞る、もしくは記事内容がテキトーになる
②お金がないので昼ごはんの店はコスパ重視の節約モードになる
ことをお断りしておく。

なんだい、いつもと変わらないじゃないかい… というのは、言いっこなしで ×( ̄-  ̄ ) ナシナシ…!


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コスパ重視ということで真っ先に思い浮かぶのが、八坂の中華料理店「寳来屋」。


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ラーメン(350円)、ワンタンメン / タンメン / モヤシソバ / チャーハン / カレーライス / 玉子丼(以上450円)、ねぎメン / みそラーメン / ソース焼きそば(以上500円)と、ワンコインメニューが充実の10品。
上を見ても、最高値がカツカレーライス。1000円払って200円おつりが来る。

と、激安だけれど、店名は新年らしくめでたいと。


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僕がこの店でいちばん多く食べているのが、タンメンじゃないかと思う。
450円と、いまどきタンメンであまり見ない値段である。
具材はキャベツ、モヤシ、ニラ、ニンジン…。豚肉もけっこう入っている。


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想像だが、このタンメンは具材にほかの料理で出た端切れ野菜を使って値段を低く抑えているんじゃないだろうか。

いま、NHK『ニュースウオッチ9』で恵方巻きの廃棄問題のニュースを見ながらこの原稿を書いている。
図らずもフードロス問題の本質について考えさせられる。


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[DATA]
寳来屋
東京都東村山市美住町1-6-31





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◆ 猫写真はこちら その1 その2




https://www.youtube.com/watch?v=nPvuNsRccVw


価格設定の説得力 【寳来屋】

2018.03.30

 先日、「陶器・喫茶 うたたね」におじゃましたとき、店主のおばさまに
「昭和の食堂とはいいテーマですね」
とお褒めいただいた。

「いっとき、行きつけのラーメン屋さんが立て続けに閉まっちゃったことがあって、焦りというか危機感みたいなのから、こういうことになっちゃってまして…」
「昔のラーメン、おいしかったですよね。このあたりだと…?」
「『寳来屋』さんなんかいいですよ」


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そこからだと寳来屋は歩いて5分程度と近所。
うたたね店主さん、ご自身は入ったことはないけれども妹さんに話を聞くとのことで
「安いんですよね」と。
やはりそのことで有名なようだ。


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ラーメン350円を筆頭に、ワンタンメン / タンメン / モヤシソバ / チャーハン / カレーライス / 玉子丼が450円、ねぎメン / みそラーメン / ソース焼きそばが500円と、ワンコイン以内が10品。

高額商品を見ると、カツカレーライス800円、マーボー丼750円がトップ2。
麺類ではチャーシューワンタンメンと五目ワンタンメンが東西横綱。
横綱でも650円って…。
強いんだかなんだか、イメージが混乱するから、例えが悪い(笑)。
と、混乱するくらい安い。


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僕は貧乏性だから、450円グループのワンタンメンとタンメンをかわりばんこに食べている。
それでは申し訳ないのでたまにはもうちょっと高いものを頼もうと思ってはいても、入るときにはいつも忘れている。
習慣というか惰性というか、何の気なしに「タンメン」とかと言っちゃってる。

今日ははじめからそのつもりで来たので、発声にも張りがあります。
「チャーシューワンタンメン!」
上位陣の一角に挑んでみました。


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このお店に来るのは遅い時間のことが多い。
2時を過ぎて多くの店が中休みに入って選択肢が狭まり、自分としても食事の不規則化が気にかかりだしているとき、この価格設定は説得力を増す。
「おやつみたいなものだから」と、自分に言い聞かせられる。


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で、やって来たチャーシューワンタンメン、全然おやつみたいじゃない。当たり前か(笑)。
チャーシューが、小ぶりだが5枚、ワンタンはたぶん6個。
ほかにメンマ、ナルト、ノリ、ネギがのる。
ラーメン700円が当たり前の時代にあって、やはりすごいとしか言いようがない。


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誤解のないように断っておくが、僕が寳来屋にたびたび入るのは、安いからではなくておいしいから。
特に中華そば系しょうゆラーメンは、個人的にその系統でいちばん好きな味かもしれない。
しょうゆか香油かの香り。
本格派でありながら主張が強すぎず、懐かしテイストを損なうことのない上品な香りの入れ方が絶妙だと思う。
しっかりかみ応えのある昔味のチャーシュー、ワンタンはコシがあって肉がギュッとなった1個1個存在感のあるもの。


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壁に昔のお店外観と思われる写真が貼ってある。手書きで「S35」と。
これは初めて気づいたが、昭和35年って、オレより古い。
そこまで歴史があることを知らなかった。

知らず知らずのうちに自分の基準値になりつつあるこちらのラーメンの味。
その深みは、歴史の積み重ねゆえか。


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[DATA]
寳来屋
東京都東村山市美住町1-6-31





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Gourmandises Alizée
Alizée
『Gourmandises』

https://www.youtube.com/watch?v=Xvt3EgGKgFA



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3月30日、日立製作所 中央研究所(国分寺市東恋ヶ窪1-280)、2018 庭園開放・春の公開は4月1日(日)


ドカ盛りどんぶり、実食 【寳来屋】

2018.01.29

 PDFの文書が印刷できないというトラブルに見舞われ、昼食が遅くなってしまった。
そんなときお世話になっている(午後休憩がない、または休憩の入りが遅い)何軒かのうち、距離感で「寳来屋」を選択。
距離感とは、歩いてほどほどということ。
最近、歩くことの自由さに快感を覚えるようになった。


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中華料理店「寳来屋」は、東村山中央公園北側の住宅街に立地、背後に美住町の団地(グリーンタウン美住一番街)を擁する。
昼の時間帯、店主は常に出前に忙しそうで、団地を中心に手堅い需要があるものと思われる。高校生もよく見かけられ、やはりラーメン屋に通う男子だった自分の高校のころとシンクロする。
いまどき珍しい地域密着型な印象。


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高校生人気には理由がある。
――安い・多い
男子高校生の財布と胃袋に適合する値段と量が売り。
売りではあるが、それにしてもこの店のスタンスはちょっと突き抜けたところがある。

“安い”については、ラーメン350円をはじめ麺飯10品がワンコイン以内。
僕はその恩恵にあずかり、ワンタンメンとタンメン(ともに450円)をかわりばんこに食べている。
一方、“多い”に関してはこれまで遠巻きに観察するにとどめてきた。


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さて、このブログで何度か取り上げながら自分自身食べたことのないメニューがある。
その問題作「豚肉丼」に挑んでみようと思ったのだ。
このところなぜか胃の調子がいいみたいで、量を食う分には少し自信がある。


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2:45ラストオーダー。僕は昼の部の最後の客になることが多い。
いまも先客の2人組が出て、あとはだれ気兼ねなく食事ができる環境。
こういう気持ちの余裕は大事。食欲がいや増すというもの。


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豚肉丼600円、何度も見ているのでビジュアルに驚きはない。驚きはないが、やっぱり壮観である。
横から見るとこんもりと盛り上がり、俯瞰すればご飯が見えないぐらいみっしりと。中心に巣ごもり卵。

逆に言うと、それだけ。
――肉、卵、コメ、以上!
これはもうひたすらワシワシ食べるしかないたべものである。


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味付けは、よくいえば家庭的。中華的エッセンスは希薄。
しょうゆベースのシンプルで甘さ抑えめなタレは最初調子よくいけるが、それでも量が多い分、後半単調になるのは避けられない。何か変化がほしくなる。
紅ショウガとかゴマとか高菜漬けとか…。

あ、それって博多ラーメンの定番あとのせラインアップ。
ふと「博多天神」の店内掲示を思い出す。
――スープはコーヒーでいうとブラック。お客さまの舌で、カウンター上の具を入れ100%の味をお作りください。
そんな感じでカスタマイズすれば、よりおいしく食べられるかな… と。


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でもこのお店の激安の根底にはぎりぎりのコスト意識がある。
手作りのキャベツの浅漬けなんか、企業努力そのもの。
ぜいたくを言ってはいけない。
浅漬けを箸休めに、卓上の七味唐辛子をたっぷり振っておいしくいただくのが正しい。


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iPhoneのヘルスケアアプリで見るウォーキング+ランニングの距離は8.7km、歩数13,570。
ドカ盛り丼分、消化してると思いたい。


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申し訳ない… レベルの激安中華 【寳来屋】

2017.12.08

 八坂の「寳来屋」は激安で知られる街の中華屋さんだ。
どれぐらい激安かというと、まずラーメンがいまどき350円。それからワンタンメン / タンメン / モヤシソバ / チャーハン / カレーライス / 玉子丼が450円、ねぎメン / みそラーメン / ソース焼きそばが500円と、なんと麺飯10品がワンコインで食べられる。

激安のほかにドカ盛りでも知られる。
特に丼モノは要注意レベルの盛りのよさだ。
僕はいいトシしてるので安易に手出しはしないようにしているが、以前ムスメたちと入ったときに2人そろって丼モノを発注し、目の前に迫るその実物は壮観だった。


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激安・ドカ盛りは企業努力以外のなにものでもなく、頭が下がるが、僕がこのお店に入る理由・動機としていちばん多いのは、そのどちらでもない。
ランチタイム11:00~15:00(LO 14:45)の、特に後ろの14時越えというのはたいへんありがたく、何度も昼ごはん抜きの危機を救ってもらった。


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10時50分にNS社のSRさんから仕事が来た。
3分後にもう1本メール。
「14時までにアップしていただくことは可能でしょうか?」
これは通常3~4時間とみている案件である。
アワワワ…。


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なんとか14時前に終わらせることはできたが、一応着替えたりとかそれなりに出かける準備はあるので、多くのお店のランチタイムに間に合わない。
と、こういう今日のようなとき、真っ先に思い浮かぶのが寳来屋なのである。


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ラーメン350円では申し訳ないのでワンタンメンに。
たいして変わんないって(笑)。

僕はこのお店ではワンタンメンとタンメンをだいたい代わりばんこに食べている。どちらも450円なので、350円で申し訳ないと思うぐらいだから、やっぱり申し訳ない。
せめて餃子ぐらい一緒に頼んだらどうかと。ごもっともである。普通ならたぶんそうしている。


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しかし時間が時間である。
15時近い昼食で満腹になっていたら夕ごはんに響く。

いつも決まってそういう思考パターンになるので、いつも決まって変な時間に入っているということ。


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さて、ワンタンメンが定番になっているのにはもっとちゃんとした理由がある。
安いからでも多いからでもなく、おいしいのである。
スープの香りがよい。
これはフツウの日本のしょうゆか? と思うほど、街中華らしからぬ本格寄りのフレーバーを、一瞬感じる。
ワンタンは軟らかめだがベロベロにならないちょうどいいゆで加減で、ひき肉も十分量入る。
小ぶりだが風味も歯応えもしっかりしたチャーシュー。トロトロもいいが、こういう昔ながらのチャーシューが好きだ。


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申し訳ない、で思い出したが、450円じゃ申し訳ないから次はコレ、と決めていたメニューがある。
チャーシューワンタンメン650円。
ヘンな時間にばっかり入るから飛んでしまっていたが、今度ちゃんとした時間に来て650円お支払いしよう。
それでもやっぱり申し訳ないかな…?


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寳来屋
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仙台の友人KE君よりお歳暮。生ガキのチューブは2本あったが、待ちきれずに1本開けてしまったのだ


タンメンのホスピタリティ 【寳来屋】

2017.08.15 寳来屋

 終戦の日の今日、お盆休みをとっている店が多く、小川から東大和市駅にかけて、どこもかしこもというくらいに振られまくる。時計は2時を回って、いったん上がっていた雨もまた降りだし、途方に暮れて久米川方面に戻る途中、休みでさえなければこの時間でもまだやってるはず、と思い出したのが八坂の「寳来屋」。


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ここは昼の営業時間が3時まで(LO 2:45)とほかよりだいたい1時間長いので、昼食の時間がずれ込んだときにはけっこうな頻度でお世話になっている。
中央公園を突っ切って富士見公民館の前を過ぎ、まもなく前方に暖簾が… おお、はためいている。2時31分、ぎりぎりセーフ。


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こちらの店主のサービス精神について以前触れたが(「ドカ盛りどんぶりに挑む」参照)、店主は普段出前に出ていることが多く、奥さん(たぶん)が1人で切り盛りしている時間が長い。僕も奥さんの作る料理を食べることが圧倒的に多い。


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以前、こんなことがあった。
冷やし中華の季節だからちょうどいま時分、今日のように2時すぎに、やはり客は僕1人で、同じくタンメンを食べていた(なんて代わり映えのしない…)。すると1人のおばあさんが入ってきて冷やし中華を注文した。「あとチャーハン、お土産でね」とおばあさん。
まず冷やし中華が提供され、そのまま厨房に戻ってチャーハンに取りかかる。やがて炒める音がやみ、奥さんはまたホールに出てきておばあさんと僕にお冷のつぎ足しをしていると、おばあさんがおもむろに「あ… チャーハンは大盛りね」


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それはダメだろう、と思いました。いや、もう作っちゃったからなー、と。
ところがこの奥さん、嫌な顔一つせず「うん、大盛りね」とうなずき、速やかに厨房に入り再び中華鍋を振るのであった。
すごいなー、と思いました。だってこれじゃチャーハン大盛りではなくチャーハン2杯である。価格的にもだいぶ違うはずだ。
了見の狭い僕なんかは、その心の広さにただ感心するしかなかった。そのときの同情に満ちた表情が強く印象に残っている。


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僕は本日もタンメン450円。
野菜はハクサイ、キャベツ、青菜、モヤシ、ニンジン。豚肉もけっこう入って450円。

この店はいつもなにかしらほっこりした気持ちにさせられる。それこそがホスピタリティというものなのかなと思ったりする。
だから、とりわけサービス価格のタンメンを、こちらも感謝の気持ちを忘れずにいただくようにしている。


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[DATA]
寳来屋
東京都東村山市美住町1-6-31





[Today's recommendation]


https://youtu.be/IVEATF7VNTk



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