大衆中華のカオスな味わい 【大連 本店】

2017.06.14

 最近いろいろなタイプのチャーハンを食べている。珍来の玉子炒飯のようにチャーシューの塊がゴロゴロ入っているもの、みんみんのあさりチャーハンのように具材が個性的なもの、笑顔のあんかけ炒飯のように上に何かをかけてあるもの。そんな中で、まだ食べたことはないが気にかかるというのは、写真を見れば一目瞭然、名前もそのものずばりという、上に何かがのっている、かかっているというやつだ。
「大連」の角煮チャーハンはまさにそのタイプで、チャーハンの上に豚の角煮がドーンとのったビジュアルが魅力的だ。


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壁にびっしり張られたメニュー短冊には、まぐろぶつ、あじなめろう、冷やしトマト、枝豆といった飲み屋メニューが入り混じっている。だからここは僕の中では中華屋というより飲み屋、それも朝飲み・昼飲み当たり前の店という位置づけ。それだけに今日のように飲んでいる人が1人もいないと逆に驚いてしまう。タバコで煙ってもいない。
まあ、このところそういう店にばかり出入りしているから、こっちがマヒしてきてるんだろうな。初めてこの店に入ったときは、そのグダグダ感に衝撃を受けたものだが…。

角煮チャーハン930円を注文。
日が浅いのか不慣れそうなパートのおねえさんが普通のチャーハン皿を用意すると、店主が「角煮チャーハンはこれじゃないの」と指摘する。そして指し示したのが棚のいちばん上。でかく深い皿。
「やっちまったかも…」と思いました。
そりゃあ、チャーハンに角煮がのってるんだから、ボリュームに対してそれなりの覚悟はしてくるわけだけど、それもチャーハン普通盛りの場合で“それなり”なのであって、その前提が崩れたらただでは済まないことになる。
この段階ですっかりビビらされてる。


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で、実際に出てきたものはそれほど量が多いわけではなかったので、一安心。
写真ではそれほど多くないどころか半チャーハンぐらいに少なく見えてしまうかもしれないが、それは目の錯覚。皿が異常にでかいのである。直径30cmはある。そして深い。なので、こう見えてもチャーハンの量は平均より多い。

上にのった豚角煮も相当ボリュームがある。トロトロとまではいかないが、かなり軟らかめ。そして、あんをまとっているわけだが、このあんが甘い。
チャーハン自体はしょっぱめのオーソドックスタイプで、卵たっぷりでおいしい。その炒り卵に甘辛のあんが絡み、天津飯のニュアンスとなる。甘すぎるとも思うけど、口の中で混然一体となり、ジャンクで癖になる大衆中華ど真ん中の味わいだ。

ちなみにスープがかなり油っこい。この店の麺類はとりそばしか食べたことがないが、普通のラーメンにこのスープを使うとしたらギトギトになるんじゃないだろうか。僕はチャーハンスープ→ラーメンというステップを踏むことが多いのだが、ここもそのパターンとなりそうだ。


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[DATA]
大連 本店
東京都東久留米市前沢3-10-19


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