駅前中華のお子さまランチ 【中華料理 しまむら】

2017.05.28

 この店に初めて入ったのは10年ほど前だろうか。はっきり覚えていないが震災前だったことは確かだ。
そのときは日曜の昼で、テレビでは『NHKのど自慢』が流れていた。家族が見るからなんとなく眺めていた子どものころ以来、おそらく30年ぶりくらいののど自慢。
年のいってるおじさんが三橋美智也の『古城』を歌っていた。この人はこの曲とは生涯の付き合いなんだろうなと思った。歌詞の深みが違う、こういう場所で聴くと。
NHKのど自慢は強力なタイムトリップツールであるが、家で見ても何も起こらない。しかるべきハコ(シアター)で視聴してこそ、昭和に飛ばされたりもする。

本日は妻と長女と3人で来店。正午でほぼ満席。客層は雑多で、若い人もちらほら。
家族経営だと思われるが、ホール係のおねえさんが意外に若い。きびきびと、しかしマニュアル的でない気持ちのいい接客。
長女がみそラーメン500円、僕がチャーハン450円、妻がランチ(トンカツ、エビフライ、目玉焼、ライス、スープ)600円に。


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われわれの位置から庇テントの文字が裏返しに透けて読め、「2階ご宴会、ご会合にご利用下さい」と書いてある。大きな柱時計の後ろが階段になっているようなのだが、アコーディオンカーテンに閉ざされ暗く閉塞感が漂っている。本当にご利用できるんだろうか?

まず妻のもとにナイフとフォークが用意される。いきなり洋食スタイルと意表をついてきた。
配膳はみそラーメン、チャーハン、ランチの順で、やはり目を引くのはワンプレートのランチだ。張り紙の内容よりハムとマカロニサラダが多い。スープがチャーハンと同じ、つまり洋食なのにラーメンスープというところが面白い。
型抜きライスといい、トンカツの上のケチャップにグリーンピース添えといい、これは昭和のデパートのお子さまランチそのものだ。絵づくりに旗を持参すればよかった(笑)。
「揚げ物もマカロニサラダも手作り感マックスで好ましい」と妻の感想。


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みそラーメンは懐かし系で、モヤシ、タマネギ、ニンジンなど炒め野菜がのったもの。
チャーハンの具はチャーシュー、ハム、ナルト、卵、ネギで、グリーンピース添え。ちょっとしょうゆっぽい味付け。オーソドックスなタイプでとてもおいしいが、量は少なめ。しかし450円でこの内容はかなり良心的といえる。

本日もテレビではのど自慢。
若い男性が知らない曲を上手に歌っている最中、柱時計が12時半を告げる。
「ボーン」
鐘一つかよ(笑)。


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[DATA]
中華料理 しまむら
東京都小平市花小金井1-12-1


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