Do It Again ――フードファイトは続く 【忠豊】
2019.07.18
昨日東に出かけたから今日は西に向かう――
そんな感じで東大和の中央通りをたらたら走っていたら村山団地近くまで来てしまった。
このへんに来たら団地西通りの商店街にある中華料理店「弘華飯店」と「忠豊」の様子を見ることにしている。どちらも開いていたり閉まっていたり、営業が不安定だから気になってしまうのだ。

団地西通り中ほどにコの字形に形成されたすずらん通り商店街奥に「忠豊」がある
両方営業中だったので安心してさらに西に向かいかけたが、久々にどっちかで食べてみるのもいいんじゃないかという気になる。
悪魔クン登場。
「忠豊のもやしそば」とささやいた。

中華料理「忠豊」は村山方面では有名なドカ盛りの店である。
グルメサイト等の料理写真はどれもこれもすごいものがあるが、もやしそばにただならぬオーラを感じ、食べてみたいリストにアップしてある。

なぜいまそれなのか。
悪魔はこう続けた。
「昨日と比べてみてはどうか?」

麺290gのラーメンの感覚が残るうちにこっちにも挑んで、頂上対決の判定をせよ、と。
たしかにそういう情報もある部分、有用な気がしないでもない。
「でもそれ、おたく(=ほぼ高齢者)のやること?」という声が聞こえてきそうだが、僕もそう思う ( ̄ω ̄;) ウーム…
そこが悪魔のささやきたるゆえんで、思い立ったら止められない。

もやしそば――お店のおとうさんがじきじきに厨房から捧げ持ってきた。
僕は座っているのでおとうさんの手にある器をフラットに見ているわけだが、丼面、異様に盛り上がってる。

もやしそばはドロリ系、つまり、具があんかけ。
以前、もやしそばにはサラリ系とドロリ系があると書いたが、なぜかここはサラリ系と思い込んでいて、まずこのヴィジュアルに軽いショックを受けた。
7月中旬に食べるには、いかにも熱く暑そうだ。

このもやしそば650円に対し、鶏の唐揚定食2100円って、いったい… ( ̄▽ ̄;) !!
盛りもやはりハンパない。だいたい丼の縁から盛り上がってるのはおかしいと思う。
モヤシは二郎系なんかと違って餡をまとっており、これはジェルであるからやがてスープと一体化する、物質の三態でいえば液体である。
液体が大きく盛り上がっている。超表面張力現象といいましょうか… ( ̄。 ̄;) …

そもそも普通よりデカいどんぶりの容量最大限、盛れるだけ盛りました… という品なのである、これは。
あとで調べると、麺量は2玉とも、2玉以上とも…

わかりづらいが、割り箸を基準としたどんぶりのサイズ感
実食――
量よりもなによりも、熱いのなんの… (〃゚д゚;A``
「これは(夏に)食べてはいけない! だな(笑)」とか突っ込んでくれる相手がいないのが、いちばんつらい(笑)。
なにしろ麺がぜんぜん冷めないのだ。底からほじくり返して表面にさらし、その間大量のモヤシをやっつける。
不思議とあんかけのモヤシのほうが麺より冷めるのが早い。これは粘度と蓄熱性の関係で… とか気を紛らわしつつ――。
ついに完食!
ファイト開始から実に18分。

でも食後感はそれほど重くない。
大量のモヤシが炭水化物の消化に影響を及ぼすのか…?
(晩ごはんも普通に食べられた)

頂上対決的になんだかよくわからなくなってしまってるが、一ついえるのは、これで650円はすごい。モヤシ、ニンジン、豚肉のみというシンプルな構成も好き。
ひとりダラダラ汗かいてバカみたいに見えたかもしれないけど、本人はうまいうまいと思っているわけで…。

次のタタカイを挑まれたら…
だから、受けて立ってやろうじゃないの ヾ (_ー ) カカッテキナサイ!

[DATA]
忠豊(ちゅうほう)
東京都武蔵村山市学園3-62-4
[Today's recommendation]


◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3 ◆

https://youtu.be/-crsuEOlUO0

昨日東に出かけたから今日は西に向かう――
そんな感じで東大和の中央通りをたらたら走っていたら村山団地近くまで来てしまった。
このへんに来たら団地西通りの商店街にある中華料理店「弘華飯店」と「忠豊」の様子を見ることにしている。どちらも開いていたり閉まっていたり、営業が不安定だから気になってしまうのだ。

団地西通り中ほどにコの字形に形成されたすずらん通り商店街奥に「忠豊」がある
両方営業中だったので安心してさらに西に向かいかけたが、久々にどっちかで食べてみるのもいいんじゃないかという気になる。
悪魔クン登場。
「忠豊のもやしそば」とささやいた。

中華料理「忠豊」は村山方面では有名なドカ盛りの店である。
グルメサイト等の料理写真はどれもこれもすごいものがあるが、もやしそばにただならぬオーラを感じ、食べてみたいリストにアップしてある。

なぜいまそれなのか。
悪魔はこう続けた。
「昨日と比べてみてはどうか?」

麺290gのラーメンの感覚が残るうちにこっちにも挑んで、頂上対決の判定をせよ、と。
たしかにそういう情報もある部分、有用な気がしないでもない。
「でもそれ、おたく(=ほぼ高齢者)のやること?」という声が聞こえてきそうだが、僕もそう思う ( ̄ω ̄;) ウーム…
そこが悪魔のささやきたるゆえんで、思い立ったら止められない。

もやしそば――お店のおとうさんがじきじきに厨房から捧げ持ってきた。
僕は座っているのでおとうさんの手にある器をフラットに見ているわけだが、丼面、異様に盛り上がってる。

もやしそばはドロリ系、つまり、具があんかけ。
以前、もやしそばにはサラリ系とドロリ系があると書いたが、なぜかここはサラリ系と思い込んでいて、まずこのヴィジュアルに軽いショックを受けた。
7月中旬に食べるには、いかにも熱く暑そうだ。

このもやしそば650円に対し、鶏の唐揚定食2100円って、いったい… ( ̄▽ ̄;) !!
盛りもやはりハンパない。だいたい丼の縁から盛り上がってるのはおかしいと思う。
モヤシは二郎系なんかと違って餡をまとっており、これはジェルであるからやがてスープと一体化する、物質の三態でいえば液体である。
液体が大きく盛り上がっている。超表面張力現象といいましょうか… ( ̄。 ̄;) …

そもそも普通よりデカいどんぶりの容量最大限、盛れるだけ盛りました… という品なのである、これは。
あとで調べると、麺量は2玉とも、2玉以上とも…

わかりづらいが、割り箸を基準としたどんぶりのサイズ感
実食――
量よりもなによりも、熱いのなんの… (〃゚д゚;A``
「これは(夏に)食べてはいけない! だな(笑)」とか突っ込んでくれる相手がいないのが、いちばんつらい(笑)。
なにしろ麺がぜんぜん冷めないのだ。底からほじくり返して表面にさらし、その間大量のモヤシをやっつける。
不思議とあんかけのモヤシのほうが麺より冷めるのが早い。これは粘度と蓄熱性の関係で… とか気を紛らわしつつ――。
ついに完食!
ファイト開始から実に18分。

でも食後感はそれほど重くない。
大量のモヤシが炭水化物の消化に影響を及ぼすのか…?
(晩ごはんも普通に食べられた)

頂上対決的になんだかよくわからなくなってしまってるが、一ついえるのは、これで650円はすごい。モヤシ、ニンジン、豚肉のみというシンプルな構成も好き。
ひとりダラダラ汗かいてバカみたいに見えたかもしれないけど、本人はうまいうまいと思っているわけで…。

次のタタカイを挑まれたら…
だから、受けて立ってやろうじゃないの ヾ (_ー ) カカッテキナサイ!

[DATA]
忠豊(ちゅうほう)
東京都武蔵村山市学園3-62-4
[Today's recommendation]



◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3 ◆

https://youtu.be/-crsuEOlUO0

武蔵村山の“山”に挑む 【忠豊】
2017.09.05
このところ仕事の関係で昼食に出るのが1時前後になることが多く、それはそれで店が混まないのはいいとして、昼の営業時間が2時までというところが多いので焦らされる。
ただでさえ優柔不断なところに焦りが入ったらまともな判断力は失われる。その自覚は、さすがにこの年ともなれば持ち合わせるので、今度はそれが抑止力として働く。だから候補の店の前まで行っても「まてよ…」となってなかなか決まらない、という悪循環。

昨日に引き続き、1時半を過ぎて東大和方面をうろついている。そこからさらに西に向かう気になったのは、昨日のチャーハンの件を引きずっていたからかもしれない。
めざすのは村山団地の向こう、団地西通りの路地裏の中華屋「忠豊」。

この店は地元ではかなりの有名店のようだ。なので僕はこっちのほうに来るときは必ず店の前を通って様子をうかがっていた。閉まっていることが多く、やっているらしいときも暖簾も“営業中”の札もなくひっそりしている。かなりの難関とみなしていた。
2時近くという時間帯が、こういう場合、後押しとなる。客が少なく、お店側にも余裕があるから、初めてでも困ったことにはまずならない。

店先にはやはり暖簾も札もないが、店内に明かりがついているので営業中と判断。しかし入り口の戸のつくりが引き戸なのか開き戸なのか判然とせず一瞬躊躇。と、そう簡単には入らせてくれないのだ。


店内はテーブルが6卓と、奥には座敷もあるようだ。右奥に男性2人組。僕はその対角の、入ってすぐ左の席に着く。
お水を持ってきてくれたのんびりした雰囲気のお母さんに「チャーハン」と告げる。そのまま配膳口から中にオーダーが通ると、すぐに中華鍋のガコンガコンが聞こえてきた。で、けっこう早めに音がやむ。
厨房からお母さんが両手に捧げ持ってきたものを見て驚いた。まさに山のようであった。

そう、この店はドカ盛りで有名なのである。
これまで遠巻きに眺めるようにして入店をためらっていたのにはそういう理由もあった。でもコンディションが悪くさえなければある程度の量は食えるし、とも考えていた。それなりの覚悟はしていたが、まさかここまでとは…。
それからスープ。これはお上品な店のラーメンどんぶりぐらいのサイズはあるだろう、と言ったら言い過ぎか(笑)。とにかくこちらもすごい量だ。ワカメスープに薄焼き卵とネギのトッピング。

チャーハンは思ったより塩気がきつくなく、コショウが効いたあっさりした味付け。具はチャーシューと卵のみという潔さがたいへん好ましい。意外にサクサク食べられる。

見ると、奥の2人組はどちらもチャーハン、あとから入って僕の隣のテーブルに座ったおじさんもチャーハンで、店内の客4人全員がチャーハン。なんだか食事というより土木工事のごとき様相を帯びてしまっている。
工期開始時に応じて進捗状況が違っていて、地山の掘削が最も進んでいるのはやはり先に取りかかっている2人組。しかし2人組だけにおしゃべりしたりして作業効率はよろしくなく、後続の追い上げを許している。すると一方の人に電話が入り、店外へ。こちらの現場は不測の事態により休工となってしまった。
こうして僕は難なく真っ先に完工。
味付けがあっさりで油もきつくないので、これぐらいの量でも問題なし。

支払いのとき、830円と聞こえたので1000円札を出すと、お釣りが370円来た。
チャーハン630円。えー!? と、これには相当驚いた。
あとで調べると、カニチャーハン、エビチャーハンがともに840円と、量だけでなく値段も破格なのであった。

ふと思い付いて今年食べた主なデカ盛りチャーハンを写真で比較してみた(いずれも普通サイズ)。なかなかの壮観だが、その中にあって忠豊の盛りが一回り抜きんでているのがわかるだろうか。
[参考写真]




滝山 珍来(上左)、吉祥寺 みんみん(上右)、小金井 櫻華(下左)、武蔵村山 忠豊(下右)
[DATA]
忠豊
東京都武蔵村山市学園3-62-4
[Today's recommendation]


The Escorts
『All We Need Is Another Chance』




ヒョウモン類(村山団地)


アオサギ、コサギ(空堀川)
このところ仕事の関係で昼食に出るのが1時前後になることが多く、それはそれで店が混まないのはいいとして、昼の営業時間が2時までというところが多いので焦らされる。
ただでさえ優柔不断なところに焦りが入ったらまともな判断力は失われる。その自覚は、さすがにこの年ともなれば持ち合わせるので、今度はそれが抑止力として働く。だから候補の店の前まで行っても「まてよ…」となってなかなか決まらない、という悪循環。

昨日に引き続き、1時半を過ぎて東大和方面をうろついている。そこからさらに西に向かう気になったのは、昨日のチャーハンの件を引きずっていたからかもしれない。
めざすのは村山団地の向こう、団地西通りの路地裏の中華屋「忠豊」。

この店は地元ではかなりの有名店のようだ。なので僕はこっちのほうに来るときは必ず店の前を通って様子をうかがっていた。閉まっていることが多く、やっているらしいときも暖簾も“営業中”の札もなくひっそりしている。かなりの難関とみなしていた。
2時近くという時間帯が、こういう場合、後押しとなる。客が少なく、お店側にも余裕があるから、初めてでも困ったことにはまずならない。

店先にはやはり暖簾も札もないが、店内に明かりがついているので営業中と判断。しかし入り口の戸のつくりが引き戸なのか開き戸なのか判然とせず一瞬躊躇。と、そう簡単には入らせてくれないのだ。


店内はテーブルが6卓と、奥には座敷もあるようだ。右奥に男性2人組。僕はその対角の、入ってすぐ左の席に着く。
お水を持ってきてくれたのんびりした雰囲気のお母さんに「チャーハン」と告げる。そのまま配膳口から中にオーダーが通ると、すぐに中華鍋のガコンガコンが聞こえてきた。で、けっこう早めに音がやむ。
厨房からお母さんが両手に捧げ持ってきたものを見て驚いた。まさに山のようであった。

そう、この店はドカ盛りで有名なのである。
これまで遠巻きに眺めるようにして入店をためらっていたのにはそういう理由もあった。でもコンディションが悪くさえなければある程度の量は食えるし、とも考えていた。それなりの覚悟はしていたが、まさかここまでとは…。
それからスープ。これはお上品な店のラーメンどんぶりぐらいのサイズはあるだろう、と言ったら言い過ぎか(笑)。とにかくこちらもすごい量だ。ワカメスープに薄焼き卵とネギのトッピング。

チャーハンは思ったより塩気がきつくなく、コショウが効いたあっさりした味付け。具はチャーシューと卵のみという潔さがたいへん好ましい。意外にサクサク食べられる。

見ると、奥の2人組はどちらもチャーハン、あとから入って僕の隣のテーブルに座ったおじさんもチャーハンで、店内の客4人全員がチャーハン。なんだか食事というより土木工事のごとき様相を帯びてしまっている。
工期開始時に応じて進捗状況が違っていて、地山の掘削が最も進んでいるのはやはり先に取りかかっている2人組。しかし2人組だけにおしゃべりしたりして作業効率はよろしくなく、後続の追い上げを許している。すると一方の人に電話が入り、店外へ。こちらの現場は不測の事態により休工となってしまった。
こうして僕は難なく真っ先に完工。
味付けがあっさりで油もきつくないので、これぐらいの量でも問題なし。

支払いのとき、830円と聞こえたので1000円札を出すと、お釣りが370円来た。
チャーハン630円。えー!? と、これには相当驚いた。
あとで調べると、カニチャーハン、エビチャーハンがともに840円と、量だけでなく値段も破格なのであった。

ふと思い付いて今年食べた主なデカ盛りチャーハンを写真で比較してみた(いずれも普通サイズ)。なかなかの壮観だが、その中にあって忠豊の盛りが一回り抜きんでているのがわかるだろうか。
[参考写真]




滝山 珍来(上左)、吉祥寺 みんみん(上右)、小金井 櫻華(下左)、武蔵村山 忠豊(下右)
[DATA]
忠豊
東京都武蔵村山市学園3-62-4
[Today's recommendation]


The Escorts
『All We Need Is Another Chance』




ヒョウモン類(村山団地)


アオサギ、コサギ(空堀川)