激変の地で王道を行く街中華 【嵐屋】

2017.08.28

 武蔵小金井駅北口繁華街のメインの通り“Musako通り”(小金井街道の「伊東書房」の交差点から西へ、西友裏を通る道)の北側。一帯は細い路地に飲み屋が軒を連ね、おそらくムサコの最奥地である。
飲み屋街なので日中はだいたい閉まっているが、逆にこういう場所で昼に営業している店は妙に気になったりする。洋食「おがわ」、ビストロ「Sa香菜屋」、割烹「真澄」などがそう。

ハンバーグレストラン「葦」の脇を入る通称“病院通り”を少し歩いて右に曲がる角にある「嵐屋」は、このディープゾーンにあって、小金井市内でもトップクラスの人気を誇る実力派中華料理店だ。


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本日も仕事のタイミングが微妙で昼食の時間がずれ込んでしまい、2時を過ぎてこんなところをうろついている。
もしかしたら… とのぞいてみたら“営業中”と出ている。こちらは午後も通し営業のようで助かった。


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先客は僕のすぐ前に入った4人、入って左手の3卓を占めている。僕は右側にずらっと並んだ2人席のいちばん奥へ。
この店のつくりは右の壁に長いソファベンチが作り付けてあって、その前に小テーブルが並べてある。カウンター席はないが、このへんがカウンター的なので、ちょっと時間をずらせば1人でも使いやすいと思う。


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注文は半ちゃーはんセット(めん類に半ちゃーはん250円を付ける)を、めん類はらーめん(550円)で。念のため、値段は550+250で800円となる。
厨房のご主人とホールの奥さんという2人体制で、2人とも意外に若い。まあ、若いといっても、たとえば市内の名店櫻華の店主に比べればずいぶん若い、というニュアンスだったりもするんだが(…失礼)。
奥さんはややクールな印象だが、基本的にどちらも非常に丁寧な接客で好感度は高い。


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僕の位置からは見えないが、厨房からはずっと中華鍋のガコンガコンが聞こえている。音だけでも勢いがあって食欲に訴えるものがある。
約7分でラーメンとチャーハンが同時にやって来る。どちらも見た目シンプルで好ましい。


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ラーメンは鶏ガラベースのしょっぱめのスープに、麺は黄色っぽい中細やや縮れで、もちっとした食感。具はチャーシュー、味玉、メンマ、海苔、ネギ。
チャーシューは噛み応えのある昔ながらのタイプだが、味はしっかり入っている。味玉が半熟じゃなく固ゆでなのも個人的にはうれしいところ。

チャーハンは高く盛り付けてあるので意外に量がある。具はチャーシュー、卵、ネギ、グリーンピースとベーシックで、味付けもオーソドックス。ラーメン同様ちょっと塩気が強いが、今日ぐらい暑い日にはちょうどよく感じられる。


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武蔵小金井は南口の大規模再開発によって街の様子が一変し、急に都会的になったので、たとえば中華なら本格中華寄りになってしまい古い街の中華屋(街中華)はほぼ残っていない。
そんななか、(比較的)若い人が街中華のスタンスで営業し、それを繁盛させているというのは特筆に値すると思うのである。ここはラーメン激戦区でもあるからなおのこと。
どこの街にも1軒はほしい王道の中華食堂である。


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[DATA]
嵐屋
東京都小金井市本町5-18-13



[Today's recommendation]

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Otis Redding
『Dock of the Bay』




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