作りたてのあったか弁当♥ 【じろえもん】
2020.05.15
前記事の冒頭で触れた4月後半の消費動向で、感染拡大前と比べ全体で30%以上、外食産業は70%以上の大幅減という数字の調査には反対の側面も表れていて、いわゆる“巣ごもり消費”が伸びている。増加率はネット通販24.2%、コンテンツ配信23.7%、スーパーマーケット22.8%、酒屋14.3%…(ナウキャスト/JCB)。
飲食店経営の指標にFD比率というものがあり、これは売上高に占めるFoodとDrinkの比のことで、一般的なレストランでのFood:Drinkは8:2、居酒屋では6:4、カフェ・バー1.5:8.5とされている。
緊急事態宣言後、東京都など多くの自治体が飲食店に対し午後7時以降の酒類提供の自粛を要請しており、Drink比率の高い業態ほど打撃が大きいのは明らかであり、上記調査の“酒屋14.3%アップ”という数字はその裏返しでもある。

――ということをあらためて考えさせられたのが萩山駅前の定食屋「じろえもん」のご主人の言葉で、「自粛要請で、ここにきて夜のお客さんがさっぱり」と嘆いておられた。

たまにしか来ない身としては心苦しい限りだが、いま弁当がなんとか売れ始めているそうで、インスタやブログの発信で1人でもテイクアウトのお客が増えればと願うばかりである。

店頭に出してある弁当の品書きは前もって撮影してあったので注文しようと思っても電話番号の調べがつかず、結局直接伺う。
ミックス弁当650円と焼肉弁当650円を注文(税込み)。

やはり15分ほど待つが、注文から作るので当然なのである。

「電話番号わかりませんでした」と言ったらくれたカード。電話注文はこちらから
弁当はこちらの定食の基本構成である一汁三菜+αをそのままお弁当パックに収めたような内容である。

人気No.1のミックス弁当は鶏唐揚げとでっかいコロッケがメイン。
評判の唐揚げはしっかり下味が付いていてジューシーな仕上がり。ビールが欲しくなる。

焼き肉は甘めのしょうゆ味で、ご飯が進む進む。

付け合わせは共通で、ポテトサラダやぬか漬けは手作り感いっぱい、お店の雰囲気そのものの温かみを感じるものだ。

ボリュームたっぷりなので食べきれない心配がある方向けに、同じミックス弁当でもご飯少なめでおかずの内容も違った550円のお弁当もある。
また、ふんわり厚手のお手拭きが付いてきたりと、こちらのご主人はなかなかの気遣い上手なお方とみた。

いまは近所のお客さんが中心とのことで、そこにも助け合いの精神を感じるが、近所といわず自転車圏の方など「#東村山エール飯」の候補としてぜひリストアップしていただきたい。
作りたてのお弁当、ほっこりします。

[DATA]
じろえもん
東京都東村山市萩山町2-1-33
[Today's recommendation]



https://www.youtube.com/watch?v=KQetemT1sWc
前記事の冒頭で触れた4月後半の消費動向で、感染拡大前と比べ全体で30%以上、外食産業は70%以上の大幅減という数字の調査には反対の側面も表れていて、いわゆる“巣ごもり消費”が伸びている。増加率はネット通販24.2%、コンテンツ配信23.7%、スーパーマーケット22.8%、酒屋14.3%…(ナウキャスト/JCB)。
飲食店経営の指標にFD比率というものがあり、これは売上高に占めるFoodとDrinkの比のことで、一般的なレストランでのFood:Drinkは8:2、居酒屋では6:4、カフェ・バー1.5:8.5とされている。
緊急事態宣言後、東京都など多くの自治体が飲食店に対し午後7時以降の酒類提供の自粛を要請しており、Drink比率の高い業態ほど打撃が大きいのは明らかであり、上記調査の“酒屋14.3%アップ”という数字はその裏返しでもある。

――ということをあらためて考えさせられたのが萩山駅前の定食屋「じろえもん」のご主人の言葉で、「自粛要請で、ここにきて夜のお客さんがさっぱり」と嘆いておられた。

たまにしか来ない身としては心苦しい限りだが、いま弁当がなんとか売れ始めているそうで、インスタやブログの発信で1人でもテイクアウトのお客が増えればと願うばかりである。

店頭に出してある弁当の品書きは前もって撮影してあったので注文しようと思っても電話番号の調べがつかず、結局直接伺う。
ミックス弁当650円と焼肉弁当650円を注文(税込み)。

やはり15分ほど待つが、注文から作るので当然なのである。

「電話番号わかりませんでした」と言ったらくれたカード。電話注文はこちらから
弁当はこちらの定食の基本構成である一汁三菜+αをそのままお弁当パックに収めたような内容である。

人気No.1のミックス弁当は鶏唐揚げとでっかいコロッケがメイン。
評判の唐揚げはしっかり下味が付いていてジューシーな仕上がり。ビールが欲しくなる。

焼き肉は甘めのしょうゆ味で、ご飯が進む進む。

付け合わせは共通で、ポテトサラダやぬか漬けは手作り感いっぱい、お店の雰囲気そのものの温かみを感じるものだ。

ボリュームたっぷりなので食べきれない心配がある方向けに、同じミックス弁当でもご飯少なめでおかずの内容も違った550円のお弁当もある。
また、ふんわり厚手のお手拭きが付いてきたりと、こちらのご主人はなかなかの気遣い上手なお方とみた。

いまは近所のお客さんが中心とのことで、そこにも助け合いの精神を感じるが、近所といわず自転車圏の方など「#東村山エール飯」の候補としてぜひリストアップしていただきたい。
作りたてのお弁当、ほっこりします。

[DATA]
じろえもん
東京都東村山市萩山町2-1-33
[Today's recommendation]



https://www.youtube.com/watch?v=KQetemT1sWc
飽食の時代を見つめる日の… ―1CLシリーズ⑫ 【じろえもん】
2019.09.05
このシリーズは持ちネタのまとめ記事みたいなもの… と前報に書いているが、ならばせっかくだし近場で500円メニューを出しているところも一緒にまとめてしまおうと考えた。
これまで取り上げたのが、直線距離3km前後のお店3店に対し10km超が4店というのも、バランス的におかしいし。

近場でまず思い浮かんだのが萩山の定食屋「じろえもん」。
去年食べた“そば定食”が安かったはず… と調べてみると、500円(+税)である。

西武線萩山駅北口の階段を下りて0分みたいな立地。
食べログに載っていないお店なので、代わりに基本情報を下の [DATA] 欄に掲載しておきます。

「お久しぶりです」みたいな感じで入店。
数少ない顔を覚えてもらっているお店である。

こちらは飾らないながらも親身な接客が特徴で、いまも昼飲みのおじさんとお店のおねえさんが親しげにおしゃべりしているが、そういう場面がいつも見られる。
カウンターには“祝3周年”のカード。一歩一歩着実に歩んでこられたものと察せられる。
そば定食がやって来て、「ん…?」となった。
卵が付いている。
「ひじきご飯から変えたんです」とおねえさん。

なるほど…。
以前ひじきご飯だったところを卵かけご飯に変更したということ。
生卵にしょうゆを出し忘れたりとドタバタしているので、この変更は比較的最近のことと思われる。

これは“粗食”という言葉がピッタシくるメニューである。
この場合、粗食とは“粗末な”という意味ではなく穀類や野菜を主とした食事のことで、自然治癒力を高める、アンチエイジングに効果的などと、いっとき話題になった。
やれ揚げ餃子だ、やれハンバーグだ、やれエビ入り5点盛り天丼だと、ワンコインを隠れ蓑にその実、飽食に明け暮れているいまの自分にピッタシ (;^_^A …

個人的にはひじきご飯のほうが方向づけが明確で光るものがあるように思うが、当初のおにぎり2個から試行錯誤を重ねてきたメニューであり、少しずつよくなっていけばと思う。

物足りないという人は単品で追加すればいいわけで。
手作りつくね(350円)、イカリングフライ(450円)あたりを追加してもまだ1000円以内。

参考:こういう感じの一品メニューと組み合わせられればいいかなぁ。中段には参考までにひじきご飯も貼ってみた
あっ… でもそうなると必然的にビールが欲しくなるかぁ… ウーム… (〃 ̄ω ̄〃ゞ
粗食の境地に至るには、まだまだ修行が足りない…。

[DATA]
じろえもん
東京都東村山市萩山町2-1-33
〈営業時間〉 ランチ(月~金)11:30~14:00、夜(月~土)17:30~21:30
〈定休日〉 日祝
[Today's recommendation]


◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3 ◆

https://youtu.be/08i7gsGKNk8
このシリーズは持ちネタのまとめ記事みたいなもの… と前報に書いているが、ならばせっかくだし近場で500円メニューを出しているところも一緒にまとめてしまおうと考えた。
これまで取り上げたのが、直線距離3km前後のお店3店に対し10km超が4店というのも、バランス的におかしいし。

近場でまず思い浮かんだのが萩山の定食屋「じろえもん」。
去年食べた“そば定食”が安かったはず… と調べてみると、500円(+税)である。

西武線萩山駅北口の階段を下りて0分みたいな立地。
食べログに載っていないお店なので、代わりに基本情報を下の [DATA] 欄に掲載しておきます。

「お久しぶりです」みたいな感じで入店。
数少ない顔を覚えてもらっているお店である。

こちらは飾らないながらも親身な接客が特徴で、いまも昼飲みのおじさんとお店のおねえさんが親しげにおしゃべりしているが、そういう場面がいつも見られる。
カウンターには“祝3周年”のカード。一歩一歩着実に歩んでこられたものと察せられる。
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そば定食がやって来て、「ん…?」となった。
卵が付いている。
「ひじきご飯から変えたんです」とおねえさん。

なるほど…。
以前ひじきご飯だったところを卵かけご飯に変更したということ。
生卵にしょうゆを出し忘れたりとドタバタしているので、この変更は比較的最近のことと思われる。

これは“粗食”という言葉がピッタシくるメニューである。
この場合、粗食とは“粗末な”という意味ではなく穀類や野菜を主とした食事のことで、自然治癒力を高める、アンチエイジングに効果的などと、いっとき話題になった。
やれ揚げ餃子だ、やれハンバーグだ、やれエビ入り5点盛り天丼だと、ワンコインを隠れ蓑にその実、飽食に明け暮れているいまの自分にピッタシ (;^_^A …

個人的にはひじきご飯のほうが方向づけが明確で光るものがあるように思うが、当初のおにぎり2個から試行錯誤を重ねてきたメニューであり、少しずつよくなっていけばと思う。

物足りないという人は単品で追加すればいいわけで。
手作りつくね(350円)、イカリングフライ(450円)あたりを追加してもまだ1000円以内。

参考:こういう感じの一品メニューと組み合わせられればいいかなぁ。中段には参考までにひじきご飯も貼ってみた
あっ… でもそうなると必然的にビールが欲しくなるかぁ… ウーム… (〃 ̄ω ̄〃ゞ
粗食の境地に至るには、まだまだ修行が足りない…。

[DATA]
じろえもん
東京都東村山市萩山町2-1-33
〈営業時間〉 ランチ(月~金)11:30~14:00、夜(月~土)17:30~21:30
〈定休日〉 日祝
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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3 ◆

https://youtu.be/08i7gsGKNk8
なじみのお店にごあいさつ… 的な? 【じろえもん】
2019.03.13
正月明けころ、「じろえもん」のおねえさんに街なかで偶然お会いし、「今度伺います」と言っておきながら2カ月たってしまった。

顔を覚えてもらっている数少ないお店なのでちょくちょく顔を出しておきたいと思っている。
ご縁に感謝! と、お店のおでんの張り紙にも書いてある。

西武線萩山駅前の「じろえもん」へ。
ちょっと緊張しつつ暖簾をくぐる。
ところが…
お店のおねえさん、なんと、違うおねえさんだ!
えーと…(笑)。

気を取り直して…
注文は予定どおり焼肉定食750円。
以前、隣のテーブルの人が食べているのを遠目に見て、おいしそうだった。

僕のあとにご高齢お三方といったところのお客さんが来店。
「いつもありがとうございます」と、僕の知らないおねえさんは応対。すごく手慣れてる感がある。
事情あっての臨時の人員配備かと思っていたが、そうでもないようだ。

焼肉定食は、思っていたの(豚肉)と違って、牛バラだった。
これはある意味うれしい誤算で、もう一つ気になっているメニューで今日どちらにするか迷った“豚ロース味噌焼き”との違いが明白である。次は豚ロース味噌焼き、と方向性も定まるわけで。

焼肉は、やや甘めながら上品な味付け。
付け合わせは冷ややっことぬか漬けとホウレンソウのおひたしと、いつもながらバランスがよい。

いまどきの流れに反して焼肉は濃すぎない味で、そのへんは客の健康への配慮だと思う。
そんな感じで全体に味付けに工夫が凝らされている。

お支払いのとき、もう一人の方は…? と聞いてみた。
すると、単純に月~水と木・金のシフト違いということが判明。
「ということは、僕はこれまで木曜か金曜にしか入ったことがなかったと?」
「そういうことになりますね」と月~水のおねえさん。「これからはこちらもよろしくお願いします♪」

冒頭に書いたあいさつ回り的理由からすると、これで来店頻度は少なくとも2倍に増えたことになるんじゃないか…?

[DATA]
じろえもん
東京都東村山市萩山町2-1-33
[Today's recommendation]


◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3 ◆

https://youtu.be/ykW4rtW2eu0
正月明けころ、「じろえもん」のおねえさんに街なかで偶然お会いし、「今度伺います」と言っておきながら2カ月たってしまった。

顔を覚えてもらっている数少ないお店なのでちょくちょく顔を出しておきたいと思っている。
ご縁に感謝! と、お店のおでんの張り紙にも書いてある。

西武線萩山駅前の「じろえもん」へ。
ちょっと緊張しつつ暖簾をくぐる。
ところが…
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お店のおねえさん、なんと、違うおねえさんだ!
えーと…(笑)。

気を取り直して…
注文は予定どおり焼肉定食750円。
以前、隣のテーブルの人が食べているのを遠目に見て、おいしそうだった。

僕のあとにご高齢お三方といったところのお客さんが来店。
「いつもありがとうございます」と、僕の知らないおねえさんは応対。すごく手慣れてる感がある。
事情あっての臨時の人員配備かと思っていたが、そうでもないようだ。

焼肉定食は、思っていたの(豚肉)と違って、牛バラだった。
これはある意味うれしい誤算で、もう一つ気になっているメニューで今日どちらにするか迷った“豚ロース味噌焼き”との違いが明白である。次は豚ロース味噌焼き、と方向性も定まるわけで。

焼肉は、やや甘めながら上品な味付け。
付け合わせは冷ややっことぬか漬けとホウレンソウのおひたしと、いつもながらバランスがよい。

いまどきの流れに反して焼肉は濃すぎない味で、そのへんは客の健康への配慮だと思う。
そんな感じで全体に味付けに工夫が凝らされている。

お支払いのとき、もう一人の方は…? と聞いてみた。
すると、単純に月~水と木・金のシフト違いということが判明。
「ということは、僕はこれまで木曜か金曜にしか入ったことがなかったと?」
「そういうことになりますね」と月~水のおねえさん。「これからはこちらもよろしくお願いします♪」

冒頭に書いたあいさつ回り的理由からすると、これで来店頻度は少なくとも2倍に増えたことになるんじゃないか…?

[DATA]
じろえもん
東京都東村山市萩山町2-1-33
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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3 ◆

https://youtu.be/ykW4rtW2eu0
昼、夜に持ち帰りと… 利用シーンいろいろ 【じろえもん】
2018.10.26
萩山駅前のお気に入りの定食屋「じろえもん」であるが、ちょくちょく伺うようにすると前回書いておきながら3カ月以上空いてしまった。そろそろ顔を出さないと忘れられそうで…。

というか、お気に入りといっても2回しか入ったことがない… ☆ヽ(ー_ー ) モシモシ!?
忘れられても何の不思議もないし、むしろ覚えられてるほうが不思議。

前回撮らせてもらった店内写真をあとで見直して、壁に張ってある品書きにはメニュー表に載っていない品がいくつかあることに気づいた。
なかでも、「こ、これは…!」となったのがカレー。

カレーセットだけでなく、カツカレーまである。
カツカレー好きとしては次回はそれで決まりかな… いや待て、うどん・そば定食というものもずっと気になっているメニューだ。

ということで、まとめてやっつける作戦をとることにしました。
金曜日に予定を組めばいいのである。
金曜は相方の仕事の関係で小平や久米川あたりで一緒に昼ごはんを食べることが多い。萩山はその中間地点。
「じろえもん」に入ったことがない相方も「行ってみたい」と。

1時すぎ、ちょうどお客さんがはけたタイミングという感じで、1人のお客さん入れ違いで入って客は僕らだけ。ゆったり落ち着ける。

カツカレー(みそ汁・サラダ付き)830円と、そば定食(ひじきご飯・おしんこ付き)500円を注文。

まずやって来たそば定食、シンプルというか潔い。
漠然と予想していたのも、こういう感じだったかもしれない。

これは、いわゆる“粗食”ですね。

前の記事の話じゃないが、“長生きするための食生活”という切り口から眺めてみれば、3年ほどは長生きできそうな見た目である。よく発酵した漬物も健康志向そのもの。

でも続いて出てきたカツカレーで、ヴィジュアル的には余命チャラ、かなぁ…(笑)。
いやいや、トータルでは、ひじきご飯で推定1年アップ! ということで。

ふと壁を見ると、気になる情報が。
「おでんの持ち帰りできます」

家でおでんを作るときは前の晩から大根とこんにゃくを仕込むため、食べたいと思ったときすぐ食べることができない。しかしスーパーやCVSでおでんを買う気にはなれない…。
ここのなら食べてみたいかも。

で、夕方買いに行きました。
「パック等お持ちいただき8個お買い上げのお客様お好きなおでんを1個サービス」と書いてあるので、ふた付きパックを2個持参。
大根、こんにゃく、卵、ちくわを購入。はんぺんをサービスしてもらう。
おでんは、ちゃんとかつおだしがとられている真面目な味わいである。

「実は…」とご主人。「おでんの持ち帰りを始めたのがこの水曜日で、実際に売れたのはお客さんが第1号なんです(笑)」
頭上で控えめに、くす玉が割れた感じ。

[DATA]
じろえもん
東京都東村山市萩山町2-1-33
[Today's recommendation]

https://www.youtube.com/watch?v=WeDGtUZqxqQ


萩山駅前のお気に入りの定食屋「じろえもん」であるが、ちょくちょく伺うようにすると前回書いておきながら3カ月以上空いてしまった。そろそろ顔を出さないと忘れられそうで…。

というか、お気に入りといっても2回しか入ったことがない… ☆ヽ(ー_ー ) モシモシ!?
忘れられても何の不思議もないし、むしろ覚えられてるほうが不思議。

前回撮らせてもらった店内写真をあとで見直して、壁に張ってある品書きにはメニュー表に載っていない品がいくつかあることに気づいた。
なかでも、「こ、これは…!」となったのがカレー。

カレーセットだけでなく、カツカレーまである。
カツカレー好きとしては次回はそれで決まりかな… いや待て、うどん・そば定食というものもずっと気になっているメニューだ。

ということで、まとめてやっつける作戦をとることにしました。
金曜日に予定を組めばいいのである。
金曜は相方の仕事の関係で小平や久米川あたりで一緒に昼ごはんを食べることが多い。萩山はその中間地点。
「じろえもん」に入ったことがない相方も「行ってみたい」と。

1時すぎ、ちょうどお客さんがはけたタイミングという感じで、1人のお客さん入れ違いで入って客は僕らだけ。ゆったり落ち着ける。

カツカレー(みそ汁・サラダ付き)830円と、そば定食(ひじきご飯・おしんこ付き)500円を注文。

まずやって来たそば定食、シンプルというか潔い。
漠然と予想していたのも、こういう感じだったかもしれない。

これは、いわゆる“粗食”ですね。

前の記事の話じゃないが、“長生きするための食生活”という切り口から眺めてみれば、3年ほどは長生きできそうな見た目である。よく発酵した漬物も健康志向そのもの。

でも続いて出てきたカツカレーで、ヴィジュアル的には余命チャラ、かなぁ…(笑)。
いやいや、トータルでは、ひじきご飯で推定1年アップ! ということで。

ふと壁を見ると、気になる情報が。
「おでんの持ち帰りできます」

家でおでんを作るときは前の晩から大根とこんにゃくを仕込むため、食べたいと思ったときすぐ食べることができない。しかしスーパーやCVSでおでんを買う気にはなれない…。
ここのなら食べてみたいかも。

で、夕方買いに行きました。
「パック等お持ちいただき8個お買い上げのお客様お好きなおでんを1個サービス」と書いてあるので、ふた付きパックを2個持参。
大根、こんにゃく、卵、ちくわを購入。はんぺんをサービスしてもらう。
おでんは、ちゃんとかつおだしがとられている真面目な味わいである。

「実は…」とご主人。「おでんの持ち帰りを始めたのがこの水曜日で、実際に売れたのはお客さんが第1号なんです(笑)」
頭上で控えめに、くす玉が割れた感じ。

[DATA]
じろえもん
東京都東村山市萩山町2-1-33
[Today's recommendation]

https://www.youtube.com/watch?v=WeDGtUZqxqQ


充実の定食と驚嘆の接客能力 【じろえもん】
2018.07.19
飲食店に入って悪印象を抱いて店を出ることはほとんどないというオメデタイ性格をしているので、それをそのままブログ記事にしているつもりだが、そうはいってもお店によって受ける印象度にはもちろん差異はある。
点数を付けている記事をよく見かけるが、同じような作業を自分も無意識のうちに行っていて、漠然とお店の位置づけを定めているような気がしないでもない。
“ややいい感じ”“すごくいい感じ”… とか(笑)。

好感度の高いお店は自然とリピートすると思うので、点数を付けなくとも訪問回数は一つのバロメーターになる。
しかしここ数年、いいお店を見つけるという目的意識が、知らないお店に入ること自体への好奇心に取って代わられているフシがある。
“とてもいい感じ”のお店なのでまた来ようと思っても、好奇心に阻まれてなかなか順番が回ってこないという、勝手にもどかしい思いをしているのである。

来よう来ようと思いつつ後回しになってしまっていたのが、萩山駅前の定食屋「じろえもん」。
このひと月に2回すべって(ライチタイム終了、ランチ営業なしの土曜)、ようやく入ることができた。

2016年7月のオープンからちょうど2周年。
店先の赤提灯と緑の暖簾が飲み屋チックだが、店内は明るく清潔、誰もが使える健全な街角の食堂である。

ランチタイム(平日11:30~14:00)と夜(月~土17:30~21:30)の営業で、閉店時間が早いことからもわかるように夜も定食メイン。
一方、ランチビール(250円)のサービスがあって昼飲みもでき、いろいろ使い勝手がよさそう。

狭い間口に対して奥のほうが広くなっているので、店先の印象より店内はゆったりしている。4人掛けテーブル×2、2人掛けテーブル×4、カウンター2席。
僕が入った時点でお客さんは4人組と単独客2人というまあまあの入りだったが、そのあともぽつぽつ入ってきて、最後はカウンターも含め満席となってしまった(計11人)。

注文は、〈本日の揚げ物〉ミックスフライ(コロッケ、とりから)定食720円(+税)。
こちらの定食は、メインも副菜も手づくり感いっぱいで、品数が多いのもうれしい。
揚げ物はアツアツの揚げたて。大きめのコロッケは、ほくほくジャガイモのつぶしが粗かったり、成形がややいびつだったりと家庭料理的。とりからは表面サクサクで中はジューシー。付け合わせはキャベツ千切りではなくレタス、水菜、にんじんなどのミックス野菜と手が込んでいる。
小鉢は2つ、卵入りマカロニサラダと春雨サラダ。お新香は大根、きゅうりのぬか漬け、みそ汁は豆腐と小松菜。

意外な混みようで、お店のおねえさんが忙しそうなので、手がすくまでしばらく待って会計に立つ。
「ブログ、書かれてますよね?」とおねえさん。
えっ…!?
「なぜそれを…?」とうろたえるワタクシ。
「いえ、なんとなく前にいらしたときに…」
ブログ記事の内容から、あの人がそうかな? と思い当たったという。
こういうことは初めて。
「勝手なことしてスイマセン…」と一応詫びを入れ、気恥ずかしいが、なんかうれしい。
それにしても、前というのは去年の8月。1年近くも前に1度入ったきりの客の顔を覚えていたということ。
客商売の鑑というか、ものすごい能力と言わざるを得ない。
遠目には相変わらず素人くさくギクシャクした接客のように映るが、一人一人には親密に相対していた気がする。
今日の混みようは偶然ではないのかもしれない。

前の記事には、ランチビールがやばいだの、夜も来ないわけにはいかないだのと書いておきながら、こんなに空いてしまってる。やばいやばい。
これからはちょくちょく伺いますから、今度行ったときにはとりあえず店名の由来を教えてください(笑)。

[DATA]
じろえもん
東京都東村山市萩山町2-1-33
[Today's recommendation]

https://youtu.be/nCBASt507WA


飲食店に入って悪印象を抱いて店を出ることはほとんどないというオメデタイ性格をしているので、それをそのままブログ記事にしているつもりだが、そうはいってもお店によって受ける印象度にはもちろん差異はある。
点数を付けている記事をよく見かけるが、同じような作業を自分も無意識のうちに行っていて、漠然とお店の位置づけを定めているような気がしないでもない。
“ややいい感じ”“すごくいい感じ”… とか(笑)。

好感度の高いお店は自然とリピートすると思うので、点数を付けなくとも訪問回数は一つのバロメーターになる。
しかしここ数年、いいお店を見つけるという目的意識が、知らないお店に入ること自体への好奇心に取って代わられているフシがある。
“とてもいい感じ”のお店なのでまた来ようと思っても、好奇心に阻まれてなかなか順番が回ってこないという、勝手にもどかしい思いをしているのである。

来よう来ようと思いつつ後回しになってしまっていたのが、萩山駅前の定食屋「じろえもん」。
このひと月に2回すべって(ライチタイム終了、ランチ営業なしの土曜)、ようやく入ることができた。

2016年7月のオープンからちょうど2周年。
店先の赤提灯と緑の暖簾が飲み屋チックだが、店内は明るく清潔、誰もが使える健全な街角の食堂である。

ランチタイム(平日11:30~14:00)と夜(月~土17:30~21:30)の営業で、閉店時間が早いことからもわかるように夜も定食メイン。
一方、ランチビール(250円)のサービスがあって昼飲みもでき、いろいろ使い勝手がよさそう。

狭い間口に対して奥のほうが広くなっているので、店先の印象より店内はゆったりしている。4人掛けテーブル×2、2人掛けテーブル×4、カウンター2席。
僕が入った時点でお客さんは4人組と単独客2人というまあまあの入りだったが、そのあともぽつぽつ入ってきて、最後はカウンターも含め満席となってしまった(計11人)。

注文は、〈本日の揚げ物〉ミックスフライ(コロッケ、とりから)定食720円(+税)。
こちらの定食は、メインも副菜も手づくり感いっぱいで、品数が多いのもうれしい。
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揚げ物はアツアツの揚げたて。大きめのコロッケは、ほくほくジャガイモのつぶしが粗かったり、成形がややいびつだったりと家庭料理的。とりからは表面サクサクで中はジューシー。付け合わせはキャベツ千切りではなくレタス、水菜、にんじんなどのミックス野菜と手が込んでいる。
小鉢は2つ、卵入りマカロニサラダと春雨サラダ。お新香は大根、きゅうりのぬか漬け、みそ汁は豆腐と小松菜。

意外な混みようで、お店のおねえさんが忙しそうなので、手がすくまでしばらく待って会計に立つ。
「ブログ、書かれてますよね?」とおねえさん。
えっ…!?
「なぜそれを…?」とうろたえるワタクシ。
「いえ、なんとなく前にいらしたときに…」
ブログ記事の内容から、あの人がそうかな? と思い当たったという。
こういうことは初めて。
「勝手なことしてスイマセン…」と一応詫びを入れ、気恥ずかしいが、なんかうれしい。
それにしても、前というのは去年の8月。1年近くも前に1度入ったきりの客の顔を覚えていたということ。
客商売の鑑というか、ものすごい能力と言わざるを得ない。
遠目には相変わらず素人くさくギクシャクした接客のように映るが、一人一人には親密に相対していた気がする。
今日の混みようは偶然ではないのかもしれない。

前の記事には、ランチビールがやばいだの、夜も来ないわけにはいかないだのと書いておきながら、こんなに空いてしまってる。やばいやばい。
これからはちょくちょく伺いますから、今度行ったときにはとりあえず店名の由来を教えてください(笑)。

[DATA]
じろえもん
東京都東村山市萩山町2-1-33
[Today's recommendation]

https://youtu.be/nCBASt507WA


新店の予想を超える充実ランチ 【じろえもん】
2017.08.24
高温注意情報が発令されるなか、お昼ごはんの店を求めて木陰の多い多摩湖自転車道を花小金井方面に向かうが、あまりの暑さに危険を感じて新小金井街道の立体交差のあたりで断念。
でもすでに1時を回っているのでお店選びもぐずぐずしてはいられない。戻るルートを青梅街道にすれば少しは飲食店もあるが、日差しを遮るものはない。結局、来た道をすごすご引き返すことに。
帰りがけにピンポイントに自転車道から近い萩山の「じろえもん」をめざすことにする。

この店は春先に見つけてすごく気になりつつそのままになっていた(「ふじのや」 参照)。
狭い間口から想像していたのとは違って店内は意外に広く奥行きもある。そしていたるところ、非常にきれい。

昔の学生街なんかにあったような明るく正しい定食屋の雰囲気だ。
てっきりランチ営業もする飲み屋だと思い込んでいたので、いろいろ面食らわされる。

奥に4人掛けテーブル×2、入り口側に2人掛けテーブル×4、カウンター2席。
壁際の2人掛けテーブルに着き、鶏のから揚げ定食(720円+税)を注文。

お客さんはいちばん奥のテーブルにおばちゃん2人、食後のコーヒーを飲んでいる。
お店の人は奥の厨房にいてあまり姿を現さないお父さんとホール係の女性の2人。親子だろうか? 店内がきれいなのはもちろん整理整頓と清掃が行き届いているからで、おばちゃんたちが帰ったあとのテーブルをおねえさんがアルコール除菌スプレーで拭いている。
定食の膳は予想を上回る繊細かつ豪華な内容。メインのから揚げのほかに、副菜として、ゆで卵のスパゲティサラダ、ひじきの煮物、ダイコンとキュウリのぬか漬け、みそ汁は油揚げとワカメ、小口ネギ。
から揚げは6個とボリューム感があり、熱々で軟らかく、ニンニクが効いていてとてもおいしい。付け合わせの野菜は手がかかっていて、キャベツにレタス、ニンジン、キュウリの千切りがミックスされている。
副菜もどれも丁寧に作られている感じで、誠実さが伝わってくるような味わいだ。

食べている最中におねえさんがメニュー表を持ってくる。ん、なんだなんだ? と思っていると、「夜のメニューです」と言う。
夜も定食が中心で、飲み屋というよりきっぱり食堂なのであった。「でも、昼でも飲めるんですよ」と昼のメニューをひっくり返すと、裏にはお酒各種。実は壁のボードに書いてある“ランチビール250円”がずっと気になっていた。こ、これはやばいかも…。

春にのぼりを見つけたタイミングが気になっていたので、いつからやっているのか聞いてみた。
「夜の営業は去年の7月からで1周年…」
というところで男子高校生5人組が入ってきて急に忙しくなってしまった。
残りの食事をゆっくり味わっていると、おねえさんは忙しいなかわざわざやって来て、「ランチは今年の1月からです」と教えてくれた。僕が気づいたのはその1カ月ちょっとあとというわけだ。

昼のメニュー

夜のメニュー
「夜は5時半から9時半まで。ちょっと早いんですけど、ぜひいらっしゃってください」とおねえさん。
これは行かないわけにはいかないだろう。

[DATA]
じろえもん
東京都東村山市萩山町2-1-33
[Today's recommendation]

https://youtu.be/ZrEn4KbPM0M




アカボシゴマダラ[要注意外来生物](多摩湖自転車道 / 小平市天神町)
高温注意情報が発令されるなか、お昼ごはんの店を求めて木陰の多い多摩湖自転車道を花小金井方面に向かうが、あまりの暑さに危険を感じて新小金井街道の立体交差のあたりで断念。
でもすでに1時を回っているのでお店選びもぐずぐずしてはいられない。戻るルートを青梅街道にすれば少しは飲食店もあるが、日差しを遮るものはない。結局、来た道をすごすご引き返すことに。
帰りがけにピンポイントに自転車道から近い萩山の「じろえもん」をめざすことにする。

この店は春先に見つけてすごく気になりつつそのままになっていた(「ふじのや」 参照)。
狭い間口から想像していたのとは違って店内は意外に広く奥行きもある。そしていたるところ、非常にきれい。

昔の学生街なんかにあったような明るく正しい定食屋の雰囲気だ。
てっきりランチ営業もする飲み屋だと思い込んでいたので、いろいろ面食らわされる。

奥に4人掛けテーブル×2、入り口側に2人掛けテーブル×4、カウンター2席。
壁際の2人掛けテーブルに着き、鶏のから揚げ定食(720円+税)を注文。

お客さんはいちばん奥のテーブルにおばちゃん2人、食後のコーヒーを飲んでいる。
お店の人は奥の厨房にいてあまり姿を現さないお父さんとホール係の女性の2人。親子だろうか? 店内がきれいなのはもちろん整理整頓と清掃が行き届いているからで、おばちゃんたちが帰ったあとのテーブルをおねえさんがアルコール除菌スプレーで拭いている。
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定食の膳は予想を上回る繊細かつ豪華な内容。メインのから揚げのほかに、副菜として、ゆで卵のスパゲティサラダ、ひじきの煮物、ダイコンとキュウリのぬか漬け、みそ汁は油揚げとワカメ、小口ネギ。
から揚げは6個とボリューム感があり、熱々で軟らかく、ニンニクが効いていてとてもおいしい。付け合わせの野菜は手がかかっていて、キャベツにレタス、ニンジン、キュウリの千切りがミックスされている。
副菜もどれも丁寧に作られている感じで、誠実さが伝わってくるような味わいだ。

食べている最中におねえさんがメニュー表を持ってくる。ん、なんだなんだ? と思っていると、「夜のメニューです」と言う。
夜も定食が中心で、飲み屋というよりきっぱり食堂なのであった。「でも、昼でも飲めるんですよ」と昼のメニューをひっくり返すと、裏にはお酒各種。実は壁のボードに書いてある“ランチビール250円”がずっと気になっていた。こ、これはやばいかも…。

春にのぼりを見つけたタイミングが気になっていたので、いつからやっているのか聞いてみた。
「夜の営業は去年の7月からで1周年…」
というところで男子高校生5人組が入ってきて急に忙しくなってしまった。
残りの食事をゆっくり味わっていると、おねえさんは忙しいなかわざわざやって来て、「ランチは今年の1月からです」と教えてくれた。僕が気づいたのはその1カ月ちょっとあとというわけだ。

昼のメニュー

夜のメニュー
「夜は5時半から9時半まで。ちょっと早いんですけど、ぜひいらっしゃってください」とおねえさん。
これは行かないわけにはいかないだろう。

[DATA]
じろえもん
東京都東村山市萩山町2-1-33
[Today's recommendation]

https://youtu.be/ZrEn4KbPM0M




アカボシゴマダラ[要注意外来生物](多摩湖自転車道 / 小平市天神町)