地図の空白を埋める存在 【福龍】
2017.07.30
清瀬のいわゆる病院通りと緑蔭通りの交差点。ここに以前から中華店があることは認識していたが、今日初めて入ってみて、食べて、帰ってきてお店のデータを調べていてようやく、そこが自分が認識していた店とは違う店であることを知った。
今日入った店は「福龍」で、開業2015年2月6日。お店のFacebookページにそうあるから間違いない。僕がこのあたりをよく通っていたのは10年以上も前のことだ。

Facebookの続きには「清瀬駅の近くで35年続けてきた店を移転しました」とある。
以前ここにあったお店(「梅園」といった)が閉店して居抜きで入ったということらしい。

今日の午前中、妻がこのあたりに用事があり、その流れで昼食にしようと。
「何食べたい?」と聞くと「あんかけ焼きそば」との返事。
場所的に、こんなことでもない限り機会は少ないと思われるので、わりとすんなりここに決まる。
古い街の中華屋さんをイメージしていたので、いろいろな部分で予想とだいぶ違っている。
店内はテーブル席がなく、カウンターのみ10席。内装・しつらえは全体に新しくきれい。
ご高齢のお母さんが接客係というのはイメージどおりだが、厨房には比較的若い男性。母子での営業のようだ。
メニュー表の品数は多くはなく、麺類9種類と飯類2種類と餃子のみ。ほかの品(焼きそば類、定食類、セットなど)は壁に短冊が張ってある。
ラーメン半チャーハンセット800円(僕)、あんかけ焼そば850円(妻)。

テレビでは注目の高校野球西東京大会決勝が始まろうとしている。が、水面下でチャンネル争いが繰り広げられているもようで、ときどき画面が『NHKのど自慢』に切り替わる。こういうのは他人には入り込む余地はない。
ちなみに、お母さんは普通ににこやかだが、息子さんはまったく愛想がない。
調理時間がけっこう長くかかっている。調理人の手元はよく見えないが、仕事ぶりはかなり丁寧そう。たとえば炒めた焼きそばの麺の油切りが徹底的。チャーハンの炒め時間も長い。

まずあんかけ焼そば。
具はハクサイ、キャベツ、タマネギ、コマツナ、ニンジン、タケノコ、キクラゲ、エノキ、豚肉、エビ、イカと10種以上。
麺が細麺であるのに対しあんが熱々、たっぷりなので、後半まで麺がその性状等を保つことができるか… という構成だ。

ラーメンは普通といえば普通だが、典型的な中華そばとはちょっと違う。
でもこういう味はときどきどこかで食べている、という味で、例えはよくないがコンソメキューブのような、というか…。

チャーハンは意表を突く煮物鉢のような器での提供で、こういう見た目の覚えがないから量が測りがたい。具がそれぞれ細かく刻まれており、以前食べた“丁寧なチャーハン”(「規格外・価格破壊な大衆中華」参照)を思い出した。味つけはかなり好きなタイプ。

1時を過ぎてお母さんは当番が終わったという感じでどこかへ出かけた。
息子さんはだれ気兼ねなくテレビで野球観戦。この人は料理提供の際やこのあとの支払いのときにも思ったのだが、愛想がないんじゃなく物静かなだけ。おとなしいことは罪悪のように扱われる世の中だが、僕は美徳だと思っている。
早実・清宮選手の第1打席ファーストゴロを見届けてお店をあとにする。

[DATA]
福龍
東京都清瀬市梅園3-2-1
[Today's recommendation]

https://youtu.be/EaO-kgG7eCQ




アザミ類(多摩北部医療センター)
うなぎの名店
2017.07.30 うなぎ源八/東京都東村山市野口町1-15-4
持ち帰り蒲焼並2000円+税
清瀬のいわゆる病院通りと緑蔭通りの交差点。ここに以前から中華店があることは認識していたが、今日初めて入ってみて、食べて、帰ってきてお店のデータを調べていてようやく、そこが自分が認識していた店とは違う店であることを知った。
今日入った店は「福龍」で、開業2015年2月6日。お店のFacebookページにそうあるから間違いない。僕がこのあたりをよく通っていたのは10年以上も前のことだ。

Facebookの続きには「清瀬駅の近くで35年続けてきた店を移転しました」とある。
以前ここにあったお店(「梅園」といった)が閉店して居抜きで入ったということらしい。

今日の午前中、妻がこのあたりに用事があり、その流れで昼食にしようと。
「何食べたい?」と聞くと「あんかけ焼きそば」との返事。
場所的に、こんなことでもない限り機会は少ないと思われるので、わりとすんなりここに決まる。
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古い街の中華屋さんをイメージしていたので、いろいろな部分で予想とだいぶ違っている。
店内はテーブル席がなく、カウンターのみ10席。内装・しつらえは全体に新しくきれい。
ご高齢のお母さんが接客係というのはイメージどおりだが、厨房には比較的若い男性。母子での営業のようだ。
メニュー表の品数は多くはなく、麺類9種類と飯類2種類と餃子のみ。ほかの品(焼きそば類、定食類、セットなど)は壁に短冊が張ってある。
ラーメン半チャーハンセット800円(僕)、あんかけ焼そば850円(妻)。

テレビでは注目の高校野球西東京大会決勝が始まろうとしている。が、水面下でチャンネル争いが繰り広げられているもようで、ときどき画面が『NHKのど自慢』に切り替わる。こういうのは他人には入り込む余地はない。
ちなみに、お母さんは普通ににこやかだが、息子さんはまったく愛想がない。
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調理時間がけっこう長くかかっている。調理人の手元はよく見えないが、仕事ぶりはかなり丁寧そう。たとえば炒めた焼きそばの麺の油切りが徹底的。チャーハンの炒め時間も長い。

まずあんかけ焼そば。
具はハクサイ、キャベツ、タマネギ、コマツナ、ニンジン、タケノコ、キクラゲ、エノキ、豚肉、エビ、イカと10種以上。
麺が細麺であるのに対しあんが熱々、たっぷりなので、後半まで麺がその性状等を保つことができるか… という構成だ。

ラーメンは普通といえば普通だが、典型的な中華そばとはちょっと違う。
でもこういう味はときどきどこかで食べている、という味で、例えはよくないがコンソメキューブのような、というか…。

チャーハンは意表を突く煮物鉢のような器での提供で、こういう見た目の覚えがないから量が測りがたい。具がそれぞれ細かく刻まれており、以前食べた“丁寧なチャーハン”(「規格外・価格破壊な大衆中華」参照)を思い出した。味つけはかなり好きなタイプ。

1時を過ぎてお母さんは当番が終わったという感じでどこかへ出かけた。
息子さんはだれ気兼ねなくテレビで野球観戦。この人は料理提供の際やこのあとの支払いのときにも思ったのだが、愛想がないんじゃなく物静かなだけ。おとなしいことは罪悪のように扱われる世の中だが、僕は美徳だと思っている。
早実・清宮選手の第1打席ファーストゴロを見届けてお店をあとにする。

[DATA]
福龍
東京都清瀬市梅園3-2-1
[Today's recommendation]

https://youtu.be/EaO-kgG7eCQ




アザミ類(多摩北部医療センター)

2017.07.30 うなぎ源八/東京都東村山市野口町1-15-4
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