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街道沿いの老舗割烹 【三河屋】

2022.06.12

 前々記事前記事の続きで、吹上しょうぶ公園をあとにしたわれわれは青梅市街へ向かった。

前々記事に書いているように街歩きを兼ねており、旧青梅街道をブラブラしつつ昼ごはんの店を探すという展開である。
去年秋、青梅市街地を探索したときは青梅駅から東青梅駅へと歩いているので、今回はちょうどその逆向きになる。


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といっても、すでに正午を回っているので、昼ごはん最優先。
東青梅駅北口交差点から西分一丁目交差点まで666m歩き、見た中でいちばん惹かれたうなぎ屋さんのある青梅線踏切まで引き返す。


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お店に入ろうとして、ふと空が気になった。
さっきから雲行きが怪しい。

スマホで「東京アメッシュ」を開くと、積乱雲の巨大な赤い塊がすぐそこに迫っていて、このまま入れば食べている最中に降りだされ身動きとれなくなること必至。
「こりゃダメだ」と、急いで東青梅駅南口の駐車場に向かったのであった。


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雲行きが怪しい


この場合、駐車場から離れた場所にいたことが問題で、車で移動している分には多少降られてもどうってことないので、駐車場が整っていそうなお店をあらためてスマホで検索。
で、すぐに気づいた。
「さっきのお店、駐車場ないわけないわな」

という紆余曲折を経て、JR青梅線踏切際の「割烹 三河屋」へ。

駐車場は別館敷地にあり、道を挟んだ本館までわずかな距離を移動中、ドワワーッと降ってきたのであった。


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慌ててお店に駆け込んだ


「三河屋」は1932(昭和7)年創業の老舗割烹。
概要は、[本館]1F食事処・宴会場、2F宴会場、3Fビアガーデン(夏季)、[別館 桂月庵]1F 駐車場、2F 宴会場、屋上ビアガーデン(夏季)


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ビアガーデン入り口は別にある


はじめチェックしたとき興味をひかれたのが屋上ビアガーデン。
自分で利用するチャンスはないかもしれないが、線路際のビアガーデン… 情報として面白いと思った。


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ということで本館1F食事処、広さはあるが厨房など入り組んだつくりで、個々のテーブルは隔絶感があって意外に居心地がいい。
…と思ったんだが、すぐ隣の小上がり宴会場では大家族×3くらいの宴会がワイワイ執り行われていて、ちょっとアレで…。
雷もドッカンドッカン落ちまくってて Σ( ̄ε ̄;| | |・・・


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基本うなぎ屋さんなのである程度覚悟はあったが、品書きをざっと見たところ最安レベルが天重の1100円。その次が天ぷら御飯の1430円。
それを1つずつ頼む。


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メニュー帳抜粋。ずっと後ろのほうに[お食事]がある


あとから入ってきたおばちゃんグループのガヤガヤ声から“天ざる”というのが聞き取れる。
そんなのあったか…? と品書きを見直すと、後ろのほうにひっそりとそばメニューがある。
見つけられなかったのは悔しいが、これはかなりリーズナブルだと思うので、やはり情報として掲載。


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天ぷら御飯、天重はどちらも小鉢、お新香、ご飯、みそ汁つき。
天ぷらの内容が惜しみなく潤沢で、それだけに天ざるそば880円がいよいよ気になるんだが…。


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小鉢がタケノコ・豚肉・油揚げ・こんにゃくの煮物というちゃんとしたもので、うれしくなってしまう。
こういうのは良店の証しかも。


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天ぷらはエビ×2、キス×2、ナス、カボチャ、シシトウ、シイタケ…。
ネタ数の多さもさるとこながら、油切れよい揚がり具合。


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店構えや鰻の幟に反し、アットホーム&コスパ優良なお店なのでした ♪(* ̄∇ ̄)/


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店を出ると、ちょうど雨がやんで空気が冷たくなっていた。
帰りは車の窓を開け放って、気持ちよいドライブに。


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[DATA]
三河屋
東京都青梅市勝沼1-192
http://www.t-net.ne.jp/~mikawaya/index.html





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/nJTfG1MmMwQ



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夕刻の東村山市


リーズナブルに川越グルメ 【小川藤】

2022.04.28

 連休前の(たぶん)最後の仕事が夜のうちに来ていて、朝早くから取りかかれたのはありがたい。
9時すぎには片付けられ、気分はもうGW ヘ( ̄▽ ̄*)ノ ヒャッホーイ♪

…と、自分的にはGWでも世間一般的にはまだGWではないので、混んでいることはないだろうという読みから、観光地・川越に行ってみることに。


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川越はときどき自転車で行くことはあったが、観光らしいことをしたのは去年10月が初めて。
そのときは到着が昼すぎになってしまい、とにかく何か食べないと… という観光どころじゃない状況で、見物したという満足感はいまひとつ得られていない。今回はその続き。

…が、自分的にはGWでも相方的にはやるべき仕事があり、川越到着12時半。
またもや、とにかく何か食べないと… ∑(_□_;) ii


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蓮馨寺

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川越八幡宮

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川越熊野神社


蓮馨寺にお参りしたあと、蔵造りの町並み~時の鐘あたりで昼ごはんのお店を探す。
前回歩いてみて“川越=うなぎ”の構図が刷り込まれているが、GW初日(というか前日)からそんな出費をしていてはあとが持たない。ここはうなぎ以外で・・・


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“蔵造りの町並み”は観光の中心。
食事ができそうなお店はやはりわれわれ向きではないなぁ… と一本東の川越街道を歩いていると、うなぎ屋の匂いが漂ってきた。


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これはたまらん… と足早に通り過ぎようとしたが、ふと振り返ると相方がついてきていない。空腹のあまり匂いにあらがえず? うなぎ屋の前に立ち止まってしまっている。


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「あんまり高くないよ」と言う。
ん、そうなの…? と、戻って店頭の品書きを見ると、うな重が2300円~とたしかにリーズナブル。
最安の品のうな丼(小)など1100円と、このご時世、激安と言っても過言ではない。

結局、うなぎ屋さんへ。


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「小川藤(おがとう)」は1923(大正12)年創業の老舗。
実は前回もここを通っており、川越でうなぎといえば真っ先に思い浮かぶお店だが、敷居が高そうな印象があった。
それだけに品書きの値段は、数字以上に安く思えたわけである。
おかみさんの接客もたいへん気さくで、敷居が高いどころか庶民的でとても居心地のいいお店なのだった。


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注文はうな丼(並)×2。
それと推しの強そうな“ほねせんべい”。


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意外なことにテーブル席2卓と小上がり1卓と狭い店内で、先客は小上がりに1組のみ。
…と思っていたら2階席もあって、僕らが食べ始めるころにお会計に立て続けに3組下りてきた。
あとで外観を見直して、ここの2階は絶対入ってみたいと思ったのだった。


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まずほねせんべい。


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ひとつつまんでぽりぽり食べ始めると、こ、これは…!
「ビ、ビール… ヽ(´д`)ノ ハァハァ…

クルマで来ているだけに、失敗失敗(笑)。


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うな丼のふたを開けるときのわくわく感といったら!
開けたときの香ばしい香りが、これまたたまらない。
ひと口ほお張ると、おもわず出てしまう「おいしいねぇ~」


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川越という歴史ある街で食べることに、ほかとは違う意味がある。


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“川越=うなぎ”で、うなぎ屋さんに入ってはみたいが、観光地だけにお店選びは難しそうと。
歴史はあるが観光化していない、入るならそんな店にしたいという狙いに、ドンピシャなお店であった。


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[DATA]
小川藤(おがとう)
埼玉県川越市松江町2-3-1
https://www.ogatou.jp/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/SCm9O2KNEX4



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大正浪漫夢通り


新しい朝 【うな正 本町店】

2021.08.08

 前日から泊まりに来ている長女に晩ごはん何食べたいか聞いたところ、「うなぎ」という答え。
2週間前に次女が来たときうなぎを食べておきながら「それはちょっと…」とは言えない。

娘1人分というわけにもいかず、3人前ずつ買っている。
3×2回で都合6人前。
日にちを合わせてそろって来てくれれば1回4人前で済むんだが…。


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前日のワクチン接種の副反応で38℃の熱が出ている僕は動けないので相方が買いに行く。
本町の「うな正」に直接伺って注文したと。
台風10号の影響で夕方まで降ったりやんだり。


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台風でウナギといえば、子どものころ、台風のあと田んぼの様子を見に行ったときのこと。田舎の田んぼは海べりの棚田で自然の沢を用水路代わりに利用していて、心配したとおり増水した沢からうちの田に土砂があふれ出していた。母親と2人でスコップでかき出している最中、泥の中からウナギが出てきたのである。慌ててつかまえようとしたがクネクネと土手をよじ登り、沢に逃げられてしまった。
もっと昔、うちの田でウナギがとれたことが一度あって、病に伏していた名家の当主に精がつくようにと差し上げたそうだ。


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うなぎで精がついたおかげか熱も下がって、翌朝これを書いている。


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ひと夏に2度、うなぎ屋さんのうなぎを食べるというぜいたくは、うなぎ価格が高騰して以来、記憶にない。
娘たちに食べさせたいというのは言葉のからくりで、2度食べているのは実は親のほうという (・Θ・;)


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怖いのは、もっと食べたいと思ってしまっていること。
おいしすぎて。。。


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[DATA]
うな正 本町店(うなしょう)
東京都東村山市本町2-21-11





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/UgDlWfzv-gs?t=7m53s



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いろんな意味で、新しい朝


夏の土用です 【うなぎ源八】

2021.07.22

 娘が来ているので夜ごはんにうなぎをテイクアウトした。
「うなぎ源八」は駅から近いので当初昼ごはん候補に挙がったが(前記事参照)、狭そうで混みそうという印象で、ワクチン接種を受けていない20代を連れていくのはちょっと不安… と。


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実際、昼ごはんのあと直接お店に予約に伺ったところ、店内かなりの混みよう。
夏土用の期間(7月19日~8月6日)である。


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うちには7月中旬生まれがいて、お誕生会はうなぎということが多かった。ごっちゃにしてイベント出費を1回分浮かそうという魂胆である。
食べる日は誕生日重視で決まるため、行事食の意味合いは希薄で、むしろ混雑必至の土用の丑の日は積極的に回避してきた。
うなぎはざっくり7月の食べ物ということになっている。


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そんなことから、たまには土用の丑の日にうなぎ食べたいよね… ということで去年、秋土用の丑の日にうなぎを食べたのが、この「うなぎ源八」。
ちなみに秋土用は辰の日に“た”のつく食べ物(大根、鯛、たこ…)を食べるというものらしいが。


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夕方、あらためてお店にとりに伺う。
その前に炊飯器をセット。
あ… 奈良漬け買うのを忘れずに。


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うなぎ蒲焼きの並×2、上×1。
並と上ではサイズが違う。
蒲焼きの枚数ではなく、うなぎのサイズそのものが違う。厚みももちろん違って見える。


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炊きたてご飯にのせて、うな丼に。


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実食――
厚みもあってふっくらやわらかく、香ばしいうなぎ(並)、んまー!


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蒲焼 並


炭の香りが鼻に抜け実にかぐわしい。
一心にうちわを動かすご主人の横顔が思い浮かぶ。
臭みのまったくない脂のおしいさ、夏の滋養を存分に味わいました。

今年の夏土用の丑の日は7月28日(水)。


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蒲焼 上


[DATA]
うなぎ源八
東京都東村山市野口町1-15-4





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/XQdjgyzJufY



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土用の丑の日に 【うなぎ源八】

2020.10.25

 土用の丑の日といえば、ウナギ。
例年その日には必ずウナギを食し、そういえば今年は2回あって2回とも食べたなぁ… なんて思い出している人もいるかもしれないが、実は土用の丑の日、2回どころか毎年6回ほどある。
知ってました?

――「土用」とは五行思想に基づく季節の変わり目を意味する雑節(ざっせつ)で、四季の四立(立春、立夏、立秋、立冬)の直前の約18日間を指す。この期間中の丑の日は、年に平均6.09日あることになる。(Wikipedia)

ということで、秋の土用の丑の日にウナギを食べに行ったという話。


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実はこれは夏のころから計画していた。
ウナギは食べたいが、夏の土用丑は混むに決まってる。だいいちそのころはまだ店内飲食自粛を継続中だった。


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決行日は10月25日。
お店は東村山駅西口の「うなぎ源八」。


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このお店は3年ほど前に持ち帰りで買ったことがあるが、店内で食べるのは初めて。
11時半の開店と同時に入り、2つあるテーブル席の一つに座らせてもらった。


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注文は、鰻重並×2と、事前に調べてあったお店オススメの鰻串物から肝焼き・くりから・赤ばらを各1本。
串物にはやっぱりお酒。地元・豊島屋酒造の屋守(おくのかみ)純米中取り無調整生。


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お通しのセリのおひたしでちびちびやりながら料理を待つ間、ひっきりなしに予約の電話がかかってくる。壁の向こうは座敷席のようである程度キャパはあると思われるが、おかみさんの応対は、しまいには「カウンターでよろしければ…」
「今日は混んでるの?」とお店のおねえさんに尋ねると、「はい。なんか土用の丑の日とかで」と。
「あ、そうなんですよねー(笑)」


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串物はどれも驚くほどおいしいが、特に背中の肉という“くりから”は経験のない食べ方かも。
脂ののった部位の塩焼きをワサビでいただくこれが絶品。


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鰻重は、並とは思えないサイズ感。
厚みというか、ふっくら感がすごい。
やや辛口のタレも、ちょうど好みの味である。


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うなぎ屋さんと考えると敷居が高いが、夜にちょっと飲むお店として、この鰻串物で一杯となったら、これは相当利用価値が高いのではないだろうか。


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ちなみに今年の秋の土用は二の丑まであって、11月6日が土用丑。
うなぎ好きは夏といわず…👍


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[DATA]
うなぎ源八
東京都東村山市野口町1-15-4





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/US8zoKCxFO4



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串物くりからの語源は不動明王像が右手に持つ倶利伽羅剣で、炎に包まれた龍が巻き付くその意匠の見立てである。うなぎ屋さんに入る前、僕らは空飛ぶ白龍を目撃した。(龍の動画はInstagramをご覧ください)


もう一つの応援イベントで、秘密のお店へ 【うなぎ・天ぷら いしい】

2020.07.12

 市内飲食店応援イベントとして、ホストタウンテイクアウトグルメラリー in 東村山というものが行われている。
ホストタウンとは東京オリンピック・パラリンピックに向け参加国・地域との人的・経済的・文化的な交流を図ろうという自治体で、東村山市は中国のホストタウン。
イベントは、参加店でスタンプシールを集め、数に応じて景品のクリアファイルや缶バッジがもらえるという、いわゆるスタンプラリーである。

一方、やはり飲食店支援プロジェクト #東村山エール飯。こちらはSNSを通じてテイクアウト情報を共有しようというもので、よりボトムアップ的性質が強い。

エール飯で応援したいお店はいくつもあるが、SNSを使った発信という手段を持たない古いお店は特に気になる。
昭和から続く古びたたたずまいのお店で、いまも変わらず厨房に立つ店主は、インターネットを通じたPRなど思いもよらないだろう。代わりに客が発信するというところが、エール飯の骨子だと思っている。


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青葉町星ヶ丘の「うなぎ・天ぷら いしい」も情報の極端に少ないお店。


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焼き鳥の持ち帰りができそうなので、エール飯で応援できるタイミングがあればと考えていたが、店の前を通るといつも閉まっている。おかみさんが1人で切り盛りする店だから、そのへんはしょうがないが…。
そんなタイミングで店先にホストタウン企画のポスターが張ってあるのを発見したのだ。


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さっそく昼ごはんに利用しようとお店に電話。
「テイクアウト? そうねぇ、天丼とかとんかつとか…。親子丼、しょうが焼きなんかもあります。あと、うなぎね」
はじめは気だるそうだった声が、話していくうちに商売気を帯びてくる。今日はあまり客がなく、人と話していなかったのかもしれない。
天丼としょうが焼き定食を注文。
「うちの場所わかりますか? それなら20分くらいで」


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「表のホストタウンのポスター見たもので。反響はどうです?」と聞いてみた。
「そりゃ常連さんはね…。でも電話して来てくださったのは初めてですよ。第一号(笑)」


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エール飯のことを話すと、なんとなく知っているふうな反応で、「そこにメニューあるから写して載っけちゃって」と。
かしこまりました ( ・Θ・)ゞ ラジャ


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夜はほとんどが常連で、遠くから来る客もいるが、そういう人が来られなくなっていまは近場の客だけという。
「こんな場所だから…。でもよくうちがわかりましたね。見つけてくれてありがとう!」


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しょうが焼きは豚肉に付けた粉がいい具合にとろみとなって下に敷かれたレタスにからみ、添えたきゅうりやトマトでさっぱりいただける。
ケチャップ味のスパゲティも好感度高し。


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ご飯の量がすごい。
おいしく炊かれていて、もしかして20分はご飯を炊く時間だったかも。


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天丼は、容器の幅いっぱいの大きいエビが2本に、さつまいも、しいたけ、ししとう。


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コロモがぼってりで甘めのつゆをよく吸っていて、古い門前商店街なんかで出てきそうな懐かしさいっぱい、なんかほっこりする天丼。


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先刻、お店でお会計のとき、イベントの景品を並べて「好きなの持ってって」と。
「え…? でもこれってスタンプとかなんとか…」
「いいのよ、ウチは(笑)」
気さくで楽しいおかあさんなのである。


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[DATA]
うなぎ・天ぷら いしい
東京都東村山市青葉町3-13-65





[Today's recommendation]

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https://www.youtube.com/watch?v=gyntl24zkZs


天ぷらの山と海老フライの塔と… 【た川】

2020.03.22

 黒目川沿いに散歩&花見。
平成橋(新小金井街道)付近から右岸をひたすら川下へ。
11時を回り、昼ごはんのお店を探しに大円寺通りを東久留米駅方面へ。まだちょっと時間が早いのと日曜ということもあって、開いているところがほとんどない。
ここまで来たなら… と、以前とても印象がよくまた入ってみたいと思っていた門前大橋のたもとのうなぎ料理店「た川」に行ってみることに。
再び黒目川へ。


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11時半前でのれんは出ていないが開店準備の様子で、カウンターには早くも聞こし召している風情の常連風の姿も (;^_^A
さすがに踏み込めるものではないので、川べりで桜を見ながらのれんが掛かるのを待つ。


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前回と違ってにぎやか。
次々来店があり、開店わずかで客は10人を超えた。


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しかもほとんどの人がうな重3000円を注文している。まあ、こんな時期だからこそ、気持ちに余裕のある人々の存在は救いのようにも映るが。
気持ちに余裕はあってもフトコロに余裕のないわしらは天ぷら定食1050円と海老フライ定食1050円を注文。


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板さん風が2人と女将さん風が2人、前回は若い女性も2人いたりと、大家族経営? 的な体制かな。


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定食は、香の物、主菜、主食、一汁と、一つずつ運ばれてくる。
前回、写真を撮らせてもらっていると、「きれいに並べて撮ってくださいねー」と言われたのを思い出し、きれいに並べようとしたが、舞い上がってよけいでたらめになってしまった ヾ(_ _*) ゴ、ゴメン


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正しい配置例


天ぷらのボリュームは相変わらずすごい。


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エビ×2、アジ×2、イカ、キス、ナス×2、オクラ×2、タマネギ×2、カボチャ、ピーマン…。
これで「ご飯、おかわりしてくださいね」って、無理っす (ヾノ・ω・`) ムリムリ


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海老フライはぷりぷりのが5本と、こっちもすごいぞ。


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あっちもこっちも食べていたら、途中で疲れてしまった。
フードファイトか? これは(笑)。
次はフライ盛り合わせ定食だぁ! ヾ(ーー )


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デザートにコーヒーゼリーが付く


皆さん、気さくかつ親身な接客が気持ちいい。味よくコスパも良好。
やっぱりこの店、好きだ。


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[DATA]
た川
東京都東久留米市金山町1-7-6





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/WrcwRt6J32o



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桜にカワセミというシャッターチャンスも、スマホではこのありさま…


格を高く、敷居を低く 【椿】

2019.10.13

 所沢駅周辺は昨年3月の「グランエミオ所沢」第1期(東口)オープンにより人の流れが大きく変わり、その影響もあって「イオン(旧ダイエー)所沢店」がこの9月いっぱいで営業を終了した。閉店後に行ってみると、正面側は閉鎖されているが脇の出入り口は開いており、「アニメイト」など一部テナントは営業を続けているもよう。中途半端な引き際は「丸井所沢店」を思い起こさせるものがあり、また一つ負の遺産が… と、余計な心配をしてしまう。


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もちろんわざわざイオンを見にやって来たわけではなく「西武所沢」(こっちもどうなるんかなぁ…)に買い物の用事があったのだが、台風19号の影響で14時オープンとのことで、まずは昼ごはん… という流れである。


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イオン横から星の宮の交差点に至る通りを“学校新道”といい、“所沢中央通り振興会”という商店街を形成している。
所沢銀座と平行して走るかつての市中心街で、年季の入った(または朽ち果てた)物件や味のある飲食店が比較的多く残っている「食道園」「早池峰亭」「長寿庵元町」参照)


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本日の昼ごはんはこの通りにある天ぷら「椿」。


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入って右手にカウンター席、正面奥に広めの座敷2間というつくり。
左の間の奥の席に通される。


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席の横がちょっとした中庭になっていて、石灯籠の足元の手入れの行き届いた苔の様子がお店そのもののマネジメント意識の高さを表しているようだ。


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注文は、天丼780円とはまちの刺身定食900円。


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家族連れなどでやや混み合っており「時間かかりますが?」と言われたほどだが、古くからのなじみ客が多いようで親子2代というようなやりとりも聞かれる。


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天丼は、海老、いか、きす、ピーマン。
たれが辛口でキリッとしている。
はまちの刺身は鮮度がよく、ごはんが進む。


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みそ汁は赤だし。
器は口当たりのよい漆器で、落ち着いた室礼や外に見える椿の木など、何ともさりげない“格”を感じさせるものがある。


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格を保ちつつこの値段というのはなかなか。
このレベルが所沢の真の実力だと思うのだが…。


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[DATA]
椿
埼玉県所沢市東町7-2





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/nDWdFuPqxCY
たまたま見つけた、なぜかショパンな椿姫


https://youtu.be/Cr6rdBfIlw8


満を持して、○○丼登場! ―1CLシリーズ⑮【宇奈とと 調布店】

2019.09.12

 1CLシリーズも今回で15回目。
これほどワンコインネタが見つかるとは思っていなかったが、特に目を引くのが丼物の健闘ぶり。かつ丼、焼き鳥丼、海鮮丼、天丼に、どんぶりで出す店もあるカツカレーも含めると、シリーズの3分の1強が丼物である。

それがたとえば玉子丼やきつね丼、カレー丼あたりなら「まあ、なくもないかな…」という見解も聞かれようが、上記5品、もはや限界突破の最強ラインといっていい。

…と悦に入っていると、「いや、まだまだ」という声がどこからともなく聞こえてきた。「まだまだそろってへんで。アレはさすがにワンコインでは無理やろ」
アレとは…?
そう、価格高騰が止まらない、うなぎである。


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牛丼チェーン等のうな丼(うな重)の価格を調べてみた。吉野家788円、松屋830円、すき家790円、なか卯850円…(※吉野家=外税のほかは税込み価格)と、低価格路線を代表するこれらチェーンでもワンコインのはるか上に設定してある。
やはりワンコインうな丼は無理なのか?

それがあるんです!


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京王線調布駅北口。旧甲州街道の駅前交差点近くの一等地にある「宇奈とと」。
東京都内に11店舗、大阪府内に4店舗を展開するうなぎチェーンである。


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なんと、うな丼が500円!(都心にもあるので「知ってるわ!」という方、意外性がなくてどうもすいません (*_ _)人 ス、スマヌ


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調布に来るのは15年ぶりくらいかな。
そのころはいまよりだいぶ活動的で、ときどき調布あたりまで足を延ばし、昼ごはんどうしようとなったとき、やたら安いうな丼の店があった。


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1回入ったはずだがあれはマボロシだろうか…? というくらい記憶も消えかけていたが、今回こういう企画にあたり一応調べてみた。まさかと思ったが、まだあった。


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しかも、うな丼500円って、当時もそんな値段だったと思うので、この高騰の流れをもう何年もやり過ごしてきたわけだ。


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11時20分の入店で2人目の客。
席はカウンターのみ2列17席。


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驚くことに店内には炭の匂いが漂っている。
提供時間が短いので、老舗うなぎ屋のようなことをやっているはずもないが、独自の“ノウハウ”はありそうだ。


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うなぎの小さいのは想定内だが、厚みがかなりあるのに驚いた。タレは甘すぎず多すぎずで、ご飯が意外においしいので邪魔にならないのはいい。
で、うなぎは締まった食感になじめないものがあるが、蒸し工程の入らない関西の人間が関東のうなぎはフカフカして気持ち悪いと言う、その逆の感覚のような? 蒸し方が食べ慣れたうなぎのそれと違うんじゃないかと…。
ふっくら感はないが、しっかり焼き目が入って香ばしく仕上がっている。


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ご飯の量は少なくないので、やはりアタマとのバランスはよくない。
食べ終わるころに“しば漬けご自由に”を見つけ、これをもっと早く導入していれば… と思ったしだいである。


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少なくとも10数年の時を超える生き証人の感想として、この間高騰著しいうなぎを価格据え置きで提供している企業努力はすごいと思いました。

で、ワンコイン丼のラインアップ、まだ不足があるって…?


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[DATA]
宇奈とと 調布店
東京都調布市小島町1-11-7
http://www.unatoto.com/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/z79pgPn357g



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調布飛行場と東京スタジアム(味の素スタジアム)。味スタでは9月20日、RWC(ラグビーワールドカップ)の開幕カード日本対ロシア戦が行われる


絵心をそそる門前の茶屋 【小林屋】

2019.08.15

 群馬板倉編の続き… というか補足というか予告というか――
「おぎの屋」でうどん・そばを待つ間、テーブルに置いてある“館林名所七所”という観光パンフレットを見ていた相方が、七所の一つ雷電神社に反応した。子どものころ初詣などで訪れたという。


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雷電といえば大相撲史上未曾有の最強力士とされる江戸時代の雷電爲右エ門を真っ先に思い浮かべるワタシ。恥ずかしながら雷電神社を知りませんでした。

――板倉町にある雷電神社は、関東一円、特に利根川中上流域に点在する雷電神社の総本宮で、創建は聖徳太子によるものです。板倉町HPより)

598年(推古天皇6年)創建。本社社殿と奥宮は群馬県の重要文化財に、県内最古の木造建築物とされる末社八幡宮稲荷神社は国の重要文化財に指定されている。
せっかくだからお参りしていこうということになった。
「おぎの屋」からは約2km、1回右折するだけというわかりやすい道順だ。


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駐車場から奥宮(右)へ。左が本社社殿

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奥宮

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雷電神社本社社殿


駐車場に止めてお参りを済ませ、社殿の前にも立派な建物があるので回り込んでみると、そっちが本社社殿だった。先にお参りしたのは奥宮だったという(笑)。
そういえば「おぎの屋」のおにいさんは“裏の駐車場”と言っていた。


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…と、そういうのはよくあることで別にどうってことないんだが、拝殿から鳥居越しに見下ろす参道が古びた門前町風景をなしている。これには驚いた。


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お店は大鳥居左右の2軒「小林屋」「林屋」しかないようだが、存在感抜群。絵に描いたような門前の茶屋である。
僕はこういうものを常に探し求めていると言っても過言ではない。


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「小林屋」の店先には“なまず天ぷら”の大きな立て看板。実家に行くとこのあたりになまず料理で有名な門前の茶屋があるとよく聞かされていたが、ここだったのか?
昼ごはん、ここにすればよかった… (-。-;)


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「食べてきちゃったのでアレなんですけど、なまずの天ぷらの持ち帰りとかは…?」
「こんな時期ですからねぇ、それはちょっと…」
「ですよねー… o(TωT )


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「小林屋」は創業180年


それでも未練がましく小魚煮のパック(1000円)を購入。
次に実家に来たときの最有力候補、なまず定食。
と、いつになるかわからないけれども、予告編でした。


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クチボソ(モツゴ)かモロコだと思うが、これがまったくお口に合わないというまさかのオチがつき(笑)


[DATA]
小林屋
群馬県邑楽郡板倉町大字板倉2335





[Today's recommendation]

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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/ECZQUg6-TlU


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