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夏の土用です 【うなぎ源八】

2021.07.22

 娘が来ているので夜ごはんにうなぎをテイクアウトした。
「うなぎ源八」は駅から近いので当初昼ごはん候補に挙がったが(前記事参照)、狭そうで混みそうという印象で、ワクチン接種を受けていない20代を連れていくのはちょっと不安… と。


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実際、昼ごはんのあと直接お店に予約に伺ったところ、店内かなりの混みよう。
夏土用の期間(7月19日~8月6日)である。


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うちには7月中旬生まれがいて、お誕生会はうなぎということが多かった。ごっちゃにしてイベント出費を1回分浮かそうという魂胆である。
食べる日は誕生日重視で決まるため、行事食の意味合いは希薄で、むしろ混雑必至の土用の丑の日は積極的に回避してきた。
うなぎはざっくり7月の食べ物ということになっている。


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そんなことから、たまには土用の丑の日にうなぎ食べたいよね… ということで去年、秋土用の丑の日にうなぎを食べたのが、この「うなぎ源八」。
ちなみに秋土用は辰の日に“た”のつく食べ物(大根、鯛、たこ…)を食べるというものらしいが。


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夕方、あらためてお店にとりに伺う。
その前に炊飯器をセット。
あ… 奈良漬け買うのを忘れずに。


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うなぎ蒲焼きの並×2、上×1。
並と上ではサイズが違う。
蒲焼きの枚数ではなく、うなぎのサイズそのものが違う。厚みももちろん違って見える。


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炊きたてご飯にのせて、うな丼に。


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実食――
厚みもあってふっくらやわらかく、香ばしいうなぎ(並)、んまー!


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蒲焼 並


炭の香りが鼻に抜け実にかぐわしい。
一心にうちわを動かすご主人の横顔が思い浮かぶ。
臭みのまったくない脂のおしいさ、夏の滋養を存分に味わいました。

今年の夏土用の丑の日は7月28日(水)。


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蒲焼 上


[DATA]
うなぎ源八
東京都東村山市野口町1-15-4





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/XQdjgyzJufY



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土用の丑の日に 【うなぎ源八】

2020.10.25

 土用の丑の日といえば、ウナギ。
例年その日には必ずウナギを食し、そういえば今年は2回あって2回とも食べたなぁ… なんて思い出している人もいるかもしれないが、実は土用の丑の日、2回どころか毎年6回ほどある。
知ってました?

――「土用」とは五行思想に基づく季節の変わり目を意味する雑節(ざっせつ)で、四季の四立(立春、立夏、立秋、立冬)の直前の約18日間を指す。この期間中の丑の日は、年に平均6.09日あることになる。(Wikipedia)

ということで、秋の土用の丑の日にウナギを食べに行ったという話。


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実はこれは夏のころから計画していた。
ウナギは食べたいが、夏の土用丑は混むに決まってる。だいいちそのころはまだ店内飲食自粛を継続中だった。


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決行日は10月25日。
お店は東村山駅西口の「うなぎ源八」。


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このお店は3年ほど前に持ち帰りで買ったことがあるが、店内で食べるのは初めて。
11時半の開店と同時に入り、2つあるテーブル席の一つに座らせてもらった。


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注文は、鰻重並×2と、事前に調べてあったお店オススメの鰻串物から肝焼き・くりから・赤ばらを各1本。
串物にはやっぱりお酒。地元・豊島屋酒造の屋守(おくのかみ)純米中取り無調整生。


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お通しのセリのおひたしでちびちびやりながら料理を待つ間、ひっきりなしに予約の電話がかかってくる。壁の向こうは座敷席のようである程度キャパはあると思われるが、おかみさんの応対は、しまいには「カウンターでよろしければ…」
「今日は混んでるの?」とお店のおねえさんに尋ねると、「はい。なんか土用の丑の日とかで」と。
「あ、そうなんですよねー(笑)」


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串物はどれも驚くほどおいしいが、特に背中の肉という“くりから”は経験のない食べ方かも。
脂ののった部位の塩焼きをワサビでいただくこれが絶品。


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鰻重は、並とは思えないサイズ感。
厚みというか、ふっくら感がすごい。
やや辛口のタレも、ちょうど好みの味である。


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うなぎ屋さんと考えると敷居が高いが、夜にちょっと飲むお店として、この鰻串物で一杯となったら、これは相当利用価値が高いのではないだろうか。


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ちなみに今年の秋の土用は二の丑まであって、11月6日が土用丑。
うなぎ好きは夏といわず…👍


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[DATA]
うなぎ源八
東京都東村山市野口町1-15-4





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/US8zoKCxFO4



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串物くりからの語源は不動明王像が右手に持つ倶利伽羅剣で、炎に包まれた龍が巻き付くその意匠の見立てである。うなぎ屋さんに入る前、僕らは空飛ぶ白龍を目撃した。(龍の動画はInstagramをご覧ください)


もう一つの応援イベントで、秘密のお店へ 【うなぎ・天ぷら いしい】

2020.07.12

 市内飲食店応援イベントとして、ホストタウンテイクアウトグルメラリー in 東村山というものが行われている。
ホストタウンとは東京オリンピック・パラリンピックに向け参加国・地域との人的・経済的・文化的な交流を図ろうという自治体で、東村山市は中国のホストタウン。
イベントは、参加店でスタンプシールを集め、数に応じて景品のクリアファイルや缶バッジがもらえるという、いわゆるスタンプラリーである。

一方、やはり飲食店支援プロジェクト #東村山エール飯。こちらはSNSを通じてテイクアウト情報を共有しようというもので、よりボトムアップ的性質が強い。

エール飯で応援したいお店はいくつもあるが、SNSを使った発信という手段を持たない古いお店は特に気になる。
昭和から続く古びたたたずまいのお店で、いまも変わらず厨房に立つ店主は、インターネットを通じたPRなど思いもよらないだろう。代わりに客が発信するというところが、エール飯の骨子だと思っている。


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青葉町星ヶ丘の「うなぎ・天ぷら いしい」も情報の極端に少ないお店。


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焼き鳥の持ち帰りができそうなので、エール飯で応援できるタイミングがあればと考えていたが、店の前を通るといつも閉まっている。おかみさんが1人で切り盛りする店だから、そのへんはしょうがないが…。
そんなタイミングで店先にホストタウン企画のポスターが張ってあるのを発見したのだ。


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さっそく昼ごはんに利用しようとお店に電話。
「テイクアウト? そうねぇ、天丼とかとんかつとか…。親子丼、しょうが焼きなんかもあります。あと、うなぎね」
はじめは気だるそうだった声が、話していくうちに商売気を帯びてくる。今日はあまり客がなく、人と話していなかったのかもしれない。
天丼としょうが焼き定食を注文。
「うちの場所わかりますか? それなら20分くらいで」


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「表のホストタウンのポスター見たもので。反響はどうです?」と聞いてみた。
「そりゃ常連さんはね…。でも電話して来てくださったのは初めてですよ。第一号(笑)」


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エール飯のことを話すと、なんとなく知っているふうな反応で、「そこにメニューあるから写して載っけちゃって」と。
かしこまりました ( ・Θ・)ゞ ラジャ


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夜はほとんどが常連で、遠くから来る客もいるが、そういう人が来られなくなっていまは近場の客だけという。
「こんな場所だから…。でもよくうちがわかりましたね。見つけてくれてありがとう!」


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しょうが焼きは豚肉に付けた粉がいい具合にとろみとなって下に敷かれたレタスにからみ、添えたきゅうりやトマトでさっぱりいただける。
ケチャップ味のスパゲティも好感度高し。


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ご飯の量がすごい。
おいしく炊かれていて、もしかして20分はご飯を炊く時間だったかも。


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天丼は、容器の幅いっぱいの大きいエビが2本に、さつまいも、しいたけ、ししとう。


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コロモがぼってりで甘めのつゆをよく吸っていて、古い門前商店街なんかで出てきそうな懐かしさいっぱい、なんかほっこりする天丼。


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先刻、お店でお会計のとき、イベントの景品を並べて「好きなの持ってって」と。
「え…? でもこれってスタンプとかなんとか…」
「いいのよ、ウチは(笑)」
気さくで楽しいおかあさんなのである。


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[DATA]
うなぎ・天ぷら いしい
東京都東村山市青葉町3-13-65





[Today's recommendation]

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https://www.youtube.com/watch?v=gyntl24zkZs


天ぷらの山と海老フライの塔と… 【た川】

2020.03.22

 黒目川沿いに散歩&花見。
平成橋(新小金井街道)付近から右岸をひたすら川下へ。
11時を回り、昼ごはんのお店を探しに大円寺通りを東久留米駅方面へ。まだちょっと時間が早いのと日曜ということもあって、開いているところがほとんどない。
ここまで来たなら… と、以前とても印象がよくまた入ってみたいと思っていた門前大橋のたもとのうなぎ料理店「た川」に行ってみることに。
再び黒目川へ。


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11時半前でのれんは出ていないが開店準備の様子で、カウンターには早くも聞こし召している風情の常連風の姿も (;^_^A
さすがに踏み込めるものではないので、川べりで桜を見ながらのれんが掛かるのを待つ。


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前回と違ってにぎやか。
次々来店があり、開店わずかで客は10人を超えた。


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しかもほとんどの人がうな重3000円を注文している。まあ、こんな時期だからこそ、気持ちに余裕のある人々の存在は救いのようにも映るが。
気持ちに余裕はあってもフトコロに余裕のないわしらは天ぷら定食1050円と海老フライ定食1050円を注文。


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板さん風が2人と女将さん風が2人、前回は若い女性も2人いたりと、大家族経営? 的な体制かな。


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定食は、香の物、主菜、主食、一汁と、一つずつ運ばれてくる。
前回、写真を撮らせてもらっていると、「きれいに並べて撮ってくださいねー」と言われたのを思い出し、きれいに並べようとしたが、舞い上がってよけいでたらめになってしまった ヾ(_ _*) ゴ、ゴメン


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正しい配置例


天ぷらのボリュームは相変わらずすごい。


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エビ×2、アジ×2、イカ、キス、ナス×2、オクラ×2、タマネギ×2、カボチャ、ピーマン…。
これで「ご飯、おかわりしてくださいね」って、無理っす (ヾノ・ω・`) ムリムリ


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海老フライはぷりぷりのが5本と、こっちもすごいぞ。


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あっちもこっちも食べていたら、途中で疲れてしまった。
フードファイトか? これは(笑)。
次はフライ盛り合わせ定食だぁ! ヾ(ーー )


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デザートにコーヒーゼリーが付く


皆さん、気さくかつ親身な接客が気持ちいい。味よくコスパも良好。
やっぱりこの店、好きだ。


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[DATA]
た川
東京都東久留米市金山町1-7-6





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/WrcwRt6J32o



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桜にカワセミというシャッターチャンスも、スマホではこのありさま…


格を高く、敷居を低く 【椿】

2019.10.13

 所沢駅周辺は昨年3月の「グランエミオ所沢」第1期(東口)オープンにより人の流れが大きく変わり、その影響もあって「イオン(旧ダイエー)所沢店」がこの9月いっぱいで営業を終了した。閉店後に行ってみると、正面側は閉鎖されているが脇の出入り口は開いており、「アニメイト」など一部テナントは営業を続けているもよう。中途半端な引き際は「丸井所沢店」を思い起こさせるものがあり、また一つ負の遺産が… と、余計な心配をしてしまう。


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もちろんわざわざイオンを見にやって来たわけではなく「西武所沢」(こっちもどうなるんかなぁ…)に買い物の用事があったのだが、台風19号の影響で14時オープンとのことで、まずは昼ごはん… という流れである。


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イオン横から星の宮の交差点に至る通りを“学校新道”といい、“所沢中央通り振興会”という商店街を形成している。
所沢銀座と平行して走るかつての市中心街で、年季の入った(または朽ち果てた)物件や味のある飲食店が比較的多く残っている「食道園」「早池峰亭」「長寿庵元町」参照)


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本日の昼ごはんはこの通りにある天ぷら「椿」。


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入って右手にカウンター席、正面奥に広めの座敷2間というつくり。
左の間の奥の席に通される。


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席の横がちょっとした中庭になっていて、石灯籠の足元の手入れの行き届いた苔の様子がお店そのもののマネジメント意識の高さを表しているようだ。


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注文は、天丼780円とはまちの刺身定食900円。


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家族連れなどでやや混み合っており「時間かかりますが?」と言われたほどだが、古くからのなじみ客が多いようで親子2代というようなやりとりも聞かれる。


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天丼は、海老、いか、きす、ピーマン。
たれが辛口でキリッとしている。
はまちの刺身は鮮度がよく、ごはんが進む。


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みそ汁は赤だし。
器は口当たりのよい漆器で、落ち着いた室礼や外に見える椿の木など、何ともさりげない“格”を感じさせるものがある。


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格を保ちつつこの値段というのはなかなか。
このレベルが所沢の真の実力だと思うのだが…。


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[DATA]
椿
埼玉県所沢市東町7-2





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/nDWdFuPqxCY
たまたま見つけた、なぜかショパンな椿姫


https://youtu.be/Cr6rdBfIlw8


満を持して、○○丼登場! ―1CLシリーズ⑮【宇奈とと 調布店】

2019.09.12

 1CLシリーズも今回で15回目。
これほどワンコインネタが見つかるとは思っていなかったが、特に目を引くのが丼物の健闘ぶり。かつ丼、焼き鳥丼、海鮮丼、天丼に、どんぶりで出す店もあるカツカレーも含めると、シリーズの3分の1強が丼物である。

それがたとえば玉子丼やきつね丼、カレー丼あたりなら「まあ、なくもないかな…」という見解も聞かれようが、上記5品、もはや限界突破の最強ラインといっていい。

…と悦に入っていると、「いや、まだまだ」という声がどこからともなく聞こえてきた。「まだまだそろってへんで。アレはさすがにワンコインでは無理やろ」
アレとは…?
そう、価格高騰が止まらない、うなぎである。


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牛丼チェーン等のうな丼(うな重)の価格を調べてみた。吉野家788円、松屋830円、すき家790円、なか卯850円…(※吉野家=外税のほかは税込み価格)と、低価格路線を代表するこれらチェーンでもワンコインのはるか上に設定してある。

やはりワンコインうな丼は無理なのか?
それがあるんです!


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京王線調布駅北口。旧甲州街道の駅前交差点近くの一等地にある「宇奈とと」。
東京都内に11店舗、大阪府内に4店舗を展開するうなぎチェーンである。


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なんと、うな丼が500円!(都心にもあるので「知ってるわ!」という方、意外性がなくてどうもすいません (*_ _)人 ス、スマヌ


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調布に来るのは15年ぶりくらいかな。
そのころはいまよりだいぶ活動的で、ときどき調布あたりまで足を延ばし、昼ごはんどうしようとなったとき、やたら安いうな丼の店があった。


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1回入ったはずだがあれはマボロシだろうか…? というくらい記憶も消えかけていたが、今回こういう企画にあたり一応調べてみた。まさかと思ったが、まだあった。


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しかも、うな丼500円って、当時もそんな値段だったと思うので、この高騰の流れをもう何年もやり過ごしてきたわけだ。


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11時20分の入店で2人目の客。
席はカウンターのみ2列17席。


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驚くことに店内には炭の匂いが漂っている。
提供時間が短いので、老舗うなぎ屋のようなことをやっているはずもないが、独自の“ノウハウ”はありそうだ。


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うなぎの小さいのは想定内だが、厚みがかなりあるのに驚いた。タレは甘すぎず多すぎずで、ご飯が意外においしいので邪魔にならないのはいい。
で、うなぎは締まった食感になじめないものがあるが、蒸し工程の入らない関西の人間が関東のうなぎはフカフカして気持ち悪いと言う、その逆の感覚のような? 蒸し方が食べ慣れたうなぎのそれと違うんじゃないかと…。
ふっくら感はないが、しっかり焼き目が入って香ばしく仕上がっている。


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ご飯の量は少なくないので、やはりアタマとのバランスはよくない。
食べ終わるころに“しば漬けご自由に”を見つけ、これをもっと早く導入していれば… と思ったしだいである。


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少なくとも10数年の時を超える生き証人の感想として、この間高騰著しいうなぎを価格据え置きで提供している企業努力はすごいと思いました。

で、ワンコイン丼のラインアップ、まだ不足があるって…?


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[DATA]
宇奈とと 調布店
東京都調布市小島町1-11-7
http://www.unatoto.com/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/z79pgPn357g



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調布飛行場と東京スタジアム(味の素スタジアム)。味スタでは9月20日、RWC(ラグビーワールドカップ)の開幕カード日本対ロシア戦が行われる


絵心をそそる門前の茶屋 【小林屋】

2019.08.15

 群馬板倉編の続き… というか補足というか予告というか――
「おぎの屋」でうどん・そばを待つ間、テーブルに置いてある“館林名所七所”という観光パンフレットを見ていた相方が、七所の一つ雷電神社に反応した。子どものころ初詣などで訪れたという。


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雷電といえば大相撲史上未曾有の最強力士とされる江戸時代の雷電爲右エ門を真っ先に思い浮かべるワタシ。恥ずかしながら雷電神社を知りませんでした。

――板倉町にある雷電神社は、関東一円、特に利根川中上流域に点在する雷電神社の総本宮で、創建は聖徳太子によるものです。板倉町HPより)

598年(推古天皇6年)創建。本社社殿と奥宮は群馬県の重要文化財に、県内最古の木造建築物とされる末社八幡宮稲荷神社は国の重要文化財に指定されている。
せっかくだからお参りしていこうということになった。
「おぎの屋」からは約2km、1回右折するだけというわかりやすい道順だ。


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駐車場から奥宮(右)へ。左が本社社殿

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奥宮

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雷電神社本社社殿


駐車場に止めてお参りを済ませ、社殿の前にも立派な建物があるので回り込んでみると、そっちが本社社殿だった。先にお参りしたのは奥宮だったという(笑)。
そういえば「おぎの屋」のおにいさんは“裏の駐車場”と言っていた。


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…と、そういうのはよくあることで別にどうってことないんだが、拝殿から鳥居越しに見下ろす参道が古びた門前町風景をなしている。これには驚いた。


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お店は大鳥居左右の2軒「小林屋」「林屋」しかないようだが、存在感抜群。絵に描いたような門前の茶屋である。
僕はこういうものを常に探し求めていると言っても過言ではない。


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「小林屋」の店先には“なまず天ぷら”の大きな立て看板。実家に行くとこのあたりになまず料理で有名な門前の茶屋があるとよく聞かされていたが、ここだったのか?
昼ごはん、ここにすればよかった… (-。-;)


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「食べてきちゃったのでアレなんですけど、なまずの天ぷらの持ち帰りとかは…?」
「こんな時期ですからねぇ、それはちょっと…」
「ですよねー… o(TωT )


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「小林屋」は創業180年


それでも未練がましく小魚煮のパック(1000円)を購入。
次に実家に来たときの最有力候補、なまず定食。
と、いつになるかわからないけれども、予告編でした。


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クチボソ(モツゴ)かモロコだと思うが、これがまったくお口に合わないというまさかのオチがつき(笑)


[DATA]
小林屋
群馬県邑楽郡板倉町大字板倉2335





[Today's recommendation]

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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/ECZQUg6-TlU


みちのく行き当たりバッタリ _ ( _“_;) ――その③ 【割烹 清川】

2019.04.29

 「春蘭亭」でまったりとなって、そのあといい気分で街を散策し、駐車場に戻ったときには11時半を回っていた。昼ごはんを盛岡でというのはちょっと現実的でなくなっており、そうなると、普段昼しか外食しないので気づかなかったが今日は夕食も外でとらなければならないわけで、じゃあジャジャ麺は夕方でいいか、と方針変更。


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城下町ならではの鉤の手(左上)を通って登米神社へ


そうと決めたら盛岡に急ぐ必要はないので平泉に寄り道することにして、ならば昼ごはんは平泉でか…? といっても何も思い浮かばない。
さっきどこかで見た地図を思い出す。この登米の街外れの川べりに、うなぎ屋が記してあった。


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13番が「東海亭」、16番が「清川」


駐車場の斜向かいに土産物センター兼観光案内所みたいなのがあって、そこで聞いたらうなぎ屋は2軒。
「この時間じゃ、どっちも混んでいると思いますよ」とのことだが、とにかく歩いて行ってみることに。
登米は油麩(仙台麩)発祥の地といわれ、途中、油麩丼を出す店がたくさん並んでいるが、一度うなぎと決めたら油麩ではちょっとなぁ… ( ̄ω ̄;) ウーム…


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1軒目、明治8年創業の「東海亭」は、店内から外まで順番待ちの列が延びている ( ̄▽ ̄;) !!ガーン


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明治でこうなら、もう1軒の「清川」なんか享保だっていうんだからどんなことになってるんだか… と、半ば諦め気分で行ってみれば意外にすいている。
ラッキー! …かどうかは食べてみないとわからないが。


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「1階と2階、どちらがよろしいですか?」と聞かれ、迷わず2階に通してもらう。
お店の脇はもう北上川の自然堤防で、2階からなら土手の向こうに川が見えるんじゃないかと、誰もが考えるはずだ。


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ところが2階大広間はガランと静まり返り、僕らが最初の客。
混むのは苦手だが、こうまですいていると若干不安なものが…。


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それでも窓外には北上川が、辛うじてではあるが川面まで望め、土手の桜も、まあ咲いているということにして、実に気持ちのよい席である。


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注文は、うなぎ丼 きも吸い付き2200円×2。


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実はどこかの地図にうなぎ屋が載っているのを見たとき、今朝出発前に姉が言っていたことを思い出していた。
「登米には有名なうなぎ屋があって、お父さんはよくテッちゃんと一緒に行っていた」
テッちゃんは僕とは年の離れた従兄弟で、父親から見れば年の近い甥にあたる。一昨年亡くなり、父はひどく気落ちしていたという。
それがこの店だったかもしれないな… と、ちょっとしんみりする。


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ぱっと見、照りの強い焼き上がりのうなぎで、甘めのタレかもという第一印象に反し、どちらかというと辛口、個人的には好みの味付け。


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ふっくら蒸し加減もちょうどよく、くさみのない非常においしいうなぎ丼であった。


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木の芽がそのまま添えてあるのはこの時期ならでは。
お新香にワサビの葉のしょうゆ漬けというのもうれしい。


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一輪挿しのプレゼントまでいただいて、お値段以上、期待以上の昼ごはんとなった。


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店を出て、土手の上を歩いて駐車場に戻る。


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「清川」は享保元年(1716年)創業。登米は古くから開けた地で、江戸期は北上川の水運で栄えた城下町・宿場町。治水のための河川改修が行われた分岐点の上流であり水量豊かで、登米大橋のあたりは川幅が約300メートルにも及ぶという。


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北上川産天然川うなぎは5月解禁。


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[DATA]
割烹 清川
宮城県登米市登米町寺池中町66





[Today's recommendation]

※旅の間ネコ不在のため猫写真はお休みします

◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/JZF1xUrD_Fg


別コースの聖地巡礼 【天ぷら 住友】

2019.02.24

 新井薬師前から中野まで歩く。
西武新宿線とJR中央線は東西に併走しており、この間を歩くのは、最寄り路線(前者)から街(後者)へ遊びに行くという目的に加えウォーキングで運動不足解消を図るという、一石二鳥の効果が期待できる。
標準コースで新井薬師前―中野は約1.4km(駅―駅間)と、この2路線間でいちばん短い。
ちなみに今年歩いたほかのコースは武蔵関―吉祥寺(3.4km)、久米川―国分寺(6.8km)で、郊外に行くほど距離が延びるのは東京が基本的に放射状の都市構造になっているから。


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今回、これといった目的はないが、街歩きそのものが好きなので、歩いて、食べて、歩いて… 帰る。これでいいのだ。


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久々の新井薬師前駅南口の商店街は、ずいぶんシャッター化が進んだ印象。興味深いことに駅から離れるほど開いている店が増え人通りも多くなっていくようで、駅から離れる=中野ブロードウェイに近づく、という固有の事情によるものと思われる。
中野の中心はブロードウェイである。


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“サブカルの聖地”中野ブロードウェイには、シブい飲食店もたくさんあったはず、という古い記憶がよみがえった。
それを確認するのが、目的といえば目的。


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階段で2Fへ。ありました、いろいろ。
「とろろじる 丸子亭」「天ぷら 住友」「中華料理 東北」「松栄寿司」「喫茶 絵夢」…。


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こ、これは迷う… ( ̄  ̄;) ウーム…
絶えず変化を続けるブロードウェイにあって、ここ2階の飲食店ラインアップは昔と変わりないようだ。


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業種や値段、腹のすき具合などから、「天ぷら 住友」に決める。


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落としぎみの照明効果もあって有楽町あたりのガード下や地下街のような雰囲気の店内、ゴマ油のよい香りが漂っている。


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意外に広く、カウンター7席のほか4人掛けテーブル3脚、奥が小上がりで6×2席。


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注文は、“当店の目玉! 人気最高!!”とあるかきあげ丼690円と、ベーシックに天丼690円。


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いつものように品書きをよく見ず注文してあとで見返すと、はぜ野菜定食、コチ野菜定食というものがある。メゴチもそうだが特にハゼの天ぷらはなかなか食べる機会がないので、しくじったかな… と思いました o( ̄ー ̄;)ゞ ムム…


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天丼は、ぱっと見、ぱっとしない。小さいエビを3つまとめ、ゴボウをからめて揚げてある。それとイカ1切れ。はっきり言って、貧相。
まあ690円だからこんなもんか… と、エビをひと口食べて驚いた。


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ぱっと見の印象に比して異様に太いのだ。だから予想外にぷりぷりで、甘みが強く香りもよい。
イカもやわらかくおいしい。素材を生かす技術の高さを感じる。
つゆは甘すぎずライトで、もたれない。


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かき揚げは、エビ、イカ、ニンジン、ゴボウ、タマネギ、シュンギク。


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だしの効いた薄味のつゆで上品に仕上がっている。
天丼同様、費用対効果というか満足度の高い一品である。


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この1店でブロードウェイ飲食街のレベルの高さを思い知らされるようだが、ほかも実力派・個性派ぞろいとみた。
周辺地域を含め、中野ブロードウェイは大注目エリアである。


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[DATA]
天ぷら 住友
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ2F





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◆ 猫写真はこちら その1 その2 その3




https://youtu.be/ylOCIP54PIQ


青梅街道 田無宿の歴史を伝える 【坂平】

2019.02.22

 田無駅北口、青梅街道筋のうなぎ屋「坂平」。
文久元(1861)年創業といわれる正真正銘の老舗である。


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田無の歴史を伝える座談会記録『田無のむかし話』に、「坂平」について次のような記述がある。

――高級料亭で、奥座敷がいくつもあり、その一部は今でも使われている。黒光りした廊下の額に入っている明治28年の料理飲食業の許可証がこの店の歴史の古さを物語っているようだ。6月になるとうなぎのシーズンが本格的に始まり蒲焼の匂が道行く人の胃袋を刺激する。だがうなぎ料理の食べられるのは町の名士、登記所のお客ぐらいなもので、庶民には縁遠かった。(田無市立中央図書館 編、『田無のむかし話 その3 ―明治末期から大正初期にかけての青梅街道の町並み―』(1979)より)


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地図は明治末期~大正初期の町並みを再現したもので、登記所(法務局)が現在の田無アスタの位置にあり、青梅街道から登記所への通路入り口に「坂平」があった。


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アスタ裏へ出て登記所の客のお大尽になったつもりで「末広」前から「坂平」に抜ける路地に入る。


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実は事情により酒を抜いている。…と聞いたら僕を知る人は相当びっくらこくであろう局所的大事件で、断酒は胃カメラをのんだ3年2カ月前のとき以来。つまり約850日連続記録が途切れたと。禁酒は昨日(2月21日)で11日目となり、ふだん焼酎1升を3~4日というペースなのでこの間3升浮いた計算で、乙類1升パック約1300円として4000円。
この4000円がお大尽の軍資金である。


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お店は想像していたよりずっと小さく、右手に4人テーブルが3卓、左が小上がりで2人用座卓3つ。幾棟かが連なったようなつくりに見え、奥に個室や広間等があるのかもしれない。


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真ん中のテーブルに着いて、うな重 並1900円を2つ注文。


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「肝吸いお付けしますか?」とおかみさん。
うな重には+100円で付く肝吸い(単品は200円)もお願いして、2人前ジャスト4000円。


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それにしても、いまどき2000円でうな重にありつける機会というのもなかなかないが、それが創業150余年の老舗となるとかなり貴重といえよう。


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先客は小上がりにちょこんと腰かけている年配男性1人で、真横にそういうふうに座られていると落ち着かないなぁ… と思っていたら持ち帰りの客だった。
通りから様子がうかがえる焼き場では大量のうなぎが扱われていたように見えたので、持ち帰り需要が多いのかもしれない。


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かば焼きは強めに焼かれ、ふっくら感はないが臭みが落ちて香ばしい。
たれは照りの強い見た目から想像するほど甘くはないが、継ぎ足して煮詰めたような濃厚さが老舗の歴史を感じさせる。


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現店主が5代目とのことで、一緒に仕込み~焼きにあたるのが息子さんで6代目。
おかみさんはたいへん気さくな方で、いまはときどき訪ねてくるお孫ちゃん(6代目のお子さん)と会うのが何より楽しみと話していた(今日がたまたまその日だった)。


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来し方を思い出でつつ、行く末の見通し良好のようである。


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[DATA]
坂平
東京都西東京市田無町2-4-7



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https://youtu.be/zH3JpqhpkXg


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