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だんごの奥深い世界 【大ちゃん】

2022.02.21

 おそろしくスローなペースながらちょいちょい進行している〈所沢おだんごmap〉シリーズ。どれくらいスローかというと、第1弾で掲載したお店がとっくに閉店してしまってるというくらいにスロー ( ̄Д ̄;;

詳しくは「村田屋」(閉店)「三上さんちの焼きだんご」「山口屋だんご店」を参照ください。


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なぜ所沢かというと、コロナ禍で街に背を向け所沢方面の田舎道を自転車で走っているうちに、何もないところに忽然とだんご屋さんが出現する案件に出くわす。一度ならず二度三度(上記3店の立地はすべて“何もないところ”)。
田舎道を徹底的に開拓しようとでも思わなければ通ることのないような場所で、自分的にはコロナ時代を象徴する現象であり、記録しておきたかった。


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今回の「大ちゃん」は所沢駅から300mほどと街なかのお店だが、最初“だんご”の文字を見たとき、やはりコロナ的現象に映った。
こちらの“本業”は焼き鳥屋さん。
緊急事態宣言下、あの手この手で苦境をこらえようとする姿かと。


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僕は昼間しかそんなとこ通らないので、焼き鳥屋だけに、開いているところを見たのは1~2回。暖簾が掛かっていても入りづらい雰囲気はあった。
それがこの日は違っていて、暖簾の下にいろいろ品が並んでいる。


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もともとだんごとゆでまんじゅうの張り紙はあったが、ほかに厚焼き玉子とつくだ煮も売られている。
アサリのつくだ煮、すごく安いんだけど、自家製だろうか? いろいろ気になる。


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このあたりの無人野菜販売と同じシステムで、備え付けの貯金箱みたいのに料金を入れる自己申告制。
だんご1本とゆでまんじゅう2個とって、300円投入。


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お店の人がいないので勝手に写真撮らせてもらったが、POPや陳列が洗練されている。
女性的というか、非焼き鳥おやじ的センスが感じられ、いまはやりの間借りとかだったら面白いと思った。


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ゆでまんじゅうとだんごの生地は同じだと思う。
まんじゅうはあんこがゆるめでさらっとおいしい。
だんごは平べったい羽二重タイプ。このあたりの焼きだんごでは珍しいかも。
たれがシンプルなしょうゆ(生醤油)というのは、やはりこのあたりの団子の味。


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所沢の焼きだんごは奥が深い。


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[DATA]
大ちゃん
埼玉県所沢市くすのき台3-13-1





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/qBruAooXPNU



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八幡湿地 / 所沢市糀谷


変わっていたり、いなかったり 【百味 プロペ店】

2021.11.11

 懸案の仕事が早い時間に上がってきて、午前中に終わらせられそうでだいぶ気持ちに余裕ができた。
近場で昼ごはんというのが、最近けっこう少ない。
所沢に用事があるという相方が、仕事終わったらLINEして、と。


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プロペ通りのアーチがいつのまにか(ライオンズカラーに)変わっている


用事のあるという「西武所沢S.C.」で待ち合わせ。
そのまま見通しのないままプロペ通りへ。


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路頭に迷うパターンだな… と思いかけたところに“お昼の定食500円”の幟。
居酒屋ランチである。
午前中の仕事が居酒屋チェーンのCKの関係で、(その大手居酒屋に)久々に行きてー! と刷り込まれていたからか、すんなり決定。


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500円ランチ以外にも、定食類が充実しているもよう。
もちろん昼飲みも。


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プロペ通り地下にある「百味」は西武線沿線では有名な居酒屋。
2020年5月コロナの影響により閉店の衝撃から半年後に復活という離れ業を演じ、多くのファンの支持をより強固なものにしたという。


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過去1回しか入ったことがないが(しかも昼)、創業50年という昭和のままの雰囲気を残す貴重な存在であり、存続の報には個人的にも安堵した。


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内部の感じもメニュー帳のデザインも、ほぼ変わっていない。


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前に入ったのは土曜日で、ほかのお客はほぼ昼飲みということもあって、およびでない感を避けるため一応ビールを頼んでいる。
平日の今日はランチ利用のホワイトカラーも少なくなく、ノンアルコールにも違和感なし。


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まあ、僕の場合はきっぱり仕事中なので、ドリンクは温かいお茶で。


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500円ランチ からあげ定食… と↗


店頭の500円ランチ(チキンカツ定食)を頼むと、チキンカツが終わって唐揚げになっていると。
もう1品はミックスフライ定食を予定していたので、一応カブることがないか確認。エビフライ・アジフライ・コロッケとのこと。


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そうはいってもまわりの7~8割は飲み客だ。
たとえば、前にも食べたコロッケの味や、どんぶりといってもいい大きさのご飯茶わんなんかも、変わってないんだろうと思う。


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しかし、昼飲みの人々も長居することなく早々に切り上げていく光景など、新しい生活様式というやつだろうか。


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揚げたてさっくさくのフライ、外側かりっと中はジューシーな唐揚げ。


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飲まない人も飲む人も、老若男女みんなが使える。
新しい生活様式も、以前の日常も、どっちも包み込むようなフトコロの深さ。


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平和を取り戻しつつあることは間違いないと思うが…。


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[DATA]
百味 プロペ店
埼玉県所沢市日吉町4-3





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/hHUbLv4ThOo



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庭のキチジョウソウ


懐かしき酒場の情景 【百味 プロペ店】

2018.08.11

 「西武所沢店」に買い物に出かけたら1階が食品売り場に変わっていて驚いた。調べてみると去年の春にはリニューアルしていたらしい。ずいぶんご無沙汰だと思ってはいたが、そこまで来ていなかったとは…。
所沢西武は唯一徒歩で行けるデパートであり、昔はたしかに利用頻度が高かったが、このところデパートでの購買行動そのものが激減している。それは僕らに限ったことではないだろう。なので、この変革はたいへん好ましく映った。
“デパ地下”という用語はもはや“デパート”から独り歩きしているといっていいほど定着した新語であり、かつポジティブな印象を与える。デパ地下と聞いただけで人々は浮足立つ。
いま、食品売り場は人を呼べ、金が落ちるのだ。“百貨”にこだわる時代ではない。


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そういう店舗デザインは経営コンサルタントの能力次第でもあるだろう。
が、独自アイデアの一つも浮かばないくせに、やれカイゼンだ、やれトヨタ方式だと、耳にタコの提案で中小企業からガッポリな自称コンサルのなんと多いことか。(←森田美由紀アナ調で)

ここに提案いたします。
こうなったら1階にとどまらず、全フロア食品売り場の「西武デパ地下館」を渋谷あたりにどうでしょう、株式会社そごう・西武のエライさん(笑)。


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11時すぎに用事が済んで、そうなると行ってみたいお店がある。この時間帯が重要。
12時前なら“飲んでいない客も一人二人”いるかもしれない。
え、なんです? 昼の12時ですよね。“飲んでる人が一人二人”じゃなく?


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チェーン店の見本市のようなプロペ通り中ほどに、そのお店はある。


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気をつけていないと派手な看板群に埋もれて見過ごしてしまいそうな手書きの張り紙。
「地元密着 足かけ50年」
横には地下への階段。


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しかしながら見過ごされるという心配は無用。
ここ「百味」は所沢でも一、二という有名店であり、客は目をつぶっても、酔っ払っていてもたどり着くことができる。


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イマ風に安っちく派手なプロペ通りの地下にこんな空間があるとは… と、情報である程度イメージしていても驚くほど広く、第一印象は… ムカシ風に安っちく地味。
実に懐かしい光景が広がっていた。


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昔、六本木の会社に勤めていたころ、路地裏のこういう店でよく昼めし食べたり飲み会したりしてた。
上司と2人で昼めしに出て、ビール1杯で興に乗ってそのままだらだら夕方まで大瓶8~9本。会社帰ったら行方不明って大騒ぎになってたんだっけなぁ… ( ̄- ̄;).o0O


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若いころはそんなんだったけど、いまは理由なく昼に飲もうという気にはならない。
この店は表の看板でランチサービスのあることは確認していたが、そんなぐだぐだな気配は容易に想像がつくので、踏み込むタイミングを計っていたわけである。


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開店時間は11時。
11時30分前で、すでにお客さんは20人強。
わしらの見通しはぜんぜん甘く、飲んでいない人0名。もとい、座敷席の若い夫婦に連れられた幼児1名のみ、非飲酒客。


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一方、僕はそういうので浮くというかKYな感じになるのがニガテ。
なので、とりあえず生ビール中ジョッキを頼んで場の空気に紛れ込んだうえで、ビール運んできたおばちゃんに「ご飯だけでもいいの?」と聞いてみる。
おばちゃんは向こうのほうからランチメニュー(お昼の献立)を持ってきてくれる。


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天ぷら定食を頼んだら、「天ぷら、まだできないの」とおばちゃん。
そういえば表の看板に“寿し準備中”の紙が貼ってあった。あっちのほうで厚焼き玉子を頼んだ客も断られていた。
カウンターの中には職人さんが3人ほどいるが、すし・天ぷらと専門性の高い和食担当はまだ時間外なのかも。


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そのように技能別に職人さんを配備して、こちらのお店は“百の味”を提供しているのかもしれない。
ある意味、フードコートに似ている。それを言うならデパート食堂。
百貨店と百味は“百”の用法が同じ。
「もろもろそろえます」

「刺し身ならできるんだけど」というので、そのまま刺身定食1080円にスライド。
もう一品はコロッケ定食650円


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コロッケはたまねぎの風味としっかりした味付けで、ソースをかけなくてもビールに合う感じ。
アテとしての役割をわきまえている味。


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刺し身はマグロ、カンパチ、タコ。
こういう場末感の漂う大衆酒場で出てくる刺し身にしては上々。タコなんか硬いけど、かみしめればしっかりタコの風味が広がる。


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「ご飯だけの客って珍しいの?」とおばちゃんに聞いてみた。
「そんなことないよ」とおばちゃん。「飲みながらご飯食べる人もいるし、ご飯だけって人もいっぱい」
今日は土曜日だから飲み率が高いのかもしれない。


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僕らが食べている間にも続々とお客さんが入ってきて、12時ごろには広い店内もかなり埋まってしまった。
特別なことをしなくとも、これだけの賑わい。
百貨店も学ぶところが多いんじゃないだろうか。


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[DATA]
百味 プロペ店
埼玉県所沢市日吉町4-3





[Today's recommendation]


https://youtu.be/2H5uWRjFsGc



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◆ 猫写真はこちら その1 その2


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