清瀬ストロングスタイル 【千成亭】
2017.07.18
昨夜のニュースで狭山の入間川緑地のヤマユリが見ごろを迎え… というのをやっていて、そういえば今年ヤマユリを見ていない、狭山で見ごろということはこのあたりは過ぎてるかも、とにわかに焦りを覚えた。
で、急きょ近場の自生地の一つ、清瀬の中里緑地に行ってみることに。
ここは春先のカタクリが有名で、毎年花のころには“きよせカタクリまつり”が開かれる。
清瀬市のホームページには緑地について次のように記されている(原文ママ)。
――中里二丁目地内に残る24,717平方mの雑木林は、東京都が、都民が快適に生活することができる都市づくりのため設けている「東京都における自然の保護と回復に関する条例」に基づき、平成元年に東京都により清瀬中里緑地保全地域として指定されています。ここは空堀川に面した河岸段丘斜面で、市街化が進み、段丘斜面の一部も宅地されつつあるなか、良好な状況を保っている貴重な自然地です。
その空堀川沿いの斜面にまず入ってみたが、やはりというか、花はすっかり終わっていた。
そこで、もう一つのポイントである清瀬四小の向かいの斜面に行ってみる。こちらは北面だからか、まだ何株か見ごろの花をつけている。しかしだいたいが立ち入り禁止区画の奥のほうで、僕の撮影機材(iPhone !)ではあまりに遠い。無理やり一株写真に収めたけど、まあ白い花というのがわかればいいや(笑)。

そのまま清瀬駅方面に向かい、突発的に「一元」でラーメンを食べようとしたが定休日。
その“突発”を起こす前はちゃんと計画的に店を決めていたので、速やかに当初路線に復帰して、駅南口の中華屋「千成亭」へ。

ここは以前チャーハンを食べたときにスープがおいしかったので、次はチャーハンスープと汁が共通と思われるしょうゆラーメン系にしようと決めていた。
しょうゆ系とは基本、ラーメン、チャーシューメン、ワンタンメンの3種。ほかに、たとえばこの店のメニューならメンマラーメン、ワカメラーメンあたりもそうだと思うが、ラーメンと同じ味のものということ。つまりトッピングがスープに影響を及ぼさない。
初めて入る中華屋では基本のラーメンを食べてみたい。でもそれではちょっと寂しいというとき、僕はワンタンメンを頼むことが多い。

店内はカウンター9席と小上がりに4人掛け座卓2つ。
カウンターがちょっと変わった形で、途中カクカクッと曲がる。断層(地震を起こすアレ)でいえば正断層の形。って、どんな例えだ(笑)。そのすべったあたりに座る。

この暑さのなか、あったかい麺というのもどうかと思われたが、先客2人が食べているのはタンメンとみそラーメン。代表的な汗かきメニューである。この2品に比べたらワンタンメンなんか軟弱もいいとこだ。


こちらのお店はご夫婦かな、初老の男女で営まれている。
おとうさんはひたすら中華鍋で勝負するタイプのようで、よく見てなかったが気配からは玉子丼も中華鍋でガコガコやってたような気がする。
麺ゆではおかあさんの担当で、炒め工程の入らないワンタンメンの場合、お母さんのみの作業となる。

ワンタンメン560円。
具は、チャーシュー、メンマ、ナルト、ワカメ、ネギ。スープは鶏ガラベースの懐かし系で、思ったとおりの味。麺は、まあ昔の中華麺。ワンタンは皮がしっかりしている、というか硬めのゆで加減。
スープ、具ともくせのないシンプルな味付けで、レベルの高さを感じる。
特にチャーシューがおいしい。甘め濃いめの味付けで、それがあっさりスープによく合う。普段あまり食べないチャーシューメンが急浮上する。

あとに入ってきてすぐ横に座ったおじさんのオーダーが、広東メン。汗かき麺の西の横綱だ。
なぜこの店はこんなストロングスタイルの客が多いのか?
ワンタンメンの軟弱おやじはすごすごと退散するしかないのであった。

[DATA]
千成亭
東京都清瀬市松山1-41-20
[Today's recommendation]


カワウ(空堀川)


ヤマユリ(中里緑地)

https://youtu.be/3JeuQ-CA67w
昨夜のニュースで狭山の入間川緑地のヤマユリが見ごろを迎え… というのをやっていて、そういえば今年ヤマユリを見ていない、狭山で見ごろということはこのあたりは過ぎてるかも、とにわかに焦りを覚えた。
で、急きょ近場の自生地の一つ、清瀬の中里緑地に行ってみることに。
ここは春先のカタクリが有名で、毎年花のころには“きよせカタクリまつり”が開かれる。
清瀬市のホームページには緑地について次のように記されている(原文ママ)。
――中里二丁目地内に残る24,717平方mの雑木林は、東京都が、都民が快適に生活することができる都市づくりのため設けている「東京都における自然の保護と回復に関する条例」に基づき、平成元年に東京都により清瀬中里緑地保全地域として指定されています。ここは空堀川に面した河岸段丘斜面で、市街化が進み、段丘斜面の一部も宅地されつつあるなか、良好な状況を保っている貴重な自然地です。
その空堀川沿いの斜面にまず入ってみたが、やはりというか、花はすっかり終わっていた。
そこで、もう一つのポイントである清瀬四小の向かいの斜面に行ってみる。こちらは北面だからか、まだ何株か見ごろの花をつけている。しかしだいたいが立ち入り禁止区画の奥のほうで、僕の撮影機材(iPhone !)ではあまりに遠い。無理やり一株写真に収めたけど、まあ白い花というのがわかればいいや(笑)。

そのまま清瀬駅方面に向かい、突発的に「一元」でラーメンを食べようとしたが定休日。
その“突発”を起こす前はちゃんと計画的に店を決めていたので、速やかに当初路線に復帰して、駅南口の中華屋「千成亭」へ。

ここは以前チャーハンを食べたときにスープがおいしかったので、次はチャーハンスープと汁が共通と思われるしょうゆラーメン系にしようと決めていた。
しょうゆ系とは基本、ラーメン、チャーシューメン、ワンタンメンの3種。ほかに、たとえばこの店のメニューならメンマラーメン、ワカメラーメンあたりもそうだと思うが、ラーメンと同じ味のものということ。つまりトッピングがスープに影響を及ぼさない。
初めて入る中華屋では基本のラーメンを食べてみたい。でもそれではちょっと寂しいというとき、僕はワンタンメンを頼むことが多い。

店内はカウンター9席と小上がりに4人掛け座卓2つ。
カウンターがちょっと変わった形で、途中カクカクッと曲がる。断層(地震を起こすアレ)でいえば正断層の形。って、どんな例えだ(笑)。そのすべったあたりに座る。

この暑さのなか、あったかい麺というのもどうかと思われたが、先客2人が食べているのはタンメンとみそラーメン。代表的な汗かきメニューである。この2品に比べたらワンタンメンなんか軟弱もいいとこだ。


こちらのお店はご夫婦かな、初老の男女で営まれている。
おとうさんはひたすら中華鍋で勝負するタイプのようで、よく見てなかったが気配からは玉子丼も中華鍋でガコガコやってたような気がする。
麺ゆではおかあさんの担当で、炒め工程の入らないワンタンメンの場合、お母さんのみの作業となる。

ワンタンメン560円。
具は、チャーシュー、メンマ、ナルト、ワカメ、ネギ。スープは鶏ガラベースの懐かし系で、思ったとおりの味。麺は、まあ昔の中華麺。ワンタンは皮がしっかりしている、というか硬めのゆで加減。
スープ、具ともくせのないシンプルな味付けで、レベルの高さを感じる。
特にチャーシューがおいしい。甘め濃いめの味付けで、それがあっさりスープによく合う。普段あまり食べないチャーシューメンが急浮上する。

あとに入ってきてすぐ横に座ったおじさんのオーダーが、広東メン。汗かき麺の西の横綱だ。
なぜこの店はこんなストロングスタイルの客が多いのか?
ワンタンメンの軟弱おやじはすごすごと退散するしかないのであった。

[DATA]
千成亭
東京都清瀬市松山1-41-20
[Today's recommendation]


カワウ(空堀川)


ヤマユリ(中里緑地)

https://youtu.be/3JeuQ-CA67w