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街角の本場テイスト 【中華料理 清香屋】

2017.07.14

 東村山市内の中華屋・ラーメン屋ほぼ制覇とかエラそうなことをときどき書いているが、たとえば久米川駅前の「清香屋」には入ったことがない。ほかにもいくつも経歴詐称の疑いが浮上するんだが、そこは一応“古い”中華屋・ラーメン屋と断っておりますので、と言い逃れを図る。

で、清香屋であるが、この物件は鬼門で、中華屋、ラーメン屋と立て続けに撤退したあと2009年に入ったのが当店である。そういう経緯もあって、はじめは腫れ物というかやや冷ややかな目で見ていたのは事実だ。
思えばそれからずいぶんたつし、街の風景にもすっかりなじんでいる。鬼門でこれだけ長く続いているのは優良店の証しのようにも思える。
ずっと気になる存在ではあったので、満を持して入ってみることにする。


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このタイプ、すなわち中華横幕、ランタン・提灯、吉祥飾り、房飾り… といった“赤と金で福を呼ぶ”的な色濃い彩りの修飾を施してある中国料理店は、市内には少ない。そしてこういう外観の店は十中八九、中国系の人が経営・運用している。
この清香屋もそういう情報は得ていたが、そんな事前チェックなんか吹っ飛ぶくらい、入った瞬間China全開であった。年齢にして若・中・高と3人の女性がいるんだが、会話が中国語(たぶん)である。
ここまでのアウェイ感は久しぶりで、身近な生活圏で軽い気持ちで入っただけに、そのギャップに入り口で固まってしまった。


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実は焼きそばが食べたかったからこの店を選んだのである。上海焼きそばとか五目あんかけ焼きそばとか、そのへんはまず間違いなさそうなイメージだ。ところが、座った正面の壁にラーメンセットの張り紙がある。こういうものを頼まなければいけないのではないだろうか? とアウェイでビビってるおじさんは思い込んでしまう。
これはA類(ラーメン9種)、B類(ご飯もの、餃子)から組み合わせ自由で850円。悩んだ末、台湾麺と焼き餃子の組み合わせに。


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いろいろ店内が落ち着いてくると、客は僕以外に隣のテーブルの男女のみ。中国系中年女性と日系初老男性で、同じくらい飲んでいるがおっさんだけ一方的に酔っぱらってる感じ。
この男性が、「台湾麺ってどういうんだろう? 辛いのかな?」とツレに聞いている。女性が後ろを向いて、その位置のテーブルで餃子を仕込んでいるお店の若い女性と何事か話している。「ひき肉がちょっと辛いって。大丈夫だから食べてみなよ」
そんな感じで中年女性の通訳を介して台湾麺の情報が行き交っている。
男性はとにかく辛さが気になるらしく、いろいろしつこく聞いている。「あなた方にはちょっとでも、オレにはものすごーく辛いってこともあるの」
まもなく僕の台湾麺が出てきたから、感想を聞かせたくなるぐらい。でも僕は辛いの苦手じゃないから、「そんな辛くないですよ」と伝えたとして、はたしておっさんにとって適切な情報であるかは疑わしい。


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いわゆる台湾ラーメンとしてオーソドックスなスタイルだと思うが、彩りでは青みが少ないように思う。多めのモヤシに、青みはニラとネギ。
たっぷりひき肉の辛みは、たしかに苦手な人には辛いかも。あとからじわじわ来る。しかしよく見ると揚げ唐辛子が5~6片浮いているから、辛みの主体はこっちだと思う。
スープはすっきりしていていい味だ。薬膳にも通じる香味が日本のラーメンとは一線を画す。


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餃子のあんはひき肉主体。皮に力がなく見た目へなってるが、中身がぎっしりで食べでがある。こちらも香辛料が独特で、ニンニク、ニラも意外に効いていそう。
男性は僕の注文につられたのか、台湾麺に続いて餃子にも興味を示し、ツレの女性はめんどくさくなったとみえて、つべこべ言う前に注文しちゃってる。で、この餃子は男性のお口に合ったようで、「ぜんぜん違うねー」とか言ってる。

あとで冷静に考えたら、このラーメンセットはバリエーションも豊富で、たいへん魅力的だ。この台湾麺から推し量ると、たとえばマーボー麺やニラレバ麺は、(個人的に)ブレークの可能性すら秘めている。


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[DATA]
中華料理 清香屋
東京都東村山市栄町2-4-14


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