飛鳥山にて財政に思いを致す 【旧渋沢庭園】
2023.10.08
「王子に行く」という。
気になる玉子焼きのお店があるんだとか。
ふーん、その玉子焼き屋どこらへんだろう… と、なにげなく地図を見て驚いた。
玉子カレーうどん、玉子珈琲焙煎所、玉子ビアガーデン…
あっちにも玉子、こっちにも玉子、この街はタマゴだらけなのだ。
居酒屋一休 玉子店、吉野家 玉子東店、ファミリーマート 玉子駅前店……
(だれか止めてください…💦)
玉子、もとい、王子は車では2~3度通ったことがあるが、駅を降りるのは初めて。
それどころか北区に足を踏み入れるのはこれが最初じゃないだろうか。
ちなみにうちのチビ猫は北区で保護されたとのことで、その好戦的な性格から“赤羽の白い稲妻”の異名をとる。
縁がないながらも王子の飛鳥山の存在は知っており、江戸の名勝ということでいつか行ってみたいと思っていた。

土地勘がないため南口というマイナーな改札を出てしまい、そのまま跨線人道橋を渡って直接飛鳥山へ。

行ってみると、飛鳥山はものすごい人出である。
なんと、「ふるさと北区 区民まつり」という“区内最大級のイベント”の真っ最中なのだった。

江戸情緒など期待したわけでもないが、こう人が多くちゃかなわんなぁ…
と、自然、人を避けるように公園出口方向に歩いていると、左手にいかめしい鉄扉を備えた緑豊かな一角。
「旧渋沢庭園」とある。

渋沢とはもちろんあの渋沢。
次期一万円札の顔の大役を担う近代日本経済の父・渋沢栄一である。

――近代日本経済の基礎を作った渋沢栄一は、設立に尽力した王子製紙(設立当時は抄紙会社)の工場を眼下に見守ることができる飛鳥山に、邸を構えました。1879年(明治12)からは内外の賓客を招く公の場として、その後1901年(明治34)から亡くなる31年(昭和6)までは家族と過ごす日常の生活の場としても使用し、「曖依村荘(あいいそんそう)」とも呼ばれ、栄一もこの地をこよなく愛していました。(「飛鳥山とは」飛鳥山3つの博物館HPより)

庭園内には大正期の2つの建物「晩香廬(ばんこうろ)」と「青淵文庫(せいえんぶんこ)」が当時の姿のままに残されており、国の重要文化財に指定されている。
見学には入館料がかかるので(2館共通で300円)、ビンボーにつき写真は外観のみ (〃 ̄ω ̄〃ゞ
晩香廬




青淵文庫


現在、整備工事中

青淵文庫と芝生を挟んだ対面の位置に「山形亭跡」の説明板がある。
背後の建物がそういうものかと思ったらそうではなく、ただの跡地らしい。

その背後のあたりに「飛鳥山おみやげ館」というものがある。
見た目はKiosk風というかコンビニ風というか、味気はないが…


正式名称を「渋沢×北区 飛鳥山おみやげ館」といい、グッズなどやはり渋沢アイテム中心の品ぞろえのお土産屋さんである。



※許可をいただいて撮影
いろいろ面白いものが並べてあり、たとえば“驚きの青いカレー”「青淵カレー」なんか相当気になるが、レトルトカレーに648円はちょっと… というように、全体にお高い。
まあ、さっきも入館料300円×2シブッたり、新一万円札の顔というお金の神様みたいなお方を前にそんなセコいこと言ってるから、いつまでも金運が向かないという ( ̄- ̄;) ンー

えー、気を取り直して。

都電もなかというものがあり、これは聞いたことがある。
「都電もなか5輛入 飛鳥山おみやげ館限定品」



王子は東京さくらトラム(都電荒川線)の要衝駅である。
いいお土産が買えた。
(つづく)

[DATA]
旧渋沢庭園
東京都北区西ヶ原2-16-1
https://www.shibusawa.or.jp/museum/facility/
[Today's recommendation]

https://youtu.be/EpMn-5d0n3Q?si=nejjbMch0mT7fGoD


赤羽の白い稲妻⚡


次号予告
「王子に行く」という。
気になる玉子焼きのお店があるんだとか。
ふーん、その玉子焼き屋どこらへんだろう… と、なにげなく地図を見て驚いた。
玉子カレーうどん、玉子珈琲焙煎所、玉子ビアガーデン…
あっちにも玉子、こっちにも玉子、この街はタマゴだらけなのだ。
居酒屋一休 玉子店、吉野家 玉子東店、ファミリーマート 玉子駅前店……
(だれか止めてください…💦)
玉子、もとい、王子は車では2~3度通ったことがあるが、駅を降りるのは初めて。
それどころか北区に足を踏み入れるのはこれが最初じゃないだろうか。
ちなみにうちのチビ猫は北区で保護されたとのことで、その好戦的な性格から“赤羽の白い稲妻”の異名をとる。
縁がないながらも王子の飛鳥山の存在は知っており、江戸の名勝ということでいつか行ってみたいと思っていた。

土地勘がないため南口というマイナーな改札を出てしまい、そのまま跨線人道橋を渡って直接飛鳥山へ。

行ってみると、飛鳥山はものすごい人出である。
なんと、「ふるさと北区 区民まつり」という“区内最大級のイベント”の真っ最中なのだった。

江戸情緒など期待したわけでもないが、こう人が多くちゃかなわんなぁ…
と、自然、人を避けるように公園出口方向に歩いていると、左手にいかめしい鉄扉を備えた緑豊かな一角。
「旧渋沢庭園」とある。

渋沢とはもちろんあの渋沢。
次期一万円札の顔の大役を担う近代日本経済の父・渋沢栄一である。

――近代日本経済の基礎を作った渋沢栄一は、設立に尽力した王子製紙(設立当時は抄紙会社)の工場を眼下に見守ることができる飛鳥山に、邸を構えました。1879年(明治12)からは内外の賓客を招く公の場として、その後1901年(明治34)から亡くなる31年(昭和6)までは家族と過ごす日常の生活の場としても使用し、「曖依村荘(あいいそんそう)」とも呼ばれ、栄一もこの地をこよなく愛していました。(「飛鳥山とは」飛鳥山3つの博物館HPより)

庭園内には大正期の2つの建物「晩香廬(ばんこうろ)」と「青淵文庫(せいえんぶんこ)」が当時の姿のままに残されており、国の重要文化財に指定されている。
見学には入館料がかかるので(2館共通で300円)、ビンボーにつき写真は外観のみ (〃 ̄ω ̄〃ゞ
晩香廬




青淵文庫


現在、整備工事中

青淵文庫と芝生を挟んだ対面の位置に「山形亭跡」の説明板がある。
背後の建物がそういうものかと思ったらそうではなく、ただの跡地らしい。

その背後のあたりに「飛鳥山おみやげ館」というものがある。
見た目はKiosk風というかコンビニ風というか、味気はないが…


正式名称を「渋沢×北区 飛鳥山おみやげ館」といい、グッズなどやはり渋沢アイテム中心の品ぞろえのお土産屋さんである。



※許可をいただいて撮影
いろいろ面白いものが並べてあり、たとえば“驚きの青いカレー”「青淵カレー」なんか相当気になるが、レトルトカレーに648円はちょっと… というように、全体にお高い。
まあ、さっきも入館料300円×2シブッたり、新一万円札の顔というお金の神様みたいなお方を前にそんなセコいこと言ってるから、いつまでも金運が向かないという ( ̄- ̄;) ンー

えー、気を取り直して。

都電もなかというものがあり、これは聞いたことがある。
「都電もなか5輛入 飛鳥山おみやげ館限定品」



王子は東京さくらトラム(都電荒川線)の要衝駅である。
いいお土産が買えた。
(つづく)

[DATA]
旧渋沢庭園
東京都北区西ヶ原2-16-1

[Today's recommendation]

https://youtu.be/EpMn-5d0n3Q?si=nejjbMch0mT7fGoD


赤羽の白い稲妻⚡


次号予告