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〇〇店併設食堂 【めん処武蔵 武蔵村山店】

2023.04.22

 日産自動車村山工場跡地の中央付近から西に延びる伊奈平中央通りの一本南を平行して通る道。
伊奈平公園通りというらしい。
不意に目に飛び込む“うどん・そば”の幟。
工業地帯あるいは物流拠点の裏通りの殺伐とした風景に似つかわしくないことこの上ない。


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裏通りに加え大型構造物の片隅に埋没して寂寥たるありさまで、営利目的とはとても思えず、社食か何か? 工場街だけに…。

――という謎のそば・うどん店。


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🅿に従って進入すると…

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大型パチンコ店駐車場! 写真左手パーキング棟の角に食堂がある


ナゾだけに気になる存在で、あるとき調べてみるとパチンコ店併設食堂なのであった。
なーるほど (* ̄  ̄)ノシ


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パチンコ店・ボウリング場などを運営するサンキョーグループの飲食部門で、パチンコ&スロット「SAP武蔵村山」に併設の「めん処武蔵 武蔵村山店」。
立ち食いそば好き的には“立ち食い枠”として捨て置けない。


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3年ほど前、東村山市の外れに大型パチンコ店ができ、飲食店併設というので見に行ってみると“18歳未満の方は来店ご遠慮願います”とある。パチンコ店とは入り口が別で外から直接入れるので違和感を覚えると同時に、パチンコ店利用者以外は利用不可的ニュアンスを感じ、パチンコというものを一切やらない自分は慌ててその場を立ち去った。


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「めん処武蔵 武蔵村山店」はどうかというと、HPに“お子様連れOK”。
パチンコをやらないお子さま的オヤジも安心して入れる。


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立派な暖簾が掛かっているので意外に和風で高級感ある雰囲気が漂っていたりするかも… と緊張感なきにしもあらずだったが、店内は普通に立ち食いそば的簡易食堂でホッとした(笑)。
ただし店員のおねえさんたちはいかにもパチンコ店という制服姿だ。


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そば・うどん単品8種およびそのミニカレーセットまたはミニ丼セットが主体のシンプルでわかりやすい品ぞろえ。
山菜・ミニカレーセット650円をポチッとな。


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テーブル3卓およびカウンター計20席ほどのこぢんまりした店内。


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山菜そば・ミニカレーセット(そばはネギ抜き、揚げ玉のせ)


さすがにお子さまは見かけなかったが、お婆さまはいっぱいいるような…。
パチンコ人口の年代構成や男女比などが気になるところで。


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しっかり蕎麦っぽい歯応えがあり、立ちそばとしてはレベルが高いと思う。
コスパも良好。


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車でも自転車でもちゃちゃっと寄れて、使い勝手バツグン。
お店側とすれば遊興もしてもらわないと困ると思うので、そう頻繁には使えないが。


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[DATA]
めん処武蔵 武蔵村山店
東京都武蔵村山市伊奈平2-66
https://www.sap.fm/shop/mendokoro-musashi-murayama





[Today's recommendation]


https://youtu.be/WSX6ZRX4_-Q



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工場街ならではの人気スポット、「文明堂 壹番舘 武蔵村山店(上)と「天乃屋 東京工場 直売店」(下)


食習慣改善計画…? 【げんき家】

2023.02.01

 最近、食事に偏りがあるような気がしてるんだが…。

ブログの記録によれば、この半年(8月~1月)に1人で外食した回数がちょうど50回。
内訳を見ると、最多はラーメン類で、えー… 41回。
カタヨッてた~ ( ̄▽ ̄;) ホエー!!

まぁ、ラーメン専門店だけじゃないし。
中華店のセットやチャンポンなんかも含めてるから、いうほど偏ってないし。

…と苦しい言い訳を試みても、多様な献立には程遠いという事実は覆しようもなく、食習慣の改善は必至であろう。


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月が変わってさっそく、非ラーメンの昼ごはん。
おそばである。
“立喰い処”と書いてある ( ̄- ̄;)ンー


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改善になってない。
むしろ改悪だ。
改善する気ないんじゃないの?
等々、いろんな声が飛んできそうだ。

いいんです!
カイゼンは気持ちから… と、かのト○タ式でも唱えられている。(👈ウソです)


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ちなみに冒頭の外食実態調査でラーメンの次に多かったのが、4回の立ち食いそば。
実にラーメンor立ちそば率90%だったという。


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「立喰い処 げんき家」は、多摩大橋通りの中神立体の北、JR青梅線中神駅より500mほどに位置する。車ではよく通る道だが、こちらの存在にはまったく気づいていなかった。
3日前にたまたま見つけたが、日曜で休み。
こんなへんぴな場所(失礼)で立ち食いって、商売になるんだろうか…? と、気になってしょうがなく、様子を見に来たわけである。

道楽でやっているような家庭的なものも想像したが、思いがけず都心さながら、立派な立ち食いそば屋なのであった。


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広めの店内、たたきの床にL字カウンター。
いすはなく、キッパリ立ち食い。
そして、けっこうハヤってる。


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立ち食いそばは“途中”の飲食スタイルである。
通勤途中、乗り換え途中、パチンコの途中…。
駅から500mとはいえ、駅自体くたびれており、この場所にそのような“途中”の利用シーンがあるようには思えず、謎である。


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注文は山菜そばといなり。


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ネギのせ放題


太めでエッジの立ったそばは、立ち食いスタイルには好マッチだと思う。
山菜水煮もたっぷり♪


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カウンターの端っこで食べている途中、アタマのほうから注文の声が聞こえる。
見ると厨房の奥に注文口が。


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店を出て確認すると、外の駐車場にテーブルが設置してある。
ガレージ系立ちそば… なのであった。


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右がガレージの飲食スペース


あとで知ったんだが、こちらは人気店らしく、食べログに口コミが50件もある。
ミニ丼など、かなり惹かれるものがあるぞ…❣

こんなところに正しい立ち食い屋さんが残っていた!!


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[DATA]
げんき家
東京都昭島市中神町1163-3





[Today's recommendation]


https://youtu.be/m3zWYKVCUVA



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いい塩梅に寂れた中神駅南口

年越しには気が早いが 【麺処 更科】

2022.12.23

 前々記事に書いているように国分寺から東村山まで歩くことにして、その途中で昼ごはんという話。

国分寺駅から東村山方面には鉄道的には西武国分寺線と西武多摩湖線の2路線があり、それに沿うように歩けば駅々に商業地域が出現する。
今回は国分寺線ルートで、最初の駅が恋ヶ窪。

商業地域といってもどの駅も大きいものではないが、なかでも恋ヶ窪は国分寺市役所移転に絡み街全体の空洞化が叫ばれているエリアである。


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裏路地の様子


僕自身は恋ヶ窪にはあまりなじみがない。
道が狭く自転車で走りづらいから。
たまに通っても、市役所前の交差点から裏に入る。
その裏路地が雰囲気ある一角で、昔ながらのすし店やそば店、小料理店が残っている。


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と思っていて、そのそば店に行ってみると、そっちはまさに裏口だったらしい。
おそば屋さんの入り口は、普通に表通り側にありました ( ̄- ̄;)ンー


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「麺処 更科」。
入ってみると実に立派な店舗で、かなりびっくり。
表通りと裏通りの2列の家並の一角で、表裏にまたがる大店なのであった。


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“街蕎麦”らしく、丼物やセットメニューが充実している。
表の看板にあるカキフライセットと、けんちんそばを注文。


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カキフライのセットは、温かいたぬきそば(温冷選べる)とカキフライ、ご飯、小鉢3… と、なかなかボリューミー。


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右はカキフライとご飯の2段重ねになっている


盛り付けに使われているのは、わっぱ型の3段お重。
お重はいわば弁当箱であり、弁当に汁そば持たされた… みたいな、かなーり不思議な感覚なのだった。
そういう遊び心、好きです ( ̄▽ ̄)b


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カキフライは大ぶりが3個で、なかなか食べでがある。
付け合わせ野菜がたっぷりなのもうれしいね。


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けんちんうどんは埼玉県北部のうどんどころ加須なんかでは普通に食べられているが、そばはちょっと珍しいかも。

調べてみると、全国有数のそば生産量を誇る茨城県の郷土料理に「つけけんちん」なるものがある。
そばをけんちん汁につけて食するというもので、節分の時期に食べる風習が江戸時代にはすでにあったらしい。


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具は大根、にんじん、ごぼう、里芋、豚肉、油揚げ…。
体を冷やす作用もあるというそばだが、けんちん汁ならぽかぽかである。
更科の細い麺も意外に合う。
セットだけでなく単品もボリュームいっぱい。


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節分といえば旧暦では大みそかに当たる。
年越しそばにけんちんそばというのもいいかも。


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更科とは一番粉(更科粉)で打つ上品な細切りそば。
写真からは更科らしい上品さが伝わらないのが残念だが、注文内容が上品とは言い難いので仕方ない。
温かいそばでもコシがしっかりあり、食感のよいおいしいそばであった。


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[DATA]
麺処 更科
東京都国分寺市西恋ケ窪4-30-26





[Today's recommendation]


https://youtu.be/Sf-tjXevlyQ



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前々記事へつづく


明るく庶民派なおそば屋さん 【うさぎや】

2021.08.22

 自転車で富士見町に買い物に行き、そのまま足を延ばして昼ごはん等とする計画だったが、予報より天気がよく暑い。昼ごはん候補には宣言期間中休業の張り紙があり、どうしよう… となった東大和中央通りの交差点。
進むべきか戻るべきか、左折して東大和市駅方面へ向かうべきか…。

「えーと、こっち行ったらそば屋、とんかつ屋、そば屋… とあるけど」
「じゃ、そっち」


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はじめからそっち行け! って感じで、第四の選択肢の右折方向へ。
最初のおそば屋さんがいい感じで、そのまま入店。
…という流れ。


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「うさぎや」は2019年12月オープンの新しいお店。
去年の春先に見つけて、なにもこんなタイミングで… と同情を禁じえなかったお店の一つである。


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マンションの1階ということもあって、カウンターぐらいしかないかも… という予想を覆す広い店内。
いまは間引いての配置だと思うが、テーブル3脚、カウンターに5席がゆったりと。


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もう一つ想像と違っていたのが、なんというか、開けっ広げな雰囲気?
職人かたぎの店主にBGMはJazz … というある種の蕎麦なイメージとは懸け離れ、お店の人は若い男女で、民放テレビが流れていたりと、なんというか初々しい。
開けっ広げではあるが丁寧語できびきびとした申し送りなど、いい意味でいまどき風。おねえさんの親身な接客も、いい感じ。


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注文は三色そばと天ぷらせいろ蕎麦。


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三色そばはミニ丼付きのセットに。
また、ランチタイムサービスでそば大盛り無料というので、天ぷらせいろを大盛りに。そば屋でそのサービスは珍しいので、かなりうれしい。
「三色せいろはもともと多いので…」というのは、実食して納得するところとなる。


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天ぷらはエビ、イカ、鶏、ちくわ、ナス、カボチャ、オクラの、なんと7種盛り。
プラス自家製麺大盛りの天ぷらせいろ970円って、なかなかない。
そばつゆとは別に天つゆと抹茶塩が付くきめ細やかさ。


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やや細めのそろったそばでしっかりしたコシがあり、かめばねっとり歯に絡まる感じ。
つゆは辛めでキリッとした味わい。


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三色そばは、とろろ・おろし・油揚げのぶっかけ。


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わんこそば風というかこのようなメニューに対する僕のイメージからすると、どの鉢の具もそばも増量感がすごい。
見ただけで大満足。


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うさぎのかまぼこに思わず笑みがこぼれる。
こういう小細工に若い人のセンスを感じる。


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今月のセットはミニネギトロご飯。小鉢は厚揚げ。
ちなみに三色そばとぶっかけ3種(店頭の品書き写真の青色の紙)は夏限定メニューで、9月には更新されるそうなので要注意。


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昼飲みしてまったりとなる雰囲気だけに、この情勢は残念である。
ただし、自家製麺の本格派かつ庶民派なスタンスというそば屋は貴重な存在。
いいお店に出会った。


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[DATA]
うさぎや
東京都東大和市仲原4-11-11
https://foodplace.jp/rabbit/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/FfR6K9xqQX4


https://youtu.be/vk_xq1P7vIU



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北山公園


製法も造形もおおらかな… 【生そば 大むら】

2020.03.01

 さすがに繁華街の人混みに立ち入る気にはならず、郊外を散歩する日々。
東大和市役所から東大和市駅へ南下するルートで、途中通った南街2丁目~5丁目にはまったく人けがない。それでも住宅街ではまだ違和感は少ないが、駅に近づいてもひっそり静まり返ったまま。ちょうどホームセンターに用事があって駅前の「ヤサカ」に行ってみたら、いつの間にか閉店していて、がらんどう…。

“ある日目覚めたら街から人が消えていた”という1970年代のNHK少年ドラマシリーズが思い出されるようなSFな設定に、背筋が寒くなる。

というのはもちろん大げさに表現してみました的な前フリで、不気味なほど人けがないのは事実だが、よく見れば洋菓子店はおばちゃん客で賑わっているし、昼営業の居酒屋はきっちり昼飲みおやじで埋まっている。
選べる程度には飲食店は営業している。当たり前だけど。


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青梅街道が左折分岐する股のところにある古びた店構えのそば屋「大むら」へ。
“古びた”と書いたが3階建てのビル自体が古いわけではなく、いまふうのレンガ調の外壁に、古い木の柵やら瓦の庇やら銘木看板やらが組み付けてある。


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この南街四丁目交差点は2009年にハミングロードが開通する際に新設されたもので、青梅街道が分岐する形に経路変更された。
つまり道路整備事業に伴う立ち退きでビル化したおそば屋が昔の店舗の面影を残そうとしたのでは…? と思わせるような外観である。昔のお店への愛情にあふれている… ように見える。
あくまでも推測だが。


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店内も同様に年季を感じさせる。
カウンターは天然木無垢一枚板、僕らが座った小上がりの席も炉端テーブルのような古く重厚な調度品だ。


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注文は、おかめそば730円と天おろしそば1150円。

おかめそばというものを、たまーに食べたくなる。
どれくらいたまーにかというと、15年に一度… と以前書いておきながらそれから3年たっておらず言行不一致も甚だしいが、それは年齢による嗜好の変化で、いつまでも高校生みたいにラーメン大盛りじゃないよ… という成長の証しと捉えたい。


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おかめとは、お多福である。
こちらのおかめ、ぱっと見、造形精度が粗い。“おもしろい顔つくった者勝ち”ルールの福笑いのごとき雑な盛り付け。


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各パーツは目から順に、麩、紅白かまぼこ、薄焼き卵、鶏肉、干し椎茸、小松菜、竹の子。
写真には写っていないが鳴門巻きが沈んでおり、これは“ほお高”を表現する重要なパーツだけに残念である。


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天おろしそばとは、ぶっかけタイプの冷たい天ぷらそば。
突然笑いだす相方。
「この天ぷら…(笑)」
赤っぽいのでタコぶつかと思って食べたら、梅干しだったと。梅干しの天ぷらとは初耳。
種も入ったままで、知らずにかぶりついたら歯が欠けかねないという(笑)。


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ほかにも、輪切りのにんじんの3枚重ね揚げだったり、同じくさつまいもの2枚重ねだったりと、大ざっぱというかおおらかな天ぷらである。
それだけにボリューム満点、ネタもほかに椎茸、ししとう、ねぎのかき揚げ、えびと豊富。
えび天はかなり大きかったらしく、外見でそうは見えないので、コロモによるかさ増しなしの質実剛健タイプのようだ。


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たまーにしか食べないが、おかめそばを思うとホッコリした気持ちになる。
こんなお店で食べるのがぴったり。


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[DATA]
生そば 大むら
東京都東大和市南街4-16-10





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/j8e0fBlvEMQ



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新店、まもなくオープン(東村山市野口町4-27-1)


東京そば・大阪うどん 【伊六庵】

2019.11.14

 東はそば文化・西はうどん文化とよくいわれるが、それをそのまま看板に掲げるお店がある。
青梅街道・奈良橋交差点を武蔵大和駅方面へ500m、塩釜神社の裏手にある「伊六庵」は、“東京そば・大阪うどん”を標榜する。


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このあたりではほかにも萩山通りにあった「元六」、たかの街道にあった「多加楽」が同じ表現で訴求していたが、系列ということでもないと思うので、ちょっと使ってみたくなるある意味テンプレ発想的にわかりやすいコピーということだろうか。


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「伊六庵」は思ったよりこぢんまりしたお店で、4人掛けテーブル席×2、小上がりに6人掛け×2という構成。
年配のご夫婦で営まれているもよう。


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東京そばはいつでも食べられるので、ここは大阪うどんでいってみる。
うどん定食800円を注文。


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十二支置き物、縁起熊手、天狗のお面、木彫りの人形、… と雑多な装飾品に囲まれているが、黒光りする木のテーブルなどいい感じに年季の入った調度・しつらえにより民芸調という統一感でゆるくまとまっており、懐かしくもしっとり落ち着く店内である。
みずみずしい切り花や季節のポインセチアは、きめ細やかな日常メンテナンスを欠かさない姿勢を物語っているよう。


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うどん定食は、おにぎり2個とお新香付き。
うどんは“昆布だし大阪味きつねうどん”と書いてある。


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やや細め、讃岐ほど弾力が強くなく武蔵野ほど重くない、ふわっというかみ心地でしなやかなコシのあるうどん。
透き通ったつゆは昆布だしの優しい味わい。
甘辛の三角お揚げが2枚。


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薬味に小口青ネギと白ネギの2種がデフォでのってくるが、上品なつゆに白ネギは強すぎるし大阪風ということであれば、ここは青ネギのみでいくべきだと思う。と、ちょっとちぐはぐ感を受けなくもないが、ネギどころ・関東平野という土地がら、そうもいかないという事情もわからなくもない。


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おにぎりは温かく作りたてで、ふんわりにぎってある。
具はどちらもカリカリ梅。


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レジで支払いを済ませると、「飴、いかがですか?」とおかあさん。
最後、きっちりまとめてきたなぁ…(笑)。


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おばちゃんがアメちゃんくれる

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[DATA]
伊六庵
東京都東大和市高木2-126-8





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/Aq8LDUCw6sg


正統派そば屋のかつ丼が…! ――1CLシリーズ⑤ 【小川家 立川店】

2019.08.26

 前記事の玉川上水の散歩では発見があった。
駅周辺になじみがないので昼ごはん情報をググりつつ歩いたわけだが、「何食べたい?」と聞くと、「おそばかな」と相方さん。


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通りすがりには気づかないような奥まった場所にそば屋があるのは知っている。…というように、“なじみがない”というのは土地に不案内ということではなく、飲食店の存在はいろいろ知っているが中身までは知らないという意味。


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で、その中身をググってみた。
なんと、ワンコインランチをやっている。


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お店の名前は「小川家」。
2カ月前、そば屋のセットメニュー探索の旅に出ると宣言して(一向に旅立つ気配を見せないが… (;^_^A アセ…、近隣のそば屋のメニューを片っ端からリサーチした。
そのときこのお店を思い出さなかったのが不思議だが、このワンコインのテーマのために残しておいてもらったとしか思えない。
オレって持ってるかも… って、500円ネタのために貴重な何かを無駄遣いしてるような気がしないでもないが(笑)。


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ランチサービスは平日のみなので、「そば食べたい」という要望をあえてやり過ごし、翌日の月曜日、さっそくやってまいりました。1人で ( ̄▽ ̄)ゞ スマンスマン


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ワンコインランチはビーフカレー、かつ丼、豚焼き丼の3種。カレーはつい3日前にカツカレーを食べているのでインパクト的に弱いし、豚焼き丼的なものはほかにもありそうな気がするし。
かつ丼500円って、どうだろう…。


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学生時代(40年近く前)、野球の対抗戦の前に学食で“150円カツ丼食べてK大にカツ(勝つ)”みたいな恒例企画があったが、そういうレベルではないか?
ここはかつ丼一択であろう。


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「小川家」は、店構えの立派さのわりに店内はこぢんまりしており、小テーブルをくっつけた6人席が2ブロックと、テーブル単独2人席が1つ。


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かつ丼は、注文してからカツを揚げる、もちろん。
なので1時半すぎの手がすいた時間帯でも提供までに7~8分かかる。


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どんぶりは小さめかな。でも見た目は正しいかつ丼の姿である。
そこが大事。


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前記の学食のものは、そもそもどんぶりでなく皿盛り、切り分けられたカツは整列しておらずタマネギ・卵と混然一体となったアタマがぐじゃっとご飯を覆ってる、というシロモノだった。

かつ丼は、丼物の中でも特にスタイリッシュなものだと思う。
このワンコインかつ丼のビジュアルが、まさにそれ。


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甘めでやや鈍重なタレがよい。
カツは小ぶりだが、しっかり厚みがある。
自家製のお新香は、いい箸休め。


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上のそば屋のセットメニュー探索というのは700円前後のセットをターゲットとしているが、このワンコインランチは150円でそばまたはうどんが付けられる。
なんと、かつ丼+そば(かけorもり?)で650円。
どうですか、みなさん!

ワンコインランチ(1CL)シリーズは、(消費増税前の)9月いっぱいくらい断続的にやっていこうかなと思ってます グッ!! ( ̄ε ̄〃)b


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[DATA]
小川家 立川店
東京都立川市幸町6-9-1





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/lPa7yMVXR9Y


ゆるゆる、演歌な、本格手打ちそば 【おざき】

2018.03.02

 東大和のけやき通り(野火止用水以南は小平都市計画道路3・4・23号線という)の小平第十二小学校より南の区間、すなわち玉川上水に橋(百石橋)を架けて「グルメシティ立川若葉店」前までの間が開通したのが、ちょうど2年前のこと(2016.3.22開通式)。
と、わかる人にしかわからない説明で恐縮であるが…。

道路の愛称は行政区画によって変わったりするからややこしい。
参考までにこの道の開通区間は、北から、やまもも通り~けやき通り~小平都市計画道路3・4・23号線~若葉東通り、となる。
場所を説明するのに非常に不便なので、早急に統一されることを望む。


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2年前まで2つ先の青信号のあたりで行き止まりだった


で、この通りの南側(若葉東通り部分)で以前から営業しているそば屋「おざき」は、どん詰まり感がなくなって入りにくそうな印象が薄らいだように感じるのは、自分だけだろうか。
若葉町団地に囲まれるような場所にあって、隣にはほぼ廃墟と化したショッピングセンター。


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手打ちをうたっているわりに気取りのない店構えにもかかわらずバリアとなっているのは、それとなく身にまとう、どん詰まり感または団地特有の停滞感。
道が開通したことで風通しがよくなったように感じるのだ。


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3階建てのビルの1階。屋上には日の丸が翻る。
入り口の左に表に面した麺打ち場があって、本格手打ちを印象づける。
ちなみにビル名は「おざきビル」、隣のSCは「オザキショッピングセンター」なので、おそば屋さんは一帯の大地主またはその一族かもしれない。


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奥行きのある店内、通路を挟んで右列が2人掛け、左列が4人掛けテーブル、各4卓。
正面奥が厨房で、その周りに店員さんが“たむろ”。おばちゃん、3人もいる。
ほかに厨房内に店主ともう1人いるように見えるので、現状のバランスは客1人に店員5人。


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いちばん年かさに見えるおかあさんがお茶を運んできてくれる。
お茶はそば茶。
思っていたよりお手ごろ価格の十割そば天もり1000円というものを見つけ、迷わず注文。


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店内には尋常小学校の国語読本などとともに『傘寿記念 越し方80年』という店主名の回顧録風上製本が展示されている。去年の日付なので、ご主人、そういう立派な年齢のようだ。
BGMは、五木ひろし(たぶん)。


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思っていたよりお手ごろ価格の天もりは、思っていたよりボリュームがある。
天ぷらは、海老、ちくわ、ゴボウ、ナス、ピーマン。


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十割そばは、太さ不均一ながら全体に細め、暗灰色で星が散る。ちょっと水切りが甘いが、風味豊かでコシは強め。
つゆは節系の香りがよく、熟成されたかえしのバランスはやや甘め。


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薬味とともにすだち果汁が付いてきた。
そばにはどうかと思うので、天ぷらに使ってみる。すだち汁をかけてからそばつゆにくぐらせて食べる海老天、けっこういける。ちくわ天もいい。
とやっていたら、最後そば湯割りがかなり酸っぱくなってしまった。


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便宜上、僕はそば屋部門で“街そば”と“ジャズそば”という分け方をすることがある。前者は、まあそば粉30%の機械製麺という感じの普通の街のそば屋、後者は二八や十割の本格手打ちで、BGMのJazz率が高いからそう呼ぶ。
この店は、“本格演歌”のかかる“本格手打ち”という、ちょっと珍しいタイプかも。


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接客や雰囲気は街そばそのもので、そばは本格手打ち。
個人的好みでいえば、これはイイとこ取り。
ゆるゆるの雰囲気でおいしいそばがいただける。


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よくわからないけど、おばちゃんたちに温かく見守られてる感が、いい。
帰り際、「またいらしてくださいね」とおかあさん。
ぜひまた来ようと思うのである。


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[DATA]
おざき
東京都立川市若葉町3-54-5





[Today's recommendation]


https://youtu.be/FE7lgCGQ48I



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“時価”の天ぷらそばをいただく 【更科甚吾郎】

2017.10.08

 本日は妻が習い事で国立に行く日。午前中で上がって、その時間に合わせて僕が自転車で出て、どこかそのあたりで落ち合って一緒に昼ごはんを食べるという決まり。
前回、店選びに迷いに迷って国立~鷹の台をさまよった反省から(「一番」参照)、あらかじめ店を決めておくことにした。


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自分では珍しいことに前日に食べログ等で検討。せっかくだから国立近辺にしたい。国立らしい店や、この際有名店でもいいかもしれない。
ということで、前から気になっていたそば屋「更科甚吾郎」ということに。


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料理写真を見ると谷保天そばというのがおいしそうだ。不思議なことに、“冷しや保天そば1000円”の隣に“やぼ天の冷たいのはありません”と張り紙がしてある写真が載っている。意味がわからない。気温が上がるらしいので、冷たいのがあるならそうしたいところだが。


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更科甚吾郎は大学通りの一橋大学の先にある。
直接店の前での待ち合わせで、僕が先に到着。驚くことに順番待ちの人がいる。12時半という時間を考えれば不思議でもないのだが、なんとなく普通の街のそば屋をイメージしていたので意表を突かれる格好。
方向音痴の妻から電話が入り、「大学通りに出たが右に行けばいいのか左に行けばいいのか」と。そっちの現在地がわからなければ答えようもなく、「正面」と言っておく。


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店内は思ったよりも狭く、お客さんでいっぱい。
古民家再生型のような趣あるつくりで、入り口両サイドが1卓用の小上がりになっているのが面白い。左手には火棚・自在鉤・鉄瓶と一式そろった囲炉裏を囲む席もある。
僕らはいちばん奥の2人掛けテーブル席に案内される。


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なぜこの店が気になっていたかというと、以前「甚五郎」を網羅的に調べてみたことがあった。
東京多摩地区や埼玉南部に10店ほどあり、うち「甚吾郎」の表記はこの店だけ。
更科を冠していることからわかるように、うどん寄りのイメージのほかの甚五郎に対し、こちらはそばメインのようだ。


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決めてきたはずなのに注文で迷ってしまう。というのも、谷保天そばが“時価”となっているのである。その横は天ぷらそば1500円。谷保天そばは基本的に天ぷらそばだと思うので、この時価は何を意味するのか。1500円より下ってことはございません、かもしれないのだ。
それともう一つ。妻はかしわうどんと決めていたが、お品書きにはかしわそばしか見当たらない。うーん…。


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で、妻はかしわそばに変更、僕はおねえさんに聞いてみた。

「時価って、いくらです?」
「1000円でございます」
「冷たいのはありますか?」
「はい。冷し谷保天は1100円で、えびのほかにいか天が付きます」

ということで、どうにか冷し谷保天そば1100円(僕)とかしわそば850円(妻)に落ち着く。


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かしわそばはネギたっぷりのいわゆる鳥南蛮そば。
ネギ好きの妻はときどきこういうのを食べるが、見るからに素朴でおいしそう。


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冷し谷保天は、大きいえび天、いか天×2、しそ天ののった冷たいぶっかけタイプ。


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“谷保天”はもちろん地元の谷保天満宮にちなんだネーミングだが、“野暮天”の語呂合わせもあるんだろうか?
たしかに冷たいぶっかけそばは野暮な感じがしなくもないが。


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それにしても、天ぷらそばらしい天ぷらそばを食べたのは実に久しぶり。値段以上に満足度は高い。

あ… 時価はいくら? と尋ねるあたりが野暮なんだな。
そういうの、オレだけかなぁ…(笑)。


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[DATA]
更科甚吾郎
東京都国立市東2-16-15





[Today's recommendation]


https://youtu.be/-fhe2TQOy-g



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