fc2ブログ

日帰り温泉への道 ――関東ふれあいの道~鍾乳洞と滝のみち

2024.04.29

 山歩きと日帰り温泉はワンセットらしい。
近場でも日の出町「つるつる温泉」や飯能市「さわらびの湯」などの名前を、そのへんの山を調べているとき、よく目にする。
山から下りたら筋肉の張り解消に温泉がいいのはよくわかる。

しかし、前にもどこかで書いているが、日帰り温泉って真っ昼間に外出先で真っ裸になるわけで、すごく煩わしいし、さらにそのあと外着を着て、靴下と靴履いて、電車に乗って……
僕にはとてもできない。

それが先日、登り口に戻ってくる(公共交通を使わず車で帰る)パターンの高尾山登山で駅(駐車場)に隣接する温泉施設を見かけ、このパターンならありかも… と思った。
要するに、温泉近くに車を止められて、そこがゴールとなるようなルートだが…

で、思い付いたのが👇️


20240429 seotospa-0820240429 seotospa-0920240429 seotospa-10
“関東ふれあいの道 鍾乳洞と滝のみち”は、つづら岩から払沢の滝入口バス停へ下る
©OpenStreetMap contributors



一昨年行ったあきる野市の温泉施設「瀬音の湯」近くの「十里木駐車場」に車を止め、「大岳鍾乳洞入口」バス停までバスで移動し、そこから「大岳鍾乳洞」「大滝」経由で「大岳沢分岐」で「馬頭刈(まずかり)尾根」に取り付き、「つづら岩」「鶴脚山」「馬頭刈山」を経て「瀬音の湯」に戻る。


20240429 seotospa-11
馬頭刈山と鶴脚山(通称パイ◯ツ山)。この二峰を踏破…? と一抹の不安が


このルートの前半(大岳鍾乳洞入口~つづら岩)は“関東ふれあいの道”の東京都コース「⑤鍾乳洞と滝のみち」と重なる。


20240429 seotospa-12
十里木駐車場


東京都コースは「④歴史のみち」「⑥杉の木陰のみち」を歩いており、⑤をクリアすれば檜原村の上川乗バス停から青梅市のJR御嶽駅まで踏破したことになるので気にかかりつつも、難易度の高いコースらしく、シロートの僕らには無理っぽい。


20240429 seotospa-13

20240429 seotospa-14
最初の難関? 石舟橋


今回のルートは“関ふれ⑤”最大の難関とされる「綾滝」~「つづら岩」の急登を回避する形になり、そういう意味でも名案かも。
と思っていたんだが…。


20240429 seotospa-15
瀬音の湯で一時間半、ボーッと


6時半すぎに家を出て8時20分、十里木駐車場到着。
この時間で駐車場はほぼ埋まっている。
ここ秋川渓谷は川遊びのメッカであり、これからの季節は常にこんな状況なのかも。


20240429 seotospa-16
秋川渓谷瀬音の湯バス停


ならばもっと早く家を出ればいいかというと、バスの時間との兼ね合い。
西東京バス上養沢行き始発の瀬音の湯バス停発着9:51で、ここから1時間半も待たなければならない。
早く出発すれば駐車場の心配は減るが、バスの待ち時間は延びると。


20240429 seotospa-17
バスは増発便も出ていた


10時10分、大岳鍾乳洞入口バス停下車。


20240429 seotospa-18
大岳鍾乳洞入口バス停


まずは近くの養沢神社にお参り。


20240429 seotospa-19

20240429 seotospa-22


――養沢地区には、熊野・八幡・八坂・楪(ゆずるは)・日天・門客人(あらはばき)の6社があるが、楪を除く5社を大正4年に合祀し、門客人の地に養沢神社を創立した。平成21年9月に楪は合祀された。祭神は天照大神・伊弉諾命・伊弉冊命・速玉男命・誉田別命・手名槌命・足名槌命である。(あきる野市HP「あきる野市観光情報」より)


20240429 seotospa-21
鳥居の後ろの狛犬の位置に1対の龍像が据えられている


バス停脇の養沢川支流・大岳沢に架かる大岳橋の手前に大岳鍾乳洞の看板。
ここが登り口である。


20240429 seotospa-23


沢沿いの車道をゆるゆる上り始める。
行く手には何が待ち受けているのか…。

(つづく)


20240429 seotospa-24


[DATA]
養沢神社
東京都あきる野市養沢1018





[Today's recommendation]


https://youtu.be/e3zbIG0MN4o?si=y4dHbzB_KI_ZeYct



wachat240429-11.jpg



20240429 seotospa-25
次号予告


お供つかまつる ――関東ふれあいの道~杉の木陰のみち

2023.07.02

 例によって朝起きてから行き先を決め、バタバタと出発。
本当は山登りでこういうのはよくないが、何度か計画したことがあって天候条件で実現できていない案件で、いろいろシミュレーションはできているので問題ないと思う。

コースは関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)の東京都コース⑥「杉の木陰のみち」。
秋川の支流・養沢川から上り、多摩川の御岳渓谷に下る。
同じ関東ふれあいの道の埼玉県コース②「奥武蔵の古刹を訪ねるみち」で体感した分水嶺を越えるダイナミックな感覚にハマりつつあるのかも。

バタバタしたのは電車とバスの時刻調べ。
コース起点はあきる野市の上養沢バス停で、行き先を決めた時点(7:30ころ)で間に合いそうないちばん早い便が武蔵五日市駅9:35発。
逆算すると東村山駅発が、えーと… やばっ!


20230702 kamiyuzawa-11


シロートの僕らは事情に疎く、武蔵五日市駅を降りてのんびり向かったバス停はすでに登山客風の長い列。
バス会社職員が臨時便に誘導したりして僕らの列はだいぶ短くなって、まあ座れないことはないだろうと思っていたが、来たバスがチョー小さい。


20230702 kamiyuzawa-12


結局、31のバス停のうち21番目の「秋川国際マス釣場」まで僕一人、座れずにいたのであった (ーー ;) ウーム


20230702 kamiyuzawa-13

20230702 kamiyuzawa-14

20230702 kamiyuzawa-15


上養沢は終点で、バスを降りれば別天地。
ここ、本当に東京都ですか? 、( ̄▽ ̄)V


20230702 kamiyuzawa-16

20230702 kamiyuzawa-17

20230702 kamiyuzawa-18


しばらく舗装道路を上る形だが、車の通行はほとんどなく、並行して流れる養沢川のせせらぎの音に身を委ねる癒やしのひととき。


20230702 kamiyuzawa-19


地図の目印になっている分岐点のトイレ(柿平園地便所)を使ったあと、周辺の写真を撮っていると、女子トイレのほうから相方の切迫した声が…!


20230702 kamiyuzawa-20


ヘビでも出たか!? と慌てて駆けつけると、相方の足元にでっかい鳥がいる。
はじめキジかと思ったが、近寄ってみるとヤマドリである。


20230702 kamiyuzawa-21


野生のヤマドリを見るのは初めてかも!
興奮冷めやらぬまま分岐先の山道に踏み込み、さっきのヤマドリどうしただろう… と周りを見回すと、なんと目の前にヤマドリ君。


20230702 kamiyuzawa-22


その先ずーっと、僕らの前に後ろに、右に左にと、ヤマドリはお供してくれたのである。
理由は知らないが、イヌとネコ以外にここまで人に慣れている生き物を初めて見た。


20230702 kamiyuzawa-24

20230702 kamiyuzawa-25

20230702 kamiyuzawa-26

20230702 kamiyuzawa-23

20230702 kamiyuzawa-27


だいぶ上って、ヤマドリがいないな… と思って振り返ると、下のほうにうずくまってこっちを見てる。
もう少し上って振り返っても、同じ場所にいる。
サヨナラを言ってる気がした。

その光景が忘れられない。


20230702 kamiyuzawa-28

20230702 kamiyuzawa-29


養沢鍾乳洞(閉鎖中)手前の橋で左に折り返してからはやや上りがきつくなる。


20230702 kamiyuzawa-30

20230702 kamiyuzawa-31

20230702 kamiyuzawa-32

20230702 kamiyuzawa-33


次に右に大きく折り返す石組みの階段は、鬼の城のごとき堅固な要塞を思わせ、下から見上げてけっこう怖い。
ヤマドリ君が先導してくれれば心強かったかも。

――長野県に伝わる「八面大王」という鬼を坂上田村麻呂が退治する物語では、「三十三節あるヤマドリの尾羽で矧いだ矢で無ければ鬼を退治出来ない」という描写がある。「ヤマドリ」Wikipediaより、最終更新2022年12月8日00:53)

ヤマドリは僕らの目には見えない鬼(災厄)を追い払ってくれていたのかもしれないな…。
今度行くときはきびだんご持っていこう。
…それはキジか💦


20230702 kamiyuzawa-34

20230702 kamiyuzawa-35


さらに少し上って、ようやく上のほうが明るくなってきた。
この間、ヒトには一度も会っていなかった。

(つづく)


20230702 kamiyuzawa-36


[DATA]
柿平園地
東京都あきる野市養沢





[Today's recommendation]


https://youtu.be/cDkpf4GgRDg


https://youtu.be/5XoauIbRwzk


https://youtu.be/hwmRQ0PBtXU



wachat230702-11.jpg



20230702 kamiyuzawa-37
次号予告


プロローグ ――関東ふれあいの道~奥武蔵の古刹を訪ねるみち

2023.04.23

 高尾山に続いて1500m峰三頭山の登頂も果たし、調子に乗って「奥多摩三山ぐらい登っておかなきゃね」とか大それたことを口走ってる人がいる。

奥多摩三山とは、大岳山(1267m)、御前山(1405m)、三頭山(1531m)のこと。
山のレベルでいえば低山の部類だが、山登りのレベルが低級なわしらからすればオオゴトで、登山上級者の3000m級にも匹敵する。
ノリやイキオイで実行できるものでもないのでその件は白紙としても、山登りの楽しさに目覚めつつあることは確か。


20230423 kanfure-29


三頭山に登った2週間前、当初予定していたのは別の山で、奥武蔵の竹寺~子ノ権現コース。
竹寺まで車で行き、そこから子ノ権現までを歩いて往復するという非登山的計画だった。
しかしGoogle ストリートビューで車ルートを確認すると延々狭い山道でストレスがキツそうで、計画はいったんペンディングに。

竹寺まで麓から歩けばいいんじゃないの…? と、ふと思った。

その線で計画を組み直してみると、麓(名栗)―竹寺―子ノ権現… のあと、名栗に戻ってくるより山向こう(吾野)に下ったほうが楽そうだ。
となると名栗に車を置いておくわけにはいかないので電車・バスということになる。

電車・バスを乗り継いでの山登り。
なんか本格的なことになってきた ♪(* ̄∇ ̄)/


20230423 kanfure-11
西武鉄道 飯能駅

20230423 kanfure-1220230423 kanfure-13
飯能駅北口3番のりば


西武新宿線東村山駅08:14発―所沢乗り換え―西武池袋線飯能駅08:49着―飯能駅北口3番のりば 国際興業バス「飯01-2 ノーラ名栗・さわらびの湯経由湯の沢ゆき」09:13発―小殿バス停09:57着


20230423 kanfure-14


小殿バス停(飯能市上名栗)下車。
このバス停は入間川河川敷の名栗ふれあい公園駐車場に隣接し、公衆トイレもあって便利。


20230423 kanfure-15


コースは関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)の埼玉県コース②「奥武蔵の古刹を訪ねるみち」にあたる。


20230423 kanfure-16


――関東地方、一都六県をぐるりと一周する長距離自然歩道で、総延長は約1,800kmです。東京都八王子梅の木平を起終点に、高尾山、奥多摩、秩父、妙義山、太平山、筑波山、霞ヶ浦、九十九里浜、房総、三浦半島、丹沢などを結んでいます。美しい自然を楽しむばかりでなく田園風景、歴史や文化遺産にふれあうことのできる道です。より多くの人々が利用できるよう10km前後に区切った日帰りコースを160コース設定し、それぞれの起終点が鉄道やバス等と連絡できるようになっています。『首都圏自然歩道(関東ふれあいの道)』環境省「国立公園に、行ってみよう!」より)


20230423 kanfure-17


バス停の150m先に竹寺登山口がある。


20230423 kanfure-18


県道ぎわの取り付きからいきなり急な上り。
そのままジグザグにひたすら上る。


20230423 kanfure-19
登り口に備え付けてある“なぐりづえ”。殴打用のつえ… という意味ではない、たぶん


一帯は飯能市特産品「西川材」のスギ・ヒノキ林。
上りはキツいが、フィトンチッドによる森林浴効果は高そうである。


20230423 kanfure-21


15分ほど上ると、送電線に沿って樹木が伐採されている場所に出る。


20230423 kanfure-22


視界が開けて眼下に入間川沿いの集落が見渡せ、上ってきた高さを実感できる。


20230423 kanfure-23


その先、しだいに傾斜がゆるくなってつづら折りは少なくなるが、ひたすら上ることに変わりはない。


20230423 kanfure-24


上り始めから40分ほどで峠に至る。


20230423 kanfure-25

20230423 kanfure-30


峠の先は下り… って、当たり前か。


20230423 kanfure-26


最初のポイントの竹寺と次の子ノ権現の標高差は約150mで基本上りなわけで、ここで下るのはせっかく稼いだ高さがもったいない。
それでも容赦なく下る。
そういえばどこかのサイトで竹寺へのアプローチとして屋根を見下ろすアングルの写真を見たことを思い出した。


20230423 kanfure-27


やがて眼下にお堂の屋根が。

(つづく)


20230423 kanfure-28


[DATA]
関東ふれあいの道 竹寺登山口
埼玉県飯能市上名栗





[Today's recommendation]


https://youtu.be/48s3iG5uR8E



wachat230423-11.jpg



20230423 kanfure-34
次号予告


Latest Articles
増量サービス中!?😅 【忠豊】 May 22, 2024
近場旅行の醍醐味 【JA女性部 さとやま工房】 May 21, 2024
おもてなしの味 【すきふね】 May 20, 2024
ブレない王道? スタイル 【壱発ラーメン 福生店】 May 18, 2024
歌舞伎町のご長寿食堂 【つるかめ食堂 歌舞伎町店】 May 17, 2024
The 名演! 【NHKホール】 May 15, 2024
いわゆる奥渋にて 【増田屋】 May 14, 2024
結局、いつもいつもの… 【杜の都寿司田 仙台駅ビル店】 May 13, 2024
〽ひろせがわ~ 【仙台城跡】 May 13, 2024
5月4日は植物園の日 【神代植物公園】 May 11, 2024
深大寺といえば… 【一福茶屋】 May 10, 2024
東京を代表する古刹 【深大寺】 May 09, 2024
Ranking
          
          
Category
Category-2