未来都市に残る昭和な… 【西河製菓店】
2023.02.18
自転車で二子玉川まで行ってみることにした。
甲州街道または京王線に目に見えない線が引かれていて、その先をほとんど知らない。
限界というより節度であり、やりすぎないよう働いている無意識の自制心である。
そういう枠内の世界にマンネリを感じていて、リミッターを外してみようということ。

直線距離で22km。
車でも使える裏道的なルートを考え、武蔵境から天文台通り→大沢コミュニティ通り→佐須街道→三鷹通り→布田南通り→品川通り→狛江通り… で、狛江駅まで。
世田谷通りを少し下って水道道路に入り、あとはひたすら東へ進むだけ。
その“ひたすら”が長かった。
測距すると野川の天神森橋まで3kmちょっとしかないが、その3倍ほどにも感じられる。
ずいぶん遠いとこまで来ちゃったなぁ… という心細さがそう感じさせる。
芥川龍之介の『トロッコ』という小説ありますよね… (〃 ̄ω ̄〃ゞ

二子玉川までの走行距離は27km強。
ここはどこ…?

昔、新丸子に住んでいたころは花火見物に自転車で来たりとなじみあるつもりでいたニコタマだが、それも30年以上も前の話。
「ナムコ・ワンダーエッグ」はどこ…? (笑)

目的はルート開拓であり、昼ごはんのことは何も考えていない。
とりあえず証拠にお土産を買おうと“二子玉川_和菓子”でググる。

ヒットした“行列のできる”と書いてある和菓子屋さんに行ってみる。
本当に行列なのだった。

この行列はなぁ… とちょっと迷い、もう1店の候補を「ライズ」地下までのぞきに行ったがお高いのでやっぱりこっち… と戻ってみると、行列の人数は減っていたが品ぞろえもかなり減っていた。
慌てて並びました。

「西河製菓店」は1967(昭和42)年創業。
老舗の人気店だが事業拡大することなくそのまま続けてこられたような、普通の街の和菓子屋さんである。
なので、とにかく安い。
目玉商品? の豆大福が140円!

運よく残っていた豆大福とうぐいす餅を2個ずつ買う。

僕の前に並んでいたご夫婦が、お会計のあと、
「ダメだ、安すぎる。デパート行こう(笑)」
想像するに、訪問先への手土産をこちらで購入したが、常識的な手土産の予算ラインを大幅に下回ってしまい、デパートで買い直しと(笑)。
それを聞いたお店のおばさま、
「でも3月には少しずつ値上げするんですよ…」
「あ、原材料価格が…」
「もう何もかも値上がりしちゃって」

こちらの屋号は荒木又五郎… って、そんなネタ誰も知らないだろう ヾ(-_-;)
そもそも和菓子は多品種少量生産で手間がかかりそうなわりに価格が安すぎる。
前記事への当てこすりじゃないが、買うほうはうれしいが商売としていまの世の中、どうなのか。
それで立ち行かなくなって… ということでは元も子もないわけで。



古い商店街入り口のシンボル的存在とお見受けする。
未来都市的変貌を続ける街だからこそ、残り続けていただきたいと強く思うのである。

[DATA]
西河製菓店
東京都世田谷区玉川3-23-29
https://www.instagram.com/nishikawa_futako/
[Today's recommendation]

https://youtu.be/CcXj1eZeqhU




帰りは環八から。高井戸が遠い…💦
自転車で二子玉川まで行ってみることにした。
甲州街道または京王線に目に見えない線が引かれていて、その先をほとんど知らない。
限界というより節度であり、やりすぎないよう働いている無意識の自制心である。
そういう枠内の世界にマンネリを感じていて、リミッターを外してみようということ。

直線距離で22km。
車でも使える裏道的なルートを考え、武蔵境から天文台通り→大沢コミュニティ通り→佐須街道→三鷹通り→布田南通り→品川通り→狛江通り… で、狛江駅まで。
世田谷通りを少し下って水道道路に入り、あとはひたすら東へ進むだけ。
その“ひたすら”が長かった。
測距すると野川の天神森橋まで3kmちょっとしかないが、その3倍ほどにも感じられる。
ずいぶん遠いとこまで来ちゃったなぁ… という心細さがそう感じさせる。
芥川龍之介の『トロッコ』という小説ありますよね… (〃 ̄ω ̄〃ゞ

二子玉川までの走行距離は27km強。
ここはどこ…?

昔、新丸子に住んでいたころは花火見物に自転車で来たりとなじみあるつもりでいたニコタマだが、それも30年以上も前の話。
「ナムコ・ワンダーエッグ」はどこ…? (笑)

目的はルート開拓であり、昼ごはんのことは何も考えていない。
とりあえず証拠にお土産を買おうと“二子玉川_和菓子”でググる。

ヒットした“行列のできる”と書いてある和菓子屋さんに行ってみる。
本当に行列なのだった。

この行列はなぁ… とちょっと迷い、もう1店の候補を「ライズ」地下までのぞきに行ったがお高いのでやっぱりこっち… と戻ってみると、行列の人数は減っていたが品ぞろえもかなり減っていた。
慌てて並びました。

「西河製菓店」は1967(昭和42)年創業。
老舗の人気店だが事業拡大することなくそのまま続けてこられたような、普通の街の和菓子屋さんである。
なので、とにかく安い。
目玉商品? の豆大福が140円!

運よく残っていた豆大福とうぐいす餅を2個ずつ買う。

僕の前に並んでいたご夫婦が、お会計のあと、
「ダメだ、安すぎる。デパート行こう(笑)」
想像するに、訪問先への手土産をこちらで購入したが、常識的な手土産の予算ラインを大幅に下回ってしまい、デパートで買い直しと(笑)。
それを聞いたお店のおばさま、
「でも3月には少しずつ値上げするんですよ…」
「あ、原材料価格が…」
「もう何もかも値上がりしちゃって」

こちらの屋号は荒木又五郎… って、そんなネタ誰も知らないだろう ヾ(-_-;)
そもそも和菓子は多品種少量生産で手間がかかりそうなわりに価格が安すぎる。
前記事への当てこすりじゃないが、買うほうはうれしいが商売としていまの世の中、どうなのか。
それで立ち行かなくなって… ということでは元も子もないわけで。



古い商店街入り口のシンボル的存在とお見受けする。
未来都市的変貌を続ける街だからこそ、残り続けていただきたいと強く思うのである。

[DATA]
西河製菓店
東京都世田谷区玉川3-23-29

[Today's recommendation]

https://youtu.be/CcXj1eZeqhU




帰りは環八から。高井戸が遠い…💦