おしゃれなレトロ感? 【キッチン若松】
2017.06.18
5年前に「信州そば若松」から「キッチン若松」にリニューアル(「東村山グルメ日記2」参照)。
フライものやハンバーグ、ナポリタンといった洋食メニュー中心の展開に切り替え、それが成功していまや人気店となっている。

リニューアル時に人目を引いたのが、さくら通りに面した外壁に掛けられた大きな料理写真。
ミートソーススパゲティとハンバーグという、どう考えてもそば屋では出していなかったであろう新規メニューを前面にアピールしているあたりに決意のほどがうかがえた。
一方で、どう考えてもそば屋時代の人気メニュー、かつ丼と天丼がそれと同格に扱われているあたり、保険かけてるな… と。

内装もきれいにリフォームされていて、壁の一部のあずき色をメインカラーに、暖簾、いすの座面、ブラインドカーテンが同色にコーディネートされている。
ただ、メニューブックの表紙デザインや割り箸入れが完全にそば屋仕様というあたり、素性が見え隠れして面白い。
入って右側のテーブル席はそれぞれ衝立で仕切ってあるのでゆったりくつろげる。
いちばん奥のテーブルに着き、豚生姜焼き定食890円(私)とかつカレーライス890円(妻)を注文。

隣のテーブルは女系3世代、その向こうは若い家族と、2日続けて小さい子率が高い。一方で高齢者の単独客もいて、地元密着度は高そうだ。
店員は、ホール係のおばちゃんと、ときどき厨房からヘルプで出てくる大女将。厨房の奥はうかがえない。
まずかつカレーが出てきたので妻の前を指さすと、「あ、こっちなの?」と、おばちゃんは意表を突かれたような反応。
推測だが、男女でご飯の量を変えていて、かつカレー=おやじ、と決めてかかったんじゃないだろうか。すごくご飯が多く見える。

続いて僕の生姜焼き。
ご飯の量は普通だ。

ついでにマヨネーズのボトルをドン。
定食のキャベツ用と思われ、業務用1kgという感じのチューブがどの席にもドンと置かれる。

生姜焼きは厚めのロース肉が4枚。
ショウガのほか、甘みを出すためにタマネギやリンゴなんかを下ろして漬け込んである感じ。とても軟らかく、甘めの味付けでご飯が進む。
キャベツ、トマト、パセリとマカロニサラダが添えてある。生姜焼きにレモンというのは珍しいかも。

小鉢はキュウリとモヤシのサラダ、ワカメとネギのみそ汁、たくあんに白菜漬け。
かつカレーにはキャベツときゅうりのサラダ、コンソメスープ、酢ラッキョウに福神漬けが付く。

子連れの人たちが出て、1時を過ぎて『NHKのど自慢』が終わるのを見計らったかのように、若いいまどきのカップルが2組、立て続けに入店。
古い店で若い客を見かけても不思議とは思わないが、おしゃれなのは珍しいかも。このあたりでは。
洋食メニュー×丼もののミスマッチのように、きれいにリフォームしたけれどもセンスは昭和そのもの、みたいなズレが若い人に受けているのかもしれない。
それでいて新しく清潔だから安心感もある。安全・安心なレトロ。いってみれば、レトロ規格のおしゃれアイテム認証。
この人たちは神楽坂や谷根千のノリでこの店を楽しんでいる、と言ったら言いすぎだろうか? 言いすぎだな(笑)。
彼らのテーブルに若松ランチが運ばれてきて、男のほうが手を挙げると、「あ、こっちなの?」とおばちゃん。ご飯茶わんをいったん下げて、てんこ盛りにして戻ってきた。
見込みで動くんじゃなく、確認をとったほうがいいと思う(笑)。

[DATA]
キッチン若松
東村山市栄町2-21-14
[Today's recommendation]




ゴイサギ(野火止用水 / 東村山市恩多町)

https://youtu.be/x_ZPceluIsY
5年前に「信州そば若松」から「キッチン若松」にリニューアル(「東村山グルメ日記2」参照)。
フライものやハンバーグ、ナポリタンといった洋食メニュー中心の展開に切り替え、それが成功していまや人気店となっている。

リニューアル時に人目を引いたのが、さくら通りに面した外壁に掛けられた大きな料理写真。
ミートソーススパゲティとハンバーグという、どう考えてもそば屋では出していなかったであろう新規メニューを前面にアピールしているあたりに決意のほどがうかがえた。
一方で、どう考えてもそば屋時代の人気メニュー、かつ丼と天丼がそれと同格に扱われているあたり、保険かけてるな… と。

内装もきれいにリフォームされていて、壁の一部のあずき色をメインカラーに、暖簾、いすの座面、ブラインドカーテンが同色にコーディネートされている。
ただ、メニューブックの表紙デザインや割り箸入れが完全にそば屋仕様というあたり、素性が見え隠れして面白い。
入って右側のテーブル席はそれぞれ衝立で仕切ってあるのでゆったりくつろげる。
いちばん奥のテーブルに着き、豚生姜焼き定食890円(私)とかつカレーライス890円(妻)を注文。

隣のテーブルは女系3世代、その向こうは若い家族と、2日続けて小さい子率が高い。一方で高齢者の単独客もいて、地元密着度は高そうだ。
店員は、ホール係のおばちゃんと、ときどき厨房からヘルプで出てくる大女将。厨房の奥はうかがえない。
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まずかつカレーが出てきたので妻の前を指さすと、「あ、こっちなの?」と、おばちゃんは意表を突かれたような反応。
推測だが、男女でご飯の量を変えていて、かつカレー=おやじ、と決めてかかったんじゃないだろうか。すごくご飯が多く見える。

続いて僕の生姜焼き。
ご飯の量は普通だ。

ついでにマヨネーズのボトルをドン。
定食のキャベツ用と思われ、業務用1kgという感じのチューブがどの席にもドンと置かれる。

生姜焼きは厚めのロース肉が4枚。
ショウガのほか、甘みを出すためにタマネギやリンゴなんかを下ろして漬け込んである感じ。とても軟らかく、甘めの味付けでご飯が進む。
キャベツ、トマト、パセリとマカロニサラダが添えてある。生姜焼きにレモンというのは珍しいかも。

小鉢はキュウリとモヤシのサラダ、ワカメとネギのみそ汁、たくあんに白菜漬け。
かつカレーにはキャベツときゅうりのサラダ、コンソメスープ、酢ラッキョウに福神漬けが付く。

子連れの人たちが出て、1時を過ぎて『NHKのど自慢』が終わるのを見計らったかのように、若いいまどきのカップルが2組、立て続けに入店。
古い店で若い客を見かけても不思議とは思わないが、おしゃれなのは珍しいかも。このあたりでは。
洋食メニュー×丼もののミスマッチのように、きれいにリフォームしたけれどもセンスは昭和そのもの、みたいなズレが若い人に受けているのかもしれない。
それでいて新しく清潔だから安心感もある。安全・安心なレトロ。いってみれば、レトロ規格のおしゃれアイテム認証。
この人たちは神楽坂や谷根千のノリでこの店を楽しんでいる、と言ったら言いすぎだろうか? 言いすぎだな(笑)。
彼らのテーブルに若松ランチが運ばれてきて、男のほうが手を挙げると、「あ、こっちなの?」とおばちゃん。ご飯茶わんをいったん下げて、てんこ盛りにして戻ってきた。
見込みで動くんじゃなく、確認をとったほうがいいと思う(笑)。

[DATA]
キッチン若松
東村山市栄町2-21-14
[Today's recommendation]




ゴイサギ(野火止用水 / 東村山市恩多町)

https://youtu.be/x_ZPceluIsY