彩りも華やかなそばランチ 【そば季菜 はや川】

2017.06.16

 そばの名店が多い東村山でも人気で、特にイメージ的に女性支持率が高そうな「はや川」。1人で入るにはハードルも高そうだが、このあたりは勤め人が多いので1時を過ぎれば客足も引いているだろうと、思い切って暖簾をくぐる。
混んでいるというわけではないが、それでも僕の許容密度からするとギリギリのところ。というか、中央の8席の大テーブルに通されたのだが、そこには向かいに1人客と2人組、右横に1人と、OL風の女性が4人も座っていて、普段そういう人種との接点がないのできわめてストレスフルな状況に陥ってしまっている。
なるほど、女性支持率が高い(笑)。

ランチメニューから、おむすびセットにしようと思って入ったのだが、おむすびの具に不安を感じ急きょ天むすびセット1000円に変更。
店内は照明を落としスポットライトを当てて上品でしゃれた雰囲気を醸し出している。個室や小テーブルの一画との仕切りにはよしずを使い、小さいお店ながらパーソナルスペースに配慮し、かつ息苦しさの回避も図られている。大テーブルは無垢、ほかにも内装の基調は木や竹材で、照明の効果もあってとても落ち着く。


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さて、大テーブルのもう1人の客、左隣の初老男性の右手、つまり僕の目の前に芋焼酎のボトルがある。メタボリックな土建屋風が天ぷらをアテに焼酎の水割りをちびちびやっている。
つい10日前もそば屋でまったく同じ光景を目撃した。しかし今回それほど違和感がないのは、店内の照明効果に加え、そろそろ西に傾きだした日の光が入り口側の窓に逆行の目くらましをつくり、それが長居OK、飲酒OK のサインと受け取れるからだ。
小テーブルの男性2人組も途中でそばを注文していたから、それまでは飲んでいたのだろう。


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ランチは、そば(せいろまたはかけ)、小鉢、お新香、甘味付き。本日は、小鉢がいんげんとキャベツのごま酢あえ、お新香は白菜、甘味はオレンジ寒天。
そば(せいろそば)は細切りだがコシが強く食べ応えがあり、そこそこ香る。量はセットにしてはまあまあ。つゆは鰹だしの香りが効いた甘辛バランスのよいもの。
ただ、そばが非常に短く、すすらなくてもいいようにという女性客への配慮なのかもしれないが、若干欲求不満が残る。最後、相当量の切れ端がざるの目に残り、残すのもなんだし、1本1本つまみ上げるのもいじましいし、どうにかならないものか。

天むすびは見るからに食べづらそうなので、ほぼ食べ終わっている目の前の2人が席を立ってから手を付けようと思っていたのだが、こういう人たちは行動がゆっくり。食べ終えてひとしきり談笑して、左の人が上着を羽織り、右の人が眼鏡を装着後、再びおしゃべり。財布を取り出しても会話は終わらず、なかなか立とうとしない。
もうほかは全部食べてしまったので、仕方なく天むすびをほおばる。案の定、崩れる。海苔が噛み切りにくいタイプで、にぎりが緩いと、だいたいこうなる。これもどうにかならないものか。

と、いくつか個人的に改善要求は出たが、構成的にもボリューム的にも満足のいくランチ。もちろん味も雰囲気もよい。
結局、女性たちは順次出て、僕も含めておっさん4人が残り、急にしょぼくれた雰囲気になってしまった。お店には悪いことをした(笑)。


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[DATA]
そば季菜 はや川
東京都東村山市本町2-1-14


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