洋食の追憶 【ホテルオークラレストラン ゆりの木】
2022.11.19
東京国立博物館内にはレストラン2軒、カフェ1軒のほか自販機を備えたラウンジもあり、補給しつつ、広い館内を一日かけて回れるようになっている。
僕らの場合、はじめに「150年後の国宝展」を見て(前記事)、本館~平成館の展示を見て(前々記事)、食事をして(本記事)、庭園の散策から法隆寺宝物館へ(前々記事)という感じ(※記事の掲載順とは異なります)。
これでも半分も見られていないと思う。

「カフェ ゆりの木」(左)と「ホテルオークラレストラン ゆりの木」(右)
食事は東洋館内の「ホテルオークラレストラン ゆりの木」で(もう1軒の「ガーデンテラス」は休業中)。

実は「150年後の国宝展」のあとレストランに向かったんだが、途中にある本館をちょっとのぞいてみるつもりが1時間も見学してしまい、「ゆりの木」来店は12時すぎになった。
待ち時間40分。いやー、失敗失敗 (;^_^A

シンボルのユリノキ(左)
ちなみにレストランの名前の由来となっているのが本館前に立つユリノキの巨木で、1881(明治14)年に植えられたという博物館のシンボルツリーである。
東博は「ユリノキの博物館」とも呼ばれ、公式キャラクターも「トーハクくん」と「ユリノキちゃん」だ。

メニューは和洋中とそろうが、店内のつくりやサービススタイルは、(ホテルだけに)洋式である。(ホテルだけに)お高くもある。
上野公園といえば洋食がイメージされるのは、このように文化施設の多いことと関係しているかもしれない。
大学受験時の198X年2月――
当時“東北の玄関口”と呼ばれた上野駅に降り立った僕と友人HSは、何を思ったか動物園に向かった(←勉強しろよ)。動物園の様子などは記憶にないが、その手前の洋食店で食事したことを覚えている。ほぼ初めてハンバーグというものを食べ、うまいものだなぁ… と思ったものだが、店を出たとたん「まずいハンバーグ…」とHS。えー? ハンバーグのうまいまずいがわかるんだ。さすが街の子は違うな… と、田舎の中の田舎生まれの僕はミョーに感心させられたのだった。
思えば東京での最初の食事である。

こちらは残念ながらハンバーグはないようだが、上野公園の追憶ということで洋食系のカツカレー ミニサラダ付きに。

ホテルらしく上品なカレー。
丁寧にこしてあって舌触りが滑らか。しっかりフォンをとりバターと生クリームで仕上げた… というような濃厚な味わいである。

相方はネギ好き埼玉県民の追憶かどうか、葱とチャーシューの細切りつゆそば。

こちらもホテルらしく上品な透き通ったスープ。
“つゆそば”のネーミングがいいね。

ネギとチャーシューのほかにレタスが入っていて、食感のアクセントになっている。
細切りにして絶妙な火加減で仕上げるとネギがこんなに洗練される、さすがホテル中華。

ところで、ちょっと前の記事に「ラーメンと焼きそばとカレー以外に食べ物を知らんのかーい…!」と、半ば冗談で書いているが、なんと、ホテルレストランでもその枠を出ていない。
もはや冗談とはいえず、文字どおりシャレにならん ( 〃 ̄ω ̄〃ゞ ウーム

[DATA]
ホテルオークラレストラン ゆりの木
東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館東洋館内
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=124
[Today's recommendation]

https://youtu.be/wVvaDWumVIo




東京国立博物館内にはレストラン2軒、カフェ1軒のほか自販機を備えたラウンジもあり、補給しつつ、広い館内を一日かけて回れるようになっている。
僕らの場合、はじめに「150年後の国宝展」を見て(前記事)、本館~平成館の展示を見て(前々記事)、食事をして(本記事)、庭園の散策から法隆寺宝物館へ(前々記事)という感じ(※記事の掲載順とは異なります)。
これでも半分も見られていないと思う。

「カフェ ゆりの木」(左)と「ホテルオークラレストラン ゆりの木」(右)
食事は東洋館内の「ホテルオークラレストラン ゆりの木」で(もう1軒の「ガーデンテラス」は休業中)。

実は「150年後の国宝展」のあとレストランに向かったんだが、途中にある本館をちょっとのぞいてみるつもりが1時間も見学してしまい、「ゆりの木」来店は12時すぎになった。
待ち時間40分。いやー、失敗失敗 (;^_^A

シンボルのユリノキ(左)
ちなみにレストランの名前の由来となっているのが本館前に立つユリノキの巨木で、1881(明治14)年に植えられたという博物館のシンボルツリーである。
東博は「ユリノキの博物館」とも呼ばれ、公式キャラクターも「トーハクくん」と「ユリノキちゃん」だ。

メニューは和洋中とそろうが、店内のつくりやサービススタイルは、(ホテルだけに)洋式である。(ホテルだけに)お高くもある。
上野公園といえば洋食がイメージされるのは、このように文化施設の多いことと関係しているかもしれない。
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大学受験時の198X年2月――
当時“東北の玄関口”と呼ばれた上野駅に降り立った僕と友人HSは、何を思ったか動物園に向かった(←勉強しろよ)。動物園の様子などは記憶にないが、その手前の洋食店で食事したことを覚えている。ほぼ初めてハンバーグというものを食べ、うまいものだなぁ… と思ったものだが、店を出たとたん「まずいハンバーグ…」とHS。えー? ハンバーグのうまいまずいがわかるんだ。さすが街の子は違うな… と、田舎の中の田舎生まれの僕はミョーに感心させられたのだった。
思えば東京での最初の食事である。

こちらは残念ながらハンバーグはないようだが、上野公園の追憶ということで洋食系のカツカレー ミニサラダ付きに。

ホテルらしく上品なカレー。
丁寧にこしてあって舌触りが滑らか。しっかりフォンをとりバターと生クリームで仕上げた… というような濃厚な味わいである。

相方はネギ好き埼玉県民の追憶かどうか、葱とチャーシューの細切りつゆそば。

こちらもホテルらしく上品な透き通ったスープ。
“つゆそば”のネーミングがいいね。

ネギとチャーシューのほかにレタスが入っていて、食感のアクセントになっている。
細切りにして絶妙な火加減で仕上げるとネギがこんなに洗練される、さすがホテル中華。

ところで、ちょっと前の記事に「ラーメンと焼きそばとカレー以外に食べ物を知らんのかーい…!」と、半ば冗談で書いているが、なんと、ホテルレストランでもその枠を出ていない。
もはや冗談とはいえず、文字どおりシャレにならん ( 〃 ̄ω ̄〃ゞ ウーム

[DATA]
ホテルオークラレストラン ゆりの木
東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館東洋館内

[Today's recommendation]

https://youtu.be/wVvaDWumVIo



