一日楽しめる巨大ミュージアム 【東京国立博物館】
2022.11.19
朝のニュースで面白そうな展覧会のことをやっていた。
週末、さっそく行ってみることにした。
場所は上野。
例によって概要をろくに頭に入れずに現地へ。
国立博物館? 科博と違うの?

「東京国立博物館」は、上野公園中央通りを上って大噴水の先の信号を渡ったところ。
「国立科学博物館」はその手前の右手。
“科博”と“東博”は道を挟んで斜向かいの位置関係にある。

1872年創立で、現在、創立150年記念特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」が開催されている。
雪舟「秋冬山水図」、菱川師宣「見返り美人図」、尾形光琳「八橋蒔絵螺鈿硯箱」… と、美術愛好家垂涎の目録であるが、今回の目的はこれにあらず。
同じく“国宝”を冠する展覧会だが、国宝は国宝でも…。
というように、同時並行的に多くの催しが行われている巨大ミュージアムである。

まずは博物館の概要。
――1872年、東京・湯島聖堂大成殿で開催された博覧会。東京国立博物館の歴史はここからはじまりました。文化財を収集し、調査し、そして修復する。その成果を展示を通してご観覧いただき、教育に活かし、みなさんに触れていただくことで、文化の保護と継承を続けていく。これが私たちの使命です。(「東京国立博物館とは」)

本館

東洋館

表慶館
公園の大噴水池と対をなす池を囲んで、正面に本館、左右に表慶館、東洋館がシンメトリーに配置されている。
本館の左うしろには続きとなっている平成館、表慶館の背後に法隆寺宝物館、道を挟んでその向こうに黒田記念館。
主要展示施設は以上6つ。

平成館

法隆寺宝物館
本館の後ろには古民家を備えた庭園。
レストラン2店、カフェ1店。

庭園

東洋館にあるレストランとカフェ
とにかく展示品が多く、いくつもの企画が併設されているので、何を見てるんだか途中でわからなくなる ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
本館に入って最初の「近代の美術」という企画は一応ちゃんと見た。
――明治・大正の絵画や彫刻、工芸を中心に展示します。明治5年(1872)の文部省博覧会を創立・開館のときとする当館は、万国博覧会への出品作や帝室技芸員の作品、岡倉天心が在籍していた関係から日本美術院の作家の代表作など、日本美術の近代化を考える上で重要な意味を持つ作品を数多く所蔵しています。これらによって明治、大正、そして昭和にかけての日本近代の美術を概観します。(「近代の美術」)

下村観山「白狐」

土田麦僊「明粧」

3代德田八十吉「燿彩鉢」

海野清「埃及猫置物」

初代魚住為楽「銅羅」

高村光雲「老猿」(重要文化財)
これは、本館・平成館の膨大な展示のほんの序の口。
このまま写真を張っていってもとりとめがなくなるだけなので、以下ざっくりと。

突線鈕3式銅鐸(平成館「日本の考古~弥生時代の祭りの道具―銅矛、銅剣、銅戈と銅鐸―」)

慶長大判・慶長小判・慶長丁銀(平成館「日本の考古~掘り出された江戸の金貨」)

根付 高円宮コレクション(平成館 企画展示室)

金銅灌頂幡=レプリカ(法隆寺宝物館)

庭園 九条館

黒門(重要文化財)
さて、これら貴重な文化財を差し置いても見てみたいと思わせるものがある(と僕が思った)展覧会とは?
(つづく)

[DATA]
東京国立博物館
東京都台東区上野公園13-9
https://www.tnm.jp/
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[Today's recommendation]

https://youtu.be/8mTiw3TQ2BI



https://youtu.be/WFI3a2xZAD0
次号予告
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週末、さっそく行ってみることにした。
場所は上野。
例によって概要をろくに頭に入れずに現地へ。
国立博物館? 科博と違うの?

「東京国立博物館」は、上野公園中央通りを上って大噴水の先の信号を渡ったところ。
「国立科学博物館」はその手前の右手。
“科博”と“東博”は道を挟んで斜向かいの位置関係にある。

1872年創立で、現在、創立150年記念特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」が開催されている。
雪舟「秋冬山水図」、菱川師宣「見返り美人図」、尾形光琳「八橋蒔絵螺鈿硯箱」… と、美術愛好家垂涎の目録であるが、今回の目的はこれにあらず。
同じく“国宝”を冠する展覧会だが、国宝は国宝でも…。
というように、同時並行的に多くの催しが行われている巨大ミュージアムである。

まずは博物館の概要。
――1872年、東京・湯島聖堂大成殿で開催された博覧会。東京国立博物館の歴史はここからはじまりました。文化財を収集し、調査し、そして修復する。その成果を展示を通してご観覧いただき、教育に活かし、みなさんに触れていただくことで、文化の保護と継承を続けていく。これが私たちの使命です。(「東京国立博物館とは」)

本館

東洋館

表慶館
公園の大噴水池と対をなす池を囲んで、正面に本館、左右に表慶館、東洋館がシンメトリーに配置されている。
本館の左うしろには続きとなっている平成館、表慶館の背後に法隆寺宝物館、道を挟んでその向こうに黒田記念館。
主要展示施設は以上6つ。

平成館

法隆寺宝物館
本館の後ろには古民家を備えた庭園。
レストラン2店、カフェ1店。

庭園

東洋館にあるレストランとカフェ
とにかく展示品が多く、いくつもの企画が併設されているので、何を見てるんだか途中でわからなくなる ゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイ
本館に入って最初の「近代の美術」という企画は一応ちゃんと見た。
――明治・大正の絵画や彫刻、工芸を中心に展示します。明治5年(1872)の文部省博覧会を創立・開館のときとする当館は、万国博覧会への出品作や帝室技芸員の作品、岡倉天心が在籍していた関係から日本美術院の作家の代表作など、日本美術の近代化を考える上で重要な意味を持つ作品を数多く所蔵しています。これらによって明治、大正、そして昭和にかけての日本近代の美術を概観します。(「近代の美術」)

下村観山「白狐」

土田麦僊「明粧」

3代德田八十吉「燿彩鉢」

海野清「埃及猫置物」

初代魚住為楽「銅羅」

高村光雲「老猿」(重要文化財)
これは、本館・平成館の膨大な展示のほんの序の口。
このまま写真を張っていってもとりとめがなくなるだけなので、以下ざっくりと。

突線鈕3式銅鐸(平成館「日本の考古~弥生時代の祭りの道具―銅矛、銅剣、銅戈と銅鐸―」)

慶長大判・慶長小判・慶長丁銀(平成館「日本の考古~掘り出された江戸の金貨」)

根付 高円宮コレクション(平成館 企画展示室)

金銅灌頂幡=レプリカ(法隆寺宝物館)

庭園 九条館

黒門(重要文化財)
さて、これら貴重な文化財を差し置いても見てみたいと思わせるものがある(と僕が思った)展覧会とは?
(つづく)

[DATA]
東京国立博物館
東京都台東区上野公園13-9




[Today's recommendation]

https://youtu.be/8mTiw3TQ2BI



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