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地域に根ざした 【瑞穂町農畜産物直売所 ふれっしゅはうす】

2023.08.20

 用事のない日曜日はチョイお出かけというのが最近のパターンだが、夏場のお出かけは少なからず避暑のニュアンスを含むものであり、そういう意味では行き場所が見つからなくなっている。
チョイお出かけ先になりがちな埼玉・群馬方面は名にし負う猛暑地帯。
さらに広範囲に目を向ければ、この1週間の全国最高気温の観測地点は新潟県、長野県、岐阜県、兵庫県…。
もはや逃げ場が見当たらない。

といって一日中家にいるのには耐えられないので、知恵を絞る。
無理やり絞らなくてもいいとも思うが…。


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うどんとゆでまんじゅうが人気らしい直売所が瑞穂町にあるという情報が寄せられた。
場所を調べると、青梅への行き帰りなどによく通る岩蔵街道沿いの、存在自体はよく知っている直売所である。

この暑さで外食する気になれないというのもあり、うどんを買ってきて家で昼ごはんということに。


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農産物直売所は大きいほど当然品数も多く、ワクワクするが、品数が多いほど産地も広範に及び、表示を見てシラケてしまったりもする。
こちら「ふれっしゅはうす」は、“瑞穂町の農家の方が生産した農畜産物を販売する直売所です”瑞穂町HPという地産地消型の直売所である。


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地場野菜のほか果物、漬物、菓子類… と、地域の特性が表れる。
謎の骨董や、外では多肉植物や変わりメダカも売られており、よくわからないがいろいろ穴場感が漂っている気がしないでもない。


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直売所の向かいの棟が「JAにしたま瑞穂経済センター」。
ちょうど米を切らしていたところで「ゆめぴりか」を買う。


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まとめて用が足せてラッキー… と思ったが、いちばんの目的のうどんがなかった。
昼ごはんはうちに帰って、ありもので… かな。


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ゆでまんじゅうとリンゴを買った。
武蔵村山のミカンは有名だが、瑞穂のリンゴ? は、ちょっと驚き。


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気持ちだけでも、涼やかな季節、先取り。


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[DATA]
瑞穂町農畜産物直売所 ふれっしゅはうす
東京都西多摩郡瑞穂町箱根ケ崎612-1
https://www.town.mizuho.tokyo.jp/tyosei/019/003/p007765.html





[Today's recommendation]


https://youtu.be/JLV9pPPaEiE



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魅惑の直売所弁当 【伊佐沼農産物直売所】

2023.08.06

 システム障害が疑われるほど毎日同じ画像を見せられ続けた週間天気予報の最高気温欄に並ぶ7つの“36”の数字に変化が表れたのは1週間前のことで、右端が“34”に。7つ並び続けた🌞マークの右端も☁になった。
8月6日(日)の東京地方の天気は曇り、最高気温は34℃でしょう。

日差しが少なく気温も低い(34℃は低い部類😅)とあれば久々に山歩きでも… ともくろんでいたが、朝起きてみれば相変わらずの強い日差しだし、やっぱり暑いし。

あまり歩かない方向でどうだろう… ということで、伊佐沼のハスでも見に行くことにした。


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伊佐沼は川越市東部に位置する沼で、市民団体が復活させた古代蓮が見られるというので去年行ってみたがほとんど咲いておらず、そのリベンジということで。


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まず沼に隣接する「伊佐沼農産物直売所」へ。


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去年も同じく沼と直売所の観光セットだったが、こちらの直売所には得難い魅力というか高い実力を感じる。
不確定要素の高いハスだけでなく安定感ある直売所も込みと考えると足も向きやすい。


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地場野菜は、カボチャとシイタケとモロヘイヤ。


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ほかに地元メーカーの麺やパン、菓子類などが売られているが、いちばんの魅力は弁当コーナー。
弁当や惣菜が、ガラス張りのオープンなつくりのバックヤードでせっせとこしらえては並べられている。


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目に留まったのが細長いいなりずしで、去年「妻沼聖天山 歓喜院」門前で食べられなかった妻沼名物が思い浮かぶ。
ひつまぶし280円って、すごくない!?
そういえば、このでっかいおにぎり、去年も気になってたんだっけ…!


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そんな感じで弁当コーナーにくぎ付けになってしまったわしら。
ハスを見てどこかで昼ごはん食べて… などと漠然と計画していたが…
「ここで弁当買って家に帰って食べようか…」


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家ならビールも飲めるわけだし、このスタイル、いいね👍


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[DATA]
伊佐沼農産物直売所
埼玉県川越市鴨田922-1
https://www.isanuma-nousanbutsu.com/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/92NpzXXpQtg



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本日のイッピン“うどんかりんとう”


充実の案内所&物産館 【越生町観光案内所OTIC】

2023.05.03

 先日、ネットで次のような投稿を目にした。

――大高取山で伐採したヤマザクラで作ったコースター(鍋置き)を大高取山に登って越生アルプスを見てきた方限定で、無料配布しています。越生町観光協会FB

“越生=越生梅林”以上の知識を持ち合わせていなかったが、ヤマザクラのコースターに興味を引かれちょっと調べたところ、越生町は“ハイキングのまち”宣言をするくらい山歩きが盛んであるらしい。ちょっと面白そう。

ヤマザクラのコースターは今回の目的というか、きっかけ。
きっかけは大事である。


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前々記事に書いているように、歩きだす前に「西口総合案内所(道灌おもてなしプラザ)」に寄っている。
ヤマザクラコースター配布要件などを聞くためだ。


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案内所ではちょうどコースター乾燥中で、「いま持ってってもらってもいいですよ」と係の男性。「このあと大高取山に登ってもらえれば」


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お言葉に甘えて鍋敷きサイズの大きいのとコースターサイズの小さいのを… と、登り始める前にすでにいただいていたのであった。


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駅前の掲示板にも“大高取山に登った方限定”と書いてあるし、いただいた以上、登頂しないわけにはいかないなぁ… と。
前記事に“はじめから決まっていた唯一の目標が、大高取山登頂”と書いたのは、そういう意味だ。


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このあたりに生えていたヤマザクラと思われる


ところで、越生町には観光案内&物産販売の施設が多い。
「西口総合案内所」から80mほど先の駅前通りに「越生町観光案内所OTIC」、そこから飯能寄居線を350mほど寄居方面に進んだところにある「里の駅おごせ 越生町観光センター」、前記事末尾の大高取山山頂から越生梅林側に下ったあたりにある「うめその梅の駅」。


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西口総合案内所

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越生町観光案内所OTIC(右手)

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うめその梅の駅


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今回は最後に立ち寄った「観光案内所OTIC」でお土産を買った。


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地元のクラフトビールを2種類。
ラベルに描かれているのは埼玉県のマスコット「コバトン」だ。


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いまの時期、デトックス効果を期待してわらびを購入。
わらびのアク抜きは意外と難しいが、今回はバッチリ。
たくさん入っていたので、水を替えつつ2~3日は楽しめる。


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地のものに触れるのは、観光のキホンです ( ̄▽ ̄)b


(つづく)


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ヤマザクラコースターにコバトンビール


[DATA]
越生町観光案内所OTIC
埼玉県入間郡越生町越生790
https://ogose-kanko.jp/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/GeUGGyNA6B8



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次号予告


香り立つ武蔵野うどん 【あぐれっしゅげんき村】

2023.02.12

 午前中、車の点検で、そのまま昼ごはんを食べに行くというパターン。
クルマ屋さんがほぼ埼玉な位置なので、自然、埼玉方面ということが多い。
今回、風邪気味の人がいたり、食べすぎ気味の人がいたりで、胃腸にやさしいもの。
まあ、うどんかな。

クルマ屋さんの待ち時間に“所沢_うどん”“入間_うどん”などで検索。
が、スマホの検索に慣れていないというか、ネット情報に親和性が低いというか。
結局、自分情報でしか動けなかったりする。

「“あぐれっしゅ”でもいいけどさ…」


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“あぐれっしゅ”とは、県道126号所沢堀兼狭山線沿いにあるJAいるま野の直売所「あぐれっしゅげんき村」。

――「ほうれん草・小松菜・枝豆・里芋」など多くの新鮮野菜の他、特産品の「狭山茶」を取り揃えています。フードコートではうどんや季節の野菜を使った料理が楽しめます。また、店内ではお惣菜・焼き立てパン・豊洲市場直送の鮮魚・寿司も人気です。あぐれっしゅげんき村HP

そのフードコートのうどん目当てというわけだ。


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ちなみに、あとで判明したことだが、前回の車の点検のときは川越の「あぐれっしゅ川越」でうどんを食べている。
代わり映えがしないというか、芸がないというか ( ̄ω ̄;) エー…


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上のHP引用に書いてある店内のパンやすしなどもフードコートで食べられるので、まず店内売り場をのぞいてみる。
が、日曜日で人出が多いからか、弁当・惣菜・パン・菓子類の棚は12時半にしてほぼ空っぽ。


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おとなしくフードコートの券売機へ。


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券売機の横に“けんちんうどん”の立て看板。
春は名のみの… この時期、まさにそういうのが食べたい。
もう1品、風邪気味の人はかけうどん。
天ぷら盛り合わせも。


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武蔵野系のこちらのうどんはフードコートとは思えない本格手打ち風で人気が高い。
温かいうどんを食べるのは初めてだが、コシがへたらず、温めることで香りも立ち、いうことないうまさである。


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狭山里芋けんちんうどん(ねぎ抜き)

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かけうどん

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天ぷら180円でこの量はすごい… と、前回と同じこと書いてるが、やっぱりすごい。
たまねぎ、にんじん、さつまいもが各2個。1個あたり30円♪


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JA直営だけあって野菜が新鮮、たっぷり、おいしい。
小松菜とにんじんの鮮やかな色に見た目からして元気が出る。
寒の戻りに備えてビタミンチャージ… って感じかな。


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[DATA]
JAいるま野 あぐれっしゅげんき村
埼玉県狭山市堀兼2085-1
https://www.ja-irumano.or.jp/market/genki.html
https://www.facebook.com/jairumano.saitama/





[Today's recommendation]


https://youtu.be/vCnSjMrEGCE



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山河の自然の滋養強壮 【磯崎漁業組合】

2022.12.10

 午前中にワクチン接種予定で憂鬱な土曜の朝。
なんと、これで5回目。
21世紀に入って20年ほど、健康診断の採血2回と胃カメラ1回の計3回しか注射の機会のなかった人間が、コロナで5回、ついでにテニス肘の1回と、たった1年5カ月の間に6回も注射してる。
大丈夫だろうか… ( ̄_ ̄ i)


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20年間で健診2回(笑)でおわかりのように、医療機関は大の苦手。
いまさくさく接種を受けているのは、感染が怖いというより、たとえば新たなGo Toキャンペーンのようなものが行われたとして、その利用条件が最新ワクチンの接種とならないとも限らず、そんなことで出遅れたら悔しいだろうと思うから。

また、ブログ等で食べ歩きの情報発信をしている以上、お店に迷惑の及ぶことのないようできる限り対策をとっておくのは最低限のマナーだとも思っている。

うー… 腕が痛くて上げられない (=_=;)


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家に帰るとすぐに宅配便が来た。
仙台の友人KE君からの松島湾の牡蠣であった。


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注射で弱っていて、ちょうど滋養強壮方面を求めていたところ。いやー、ありがたい。
いつもいつもありがとう。


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うれしさのあまり、変則的でもこうして記事に残そうと考えた。


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松島湾(2019年9月撮影)


日本有数の産地である松島湾や牡鹿半島の牡蠣を食べ比べてここが一番! とKE君が突き止めたのが、松島湾磯崎。


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磯崎漁港はこの前方(2019年9月撮影)


高城川河口に位置し淡水と海水の混じり合う、牡蠣が必要とする栄養の豊富な海域である。
山と海、まさに自然の恵みそのもの。


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殻つきは、説明書きどおりフライパンで蒸し牡蠣に。


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殻が開きかけたところでフタをひっぺがし、ハフハフとパクつく。


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生食用は酢じょうゆで。


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居ながらにして生産地の味わい。
こんな贅沢、そうそう味わえるものじゃない。


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[DATA]
磯崎漁業組合
宮城県宮城郡松島町磯崎磯島1
https://www.matsushima-kanko.com/shopping/detail.php?id=80





[Today's recommendation]


https://youtu.be/-F3B0TgR7Hk


https://youtu.be/RK6b3L8tPHw

10年ほど前にKE君と聴きに行ったコンサートと同じ指揮者・オーケストラによる、同じマーラーとブルックナーの曲目



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古きよき風情を楽しみつつ… 【伊佐沼庵】

2022.07.24

 前記事の続きで、「伊佐沼農産物直売所」の隣にある古民家食堂「伊佐沼庵」へ。


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ざっと概要を記すと、「伊佐沼庵」は農産物直売所と同じ㈲あぐり小江戸による運営で、オープンは2005年11月。古民家「旧戸田家住宅」を改修・整備した建物が使われ、直売所内の加工室で製造された地場産小麦粉を使用したうどんを提供している。


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11:00~14:00が「伊佐沼庵」で、14:30以降は「古民家カフェ&バー smiley」として営業している(カフェタイム14:30~17:00、バータイム18:00~22:00)


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――旧戸田家住宅は、江戸時代後期に市内福原地区(下松原)に建設された古民家で、平成5年3月に現在の位置に移築復元されました。展示家屋として多くの市民の皆様に親しんでいただいていましたが、直売所改修工事にあわせて地元食材を供給する食堂に生まれ変わりました。川越市HP


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旧戸田家住宅はもともとの茅葺き屋根にトタンをかぶせてあり、外観のインパクトはそれほどでもないが、建て付けの悪い引き戸がタイムスリップの扉… という仕掛けでもあるかのように、一歩踏み込めば懐かしくも心地よい空間が広がる。


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土間で靴を脱いで左手の座敷に上がる。


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家のつくりはGWに行った鷲宮神社門前の「大酉茶屋 田々」に似ており、畳の間に座卓5席とテーブル5席ほどがゆったり配置されている。


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僕らで2番目くらいだが、あれよあれよという間に席が埋まった。
知らなかったが、なかなかの人気店らしい。


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注文は、季節限定メニューの冷汁うどんと、メニュー帳トップに載っている伊佐沼庵御膳。


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あっという間に提供され、ゆで置きか見込みゆでかと思われる。
そういう部分を執拗に追及するコメントはよくあるが、ハコの価値などトータルで考えたらどうなのよ… と言いたくなる。どうでもいいけど。


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伊佐沼庵御膳は、うどんもご飯もサラダもデザートも… という方向性。
それどころか、うどんは冷たいのと温かいのが両方のっていて、なかなか斬新かも。


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当然、温かいうどんから食べるわけだが、なんか普通かなぁ… と思いつつ冷たい山菜うどんに箸をつければ、コシの強さに驚かされると… いう組み立てになっていると。


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ミニうな丼は、シシトウがイイね(笑)。
いや真面目な話、先日食べた某チェーン店のうな丼にものっていたが、やや鈍重な甘辛味をシシトウの香りが引き締めてくれるということを発見した… ということが言いたい。


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直売所の加工室で農家のご婦人が打っていらっしゃるらしいが、かつてうどんはどこの家でもふるまわれていたということがあらためて認識されるこの空間。


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大きな家屋に大家族で暮らし、近所の人や親類縁者が集まることも多々あった時代。
それぞれの家庭で手間ひまかけてうどんをつくっていたなんて、いまからすればなんというぜいたく。
うどんの味も違って感じられたかも。


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この店が人気なのは、うどんの味だけでなく、失われた日本の原風景を求める人たちがいまもたくさん存在するから。


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[DATA]
伊佐沼庵
埼玉県川越市鴨田922-1
https://www.isanuma-nousanbutsu.com/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/WaXi7nd0ODc


ローカルスーパー感覚な? 【伊佐沼農産物直売所】

2022.07.24

 1週間前の農産物直売所「あぐれっしゅ川越」の記事に、同じ川越市の「伊佐沼農産物直売所」にも近いうちに行ってみたいと書いている。
「できればハスの咲いているうちに」

ハスというのは、直売所の名称にもなっている伊佐沼に生育する古代蓮のこと。
伊佐沼は川越市東部に位置する沼で、南北約1300m・東西約300mと自然沼としては関東地方で印旛沼に次ぐ広さを誇る。四季を通して釣りが楽しめるほか、西側の伊佐沼公園は花見やBBQのメッカとして、川越市民にはよく知られたスポットらしい。
古代蓮は“伊佐沼の蓮を咲かそう会”という団体が20数年前に復活させ、見学用のデッキを整備するなど保護活動に取り組んでいるとのこと。


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ハスの花を見たいということであれば早いほうがいいので早速行ってみた。
ハスは咲いていなかった。


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葉がすっかり傷んでいたり実が熟した様子だったりで、見ごろは過ぎた感じ。
今朝のニュースで“行田の古代蓮”と聞こえてきた気がするんだが、気のせい?
ハスは土用のころという東北生まれの人間の感覚とはズレがあるもよう。


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つぼみがちらほら残っていたので、まあよしとしよう。


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この直売所に魅力を感じたのは、食事処を併設しているところ。
ハス(沼)、買い物、食事と3要素楽しめそう。


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お食事処「伊佐沼庵」の開店まで時間があるので、まずは買い物。


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直売所はこぢんまりしているが、地場野菜のほか、地元メーカーのパンや菓子類、弁当・惣菜… と多彩な品ぞろえ。豚肉や牛乳、ブルドックソースまで並んでいて、ちょっとしたスーパー感覚だ。


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弁当コーナーには、いなりやちらし寿司、おにぎり… と、これがすごくおいしそう。
バックヤードはガラス張りのオープンなつくりで、スタッフがせっせとおにぎりやポテトサラダをこしらえている。
手づくり感いっぱいな、いびつででっかいおにぎりなど、いまどきなかなかお目にかかれない。
陽気のいい季節には弁当を買って伊佐沼散策も楽しそうだ。

お買い得なニンニク、青唐辛子、モロヘイヤを購入。


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そろそろ11時。
お食事処の開店時間。

(つづく)


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[DATA]
伊佐沼農産物直売所
埼玉県川越市鴨田922-1
https://www.isanuma-nousanbutsu.com/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/IYbaf3Jn9BU



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夏の常備菜・唐辛子みそ


直売所には、うどん 【武州めん あぐれっしゅ川越】

2022.07.18

 家でナス漬けをつくるのにどこかで無農薬のナスを買えないものかと調べているうちに行き着いたのが、川越市の「伊佐沼農産物直売所」。
地図で見ると伊佐沼という大きめの沼の近くで、沼自体が古代蓮の名所らしかったりとなかなか面白そうなエリアである。
ノーチェックだったが、ふだん川越を通過するルートからわずか1km東にずれているだけの、まさに灯台下暗し。

午前中、車の点検の予約を入れてあって、ちょっと遅くなってしまったが、そのまま上福岡、南古谷経由で伊佐沼へ。
が、当の農産物直売所は臨時休業。ガーン…。

こちらにはうどん店も併設されているという情報で、すっかりうどん食べたいモードだっただけに、さらにガーン ( ̄▽ ̄;)!!ガーン

すでに1時半を回り、腹は減るわ、可及的速やかな意思決定は求められるわで…
「うーん… あぐれっしゅ!」
と、目的地を1km西にスライド。


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「あぐれっしゅ川越」では小川町「武州めん」のうどんが食べられる。
うどんアタマの判断として必然的帰結といえましょう。


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一昨年自転車で走っているときに見つけたJAいるま野の直売所「あぐれっしゅげんき村」が気に入って同じような直売所を探し、系列の「あぐれっしゅ川越」も何度か利用している。

上記「伊佐沼農産物直売所」はその「あぐれっしゅ川越」からわずか1kmという位置関係にありながら気づかなかった。
地図上でも灯台下暗し現象は起きるのである。


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「あぐれっしゅ」正面側の入り口

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裏駐車場からの入り口

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「あぐれっしゅ」店内からの入り口


「武州めん」のおさらい。

――1910(明治43)年創業の埼玉県小川町の製麺会社で、本社敷地内に直営部門「武州めん本店」を開業し、小川町の「農協直売所店」、川越市の「あぐれっしゅ川越店」と展開している(あぐれっしゅ川越店は2019年3月オープン)


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セルフ方式で、うどんを注文し好みで天ぷらを皿にとり、その場でお会計、番号札を渡されて席で待つ。


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注文は、ざるうどん並、冷しきんぴらうどん並。
ちくわ天、紅生姜天をピックアップ。


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はじめ店内ほぼ満席で、農産物販売所をぶらぶらして時間をつぶしてから出直したんだが、僕らが入って見る見る客足が引いた。
あとで見るとイートインは14:00までと、のんびりしてる場合じゃなかったらしい。


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冷しきんぴらうどん

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ざるうどんと天ぷら(ちくわ、紅生姜)


太めでよじれが入り一本一本が長いところは、北埼玉の加須うどんに通じるかも。
コシが強いがしっかり咀嚼を受け止める食感で、かみしめると小麦の香りが広がる。
おいしいからじっくりかみながら味わっていると、途中でアゴが疲れてくる(笑)。


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冷しきんぴらうどんは期間限定。
けんちんうどんはよくあるが、同じく根菜を使った田舎くさいうどんとして、ありそうでなさそうなマッチング。
考えてみれば武蔵野うどんにいちばん相性がよい“糧”はごぼう天とにんじん天であり、きんぴらが合わないはずがない。
たっぷりのった揚げ玉と大根おろしと合わさってなかなかおいしい。


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食後に直売所で買い物。
「伊佐沼農産物直売所」にも近いうちに行ってみたい。
できればハスの咲いているうちに。


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[DATA]
武州めん あぐれっしゅ川越
埼玉県川越市城下町45-3
https://www.busyuumen.co.jp/
https://twitter.com/busyu_men





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/qKRle7mgadk



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今日のお買い物


渓谷を歩く 【秋川渓谷 瀬音の湯 物産販売所 朝露】

2022.07.10

 偶然だが、前記事に続きチーズネタ。

木曜日、NHK『サラメシ』を見ていたら、あきる野市にある私立小学校の給食の取り組みについて紹介されていた。
感銘を受けネットで調べているうちに、秋川渓谷にある養沢ヤギ牧場にたどり着いた。

多くのヤギはウシほど品種改良がなされていないため、出産は一年を通して春先の1回だけ。だから搾乳できる時期も限られ当然チーズもそのときしか作れない。
そしていまはフレッシュなヤギチーズが店頭に並ぶ時節なのだ。

フェイスブックで買えるところを確認し、ほかにもいろいろ楽しい要素がありそうな「秋川渓谷 瀬音の湯」へ。


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秋川に支流の養沢川が合流する手前、U字形に蛇行する川に三方を囲まれた地点に位置する。
緑深い山々に囲まれた渓谷で、東京都とは思えないぜいたく感が味わえる。


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施設は、物産販売所と風呂&食堂の2つの棟を中心に構成されている。
入り口の駐車場からのアプローチが狭く奥行きが感じられるつくりになっており、気分が上がる。


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突然、背後から「あー、暑くてダメだこりゃ(笑)」という声が。
見ると、そこは足湯のような施設で、声の主はファンキーなコスチュームの年配の御仁。


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「足湯ですか?」と、社交辞令を述べる。「暑いですよね。やっぱり(笑)」
「いや、もっとすごいのがあるの」と、御仁。「ワタシに『暑いねー!』って声かけてみてください」

「…ん? あ、はい。いきます。『暑いですねー』」
「オレはもっとアツいぜ👍」

(ピ~ ヒャラ~ ラ~)

…あ、ありがとうございました😅


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気を取り直して…(笑)
まずは目的の品物の確認をしなければ。


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入って手前の建物が物産販売所「朝霧」。
店内には朝採りの野菜、手作り品、地元酒蔵の銘酒などなどたくさんの品物が並ぶ。
が、肝心のチーズが見つけられない。


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レジのスタッフに尋ねると、右隅の冷蔵ケースに案内された。
多摩地区の酪農家の生乳を使用した「東京牛乳」など地産地消型の乳製品が並んでいる。


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「今日はよく売れてまして…」と指さす先には…
チーズ、ありました。
なんと、最後の1つ!


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冷蔵品なので悩むところだが、聞いてみると購入品はここで預かってくれるということなので、即購入。
11時すぎとまだ早い時間で油断していたが、危ないところだった。


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養沢ヤギチーズ(養沢ヤギ牧場


いちおう用事は済んだので、周辺を散策してみることに。


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三方を川に囲まれていると書いたが、けっこう谷が深く、下のほうから歓声が聞こえてきていた。
バーベキュー施設か何かがありそうだが、川まで下りられるだろうか?
と、施設から先端部に向かって整備されている遊歩道を歩いていってみると、その先には…


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ガーン…! ( ̄▽ ̄;)!!ガーン


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あ、いかんいかん。黙り込んでしまった。
この絶景が、高所恐怖症の人間にとっては… (; ̄ー ̄川

――石舟橋(いしぶねばし) 全長96mの赤い「つり橋」 記念撮影場所として人気!


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施設に戻り、今度は反対に足湯の背後の小高いところを歩いてみる(上の地図看板参照)
が、夏草が茂っていて軽装では虫刺されなどが気になる。


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少し歩いて道をそれ、駐車場に下ってみると…


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国蝶オオムラサキ


幸運の女神かも。
♂だけど。

ちょっと回り道をすると、思わぬ発見や出会いがあったりする。
足湯のキタキタおやじといい… 💦

(つづく)


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[DATA]
物産販売所 朝露
東京都あきる野市乙津565 瀬音の湯
http://www.seotonoyu.jp/asatsuyu/

http://www.seotonoyu.jp/
https://www.facebook.com/seotonoyu/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/X9mLKTVLUtU


https://youtu.be/nR7y2wrhUtc



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オカトラノオ


素朴な味わいの直売所メニュー 【あぐれっしゅげんき村】

2022.03.27

 施設内食堂が好き。
そういうと昔ながらの学食や庁舎食堂、いまどきはフードコートなんかがイメージされ軽んじられるが、いやいや、そういうのがいいのだ。
子どものころ街に遊びに行けば合同庁舎や電電公社の食堂でよく昼ごはんを食べていたという実体験が根っこにありそうだ。

普通の市役所食堂みたいのも嫌いじゃないが、施設自体の付加価値が高ければなおよい。
古民家リノベとか、大正ロマンとか、北欧風とか「そばの杜」「耕心館 喫茶ストーリア」「カフェ・プイスト」参照)
施設自体は入場無料のところが多く、食事プラスアルファのコスパおよび満足度は相当高くなる。

地図でいろいろ調べて狭山市の稲荷山公園に行ってみることに。
が、時期が悪かった。
東京都心で満開宣言が出されたこの日、公園はどこもいっぱいだったに違いない。稲荷山公園の駐車場入り口には車の列ができている。
とっさの判断力で行き先変更。「あぐれっしゅげんき村」とナビさんに入力。


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「あぐれっしゅげんき村」は県道126号所沢堀兼狭山線沿いにあるJAの直売所。


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フードコート併設でうどんなどが食べられるほか、店内で売られている弁当類のイートインも可。


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記事にするのは2回目だが、こっち方面に来るときは立ち寄ることが多い。


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そんなとき必ず買うのが狭山市「横田屋製菓」の和菓子。
素朴な田舎まんじゅうが懐かしうまし。今日は豆大福を買う。


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あとはサニーレタスとケール。JA直売所だけに。


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さて、昼ごはん。


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前々から次は絶対食べてみようと思っていた所沢市「菊寿司」のお弁当は、残念ながらお休み中。なので前回同様フードコートメニュー2品になった。


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やっぱり外せないのが肉汁うどんと天ぷら。
もう1品はさといもコロッケ定食。


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カフェテリア内はコロナ対策で1人席を多く設けてあり、4人掛けテーブルは満席に近い。
ちょっと風が強かったが、オープンテラスで食べることにした。


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うどんは武蔵野風のよじれのある剛麺で、小麦の香りがよくおいしい。


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肉汁の具は豚肉、ネギ、油揚げ。肉もネギも驚くほどたっぷり入っている。
うま味成分がやや強めだが甘すぎず、コシの強い太麺とよく合う。


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天ぷらは“盛り放題200円”サービスがあったらしいが、コロナ禍につき休止中。
それでも180円でこの量はすごい。


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たまねぎ、にんじん、さつまいもが各2個。
1個あたり30円♪ でサイズも c( ̄▽ ̄)


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さといもコロッケも、でかいのが2個。
中身はほぼサトイモで、農産物直売所にふさわしい素朴メニューなのであった。


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全体で肉汁の豚肉以外ほぼほぼ植物質のヘルシーランチとなった。
ただし、ヘルシーだけどボリューミー。
そっち方面で制限中の人は要注意だ。


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[DATA]
JAいるま野 あぐれっしゅげんき村
埼玉県狭山市堀兼2085-1
https://www.ja-irumano.or.jp/market/genki.html
https://www.facebook.com/jairumano.saitama/





[Today's recommendation]

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https://youtu.be/oqPHe3ZIn14



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