記憶をめぐる旅 ――大山見晴台コース
2022.10.23
前記事の続きで、「大山茶屋処 さくらや」を出ると、すぐ横に“二重社二重瀧 見晴台ハイキングコース入口”の看板。
これが前に来たときに歩いたコースである。

階段を下ってから平らで広い道を歩き始めてすぐ、大山阿夫利神社の摂社・大新稲荷神社が現れる。
昔撮った写真で、てくてく歩く娘の背後に赤い鳥居が写っている。

そんな感じだから、山腹をぐるっと巡るのどかなコースと記憶していたが、すぐに様相は一変。
道の片側は深く切り立ち滑落すればタダでは済まなそうだし、山側からの落石で足元の悪い箇所、グレーチング等で補強されている箇所… と、ちっとものどかじゃない。
数枚の写真しか残っておらず、それに沿って記憶が書き換えられているようなのだ。
それにしても、臆病な自分がこんなところを2歳の娘を連れて歩いたというのが、どうしても納得いかない。
でも見晴台の写真も残っている。謎だ。

二重社

二重瀧
コース中ほどにあるのが二重社と二重瀧。
何と読むのか、ネット上には二様あって(にじゅうしゃ・にじゅうのたき / ふたえしゃ・ふたえのたき)、結局わかっていない。
説明看板――“二重社について”“二重の瀧について”“呪いの杉について”
ぜひお読みいただきたい🙀

説明看板にある“二本の杉”の一本はこれかな…?
この先はつづら折りもあり、道はいっそう険しくなるのだった。

見晴台から眺める大山山頂の光景はさすがに覚えているが、それも写真によるものか…。


ただし、写真は撮っていないが、そのへんの草陰に立派なマムシがとぐろを巻いていたのははっきり覚えている。
記憶とはそういうもので、シナプスにおける樹状突起スパイン増大に伴う情報の重みづけとかに関係するんだね、これが。

見晴台からの眺め。相模原・町田方面
帰路は慣れも入って怖さも減った。
これもニューラルネットワークにおける短期記憶のナンチャラだ。
シラヤマギク、キッコウハグマ、カントウミヤマカタバミ、カンアオイ
おかげで花を見る余裕もできたわけで。
(つづく)

[DATA]
大山見晴台
神奈川県伊勢原市大山
[Today's recommendation]



https://youtu.be/BYRvpJZpfXk


大山参り2日後の今日(2022.10.25)、富士山が真っ白に。大山(左端)も見るからに寒々しく、季節は一気に進んでいる
前記事の続きで、「大山茶屋処 さくらや」を出ると、すぐ横に“二重社二重瀧 見晴台ハイキングコース入口”の看板。
これが前に来たときに歩いたコースである。

階段を下ってから平らで広い道を歩き始めてすぐ、大山阿夫利神社の摂社・大新稲荷神社が現れる。
昔撮った写真で、てくてく歩く娘の背後に赤い鳥居が写っている。

そんな感じだから、山腹をぐるっと巡るのどかなコースと記憶していたが、すぐに様相は一変。
道の片側は深く切り立ち滑落すればタダでは済まなそうだし、山側からの落石で足元の悪い箇所、グレーチング等で補強されている箇所… と、ちっとものどかじゃない。
数枚の写真しか残っておらず、それに沿って記憶が書き換えられているようなのだ。
それにしても、臆病な自分がこんなところを2歳の娘を連れて歩いたというのが、どうしても納得いかない。
でも見晴台の写真も残っている。謎だ。

二重社

二重瀧
コース中ほどにあるのが二重社と二重瀧。
何と読むのか、ネット上には二様あって(にじゅうしゃ・にじゅうのたき / ふたえしゃ・ふたえのたき)、結局わかっていない。
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説明看板――“二重社について”“二重の瀧について”“呪いの杉について”
ぜひお読みいただきたい🙀

説明看板にある“二本の杉”の一本はこれかな…?
この先はつづら折りもあり、道はいっそう険しくなるのだった。

見晴台から眺める大山山頂の光景はさすがに覚えているが、それも写真によるものか…。


ただし、写真は撮っていないが、そのへんの草陰に立派なマムシがとぐろを巻いていたのははっきり覚えている。
記憶とはそういうもので、シナプスにおける樹状突起スパイン増大に伴う情報の重みづけとかに関係するんだね、これが。

見晴台からの眺め。相模原・町田方面
帰路は慣れも入って怖さも減った。
これもニューラルネットワークにおける短期記憶のナンチャラだ。
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おかげで花を見る余裕もできたわけで。
(つづく)

[DATA]
大山見晴台
神奈川県伊勢原市大山
[Today's recommendation]



https://youtu.be/BYRvpJZpfXk


大山参り2日後の今日(2022.10.25)、富士山が真っ白に。大山(左端)も見るからに寒々しく、季節は一気に進んでいる