fc2ブログ

郷愁を誘う 【手焼岩せんべい 小林屋】

2022.10.09

 前号あらすじ☛大宮氷川神社にお参りに来て、駐車場から参道に出るとそこは三の鳥居で、さすがにそれじゃはしょりすぎと長い参道を二の鳥居まで戻り、あらためてお参り開始。と、その前に…

二の鳥居の手前に味のある店構えのせんべい屋さんを発見。
ちょっとのぞいてみることに。


20221009 kobayashiya-11


レトロチックなガラスのショーケースにせんべいが陳列されている様子が郷愁を誘う。
表で品定めをして、お店に入って包んでもらうスタイル。


20221009 kobayashiya-12


店内にも品が並べてあるが、什器・備品類がいちいち年代物っぽい。
あられを盛ってある分厚い陶器の大皿は明治時代のもの、先のガラスケースも昔の特注品。

そんなことを店主のおかあさんが気さくに話してくれる。
お店は68年続くそうだ。


20221009 kobayashiya-13


岩せんべいを2枚、柿の大種・吹雪をそれぞれ100g頼む。


20221009 kobayashiya-22


岩せんべいは創業時より続く看板商品で、店主さんのお母さんがつくり上げた味とのこと。
「母は90歳になっても焼いてましたから」と。
しょうゆとだしのシンプルなレシピをいまも守り続ける。


20221009 kobayashiya-15


焼き上がりのサイズは気象条件などによりまちまちで、小さいものほどよく売れるらしい。
堅焼きが売りだけに、小さく締まった焼き上がりが好まれるというわけだ。
大きめのと小さめのを1枚ずつ選ぶ。


20221009 kobayashiya-1620221009 kobayashiya-1720221009 kobayashiya-18


量り売りのせんべい・あられといえば真っ先に思い出すのが柿の種。
子どものころ柿の種が好きで、親戚の近所の駄菓子屋でそればかり買ってもらっていた。

一方、甘いせんべいは嫌いだったが、中年になって糖衣がけせんべいをおいしいと思うようになった。特に抹茶が好きで、こういうせんべい屋さんでは必ず買ってしまう。
吹雪は抹茶・しそ・白砂糖の糖衣がけやプレーンといったあられ詰め合わせ。


20221009 kobayashiya-20


せんべいもいろいろで、思わず人生を重ねてしまったりする。
そんなノスタルジックなせんべい屋さん。

(つづく)


20221009 kobayashiya-19
※店内の撮影はご遠慮くださいとのこと


[DATA]
手焼岩せんべい 小林屋
埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-66





[Today's recommendation]

wachat221009-22.jpg




https://youtu.be/BJxpM0Mf2Wk



20221009 kobayashiya-21
次号予告


Latest Articles
都内3位の広大な境内を構える 【大宮八幡宮】 Apr 01, 2023
関東(ry) ロード ―6【農村レストラン わらべ】 Mar 30, 2023
地元お母ちゃんの手作りまんじゅう 【道の駅 童謡のふる里おおとね】 Mar 29, 2023
淡水魚好きの聖地的な 【さいたま水族館】 Mar 28, 2023
高尾山御用達! 【甘味 有喜堂】 Mar 27, 2023
創業天保年間 【高尾山 髙橋家】 Mar 25, 2023
薬王院境内の茶屋 【喫茶小坊 一福】 Mar 24, 2023
開山1260余年のパワースポット 【高尾山薬王院】 Mar 23, 2023
見晴台にて 【やまびこ茶屋】 Mar 23, 2023
近場観光☆☆☆ ――高尾山6号路 Mar 22, 2023
昭和のドライブイン的な 【いしだ】 Mar 21, 2023
ホタルの飛ぶ神社 【糀谷八幡宮】 Mar 20, 2023
Ranking
          
          
Category
Category-2