大正ロマンなB級グルメ 【好古壱番館】
2022.09.18
前記事に散策の途中で雨に降られて市役所に避難したと書いているが、11時を回っていたので、はじめ昼ごはんにするつもりだった。
雨宿りしていた銀行の軒先から近い割烹に入ろうと思ったがまだ開店前で、仕方なく市役所に逃げ込んだ次第。
それで少し気持ちの余裕ができ、昼ごはんのお店を再検討。
「なんか名物的なものってないんだろうか?」
「えーと…」とググる相方。「じゃがいも入り焼きそばっていうのがあるよ」
やはり駐車場でもらってきた「蔵の街 うまいもんマップ」で調べると、ありました。
「好古壱番館」というお店の広告に“じゃがいも入り栃木焼きそば”と書いてある。
「蔵の街 うまいもんマップ」より
「このお店、ほかにどんなもの出すんだろう?」
「えーと…、カレーとか」
「いいね。じゃがいも入りカレー?」
「ふつう入ってるがな ヾ(・ω・o)」

ということで、市街をぐるっと回って戻って出発点の駐車場に程近いそば処「好古壱番館」へ。

上記のようないい加減な経緯で決まったお店なので当然何の情報もなかったわけだが、これが大正ロマンか昭和モダンか… というたいへん趣ある外観。
門の奥が「あだち好古館」
位置的には前記事で触れた「とちぎ蔵の街観光館」のすぐ隣で、通りに面した見世蔵と土蔵群からなる同様のつくりとなっている。
見世蔵をリノベしたのが「好古壱番館」で、背後には蔵を改造した博物館「あだち好古館」がある。

やはりレトロチックに趣ある店内。

あとで調べると、このお店、なんとWikipediaにも項目が立っている。
――栃木県栃木市万町にある建築物、および同建築物内で営業する蕎麦屋。蔵の街と呼ばれる栃木市に建築された、初期の本格的な西洋建築の1つである。大正時代の建築であり、好古壱番館(旧安達呉服店店舗)(こうこいちばんかん きゅうあだちごふくてんてんぽ)の名称で、日本国の登録有形文化財に登録されている。
栃木市歴史的風致形成建造物「旧安達呉服店(好古壱番館)」(左)と国登録有形文化財(建造物)「好古壱番館(旧安達呉服店店舗)」(右)の盾
注文は決めてきたとおり、じゃがいも入り栃木焼きそばと壱番館カレーセットと、おそば屋さんだけに気が引けるが、非そば2品。
やっぱり気が引けるので、蕎麦ぜんざいを追加。
じゃがいも入り栃木焼きそばは、想像どおりというかそのまんまというか…。
なんというか、糖質・グルテンフルなビジュアルというか… (・Θ・;)

あっさりめのソース味で、鈍重なじゃがいもゴロゴロでもくどくならないバランスよい味付けだと思う。
このB級グルメ、かなりアリだと思うが、欠点は…
「ビ、ビール… ヽ(´д`)ノ ハァハァ…」
クルマの人は要注意でしょう。

カレーはタマネギ、ズッキーニ、ブナシメジ… と夏野菜たっぷり系。
ただし、じゃがいもは入ってませんでした(笑)。

いわゆるそば屋のカレーとは一線を画すスパイシーな仕上がり。

サラダもそうだが、おそらく地元の野菜を使ったものという力強さを感じる。
地産地消とは、都市部に住む人間からしたらうらやましいかぎり。

食後のぜんざいは、もったりとしたそばがき風。
素朴な粒あんとよく合う。

まったく調べもせずに思い付きで訪れた栃木市だが、思いのほか実力のありそうな観光地であった。
歴史に裏打ちされた街並みが重層的に残されており、今回はその表面をなぞっただけで、まだまだ見どころはたくさんありそう。

古くから続く祭りだけでなく、オクトーバーフェストなどいろいろなイベントもあるらしい。
泊りがけで出掛けても十分楽しめるんじゃないだろうか。

[DATA]
好古壱番館
栃木県栃木市万町4-2
http://tochigi-edo.jp/shop09
https://www.tochigi-kankou.or.jp/spot/kokoichibankan
[Today's recommendation]



https://youtu.be/lJHwc5co6iI
https://youtu.be/2RS0Ke58628


帰路は一般道を通り、バケツをひっくり返すようなのを3度4度くらったが、雨雲を抜けると…
前記事に散策の途中で雨に降られて市役所に避難したと書いているが、11時を回っていたので、はじめ昼ごはんにするつもりだった。
雨宿りしていた銀行の軒先から近い割烹に入ろうと思ったがまだ開店前で、仕方なく市役所に逃げ込んだ次第。
それで少し気持ちの余裕ができ、昼ごはんのお店を再検討。
「なんか名物的なものってないんだろうか?」
「えーと…」とググる相方。「じゃがいも入り焼きそばっていうのがあるよ」
やはり駐車場でもらってきた「蔵の街 うまいもんマップ」で調べると、ありました。
「好古壱番館」というお店の広告に“じゃがいも入り栃木焼きそば”と書いてある。
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「このお店、ほかにどんなもの出すんだろう?」
「えーと…、カレーとか」
「いいね。じゃがいも入りカレー?」
「ふつう入ってるがな ヾ(・ω・o)」

ということで、市街をぐるっと回って戻って出発点の駐車場に程近いそば処「好古壱番館」へ。

上記のようないい加減な経緯で決まったお店なので当然何の情報もなかったわけだが、これが大正ロマンか昭和モダンか… というたいへん趣ある外観。

位置的には前記事で触れた「とちぎ蔵の街観光館」のすぐ隣で、通りに面した見世蔵と土蔵群からなる同様のつくりとなっている。
見世蔵をリノベしたのが「好古壱番館」で、背後には蔵を改造した博物館「あだち好古館」がある。

やはりレトロチックに趣ある店内。

あとで調べると、このお店、なんとWikipediaにも項目が立っている。
――栃木県栃木市万町にある建築物、および同建築物内で営業する蕎麦屋。蔵の街と呼ばれる栃木市に建築された、初期の本格的な西洋建築の1つである。大正時代の建築であり、好古壱番館(旧安達呉服店店舗)(こうこいちばんかん きゅうあだちごふくてんてんぽ)の名称で、日本国の登録有形文化財に登録されている。

注文は決めてきたとおり、じゃがいも入り栃木焼きそばと壱番館カレーセットと、おそば屋さんだけに気が引けるが、非そば2品。
やっぱり気が引けるので、蕎麦ぜんざいを追加。
![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
じゃがいも入り栃木焼きそばは、想像どおりというかそのまんまというか…。
なんというか、糖質・グルテンフルなビジュアルというか… (・Θ・;)

あっさりめのソース味で、鈍重なじゃがいもゴロゴロでもくどくならないバランスよい味付けだと思う。
このB級グルメ、かなりアリだと思うが、欠点は…
「ビ、ビール… ヽ(´д`)ノ ハァハァ…」
クルマの人は要注意でしょう。

カレーはタマネギ、ズッキーニ、ブナシメジ… と夏野菜たっぷり系。
ただし、じゃがいもは入ってませんでした(笑)。

いわゆるそば屋のカレーとは一線を画すスパイシーな仕上がり。

サラダもそうだが、おそらく地元の野菜を使ったものという力強さを感じる。
地産地消とは、都市部に住む人間からしたらうらやましいかぎり。

食後のぜんざいは、もったりとしたそばがき風。
素朴な粒あんとよく合う。

まったく調べもせずに思い付きで訪れた栃木市だが、思いのほか実力のありそうな観光地であった。
歴史に裏打ちされた街並みが重層的に残されており、今回はその表面をなぞっただけで、まだまだ見どころはたくさんありそう。

古くから続く祭りだけでなく、オクトーバーフェストなどいろいろなイベントもあるらしい。
泊りがけで出掛けても十分楽しめるんじゃないだろうか。

[DATA]
好古壱番館
栃木県栃木市万町4-2


[Today's recommendation]



https://youtu.be/lJHwc5co6iI
https://youtu.be/2RS0Ke58628


帰路は一般道を通り、バケツをひっくり返すようなのを3度4度くらったが、雨雲を抜けると…