洋食屋さんのおふくろの味 【キッチンさくら】

2017.06.04

 花小金井駅西の踏切近くから西に新小金井街道まで続くひかりヶ丘商店街。その古い商店街の中央付近に、中華料理屋「清竜」、そば屋「大村庵」、そしてこの洋食屋「キッチンさくら」が身を寄せ合うようにたたずんでいる。
この通りは少し西より一方通行になるが、ちょうどこの部分でいちだんと狭くなるので車1台通るのもやっと。自転車を使う人間にとって、店の前に止めるのに気兼ねするというのも入りにくい理由の一つとなる。

店内は間口のわりに奥行きがあって、思ったよりゆったりしたつくり。手前にテーブル席3卓、奥が調理場とカウンター席になっている。先客は隣のテーブルに初老男女、反対側のテーブルに工員風3人組、カウンターに高齢女性1人。
ランチサービスから、豚カツ定食950円(私)、肉茄子ミソ定食1000円(妻)を注文。


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夫婦らしき初老男女で営まれており、僕の座った位置からは見づらい厨房奥にいるお母さんが調理担当のもよう。こちら側のお父さんは給仕やレジほかサービス全般を受け持つようだ。
主観ではあるが女性主導のお店特有の細やかなセンスというものがあって、たとえばこの店ではかわいい猫柄の箸袋は僕ら2人で模様が違う。また、揚げ物や炒め物中心のメニュー構成にもかかわらず店内に油ぎった様子はまったくなく、清潔感が漂っている。


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まず小鉢(大根とブナシメジの煮物)と漬物(キュウリの浅漬け)が出る。豚カツにはポテトサラダも付く。
続いて肉茄子ミソ定食の配膳。ご飯は家庭サイズのご飯茶わんで、「どんどんおかわりしてください」とお父さん。
ただし、そのあとに来た僕の豚カツ定食のご飯は大きめのどんぶり。どうやら男性・女性でご飯の出し方を変えているようだ。そういうところも気配りが行き届いている。茶わんの模様も猫。猫好きのようだ。

豚カツはけっこう大きめで厚みもある。ご飯も思った以上に多く、男性仕様は案外満腹系かもしれない。そういえば後ろの3人組はよく食いそうだ。
煮物やみそ汁は家庭的で素朴な味わい。甘く油っこい肉茄子ミソもまさにおふくろの味、ご飯が進む。

隣の男女は焼魚定食と焼ソバ。後ろの席にはカツ丼の客も。そのラインアップのユルさというか懐の深さは好ましい。
隣のテーブルは、やはりというか昼ビール。わしらの行くような店での出現率50%を超えるともいわれる喫ビール客。この店もまたそんな客を引き寄せる昭和食堂の一員なのであった。


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[DATA]
キッチンさくら
東京都小平市花小金井6-136-27


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