ここにもガラパゴス系!? 【バスラーメン】
2022.08.06
自転車で長距離移動するようになったのは2000年ころからだが、昔よく通っていたと思われる場所の風景が不意に脳裏に浮かび、これはどこだったかなぁ…? となることがある。
調布方面に行くときに通る、大げさに言えば“谷沿いの尾根道”みたいな地形を思い出した。明らかに谷筋だが川を見た覚えはなく、暗渠になっているか何か。
高台はもちろん見下ろす谷底にも家が立ち並ぶ、考えてみれば不思議な地形で、思い出したらすごく気になりだした。
Googleマップやストリートビューを駆使しても場所は判明せず、実地調査をすることに。
かすかな記憶や土地勘等から消去法で絞り込んでいくと、野川と仙川の間のエリアが有力。
暇を見つけて何度か出かけ、それは三鷹市中原という場所で、川は入間川(中仙川)ということを突き止めた。
なぜそんなことをやっているかというと、その時代の十数年の記憶がまだら模様で、ミッシングリンクを埋める感じというか。で、パズルのピースが一つ埋まったと。
ではそんなところで自分はいったい何をやっていたのか?
謎が新たなナゾを生む ( ̄ω ̄;)

…と長い前フリになってしまったが、つまりバーチャルよりリアルが勝るということが言いたい。
その実地調査のときに見つけたのがこちら👇

ネットではなかなかこういうものは見つからない。
ラーメン屋らしいラーメン屋、久々に見たなぁ… と思いました。

場所は三鷹通り沿いの、まあロードサイド型。
「バスラーメン」の名前のとおり、もともとバス改造屋台で人気を博したお店らしい。
正確な沿革はわからないが、開業がかなり古いことは確かだと思う。
バス改造屋台といえば「くるまやラーメン」が有名だが、そういう商売がはやった時代があったような気がする。
それから、バス時代の雑誌?記事が壁に貼ってあるが、そこには“純九州ラーメンは塩味なんです!!”というキャッチ。
九州ラーメンやとんこつラーメンが東京で市民権を得る以前の時代であることは明らか。
ちなみに“東京背脂豚骨の始祖”吉祥寺「ホープ軒本舗」ですら、学生時代に初めて聞いた口コミは「しょうゆでも塩でもない」だった。

あらためて行ってみて、驚くことに1時すぎで店の前に順番待ち数人。30分ほど時間をつぶして出直したが、その時間(1時半すぎ)でもお客がひっきりなしに入ってくる。
知らなかったが人気店のようなのだ。

注文は辛子高菜700円。
博多系でおなじみの無料トッピングは紅ショウガとおろしニンニクのみかな。

3分ほどと素早い提供。
具は、辛子高菜のほかにノリと小口ネギ、ゴマ。
麺はパツパツの細麺。

スープはきわめてスッキリ… というか、いい意味でうま味抑えめ。
実は昭和末期の似非博多系というかフードコート系というか、ある種ジャンキーなシロモノを予想していたが、とんでもない。
ここにも隔絶された環境下で独自の進化を遂げた、ある意味いまの本場以上にホンモノかもしれない九州ラーメンが存在した!!
たかがラーメン、ちゃちゃっと済ませられる、いいお店を見つけた c( ̄▽ ̄)

[DATA]
バスラーメン
東京都調布市深大寺東町5-26-4
[Today's recommendation]



https://youtu.be/qefoXFsUZNE


4回目から1週間経過。いまがいちばん安全な気がする…
自転車で長距離移動するようになったのは2000年ころからだが、昔よく通っていたと思われる場所の風景が不意に脳裏に浮かび、これはどこだったかなぁ…? となることがある。
調布方面に行くときに通る、大げさに言えば“谷沿いの尾根道”みたいな地形を思い出した。明らかに谷筋だが川を見た覚えはなく、暗渠になっているか何か。
高台はもちろん見下ろす谷底にも家が立ち並ぶ、考えてみれば不思議な地形で、思い出したらすごく気になりだした。
Googleマップやストリートビューを駆使しても場所は判明せず、実地調査をすることに。
かすかな記憶や土地勘等から消去法で絞り込んでいくと、野川と仙川の間のエリアが有力。
暇を見つけて何度か出かけ、それは三鷹市中原という場所で、川は入間川(中仙川)ということを突き止めた。
なぜそんなことをやっているかというと、その時代の十数年の記憶がまだら模様で、ミッシングリンクを埋める感じというか。で、パズルのピースが一つ埋まったと。
ではそんなところで自分はいったい何をやっていたのか?
謎が新たなナゾを生む ( ̄ω ̄;)

…と長い前フリになってしまったが、つまりバーチャルよりリアルが勝るということが言いたい。
その実地調査のときに見つけたのがこちら👇

ネットではなかなかこういうものは見つからない。
ラーメン屋らしいラーメン屋、久々に見たなぁ… と思いました。

場所は三鷹通り沿いの、まあロードサイド型。
「バスラーメン」の名前のとおり、もともとバス改造屋台で人気を博したお店らしい。
正確な沿革はわからないが、開業がかなり古いことは確かだと思う。
バス改造屋台といえば「くるまやラーメン」が有名だが、そういう商売がはやった時代があったような気がする。
それから、バス時代の雑誌?記事が壁に貼ってあるが、そこには“純九州ラーメンは塩味なんです!!”というキャッチ。
九州ラーメンやとんこつラーメンが東京で市民権を得る以前の時代であることは明らか。
ちなみに“東京背脂豚骨の始祖”吉祥寺「ホープ軒本舗」ですら、学生時代に初めて聞いた口コミは「しょうゆでも塩でもない」だった。

あらためて行ってみて、驚くことに1時すぎで店の前に順番待ち数人。30分ほど時間をつぶして出直したが、その時間(1時半すぎ)でもお客がひっきりなしに入ってくる。
知らなかったが人気店のようなのだ。

注文は辛子高菜700円。
博多系でおなじみの無料トッピングは紅ショウガとおろしニンニクのみかな。

3分ほどと素早い提供。
具は、辛子高菜のほかにノリと小口ネギ、ゴマ。
麺はパツパツの細麺。

スープはきわめてスッキリ… というか、いい意味でうま味抑えめ。
実は昭和末期の似非博多系というかフードコート系というか、ある種ジャンキーなシロモノを予想していたが、とんでもない。
ここにも隔絶された環境下で独自の進化を遂げた、ある意味いまの本場以上にホンモノかもしれない九州ラーメンが存在した!!
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たかがラーメン、ちゃちゃっと済ませられる、いいお店を見つけた c( ̄▽ ̄)

[DATA]
バスラーメン
東京都調布市深大寺東町5-26-4
[Today's recommendation]



https://youtu.be/qefoXFsUZNE


4回目から1週間経過。いまがいちばん安全な気がする…