気分は中国旅行! 【友誼食府 立川店】
2022.05.28
前記事の続きじゃないが、せっかく福生まで電車で来ているのだから一本で行ける立川経由で帰ることにした。
昨日Instagramに上がっていた“中華食材店の中のフードコート”というものが気になってしょうがない。
その物件は立川南通りにある「友誼商店」(中華食材店)&「友誼食府」(フードコート)。
知らなかったが池袋に本店のある有名店らしい。
昨年3月オープンの立川店はフードコート併設としては2店舗目で、「友誼商店」グループはほかに蒲田、新大久保、新小岩、横浜、大阪… と展開されている。
いろいろ調べているうちにWikipediaの項目「友誼商店」に行き着いた。
そこに書いてあるのは「友誼商店」という中華人民共和国の国営店舗で、1950年代に外国人観光客、外交官、政府関係幹部向けに高級消費財を販売する総合商店として開設されたと。
――日本には、「友誼商店」という名称の東京店(池袋)、立川店(東京都)、大阪店が設立されているが、中国の友誼商店との関係は公開されていない。
という記述が謎めいてゾクゾクする。
食材店「友誼商店」は、売り場面積はそう広くないが、豊富な品ぞろえと店員さんのアウェーパワーに圧倒される。
なにしろ「写真撮っていいか?」という日本語が通じない (o ̄∇ ̄)o!!ガーン
何でもかんでも買いそうになる衝動を抑えるため、無難なところでお菓子を2袋購入。
そしていよいよ昼ごはんを食べにフードコート「友誼食府」へ。
といっても店内の隅っこへ横移動しただけだが。
テーブル席4人×5卓ほどで、フードコートというよりサイズ的にファストフードやコーヒーショップのようなつくりである。
お店は5~6ブースあるが、品書きやPOPが入り乱れ、境界線がわからない。
街中華のような和式の生ぬるいメニューは見当たらず、料理写真や料理名の字ヅラ(と、おばちゃんたちのツラガマエ)からもネイティブなツワモノ感がビシビシ。
安直に踏み込むのはためらわれ、いったん退却しフードコート外の食材陳列ケース越しに品書きを眺めつつ慎重に品定め。
すると横に同じことをしている日本人カップルがいて、海外旅行先で思いがけず同胞に出会ったかのような安堵感を覚えたのであった ( ̄∇ ̄*)ゞ
「永祥生煎館」
「香辣妹子」
「西安美食」
「沙県小吃」
「友誼早餐」
表にフードコート利用方法の説明書きがあるが、これが一筋縄ではいかない。
僕は「香辣妹子」というブースで成都特製牛肉刀削麺を頼み、お店のおばちゃんに1000円札を渡し(この時点でマニュアルと違う)、おばちゃんは向こうのほうに行ってしばらくして戻ってきてお釣りをくれた。
相方は隣の「西安美食」で羊肉烩面を注文し、お金は払っていないというが、お店のおねえさんはどう見ても調理を開始している。
さあ、どうなるでしょう。
牛肉刀削麺、来る。
羊肉烩面、来ず。
…って、注文通ってなかったみたいだ (; ̄∇ ̄A
注文を受けて作り始めたように見えたんだが、作っていたのは別のお客の分。
こういうのは明らかにおばちゃんとおねえさんの経験値の差で、こんなことしてたらみすみす客を逃がすだけ… と彼女は失敗を重ね学んでいくであろう。わしらは優しいから注文し直したけど。
牛肉刀削麺は軟らかく煮込まれた牛肉がのったピリ辛スープの刀削麺。
辛さの調整ができ、中辛でお願いしたが、まあ中くらいの辛さかな。
スパイシーだが辛さよりうま味の勝るスープで、たっぷりのった牛バラ煮込みの甘辛味も合わさり渾然一体となっていく。
牛くらいしか具がないように見えるが、食べ進むうちに底のほうからキクラゲやら干し豆腐やら大豆モヤシやらが掘り起こされる。
このあたり、盛り付けの概念が日本のラーメンとは根本的に違っている。
羊肉烩面は、羊肉の風味の強い塩味のスープに、刀削麺よりもっと幅広な麺。
うわさのビャンビャン麺である。
ビャンビャンの由来が書いてあるが、要するにわれわれがビロビロとかピロピロとか言ってる感じ?
ちなみに漢字“ビャン”は58画で、常用漢字で最も画数の多い“鬱”のちょうど2倍だ。

具に切りコンブが使われているのが面白い。
内陸の西安料理にコンブというのは、南方の沖縄でコンブが多用されていることに通じるかも。
シンプルながら滋養強壮の高そうなスープである。
オープンから1年以上たっているとは思えないグダグダなシステム… と相方は言うが、僕には逆に1年かけてシステムを壊してきた結果のように感じられた。マニュアルより自分のやりやすいように各自が動いているようにみえるから。
カオスなパワーあふれる、ここはリトルチャイナ。
[DATA]
友誼食府(ゆうぎしょくふ)立川店
東京都立川市柴崎町3-6-23
[Today's recommendation]



https://youtu.be/DeIzCJeHyfA


今日の買い物
前記事の続きじゃないが、せっかく福生まで電車で来ているのだから一本で行ける立川経由で帰ることにした。
昨日Instagramに上がっていた“中華食材店の中のフードコート”というものが気になってしょうがない。
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その物件は立川南通りにある「友誼商店」(中華食材店)&「友誼食府」(フードコート)。
知らなかったが池袋に本店のある有名店らしい。
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昨年3月オープンの立川店はフードコート併設としては2店舗目で、「友誼商店」グループはほかに蒲田、新大久保、新小岩、横浜、大阪… と展開されている。
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いろいろ調べているうちにWikipediaの項目「友誼商店」に行き着いた。
そこに書いてあるのは「友誼商店」という中華人民共和国の国営店舗で、1950年代に外国人観光客、外交官、政府関係幹部向けに高級消費財を販売する総合商店として開設されたと。
――日本には、「友誼商店」という名称の東京店(池袋)、立川店(東京都)、大阪店が設立されているが、中国の友誼商店との関係は公開されていない。
という記述が謎めいてゾクゾクする。
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食材店「友誼商店」は、売り場面積はそう広くないが、豊富な品ぞろえと店員さんのアウェーパワーに圧倒される。
なにしろ「写真撮っていいか?」という日本語が通じない (o ̄∇ ̄)o!!ガーン
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何でもかんでも買いそうになる衝動を抑えるため、無難なところでお菓子を2袋購入。
そしていよいよ昼ごはんを食べにフードコート「友誼食府」へ。
といっても店内の隅っこへ横移動しただけだが。
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テーブル席4人×5卓ほどで、フードコートというよりサイズ的にファストフードやコーヒーショップのようなつくりである。
お店は5~6ブースあるが、品書きやPOPが入り乱れ、境界線がわからない。
街中華のような和式の生ぬるいメニューは見当たらず、料理写真や料理名の字ヅラ(と、おばちゃんたちのツラガマエ)からもネイティブなツワモノ感がビシビシ。
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安直に踏み込むのはためらわれ、いったん退却しフードコート外の食材陳列ケース越しに品書きを眺めつつ慎重に品定め。
すると横に同じことをしている日本人カップルがいて、海外旅行先で思いがけず同胞に出会ったかのような安堵感を覚えたのであった ( ̄∇ ̄*)ゞ
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表にフードコート利用方法の説明書きがあるが、これが一筋縄ではいかない。
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僕は「香辣妹子」というブースで成都特製牛肉刀削麺を頼み、お店のおばちゃんに1000円札を渡し(この時点でマニュアルと違う)、おばちゃんは向こうのほうに行ってしばらくして戻ってきてお釣りをくれた。
相方は隣の「西安美食」で羊肉烩面を注文し、お金は払っていないというが、お店のおねえさんはどう見ても調理を開始している。
さあ、どうなるでしょう。
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牛肉刀削麺、来る。
羊肉烩面、来ず。
…って、注文通ってなかったみたいだ (; ̄∇ ̄A
注文を受けて作り始めたように見えたんだが、作っていたのは別のお客の分。
こういうのは明らかにおばちゃんとおねえさんの経験値の差で、こんなことしてたらみすみす客を逃がすだけ… と彼女は失敗を重ね学んでいくであろう。わしらは優しいから注文し直したけど。
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牛肉刀削麺は軟らかく煮込まれた牛肉がのったピリ辛スープの刀削麺。
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辛さの調整ができ、中辛でお願いしたが、まあ中くらいの辛さかな。
スパイシーだが辛さよりうま味の勝るスープで、たっぷりのった牛バラ煮込みの甘辛味も合わさり渾然一体となっていく。
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牛くらいしか具がないように見えるが、食べ進むうちに底のほうからキクラゲやら干し豆腐やら大豆モヤシやらが掘り起こされる。
このあたり、盛り付けの概念が日本のラーメンとは根本的に違っている。
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羊肉烩面は、羊肉の風味の強い塩味のスープに、刀削麺よりもっと幅広な麺。
うわさのビャンビャン麺である。
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ビャンビャンの由来が書いてあるが、要するにわれわれがビロビロとかピロピロとか言ってる感じ?
ちなみに漢字“ビャン”は58画で、常用漢字で最も画数の多い“鬱”のちょうど2倍だ。

具に切りコンブが使われているのが面白い。
内陸の西安料理にコンブというのは、南方の沖縄でコンブが多用されていることに通じるかも。
シンプルながら滋養強壮の高そうなスープである。
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オープンから1年以上たっているとは思えないグダグダなシステム… と相方は言うが、僕には逆に1年かけてシステムを壊してきた結果のように感じられた。マニュアルより自分のやりやすいように各自が動いているようにみえるから。
カオスなパワーあふれる、ここはリトルチャイナ。
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[DATA]
友誼食府(ゆうぎしょくふ)立川店
東京都立川市柴崎町3-6-23
[Today's recommendation]



https://youtu.be/DeIzCJeHyfA


今日の買い物