いわゆる聖地巡礼? 【大酉茶屋 田々】
2022.04.30
翌日曜日に埼玉県の実家で大事な用事があり泊りがけで準備する相方を車で送っていくことに。
「どうせなら途中どっか寄ってこうか」
「どっかって、どういうとこ?」
「寺社仏閣とか」
「鷲宮神社とか?」
「まさにそういうの!」
久喜市鷲宮(わしみや)の「鷲宮(わしのみや)神社」は、出雲族の草創に係る関東最古といわれる大社。
というか、アニメ『らき☆すた』の舞台といったほうが通じやすいのかも。
アニメに詳しくないが、記憶が正しければいわゆる“聖地”の走りみたいな存在だった。
アニメに詳しくないが神社の名前には聞き覚えがあった。
以前、川崎市に住んでいたころ、実家へは大宮経由で行っており、鷲宮(当時は鷲宮町)は通過地点で、ここには有名な神社があると。
ブームのころ「へえー、あんなとこで…」と興味をひかれていた。
寺社仏閣というか、特に門前町の雰囲気が好き。
おそらく大観光地でもない限り門前町は衰退・消滅の流れにあるが、大社であり聖地である鷲宮神社周辺には門前町らしい雰囲気が残っているかもしれない。
まずお参り。
立地は駅に近い住宅地のようだが、神社は周囲を古い木立に囲まれ、幽玄な静けさに包まれている。
深い森の中にいるような錯覚にとらわれるが、すぐ脇の線路を通る電車の音に現実に引き戻される。
表参道が真っすぐ東に伸びるが、門前町の面影はほぼ残っておらず、衰退商店街の様相。
事前に調べた地図情報でも、飲食店はほとんどなく、唯一興味をひかれた中華屋さんは臨時休業。
大鳥居の真ん前に、地図では見つけられなかった茶屋がある。
おでん・田楽の幟にソフトクリームの置き物。
店頭幕には「大酉茶屋 田々(でんでん)」とある。
門前の茶屋の定番である甘酒やかき氷、ソフトクリームなどの甘味のほか、軽食も提供しているもよう。
まさにこういうの!
引き戸をくぐると土間のようなつくりの前室で、左手が板の間の客席になっている。
なんと、古民家リノベーションスタイルなのである。
いつごろの建物か伺うと、
「大正時代と聞いてます。元は酒屋の建物で」とご主人。「昔はずいぶんにぎわったそうで、こういう建物も最近までそこここに残ってたんですけどね…」
あとで調べると、Wikipediaにも項目が立っていて、こちらはは鷲宮商工会が運営するお休み処「大酉茶屋 わしのみや」として2005年にオープン。
2017年2月にいったん営業を終了したが、翌年11月、現在のご主人が「~田々」として開業させた(こちらの記事に詳しい)。
板の間の奥には畳の部屋もあり、土間では土産物も販売している。
食事メニューとしてはおでんまたは田楽と炊き込みごはんのセットがある。おでんと田楽が売りで、「田々」なのだそうだ。
ほかに海藻ラーメンというものがある。
田楽にも惹かれるが、ラーメンも捨てがたい。
注文はおでんセットと海藻ラーメンセットに。
海藻ラーメンは、上の記事によると、エビと鶏ガラのダブルスープで、4種類の海藻の粉末を練りこんだ独自の麺だそうだ。
トッピングにワカメ、切りコンブ、フノリがたっぷりのヘルシーメニューだ。

おでんセットは、ちくわ、厚揚げ、つくねだんご、大根、しらたきの5種類。
煮込まれたおでんになんとなく非日常を感じる。
配膳のときから漂っていた香ばしい香りは炊き込みごはんから。
おこげがしっかりできていて、もしかすると土鍋で炊いているのかも。
炊き込みのおいしさが十分味わえる。
『らき☆すた』テレビアニメは2007年の放送だそうで、さすがにピーク時のにぎわいには程遠いだろうが、まだアニメ系の参拝客をちらほら見かける。
僕にとっては茶屋めぐりが聖地巡礼みたいなものかもしれないと思った。
[DATA]
大酉茶屋 田々(でんでん)
埼玉県久喜市鷲宮1-8-6
[Today's recommendation]



https://youtu.be/73O7tATQ8og
https://youtu.be/ihMnBq86nD8
翌日曜日に埼玉県の実家で大事な用事があり泊りがけで準備する相方を車で送っていくことに。
「どうせなら途中どっか寄ってこうか」
「どっかって、どういうとこ?」
「寺社仏閣とか」
「鷲宮神社とか?」
「まさにそういうの!」
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久喜市鷲宮(わしみや)の「鷲宮(わしのみや)神社」は、出雲族の草創に係る関東最古といわれる大社。
というか、アニメ『らき☆すた』の舞台といったほうが通じやすいのかも。
アニメに詳しくないが、記憶が正しければいわゆる“聖地”の走りみたいな存在だった。
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アニメに詳しくないが神社の名前には聞き覚えがあった。
以前、川崎市に住んでいたころ、実家へは大宮経由で行っており、鷲宮(当時は鷲宮町)は通過地点で、ここには有名な神社があると。
ブームのころ「へえー、あんなとこで…」と興味をひかれていた。
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寺社仏閣というか、特に門前町の雰囲気が好き。
おそらく大観光地でもない限り門前町は衰退・消滅の流れにあるが、大社であり聖地である鷲宮神社周辺には門前町らしい雰囲気が残っているかもしれない。
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まずお参り。
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立地は駅に近い住宅地のようだが、神社は周囲を古い木立に囲まれ、幽玄な静けさに包まれている。
深い森の中にいるような錯覚にとらわれるが、すぐ脇の線路を通る電車の音に現実に引き戻される。
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表参道が真っすぐ東に伸びるが、門前町の面影はほぼ残っておらず、衰退商店街の様相。
事前に調べた地図情報でも、飲食店はほとんどなく、唯一興味をひかれた中華屋さんは臨時休業。
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大鳥居の真ん前に、地図では見つけられなかった茶屋がある。
おでん・田楽の幟にソフトクリームの置き物。
店頭幕には「大酉茶屋 田々(でんでん)」とある。
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門前の茶屋の定番である甘酒やかき氷、ソフトクリームなどの甘味のほか、軽食も提供しているもよう。
まさにこういうの!
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引き戸をくぐると土間のようなつくりの前室で、左手が板の間の客席になっている。
なんと、古民家リノベーションスタイルなのである。
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いつごろの建物か伺うと、
「大正時代と聞いてます。元は酒屋の建物で」とご主人。「昔はずいぶんにぎわったそうで、こういう建物も最近までそこここに残ってたんですけどね…」
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あとで調べると、Wikipediaにも項目が立っていて、こちらはは鷲宮商工会が運営するお休み処「大酉茶屋 わしのみや」として2005年にオープン。
2017年2月にいったん営業を終了したが、翌年11月、現在のご主人が「~田々」として開業させた(こちらの記事に詳しい)。
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板の間の奥には畳の部屋もあり、土間では土産物も販売している。
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食事メニューとしてはおでんまたは田楽と炊き込みごはんのセットがある。おでんと田楽が売りで、「田々」なのだそうだ。
ほかに海藻ラーメンというものがある。
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田楽にも惹かれるが、ラーメンも捨てがたい。
注文はおでんセットと海藻ラーメンセットに。
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海藻ラーメンは、上の記事によると、エビと鶏ガラのダブルスープで、4種類の海藻の粉末を練りこんだ独自の麺だそうだ。
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トッピングにワカメ、切りコンブ、フノリがたっぷりのヘルシーメニューだ。

おでんセットは、ちくわ、厚揚げ、つくねだんご、大根、しらたきの5種類。
煮込まれたおでんになんとなく非日常を感じる。
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配膳のときから漂っていた香ばしい香りは炊き込みごはんから。
おこげがしっかりできていて、もしかすると土鍋で炊いているのかも。
炊き込みのおいしさが十分味わえる。
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『らき☆すた』テレビアニメは2007年の放送だそうで、さすがにピーク時のにぎわいには程遠いだろうが、まだアニメ系の参拝客をちらほら見かける。
僕にとっては茶屋めぐりが聖地巡礼みたいなものかもしれないと思った。
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[DATA]
大酉茶屋 田々(でんでん)
埼玉県久喜市鷲宮1-8-6
[Today's recommendation]



https://youtu.be/73O7tATQ8og
https://youtu.be/ihMnBq86nD8