うま味豊かなきのこ汁&香り高いそば 【そばと茸の里】
2022.04.29
(前記事の続き)
昼すぎには降りだすという予報なので、早く出て午前中に切り上げる予定だったわけだが、即清寺、愛宕神社と回っても10時半。
近くには3軒ほど飲食店があり、そのどれかで昼ごはんを食べたいが、まだどこも開いていない。
まだ天気は持ちそうなので、地図の記憶を頼りに“一の滝”を見に行く。
滝へは車道から遊歩道を下るが、柵や段々に使われている丸太が真新しく、調べてみると今年整備されたばかりらしい。おかげで僕らのようなヘタレでも手軽に見物できる。
丸い滝壺を備えるコンパクトながら姿の整った滝であった。
ホウチャクソウ、マムシグサ、モミジガサ、ニリンソウ
吉野街道に戻ると「吉川英治記念館」の隣のおそば屋さんが、幟を出したりと、ちょうど開店準備中。
そのまま入店。
「そばと茸の里」というお店。
店名のとおりキノコ汁のそばが売りらしく、キノコは自家栽培とのこと。
店内はテーブル・小上がり各1卓とカウンター8席。
小上がりの座卓には売り物の干しキクラゲやフキみそのパックなどが、開店直後につき、まだ雑然と積んである。

テーブル席に着き、きのこつけ汁そばと鴨汁せいろそばを注文。
「タラの芽の天ぷらはいかがですか?」とお店のおばちゃん。
野菜天ぷら(5品)を頼もうと思っていたが、確認したところそれにはタラの芽は入らないとのことなので、タラの芽天ぷらに変更。
「2人で食べてちょうどいいくらいの量ですよ」と。

まず突き出しのつくだ煮。
ぱっと見、コンブかと思ったが、食感がコリコリ心地よい。
「これはキクラゲだね c( ̄▽ ̄) 」
店内で売られてもいるキクラゲを使っているのかも… と、おそばへの期待も高まる。
タラの芽の天ぷらは、塩か天つゆで。
天つゆは薄口しょうゆに上品なだし。
タラは開き気味の葉もあって、野趣あふれる香りやほろ苦さはまさに春の息吹。
きのこつけ汁は、しいたけ、まいたけ、ぶなしめじ、えのきと、長ねぎがたっぷり。

干ししいたけのだしと具から出るキノコのうま味のみで味を整えているんじゃないかというような、まさにきのこ汁。
店頭には竹ザルに大量のしいたけが干してあった。
鴨汁はそれに鴨肉を加えたもの。

キノコに負けない野性味ある香り強いそば。
細めのそばがつけ汁によくなじむ。

個性派だけれども本質的。
そんなおそば屋さん。
小上がりに並んだパックがどうしても気になり、きゃらぶきを買う。
甘くないすっきりしたしょうゆ味でごはんにも酒にもよく合うつくだ煮だった。
(さらにつづく)
[DATA]
そばと茸の里
東京都青梅市柚木町1-78-3
[Today's recommendation]



https://youtu.be/Hd5tyvpTHqU
(前記事の続き)
昼すぎには降りだすという予報なので、早く出て午前中に切り上げる予定だったわけだが、即清寺、愛宕神社と回っても10時半。
近くには3軒ほど飲食店があり、そのどれかで昼ごはんを食べたいが、まだどこも開いていない。
まだ天気は持ちそうなので、地図の記憶を頼りに“一の滝”を見に行く。
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滝へは車道から遊歩道を下るが、柵や段々に使われている丸太が真新しく、調べてみると今年整備されたばかりらしい。おかげで僕らのようなヘタレでも手軽に見物できる。
丸い滝壺を備えるコンパクトながら姿の整った滝であった。
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吉野街道に戻ると「吉川英治記念館」の隣のおそば屋さんが、幟を出したりと、ちょうど開店準備中。
そのまま入店。
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「そばと茸の里」というお店。
店名のとおりキノコ汁のそばが売りらしく、キノコは自家栽培とのこと。
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店内はテーブル・小上がり各1卓とカウンター8席。
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小上がりの座卓には売り物の干しキクラゲやフキみそのパックなどが、開店直後につき、まだ雑然と積んである。

テーブル席に着き、きのこつけ汁そばと鴨汁せいろそばを注文。
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「タラの芽の天ぷらはいかがですか?」とお店のおばちゃん。
野菜天ぷら(5品)を頼もうと思っていたが、確認したところそれにはタラの芽は入らないとのことなので、タラの芽天ぷらに変更。
「2人で食べてちょうどいいくらいの量ですよ」と。

まず突き出しのつくだ煮。
ぱっと見、コンブかと思ったが、食感がコリコリ心地よい。
「これはキクラゲだね c( ̄▽ ̄) 」
店内で売られてもいるキクラゲを使っているのかも… と、おそばへの期待も高まる。
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タラの芽の天ぷらは、塩か天つゆで。
天つゆは薄口しょうゆに上品なだし。
タラは開き気味の葉もあって、野趣あふれる香りやほろ苦さはまさに春の息吹。
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きのこつけ汁は、しいたけ、まいたけ、ぶなしめじ、えのきと、長ねぎがたっぷり。

干ししいたけのだしと具から出るキノコのうま味のみで味を整えているんじゃないかというような、まさにきのこ汁。
店頭には竹ザルに大量のしいたけが干してあった。
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鴨汁はそれに鴨肉を加えたもの。

キノコに負けない野性味ある香り強いそば。
細めのそばがつけ汁によくなじむ。

個性派だけれども本質的。
そんなおそば屋さん。
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小上がりに並んだパックがどうしても気になり、きゃらぶきを買う。
甘くないすっきりしたしょうゆ味でごはんにも酒にもよく合うつくだ煮だった。
(さらにつづく)
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[DATA]
そばと茸の里
東京都青梅市柚木町1-78-3
[Today's recommendation]



https://youtu.be/Hd5tyvpTHqU