厄払いからの… 暑気払い! 【小川藤】
2022.08.14
前記事の続きで、「厄除けだんご ふかの」でおだんごを食べたあと「喜多院 境内みやげ品店」の前を「そばそうめんって何だろうねー」とか言いつつ通り過ぎ、喜多院北参道。
「昼ごはん、どうする?」
「川越って、これといった名物なさそうだしね…」
「いや、うなぎはけっこう名物みたいよ」
「うなぎ食べたい!!」と、ムスメ。

石を投げれば… というくらい、とにかく川越はうなぎ店が多い。
いまも北参道を出て左に折れ、そんなことを話しながらぶらぶら歩いていて、前を行く若いファミリーが立ち止まって趣ある建物をのぞき込んでいるなぁと、通り過ぎざまに確かめてみると、うなぎ店なのである。
そうだね… うなぎ食べようか! となったとき、頭の中でお店は決まっている。
川越街道の老舗「小川藤(おがとう)」。

歴史を感じさせる外観が印象的でその存在は認識していたが、入ったのは今年4月が初めて。
そのときのブログ記事に次のように書いている。
――“川越=うなぎ”で、うなぎ屋さんに入ってはみたいが、観光地だけにお店選びは難しそう。歴史はあるが観光化していない、入るならそんな店にしたいという狙いに、ドンピシャなお店であった。

好奇心からいろんなお店に入ってみたいというのがあって、短期間に同じところに立て続けに入ることは少ないが、この場合は別。
いろんなお店に入りたい… には、いいお店を見つけ、人に教えたい、連れていきたい! という動機を含む。
特に価値観が近いであろう娘たちには、このお店はぜひ教えておきたい。

行ってみると、店の前にゆるい人だかり。
どうやら開店待ちの人たちのよう。

ググると開店時間は11:30で、現在11:20。順番待ち記名帳に5組ほど。
タイミング的にバッチリなのだった。

記名帳では“2階(座敷)可”を選ばせるようになっているが、前報に「2階は絶対入ってみたい」と書いているくらいで、“2階のみ可”はないのか? と思ったほど。
まあ、1階のキャパは大きくないので順番的に自然に2階に案内される流れではあったが。

2階に上る階段は、ギシギシとよく軋む。
若い人はこういう感覚もあまり経験したことないだろう。

座敷は思ったとおりいい感じに割烹スタイルで、障子の向こう、北西の厠に向かう狭い鉤形の外廊下がグッド👍

ただ、障子が閉じられたままで、チントンシャンとやりながら料理屋の2階から往来を見下ろすという粋な絵柄が思い描けないのが、少し残念。
注文は、定番のうな重 竹×3。

前回がうな丼(並)だったので、少し出世している。
うなぎのサイズは2倍である。

――大正12年の創業以来、長い歴史の中で、日本の心を大切にした小川藤の味が創り出されてきました。厳選されたうなぎ、その味を生かした創業からのつぎ足しのタレが当店の自慢でございます。(HPより)

タレを付けては焼きを繰り返し、紀州備長炭で丁寧に焼き上げているという。
身はしっかりしているが口の中でふわっとほどけ、タレは甘すぎず、うなぎのうま味が口に広がる。
文化財級の建物や親身な接客を含め、やはり素晴らしいお店だと思った。

お店を出て少し歩いた川越の街、こっちはいろいろ“払い”を済ませてあるから心配ないが、とはいえすごい人出なのだった。

[DATA]
小川藤(おがとう)
埼玉県川越市松江町2-3-1
https://www.ogatou.jp/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/qWdLJ6-PeVo


川越は(も)、暑かった💦
前記事の続きで、「厄除けだんご ふかの」でおだんごを食べたあと「喜多院 境内みやげ品店」の前を「そばそうめんって何だろうねー」とか言いつつ通り過ぎ、喜多院北参道。
「昼ごはん、どうする?」
「川越って、これといった名物なさそうだしね…」
「いや、うなぎはけっこう名物みたいよ」
「うなぎ食べたい!!」と、ムスメ。

石を投げれば… というくらい、とにかく川越はうなぎ店が多い。
いまも北参道を出て左に折れ、そんなことを話しながらぶらぶら歩いていて、前を行く若いファミリーが立ち止まって趣ある建物をのぞき込んでいるなぁと、通り過ぎざまに確かめてみると、うなぎ店なのである。
そうだね… うなぎ食べようか! となったとき、頭の中でお店は決まっている。
川越街道の老舗「小川藤(おがとう)」。

歴史を感じさせる外観が印象的でその存在は認識していたが、入ったのは今年4月が初めて。
そのときのブログ記事に次のように書いている。
――“川越=うなぎ”で、うなぎ屋さんに入ってはみたいが、観光地だけにお店選びは難しそう。歴史はあるが観光化していない、入るならそんな店にしたいという狙いに、ドンピシャなお店であった。

好奇心からいろんなお店に入ってみたいというのがあって、短期間に同じところに立て続けに入ることは少ないが、この場合は別。
いろんなお店に入りたい… には、いいお店を見つけ、人に教えたい、連れていきたい! という動機を含む。
特に価値観が近いであろう娘たちには、このお店はぜひ教えておきたい。

行ってみると、店の前にゆるい人だかり。
どうやら開店待ちの人たちのよう。

ググると開店時間は11:30で、現在11:20。順番待ち記名帳に5組ほど。
タイミング的にバッチリなのだった。

記名帳では“2階(座敷)可”を選ばせるようになっているが、前報に「2階は絶対入ってみたい」と書いているくらいで、“2階のみ可”はないのか? と思ったほど。
まあ、1階のキャパは大きくないので順番的に自然に2階に案内される流れではあったが。

2階に上る階段は、ギシギシとよく軋む。
若い人はこういう感覚もあまり経験したことないだろう。

座敷は思ったとおりいい感じに割烹スタイルで、障子の向こう、北西の厠に向かう狭い鉤形の外廊下がグッド👍

ただ、障子が閉じられたままで、チントンシャンとやりながら料理屋の2階から往来を見下ろすという粋な絵柄が思い描けないのが、少し残念。
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注文は、定番のうな重 竹×3。

前回がうな丼(並)だったので、少し出世している。
うなぎのサイズは2倍である。

――大正12年の創業以来、長い歴史の中で、日本の心を大切にした小川藤の味が創り出されてきました。厳選されたうなぎ、その味を生かした創業からのつぎ足しのタレが当店の自慢でございます。(HPより)

タレを付けては焼きを繰り返し、紀州備長炭で丁寧に焼き上げているという。
身はしっかりしているが口の中でふわっとほどけ、タレは甘すぎず、うなぎのうま味が口に広がる。
文化財級の建物や親身な接客を含め、やはり素晴らしいお店だと思った。

お店を出て少し歩いた川越の街、こっちはいろいろ“払い”を済ませてあるから心配ないが、とはいえすごい人出なのだった。

[DATA]
小川藤(おがとう)
埼玉県川越市松江町2-3-1

[Today's recommendation]



https://youtu.be/qWdLJ6-PeVo


川越は(も)、暑かった💦
リーズナブルに川越グルメ 【小川藤】
2022.04.28
連休前の(たぶん)最後の仕事が夜のうちに来ていて、朝早くから取りかかれたのはありがたい。
9時すぎには片付けられ、気分はもうGW ヘ( ̄▽ ̄*)ノ ヒャッホーイ♪
…と、自分的にはGWでも世間一般的にはまだGWではないので、混んでいることはないだろうという読みから、観光地・川越に行ってみることに。
川越はときどき自転車で行くことはあったが、観光らしいことをしたのは去年10月が初めて。
そのときは到着が昼すぎになってしまい、とにかく何か食べないと… という観光どころじゃない状況で、見物したという満足感はいまひとつ得られていない。今回はその続き。
…が、自分的にはGWでも相方的にはやるべき仕事があり、川越到着12時半。
またもや、とにかく何か食べないと… ∑(_□_;) ii
蓮馨寺
川越八幡宮
川越熊野神社
蓮馨寺にお参りしたあと、蔵造りの町並み~時の鐘あたりで昼ごはんのお店を探す。
前回歩いてみて“川越=うなぎ”の構図が刷り込まれているが、GW初日(というか前日)からそんな出費をしていてはあとが持たない。ここはうなぎ以外で・・・
“蔵造りの町並み”は観光の中心。
食事ができそうなお店はやはりわれわれ向きではないなぁ… と一本東の川越街道を歩いていると、うなぎ屋の匂いが漂ってきた。
これはたまらん… と足早に通り過ぎようとしたが、ふと振り返ると相方がついてきていない。空腹のあまり匂いにあらがえず? うなぎ屋の前に立ち止まってしまっている。
「あんまり高くないよ」と言う。
ん、そうなの…? と、戻って店頭の品書きを見ると、うな重が2300円~とたしかにリーズナブル。
最安の品のうな丼(小)など1100円と、このご時世、激安と言っても過言ではない。
結局、うなぎ屋さんへ。
「小川藤(おがとう)」は1923(大正12)年創業の老舗。
実は前回もここを通っており、川越でうなぎといえば真っ先に思い浮かぶお店だが、敷居が高そうな印象があった。
それだけに品書きの値段は、数字以上に安く思えたわけである。
おかみさんの接客もたいへん気さくで、敷居が高いどころか庶民的でとても居心地のいいお店なのだった。
注文はうな丼(並)×2。
それと推しの強そうな“ほねせんべい”。
意外なことにテーブル席2卓と小上がり1卓と狭い店内で、先客は小上がりに1組のみ。
…と思っていたら2階席もあって、僕らが食べ始めるころにお会計に立て続けに3組下りてきた。
あとで外観を見直して、ここの2階は絶対入ってみたいと思ったのだった。

まずほねせんべい。

ひとつつまんでぽりぽり食べ始めると、こ、これは…!
「ビ、ビール… ヽ(´д`)ノ ハァハァ…」
クルマで来ているだけに、失敗失敗(笑)。
うな丼のふたを開けるときのわくわく感といったら!
開けたときの香ばしい香りが、これまたたまらない。
ひと口ほお張ると、おもわず出てしまう「おいしいねぇ~」
川越という歴史ある街で食べることに、ほかとは違う意味がある。
“川越=うなぎ”で、うなぎ屋さんに入ってはみたいが、観光地だけにお店選びは難しそうと。
歴史はあるが観光化していない、入るならそんな店にしたいという狙いに、ドンピシャなお店であった。
[DATA]
小川藤(おがとう)
埼玉県川越市松江町2-3-1
https://www.ogatou.jp/
[Today's recommendation]



https://youtu.be/SCm9O2KNEX4


大正浪漫夢通り
連休前の(たぶん)最後の仕事が夜のうちに来ていて、朝早くから取りかかれたのはありがたい。
9時すぎには片付けられ、気分はもうGW ヘ( ̄▽ ̄*)ノ ヒャッホーイ♪
…と、自分的にはGWでも世間一般的にはまだGWではないので、混んでいることはないだろうという読みから、観光地・川越に行ってみることに。
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川越はときどき自転車で行くことはあったが、観光らしいことをしたのは去年10月が初めて。
そのときは到着が昼すぎになってしまい、とにかく何か食べないと… という観光どころじゃない状況で、見物したという満足感はいまひとつ得られていない。今回はその続き。
…が、自分的にはGWでも相方的にはやるべき仕事があり、川越到着12時半。
またもや、とにかく何か食べないと… ∑(_□_;) ii
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蓮馨寺にお参りしたあと、蔵造りの町並み~時の鐘あたりで昼ごはんのお店を探す。
前回歩いてみて“川越=うなぎ”の構図が刷り込まれているが、GW初日(というか前日)からそんな出費をしていてはあとが持たない。ここはうなぎ以外で・・・
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“蔵造りの町並み”は観光の中心。
食事ができそうなお店はやはりわれわれ向きではないなぁ… と一本東の川越街道を歩いていると、うなぎ屋の匂いが漂ってきた。
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これはたまらん… と足早に通り過ぎようとしたが、ふと振り返ると相方がついてきていない。空腹のあまり匂いにあらがえず? うなぎ屋の前に立ち止まってしまっている。
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「あんまり高くないよ」と言う。
ん、そうなの…? と、戻って店頭の品書きを見ると、うな重が2300円~とたしかにリーズナブル。
最安の品のうな丼(小)など1100円と、このご時世、激安と言っても過言ではない。
結局、うなぎ屋さんへ。
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「小川藤(おがとう)」は1923(大正12)年創業の老舗。
実は前回もここを通っており、川越でうなぎといえば真っ先に思い浮かぶお店だが、敷居が高そうな印象があった。
それだけに品書きの値段は、数字以上に安く思えたわけである。
おかみさんの接客もたいへん気さくで、敷居が高いどころか庶民的でとても居心地のいいお店なのだった。
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注文はうな丼(並)×2。
それと推しの強そうな“ほねせんべい”。
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意外なことにテーブル席2卓と小上がり1卓と狭い店内で、先客は小上がりに1組のみ。
…と思っていたら2階席もあって、僕らが食べ始めるころにお会計に立て続けに3組下りてきた。
あとで外観を見直して、ここの2階は絶対入ってみたいと思ったのだった。

まずほねせんべい。

ひとつつまんでぽりぽり食べ始めると、こ、これは…!
「ビ、ビール… ヽ(´д`)ノ ハァハァ…」
クルマで来ているだけに、失敗失敗(笑)。
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うな丼のふたを開けるときのわくわく感といったら!
開けたときの香ばしい香りが、これまたたまらない。
ひと口ほお張ると、おもわず出てしまう「おいしいねぇ~」
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川越という歴史ある街で食べることに、ほかとは違う意味がある。
![]() | ![]() |
“川越=うなぎ”で、うなぎ屋さんに入ってはみたいが、観光地だけにお店選びは難しそうと。
歴史はあるが観光化していない、入るならそんな店にしたいという狙いに、ドンピシャなお店であった。
![]() | ![]() |
[DATA]
小川藤(おがとう)
埼玉県川越市松江町2-3-1

[Today's recommendation]



https://youtu.be/SCm9O2KNEX4


大正浪漫夢通り