肉汁うどん発祥の老舗 【小島屋】

2017.05.29

 15年ほど前になんとなくうどん屋めぐりをしていたことがあって、「小島屋」にも何度か訪れた。そのころ以来というわけではなく、この10年間にも何度か入っているはずなのだがその状況をまるで覚えていないので、10数年ぶりの来店という感覚だ。
何かいろいろ記憶と違っていて、特に内装やテーブルがこぎれいになったような気がする。普通っぽい。

昭和39年創業、いまや武蔵野うどんの標準仕様ともいえる肉汁うどんの元祖とされる。古い農家の作業場のような外観のインパクトもあって、東村山のうどん店でも特に知名度が高い。
こちらは薪釜でうどんをゆでる。加温特性が異なるためうどんの味に差が出る、という説もある。煙突の陣笠から煙をたなびかせ、薪を燃やすにおいが漂い、ノスタルジアに駆られる。


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11時ちょっと前の来店で、ほかに客はない。肉汁うどん750円とごぼうの天ぷら105円を注文。
ここはゆで置き・揚げ置きだったと思うが、出てくるまでに時間がかかっているので、最初の客の特権でゆでたてとなるのかもしれない。

「肉汁にごぼう天、おまちどう」と配膳されたものを見て、「ん?」となった。ごぼうのほかにもう1つ天ぷらがのっている。
あとで調べてみたら肉汁うどんには天ぷらが1個付くらしい。昔はそんなことはなかった。
僕は武蔵野うどんにはごぼうと人参の天ぷらが必須と考えるので、以前小島屋では必ずその2種の天ぷらを付けていた。で、本日のデフォルトの天ぷらはごぼうと人参のミックス。それで十分だったと思いました(笑)。
ラーメン屋で煮卵を追加したらもともと半個付いていた、みたいな感じ。ちゃんと調べていかないとだめだな、と。まあ、ごぼうの天ぷら好きだからいいけど。


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麺は武蔵野特有のよじれが入り、太さ・長さがだいぶ不ぞろい。というか短めが多い。やはりゆで上げのようで、しっかりコシがある。量は多くない。
汁も作りたてのようで豚肉の味が強く、ネギも湯あたり状態になっていない。ただ、僕の好みからすると味付けが甘すぎ。糧は青菜とワカメ。

記憶があいまいだが、外観はともかく、内部空間は以前に比べてレトロ感が薄れているように感じられる。しかしレトロを求めるのは客の都合であって、店側とすれば今を生きているわけだから、古いなりにも日々変化し続けて当然だ。
薪をたくにおいとおばちゃんたちのおしゃべり好きは、いつの時代も変わらないが。


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[DATA]
手打うどん 小島屋
東京都東村山市野口町3-10-3


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