fc2ブログ

肉汁うどん発祥の老舗 【小島屋】

2017.05.29

 15年ほど前になんとなくうどん屋めぐりをしていたことがあって、「小島屋」にも何度か訪れた。そのころ以来というわけではなく、この10年間にも何度か入っているはずなのだがその状況をまるで覚えていないので、10数年ぶりの来店という感覚だ。
何かいろいろ記憶と違っていて、特に内装やテーブルがこぎれいになったような気がする。普通っぽい。


kojimaya32.jpg


昭和39年創業、いまや武蔵野うどんの標準仕様ともいえる肉汁うどんの元祖とされる。古い農家の作業場のような外観のインパクトもあって、東村山のうどん店でも特に知名度が高い。
こちらは薪釜でうどんをゆでる。加温特性が異なるためうどんの味に差が出る、という説もある。煙突の陣笠から煙をたなびかせ、薪を燃やすにおいが漂い、ノスタルジアに駆られる。


kojimaya35.jpg


11時ちょっと前の来店で、ほかに客はない。肉汁うどん750円とごぼうの天ぷら105円を注文。
ここはゆで置き・揚げ置きだったと思うが、出てくるまでに時間がかかっているので、最初の客の特権でゆでたてとなるのかもしれない。


kojimaya34.jpg


「肉汁にごぼう天、おまちどう」と配膳されたものを見て、「ん?」となった。ごぼうのほかにもう1つ天ぷらがのっている。
あとで調べてみたら肉汁うどんには天ぷらが1個付くらしい。昔はそんなことはなかった… と思う。
僕は武蔵野うどんにはごぼうと人参の天ぷらが必須と考えるので、以前小島屋では必ずその2種の天ぷらを付けていた。で、本日のデフォルトの天ぷらはごぼうと人参のミックス。それで十分だったと思いました(笑)。
ラーメン屋で煮卵を追加したらもともと半個付いていた、みたいな感じ。ちゃんと調べていかないとだめだな、と。まあ、ごぼうの天ぷら好きだからいいけど。


kojimaya25.jpg


麺は武蔵野特有のよじれが入り、太さ・長さがだいぶ不ぞろい。というか短めが多い。やはりゆで上げのようで、しっかりコシがある。量は多くない。
汁も作りたてのようで豚肉の味が強く、ネギも湯あたり状態になっていない。ただ、僕の好みからすると味付けが甘すぎ。糧は青菜とワカメ。


kojimaya33.jpg


記憶があいまいだが、外観はともかく、内部空間は以前に比べてレトロ感が薄れているように感じられる。しかしレトロを求めるのは客の都合であって、店側とすれば今を生きているわけだから、古いなりにも日々変化し続けて当然だ。
薪をたくにおいとおばちゃんたちのおしゃべり好きは、いつの時代も変わらないが。


kojimaya31.jpg


[DATA]
手打うどん 小島屋
東京都東村山市野口町3-10-3





[Today's recommendation]


https://youtu.be/RWMSI6op-WA


Latest Articles
文化財建造物を誇る名刹 【吉見観音 安楽寺】 Sep 25, 2022
敵は…!? 【むらやま 久米川店】 Sep 24, 2022
コミュニティの中心に 【野村商店】 Sep 23, 2022
地場野菜と仕込み水が自慢の 【自然処 玉井屋】 Sep 22, 2022
小京都の酒蔵と衰退商店街と 【晴雲酒造】 Sep 21, 2022
大正ロマンなB級グルメ 【好古壱番館】 Sep 20, 2022
江戸期の商都を体感 ――栃木蔵の街 Sep 19, 2022
地域きっての… 【ますも庵】 Sep 17, 2022
昭和そのままなたこやき屋さん 【たこやき高橋】 Sep 16, 2022
こんな活力のもと 【そばうどん 松本】 Sep 15, 2022
すし折りの幸せ感 【明治屋】 Sep 13, 2022
運気の上がる? 【福元】 Sep 12, 2022
Ranking
          
          
Category
Category-2